おまねこ
| おまねこ | |
|---|---|
| 対象 | |
| 分類 | 御前崎分屯基地の元マスコットキャラクター |
| モチーフ | 猫塚 |
| デザイン | ぴここ |
| 性別 | オス |
| 身長 | 176cm(獣耳を含めると183~186cm) |
おまねこは、航空自衛隊中部航空警戒管制団第22警戒隊が所在する御前崎分屯基地(静岡県御前崎市)において、公式マスコットキャラクターを務めていた14体のうちの1体である架空のキャラクター[1]。デザイナーは、ぴここ(2023年時点で航空自衛隊中部航空警戒管制団所属)[2][3]。いわゆる「ケモノ」の属性を持ったデザインが特徴で、ケモナーを中心にインターネット上で大きな反響を呼んだ[3][4][5][6]。登録商標は第7007726号。
概要

2023年2月、御前崎分屯基地が公式SNSを通してマスコットキャラクターの公募・選考を行い、同年3月に全14体のキャラクターの一つとして発表された。名前は「御前崎(おまえざき)」+「ねこ」が由来。モチーフは御前崎市内に伝わる伝説「猫塚」のネコである[7]。デザインを担当したぴここがイラストを描いていることを周囲が認知していたため、小隊長や班長が公式キャラクターの制作を勧めた[3]。アイデア自体はぴここ自身がゲームをしていた後に生まれ、「可愛くて綺麗なキャラを描いてみたい」と考えたことから始まった[3]。制作期間は約2週間程度[3]。両手を前に広げているポーズはすしざんまいを参考にしている[8]。ぴここは以前にポスターコンテストにて、「人間の男の娘」などのキャラクターで複数回応募していたものの採用されず、当初は乗り気ではなかった[8]。
発表直後から、既存の官公庁キャラクターとは一線を画す「ケモナー」コミュニティの嗜好を的確に捉えた造形がX(旧:Twitter)で拡散され、同基地のフォロワー数が急増するなどの社会現象を引き起こした。
おまねこに限った話ではないが、御前崎分屯基地の公式キャラクターには二次創作ガイドラインが設けられており、「基地名やキャラクター名を明記する」「自衛隊のイメージを損なわない」などのルールに沿えば二次創作は認められる[9]。
2023年4月26日には、同人誌即売会「けもケット」にておまねこの等身大パネルが広報活動の一環として展示された[7]。
2024年7月28日に開催された「ワンダーフェスティバル 2024 [夏]」では、おまねこの1/9モデルのフィギュアが展示された[10]。
同年8月1日、公式Xを通して、同基地の公式キャラクターの一つとして務めていたキャラクター「ハム・チュンチュン(ねずみ塚がモチーフ)」と共に転出を発表[11]。このことから公式キャラクターとしての幕を閉じることとなった[12]。
2025年にはバーチャルマーケット「絵本世界ノスタルジア - 空に名を馳せた大海賊」にて「VR地本」が設置され、おまねこが展示された[13]。
2026年5月13日〜5月17日にかけて開催された「第64回 静岡ホビーショー」では青島文化教材社が展開する、けもの×プラモデルを題材としたカスタマイズプラモデルシリーズ「けもプラ」コーナーにて、おまねこのプラモデルが参考出品された[14][15]。けもプラの企画担当者である金田辰也は「おまねこは、けもプラを企画するきっかけになった子」「ミリタリーとケモノは親和性が高く人気がある(ミリけも)」と語った[14]。なお、同イベントにはおまねこの着ぐるみが登場している[16]。その後、2026年12月に「けもプラ」シリーズの最新作としておまねこが発売されることが決定した[17]。
特徴

第にゃーにゃー隊員所属隊員[18]。レーダードームで遊びたいという理由で基地に所属した。わずかではあるが人語を話す[7]。一人称は僕。デザイナーのぴここは、スター・ウォーズのキャラクターであるチューバッカを参考にしたキャラクターとして挙げている[19]。
人間のような直立二足歩行の体型に動物(ネコ)の要素を融合させた、「ケモノ」キャラクターとしての特徴を色濃く反映している。もふもふとした質感が強調されており、全身が柔らかな体毛で覆われている。耳元の首周りの毛がチャームポイントであり、落ち込んでいる人を包み込むのを得意とする[18]。特に胸元は毛量が多く、ボリュームのあるシルエットを形成している。大きなケモ耳が特徴で、直立したケモ耳を含めた身長は、頭頂部までの公称値176cmに対し、最大183cm〜186cmに達する[20]。瞳は右が赤色、左が金色のオッドアイである。性別は「オス」と明記しているが、胸部の毛が発達しているため、初見では性別の判断が難しい独特の中性的な魅力を備えている。
服装は、航空自衛隊の作業服に準じた、青色と白色を基調とするデジタル迷彩パターンの衣装を着用している。上着は着用しているものの、下半身についてはズボンを履いておらずら太ももや尻尾の付け根が露出したデザインとなっている。この「下を履いていない」というスタイルも、インターネット上で大きな関心を集める要因となった。広報活動やコラボレーションの際には、描き下ろしイラストや、季節に応じた衣装が披露されることもある[21]。
運動は得意であるが、現実のネコと同じように水に対しては苦手意識を持つ[1]。
同基地の公式キャラクターであるハム・チュンチュンが寺の住職に化けていた際、おまねこが討伐したというエピソードがある。このことからハム・チュンチュンはおまねこを嫌っているが、一方でおまねこはハム・チュンチュンのこと好いている[3]。
騒動
2024年12月21日、おまねこが表紙を飾った『MAMOR 2月号』の告知ツイートに対し、沖縄県名護市議会の多嘉山侑三議員は、「『おまねこ』というネーミングは女性器を連想させる」「女性が下半身を露出しているように見える」「公的な機関として不適切」「従軍慰安婦を強制動員した日本軍時代から女性蔑視が根本にあるのではないか」と批判を行った[22][23]。しかし「おまねこ」という名称自体は前述の通り御前崎が由来のため事実と異なる。
掲載
タイアップ
- 戦国パズル!!あにまる大合戦(2023年8月25日〜9月4日) - プレイアブルキャラクターとして登場[27]。
- War Thunder(2024年10月11日) - 特殊装備品としておまねこが描かれた抱き枕が手に入った[28]。
脚注
出典
- 1 2 “公式キャラクター紹介”. ウェイバックマシン. 御前崎分屯基地 (2024年2月23日). 2026年4月11日閲覧。
- ↑ “ぴここ(@ tirpitz_bis)”. X (2025年4月9日). 2026年2月14日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 『株式会社ムック MAMOR別冊 自衛隊Jキャラ図鑑完全版』株式会社扶桑社、2024年9月3日、2頁。
- ↑ “自衛隊公式キャラ「おまねこ」の新イラストが界隈に“突き刺さる”―白衣でもてなす激かわ猫、ただし“オス”である”. インサイド (2023年7月19日). 2026年2月13日閲覧。
- ↑ “ネコ擬人化“美少女”ふうなのにオス設定、航空自衛隊御前崎分屯基地の公式キャラクター『おまねこ』が誕生の内情と、防衛省『MAMOR』の表紙に起用された理由”. 週刊女性PRIME (2023年11月16日). 2026年2月13日閲覧。
- ↑ “「胸の毛が多いだけですよね…?」御前崎分屯基地の「おまねこ」新規イラストに衝撃走る 職員募集の投稿で”. 乗りものニュース (2023年7月23日). 2026年2月19日閲覧。
- 1 2 3 “「あきらかに有識者がいる」空自基地の公式キャラ話題→クセ強14体ぜんぶ“公式”に”. 乗りものニュース (2023年5月14日). 2026年2月13日閲覧。
- 1 2 “ねこてぃ!(@super_neko_T)の投稿”. X (2026年4月28日). 2026年5月28日閲覧。
- ↑ “公式キャラクターの二次創作について”. www.mod.go.jp. 御前崎分屯基地. 2026年5月29日閲覧。
- ↑ “航空自衛隊御前崎分屯基地公式キャラ「おまねこ」くんがワンフェス2024の会場に登場”. gigazine.net. GIGAZINE (2024年7月28日). 2026年5月29日閲覧。
- ↑ “「おまねこ」御前崎分屯基地の公式キャラから“転出!?” 今後の展開はどうなるの?”. 乗りものニュース (2024年8月8日). 2026年2月13日閲覧。
- ↑ “御前崎分屯基地”. www.mod.go.jp. 2026年4月3日閲覧。
- ↑ “ぴここ(@tripitz_bis)の投稿”. X (2025年12月5日). 2026年5月29日閲覧。
- 1 2 “「おまねこ」の「けもプラ」が静岡ホビーショーのアオシマブースに登場!ケモナー界隈で話題騒然、本人(本猫)も来場した経緯と今後の展開を企画担当者に電撃インタビュー!”. 電撃ホビーウェブ (2026年5月18日). 2026年5月29日閲覧。
- ↑ “「おまねこ」ついにプラモ化! “オスなのに胸がある”特徴も徹底再現「けもプラ」の本気を見た (2026年5月16日掲載)”. ライブドアニュース. 2026年5月29日閲覧。
- ↑ “おまねこ(Omaneko_off)の投稿”. X (2026年5月15日). 2026年5月29日閲覧。
- ↑ “『おまねこ』がプラモデルシリーズ“けもプラ”で立体化。オッドアイや二股しっぽ、魅惑のオスネコ要素を忠実に再現。7月21日より予約スタート”. ファミ通.com (2026年7月21日). 2026年7月21日閲覧。
- 1 2 『株式会社ムック MAMOR別冊 Jキャラ図鑑完全版』扶桑社、2024年9月3日、5頁。
- ↑ 菊池雅之 (2023年8月25日). “【最新国防ファイル】〝クセ強〟マスコットキャラが自衛隊を知るきっかけに SNS上で大きな話題集めた航空自衛隊・御前崎分屯基地”. zakⅡ. 2026年4月3日閲覧。
- ↑ “【特別通達】航空自衛隊協力による特殊装備品の先行配備について”. warthunder.dmm.com. War Thunder (ウォーサンダー). 2026年2月13日閲覧。
- ↑ “「おまねこ」のクリスマスイラストを公式が投下!「ハム・チュンチュン」の新規絵も一緒に公開”. 乗りものニュース (2023年12月25日). 2026年2月13日閲覧。
- ↑ “航空自衛隊の“猫キャラ”「おまねこ」が大炎上「女性蔑視だ」「結び付けるほうが変態」意見が真っぷたつ”. 週刊女性PRIME (2026年2月13日). 2026年2月13日閲覧。
- ↑ “多嘉山侑三(@yuzo_takayama)”. X (2024年12月24日). 2026年2月14日閲覧。
- ↑ “【投票終了】「自衛隊キャラクター総選挙」を開催!1位に輝くのは…?”. MANTANWEB (2023年10月20日). 2026年2月13日閲覧。
- ↑ “「おまねこ」またもや“自衛隊オフィシャル雑誌”の表紙に!「下履いてないのは動物キャラだから!!」”. 乗りものニュース (2024年12月24日). 2026年2月13日閲覧。
- ↑ “「おまねこ」のクリアスタンドがついてくる!『自衛隊Jキャラ図鑑完全版』が9月3日発売決定 - MAMOR-WEB” (2024年7月25日). 2026年2月13日閲覧。
- ↑ “航空自衛隊 御前崎分屯基地「おまねこ」コラボイベント!”. 戦国パズル!!あにまる大合戦(パズあに). 2026年2月13日閲覧。
- ↑ Aiuchi, Kei (2024年10月11日). “オンライン戦争MMO『War Thunder』でなんと戦車用「おまねこ抱き枕」スキン実装。航空自衛隊の基地の公式キャラが“本当に”実装”. AUTOMATON. 2026年2月13日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 御前崎分屯基地 公式キャラクター紹介 - ウェイバックマシン
- おまねこ (@Omaneko_off) - X(旧Twitter)
- ぴここ (@tripitz_bis) - X(旧Twitter)