アテント(Attento)は、日本の製紙会社である大王製紙が販売している介護製品である。商品名のアテントは、スペイン語で「思いやりがある、丁寧な」という意味の形容詞「atento」、及び英語の「世話をする、介護する」と言う意味の形容詞「attend」に由来している。
アテントは1980年にP&Gサンホーム(現:P&Gジャパン)から発売された。当初は試験的に静岡県で販売されていたが、売れ行きが好調のため、1984年に全国発売に踏み切った。大人用紙おむつでは日本初のブランドでもある。
2007年6月14日、経営資源を世界的に生かせる分野にフォーカスするという事業戦略に基づき、P&Gジャパンが「アテント」事業の全般を大王製紙へ譲渡、資産売買契約を締結したことを発表した[1]。契約締結後、両社間での引き継ぎ業務を経て、同年9月1日に正式移管、2日後の9月3日に大王製紙での販売を開始した[2]。
大王製紙はこの「アテント」事業を取得したことにより、大人用紙オムツのカテゴリーでユニ・チャームに次いでシェア2位となった。譲受した製品はブランドロゴの変更は無いものの、パッケージがこれまでの「P&G」から大王製紙の家庭用製品ブランドである「エリエール」に表記変更したほか、2002年に立ち上げた「がんばらない介護生活を考える会」の活動サポートもP&Gジャパンから大王製紙へ継承された。また、大王製紙で以前から発売されていた「テークケア」も併売し、「アテント」との2ブランド体制としていたが、翌年の2008年からラインナップを拡大したことにより、後に「アテント」にブランドを一本化している。
2016年9月にP&Gジャパン時代に変更していた2003年以来13年ぶりにブランドロゴを変更。グラフィックデザイナーの佐藤卓がデザイン開発に携わっており、「アテント」ロゴの下に読みの英字表記(Attento)を追加したほか、これまで統一していたロゴ上部のイラストを製品の対象者毎に異なるイラスト(軽失禁用はイラストなし)に変更した[3]。
また、2021年にはキャンペーンの一環として、「下着爽快プラス 超うす型パンツ」をベースに、必要な情報を裏面に記載しつつ、正面はパンツのフォルムを白い部分で表現し、左上に「Attento」の英字ロゴのみを記載した「かくさないパッケージ」を発表[4]。8月の数量限定での抽選販売を経て、介護の日当日の11月11日からECサイト限定で一般販売を開始[5]。2022年4月にはサイズ・吸収量・枚数といった必要な情報を表面に記載する新デザインに変更のうえ、店頭でも発売された[6]。同年10月21日には「かくさないパッケージ」から発展する形で超うすパンツ・うす型パンツを必要最低限の情報に絞った文字要素とカラフルなイラストで構成された新デザインへ刷新された。
家庭用の他に、白基調と単色の文字要素で構成されたパッケージとした病院・施設向けの業務用もラインナップしている。
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