ガガブタ
ガガブタ
保全状況評価
準絶滅危惧(環境省レッドリスト)
分類
界 : 植物界 Plantae
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目 : ナス目 Solanales
科 : ミツガシワ科 Menyanthaceae
属 : アサザ属 Nymphoides
種 : ガガブタ N. indica
学名
Nymphoides indica
和名
ガガブタ(鏡蓋)
英名
water snowflake

ガガブタ(鏡蓋、Nymphoides indica)はミツガシワ科アサザ属の多年草。湖沼やため池などにみられる水草である。

分布

アジア、アメリカ、アフリカ、オーストラリアの温帯域に広く生育する[1]。日本の本州以西や台湾全土にも分布している。

あまり深くない止水域に出現する。ただし池沼の改修工事や水質汚濁などに伴い、日本では個体群が減少傾向にある[2]。

形態、生態

ガガブタの花

浮葉性、または抽水性の植物で、地下茎をのばして生長する。スイレンに似た円心形もしくは卵心形の浮葉をつけ、長さ8-20cm[1]。抽水葉をつけることもある。ただしスイレンと決定的に違うのは、水底の茎から伸びるのが葉柄でなく茎であることである。浮葉の少し下に芽や根が出る部位があり、ここから先だけが真の葉柄である。この部分から根や花芽、やがては葉も出てくることで、この部分だけで独立した植物体となることが出来る。夏から秋にかけて、葉柄の基部にバナナのような形をした殖芽をつくる[2]。

花期は7-9月[3]で、多数の白い花を咲かせる。花は上記の葉の少し下の部位から出る。水面から出た花には5弁があり、その白い花弁の周辺は細かく裂けていて、一面に毛が生えたような見かけになっている。自家不和合性をもち、結実するためには他家受粉が必要となる[4]。

染色体数は2n=18[1]。

近縁種

ハナガガブタ(Nymphoides aquatica)

利用

ガガブタの近縁種であるタイワンガガブタの葉柄は、中華料理で用いられる水蓮菜(野蓮)として食用にされる。また、アクアリウムで用いられることがある。

脚注

  1. 1 2 3 Sung-Po Li, Tsung-Hsin Hsieh, Chun-Chi Lin. (2002) The Genus Nymphoides Séguier (Menyanthaceae) in Taiwan. Taiwania 47(4) pp.246-258 PDF
  2. 1 2 「愛知県維管束植物レッドリスト」(2009年)p.556
  3. ↑ 角野 (1994) p.140
  4. ↑ 角野 (1994) p.141

参考文献

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