エリエール(elleair)は、大王製紙が販売を行う家庭用品の商品名。大王製紙を代表するブランドにして、衛生用紙での生産量基準の国内市場占有率(シェア)が約15%で首位[1]にあり、業界のトップブランドでもある。

主要商品

「エリエール」ブランドの商品は、ティッシュペーパー・トイレットペーパーのほかにも、ベビー用紙おむつ、大人用紙おむつ、生理用品、ペット用品など幅広い生活用品がラインナップされている。派生ブランドとして「GOO.N(グ〜ン)」、「アテント」、「elis(エリス)」等が著名だが、商品パッケージには「エリエール」のブランドも併記されている。また、家庭用品だけでなく、業務用紙加工製品も販売している[2]。

また、2015年8月にブランドロゴを変更したことに伴い、同年9月以降に発売した新製品やリニューアル品、一部の既存品で新ブランドロゴへの移行を開始している。商品によっては正面はカタカナロゴのみを変更し、側面などの別の場所にエアーエンブレム・英字ロゴ付のロゴマークを表記している。なお、「エルフォーレ トイレットティシュー」はブランドロゴ変更に伴い、側面に「エリエール」のブランドロゴ(エアーエンブレム・英字ロゴ付)が新たに表記された[3][4]。

2017年4月3日、日清紡ホールディングスの紙製品事業を担う日清紡ペーパープロダクツの全株式を大王製紙が譲り受け、同日付でダイオーペーパープロダクツに商号変更[5]。2018年1月、にダイオーペーパープロダクツの営業部門が大王製紙へ統合された。これらにより、「コットンフィール」や「シャワートイレのためにつくった吸水力が2倍のトイレットペーパー」などが「エリエール」ブランドに組み込まれるようになった。

(2023年11月現在、◎印は旧「NISSINBO」ブランドで発売されていた製品)

ベビー用品
生理用品
介護用品
吸水ケア(軽い尿もれ用)用品
ティシューペーパー
2015年10月に「エリエール ティシュー(箱)」がリニューアルされた際、シートの大きさはそのままで外箱の大きさをコンパクト化(幅・奥行ともにコンパクト化)しており、そのほかの箱入ティシューペーパーもブランドロゴの変更に合わせ、外箱の奥行が5mmコンパクト化された。
製品名に記している(P)はポケットタイプが設定されている製品。
  • エリエール 贅沢保湿(P) - 2022年9月に箱(200組)が約6年ぶりにリニューアルされ、保湿成分を含むローションに「なめらか成分」を加えた「うるおいバリア製法」が採用された。2023年1月には一度製造を終了していた「メントール」をポケットタイプのみ復活発売した。
  • エリエール +Water(P) - 2010年10月発売。2021年3月にはフィルム包装とし、入数を120組とした「ソフトパック」を追加発売した。
  • エリエール コットンフィールティシュー(P)◎ - 2023年3月に柔軟剤処方の改良を行うとともに、パッケージデザインを刷新してリニューアルされた。
  • エリエール ティシュー(P) - 2015年10月のリニューアルに合わせて、水に流せる仕様のポケットタイプを追加。2021年10月に自然由来の柔軟剤を配合し、パッケージデザインを変更してリニューアルされた。2023年8月には160組×8個入りのソフトパックが発売された(ソフトパックは北海道では未発売)。
  • エリエール北海道 - グループ会社の赤平製紙が製造を行い、売上の一部は北海道の「ほっかいどう未来チャレンジ基金」へ寄附される大容量シリーズ。北海道限定発売。
    • しっとりティシュー なまらたっぷり - 2022年10月発売。箱の高さを「贅沢保湿」と同じとしつつ、入数を1.2倍の240組とした保湿系スペシャルティシュー。
    • ティシュー なまらたっぷり - 2021年10月発売。入数を「i:na ティシュー」2箱分となる300組としたスタンダードティシュー。
  • エリエール i:na(イーナ)
    • ティシュー - 北海道では別デザイン品が発売されている。また、通常品(150組)の約1.5倍となる220組の大容量とした「たっぷり使える」を設定している。
    • ソフトパックティシュー - 2019年11月発売。外装フィルムに植物由来原料を配合したフィルムを使用した国内製造のソフトパック入りティシュー。また、コンパクト化や縦並びとすることでティシューでは珍しい1パック10個の大容量を実現している。2023年1月には既存品(150組)の約1.3倍となる200組に大容量化された200組6個パックが追加発売された。なお、北海道では未発売となる。
    • petit(プチ)ティシュー - 2021年10月発売。ティシューのシート幅を短くすることでボックスをコンパクト化し、かつ、箱入ティシューでは珍しい7個パックとしている。東北〜近畿エリア限定となる。
  • エリエール オーデュス(P)◎ - 水洗式便所へ流すことが可能なタイプ。ボックスタイプも発売されていたが、2018年2月にパッケージデザインがリニューアルされたポケットタイプのみの設定。
トイレットティシュー
※写真は2015年7月以前の仕様
トイレットティシュー
キッチンペーパー・キッチンタオル
ペーパータオル
ウエットティシュー
ボックスタイプの容器は「除菌できるアルコールタオル」・「Puana」共通となっているため、つめかえ用は相互互換性がある。
  • エリエール ウエットティシュー 純水タイプ 贅沢保湿 - 2023年10月発売。「エリエール 贅沢保湿ティシュー」と同じ保湿成分が配合されたノンアルコールタイプ。本体はボックスタイプのみで、つめかえ用は3コパックと8個パックを設定。携帯用も設定されている。
  • エリエール 除菌できるアルコールタオル - 1997年発売。ボトルタイプは本体100枚、つめかえ用80枚(2個パック・3個パックの設定あり)、携帯用は10枚と32枚(2011年3月発売)、ボトルタイプ4本分相当の大容量サイズ(400枚)があり、携帯用10枚には3個パック、携帯用32枚には2個パック(2014年4月発売)がある。2021年10月にボトルタイプの取り出し口を改良するなど、既存品のパッケージデザインを順次リニューアルされ、ボックスタイプ(本体/つめかえ用3個パック/つめかえ用8個パック)が新たに発売された。
    • ウイルス除去用 - 2011年9月発売。既存の「除菌できるアルコールタオル」にポリアミノプロピルビグアニドを追加配合したもの。入数は「除菌できるアルコールタオル」よりも少なく設定されている(ボトルタイプ80枚、つめかえ用70枚、携帯用30枚(ただし、携帯用10枚は「除菌できるアルコールタオル」と同数、2014年4月には30枚2個パックを追加)、大容量320枚)。2021年10月にボトルタイプの取り出し口を改良するなど、既存品のパッケージデザインを順次リニューアルされ、ボックスタイプ(本体/つめかえ用3個パック/つめかえ用8個パック)が新たに発売された。
    • 抗菌成分プラス - 2021年10月発売。グレープフルーツ種子エキスとユーカリ葉エキスを抗菌成分として配合。ボトルタイプ・ボックスタイプ共に展開(入数はウイルス除去用と同数)されているが、携帯用は30枚入のみの設定となる。
    • 食卓テーブル用 - 2011年7月に「除菌できるウエットタオル 食卓テーブル用」として発売。2022年10月にパッケージデザインと製品名を変更してリニューアルされた。
    • 食卓テーブル用EX - 2022年10月発売。99.99%除菌に加え、グレープフルーツ種子エキスとユーカリ葉エキスを抗菌成分として配合し、防臭効果も付与した超大判・厚手タイプ。
    • 流せるタイプ - 2022年10月発売。水解性不織布を使用し、消臭効果を付加したトイレ用。幅広フラップシールを採用した3個パック形態のみの設定。
  • エリエール 除菌できるノンアルコールタオル - 2018年9月発売。一度製造を終了していたが、2023年10月に復活発売。復活発売に際し、天然由来成分をリモネンからグレープフルーツ種子抽出エキス+アロエエキスに変更、不織布をナチュラルプレーンから杉綾模様に変更する改良が行われ、本体はボトルタイプからボックスタイプに変更して、つめかえ用は1個・2個パック・3個パックから3個パック・8個パック・10個パックに大容量化された。
  • エリエール 薬用消毒できるアルコールタオル【指定医薬部外品】 - 2013年3月発売。塩化ベンザルコニウムを配合。ボトルタイプ(本体80枚/つめかえ用70枚)と携帯用(28枚)がある。2021年10月にパッケージデザインを変更してリニューアルされ、ボトルタイプ本体は取り出し口が改良された(製造販売元:エリエールプロダクト)。
  • エリエール Puana(ピュアナ) ウエットティシュー - 2019年11月発売。当初はボックスタイプの本体とつめかえ用(3個パック・8個パック)を展開していたが、2020年4月に携帯用を追加発売した。2022年4月に「除菌99.99% アルコールタイプ」を一部店舗限定品に移行し、「純水99%」と「除菌ノンアルコール」をリニューアルしてノンアルコールタイプへ移行。保湿成分を配合するとともに水分量をアップ。パッケージに「くまのプーさん」がデザインされた。なお、「純水99%」はリニューアルに伴って化粧水に分類されるようになった。
お掃除用品
マスク
汗ふきシート
ペット用品
病院・施設向け製品
業務用紙製品

沿革

1979年(昭和54年)、大王製紙は「エリエールティッシュー」の販売を開始した。クリネックス(十條キンバリー)、スコッティ(山陽スコット)(両社とも現:日本製紙クレシア)・ネピア(王子製紙)などの大手メーカーの先発ブランドがある中での進出であったが、巧みな広告戦略が実り、7年後の1986年(昭和61年)にはシェア首位にまで拡大した。品種も、ティッシュペーパーの半年後にトイレットペーパー、1980年(昭和55年)に紙おむつ、1981年(昭和56年)にタオルペーパー、1982年(昭和57年)に生理用ナプキンと、順次拡大していった[7]。

年表

ブランド名の由来

「エリエール」の由来はフランス語の女性名詞である「エル=elle」と風を意味する「エール=air」を組み合わせ、「風の妖精」という意味を込めたものである[14]。

その他

提供番組

現在
過去

脚注

[脚注の使い方]
  1. ↑ 『日経市場占有率』2011年版、日本経済新聞社、2010年、pp202 - 203
  2. ↑ 「エリエール商品HP」、2012年3月2日閲覧
  3. ↑ ブランドロゴリニューアルについて - エリエール ブランドページ 2015年10月23日閲覧
  4. ↑ なお、後述するダイオーペーパープロダクツが販売する商品においても、トイレットペーパーの「ポプラ」など、社名変更後も「エリエール」ロゴが表記されない製品においても、裏面に「エリエール」のブランドロゴ(エアーエンブレム・英字ロゴ付)が表記されるようになる。
  5. ↑ 『日清紡ホールディングス株式会社の紙製品事業の譲受を目的とした株式の取得の完了及び取得子会社商号変更に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)大王製紙株式会社、2017年4月3日。2017年9月1日閲覧。
  6. ↑ “ベビー用おむつの歩み”. エリエール(「GOO.N」ブランドサイト). 2017年11月16日閲覧。
  7. 1 2 経済界「ポケット社史」編集委員会『ポケット社史 大王製紙』、経済界、1992年、pp53 - 54, 62 - 63
  8. ↑ 「ダイオーペーパーコンバーティングHP」、2012年3月2日閲覧
  9. ↑ 「大王製紙がP&Gの大人用紙おむつブランド「アテント」の事業を取得」 (PDF) 、大王製紙 2007年6月14日付ニュースリリース
    「大王製紙にP&Gの大人用紙おむつブランド「アテント」の事業が正式移管9月1日から販売開始」 (PDF) 、大王製紙 2007年9月3日付ニュースリリース
    「P&Gの大人用紙おむつ 大王製紙が買収」、2007年6月15日付 日本経済新聞11面
  10. ↑ 「タイにおけるベビー用紙おむつ製造・販売の合弁会社設立について」 (PDF) 、大王製紙 2011年1月5日付ニュースリリース
    「ベビー紙おむつタイで来年製販 大王製紙」、2011年1月6日付 日刊工業新聞11面
  11. ↑ 『エリエールから待望のペット用商品が新登場!』(PDF)(プレスリリース)大王製紙株式会社、2011年3月1日。2023年11月16日閲覧。
  12. ↑ 『皆さまのくらしにそっと寄り添う会員サービス「クラブエリエール」(無料)始動』(PDF)(プレスリリース)大王製紙株式会社、2020年12月1日。2023年11月17日閲覧。
  13. ↑ 『エリエールがペットケア事業に本格参入!新ブランド「エリエールPet キミおもい」誕生』(プレスリリース)大王製紙株式会社、2023年9月7日。2023年11月16日閲覧。
  14. ↑
  15. ↑ 当初は「アテント Atento」名義だった。
  16. ↑ 第37回の2014年度分より協賛。

関連項目

外部リンク

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