キングエルメス

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キングエルメス
2022年NHKマイルカップ
欧字表記 King Hermes[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 牡[1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2019年2月5日(5歳)[1]
抹消日 2024年11月8日
父 ロードカナロア[1]
母 ステラリード[1]
母の父 スペシャルウィーク[1]
生国 日本の旗 日本(北海道新ひだか町)[1]
生産者 木村秀則[1]
馬主 広尾レース(株)[1]
調教師 矢作芳人(栗東)[1]
競走成績
生涯成績 12戦3勝[1]
中央:10戦3勝
海外:2戦0勝
獲得賞金 8039万円[1]
勝ち鞍
GII京王杯2歳S2021年
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キングエルメス(欧字名:King Hermes、2019年2月5日 - )は、日本の競走馬[1]。2021年の京王杯2歳ステークスの勝ち馬である。

馬名の意味は、王+ギリシャ神話に登場する青年神。父名から連想。

戦績

2歳(2021年)

6月26日札幌の2歳新馬戦(芝1200m)に2番人気で出走。道中2番手でレースを進め、直線で鮮やかに抜け出すと最後は逃げ粘るカルネアサーダに2馬身差をつけデビュー戦を飾る[2]。

続く8月22日札幌のクローバー賞では中団のやや後ろを追走するも直線で伸びを欠き5着という結果に終わる。

11月6日の京王杯2歳ステークスでは2番手追走から直線で先頭に躍り出ると最後はトウシンマカオの追撃を1馬身1/4差退けて優勝、重賞初制覇を果たした[3]。しかし、レースの5日後に骨折が判明し、全治3ヶ月の診断となったため、休養入りとなった。

3歳(2022年)

3歳初戦として、アーリントンカップに出走。4番人気に推されたレースでは、最内枠から好スタートを決め3、4番手の好位置。直線では馬群の内めから抜け出しゴールに迫ったが、2着タイセイディバインに3/4馬身届かず3着に敗れた[4]。続くNHKマイルカップでは道中前目の3番手でレースを進めたが直線で一杯になり6着に敗れる。この後ヨーロッパに遠征し、7月9日にイギリス・ニューマーケット競馬場で行われたジュライカップに出走。スタートで出遅れるもすぐ盛り返して道中は好位集団で脚を溜めるも失速して11着と大敗[5]。フランスに転戦し、8月7日に行われたモーリスドゲスト賞では好スタートから先手を主張し残り300mまで軽快に逃げるも後続馬にかわされて11着に沈んだ[6]。帰国後、11月26日に行われたリステッド競走・キャピタルステークスでは2番手追走も直線で伸びを欠き6着という結果に終わる。

4歳(2023年)

4歳初戦として、1月7日に中山競馬場で行われたニューイヤーステークス(Listed)に出走。4番人気に推されたが、12着に敗れた。

続いて1月21日、中京競馬場で行われた睦月ステークスに出走。5番人気で迎えたレースでは2番手を追走し、直線で先頭に立って押し切り間を割って追い込んだ2番人気グラティアスに1馬身3/4差をつけ優勝。3勝目を挙げた[7]。鞍上の坂井瑠星はこの勝利でJRA通算300勝を達成した。坂井は「一緒に重賞を勝たせてもらい、昨年は海外遠征に連れて行ってくれた思い入れのある馬。スムーズであれば、ここでは力が上だと思っていました。直線は内ラチ沿いの一頭分の馬場が良かったので、そこを狙っていきました。イメージ通りの完璧なレースができました」と振り返った[8]。しかし3月23日にフレグモーネを発症し予定していたダービー卿チャレンジトロフィーを回避[9]。マイラーズカップに出走もフレグモーネ明けの久々が響たうえ[10]、逃げたシャイニーロックが寄れてきた煽りを受けてひどくぶつけられ、左前を落鉄した結果7着に終わった[11]。レース後に右脚のダメージから放牧に出される[12]。放牧先のチャンピオンヒルズで検査の結果、繋靭帯炎を発症していることが明らかとなり全治6か月と診断され[13]、治療のため三重ホーストレーニングセンターに移る[14]。9月8日に治療を終えチャンピオンヒルズに戻り、トレーニングを再開[15]。しかし右脚の痛みが残っており軽めの調整を続け年を越すことになった。

5歳(2024年)

4月17日、右前脚がモヤついたことからエコー検査を行ったところ、繋靭帯炎の再発[16]。治療と調整後、10月5日に栗東へ帰厩[17]。10月26日に復帰戦となるスワンステークスに出走も14着[18]。レース後、右前繋靭帯に損傷箇所を確認。長期休養を余儀なくされる上に3度目の発症となった経緯を踏まえ、5歳11か月という年齢面なども考え合わせた結果、11月6日に引退と発表され[19]、同8日付でJRAの競走馬登録を抹消された[20]。

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[21]、netkeiba.com[22]、Racing Post[23]、Racing TV[24]、BHA[25]およびFrance Galop[26]の情報に基づく。

競走日競馬場競走名格距離(馬場)頭
数
枠
番
馬
番
オッズ
(人気)
着順タイム
(上がり3F)
着差騎手斤量
[kg]
1着馬(2着馬)馬体重
[kg]
2021.6.26 札幌 2歳新馬 芝1200m(良) 8 6 6 4.4(2人) 1着 1:09.2(34.2) -0.3 坂井瑠星 54 (カルネアサーダ) 480
8.22 札幌 クローバー賞 OP 芝1500m(良) 11 6 6 2.5(1人) 5着 1:29.9(35.2) 0.8 坂井瑠星 54 ラブリイユアアイズ 474
11.6 東京 京王杯2歳S GII 芝1400m(良) 14 3 3 16.4(8人) 1着 1:21.3(34.1) -0.2 坂井瑠星 55 (トウシンマカオ) 492
2022.4.16 阪神 アーリントンC GIII 芝1600m(良) 18 1 1 9.1(4人) 3着 1:32.9(34.1) 0.2 坂井瑠星 56 ダノンスコーピオン 484
5.8 東京 NHKマイルC GI 芝1600m(良) 18 3 5 18.4(9人) 6着 1:32.8(35.1) 0.5 坂井瑠星 57 ダノンスコーピオン 488
7.9 ニューマーケット ジュライC G1 芝6F(GF)[注 1] 13 6 12 34.0(11人) 11着 1:10.84(35.36) 1.37 坂井瑠星 [注 2] Alcohol Free 計不
8.7 ドーヴィル モーリスドゲスト賞 G1 芝1300m(BS)[注 3] 14 8 11 39.0(11人) 11着 1:15.97(34.72) 0.67 坂井瑠星 57 Highfield Princess 計不
11.26 東京 キャピタルS L 芝1600m(良) 18 8 18 8.6(5人) 6着 1:32.7(34.5) 0.2 H.ドイル 55 ララクリスティーヌ 496
2023.1.7 中山 ニューイヤーS L 芝1600m(良) 13 7 10 7.3(4人) 12着 1:34.8(35.8) 1.6 内田博幸 56 ウイングレイテスト 496
1.21 中京 睦月S OP 芝1600m(良) 9 3 3 6.8(5人) 1着 1:34.1(33.8) -0.3 坂井瑠星 56 (グラティアス) 498
4.23 京都 マイラーズC GII 芝1600m(良) 15 7 12 23.5(6人) 7着 1:31.9(34.0) 0.4 坂井瑠星 57 シュネルマイスター 494
2024.10.26 京都 スワンS GII 芝1400m(良) 17 2 3 23.2(8人) 14着 1:21.4(34.8) 0.9 北村友一 57 ダノンマッキンリー 516
  • 海外の「枠番」欄はゲート番を示す
  • 海外のオッズ・人気はRacing Postのもの(日本式のオッズ表記とした)

血統表

キングエルメスの血統(血統表の出典)[§ 1]
父系キングマンボ系
[§ 2]
父

ロードカナロア
2008 鹿毛
父の父
キングカメハメハ
2001 鹿毛
Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
*マンファス *ラストタイクーン
Pilot Bird
父の母
レディブラッサム
1996 鹿毛
Storm Cat Storm Bird
Terlingua
*サラトガデュー Cormorant
Super Luna
母

ステラリード
2007 栗毛
スペシャルウィーク
1995 黒鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
キャンペンガール マルゼンスキー
レディーシラオキ
母の母
*ウェルシュステラ
Welsh stellar
1999 栗毛
Zafonic Gone West
Zaizafon
*カタリスト Sadler's Wells
Welsh Love
母系(F-No.) (FN:2-f) [§ 3]
5代内の近親交配 Mr. Prospector 4×5、Northern Dancer 5×5 [§ 4]
出典
  1. ↑ [32]
  2. ↑ [33]
  3. ↑ [32]
  4. ↑ [32][33]

脚注

注釈

  1. ↑ 「F」はハロンの略号、日付は現地時間。6ハロンをメートル法に換算すると1207.008メートル。日本中央競馬会 (JRA) は、これを「1200メートル」としている[27]。馬場状態の発表は「Good To Firm」[28]。これをJRAでは「良」と発表した[29]。馬場状態#芝馬場参照。
  2. ↑ 斤量は9ストーン2ポンド(=128ポンド)で[28]、メートル法に換算すると約58.06キログラム(小数点第3位以下を四捨五入)。これをJRAでは「58kg」と発表した[27]。
  3. ↑ 馬場状態の発表は「Bon Souple」[30]。これをJRAは「稍重」と発表した[31]。馬場状態#芝馬場参照。

出典

  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 “キングエルメス”. www.jbis.or.jp. 2023年4月23日閲覧。
  2. ↑ “【札幌5R新馬戦結果】キングエルメスが2番手から抜け出し快勝”. netkeiba.com (2021年6月26日). 2021年11月6日閲覧。
  3. ↑ “【京王杯2歳S】キングエルメスが後続を置き去り重賞V!”. サンケイスポーツ (2021年11月6日). 2021年11月6日閲覧。
  4. ↑ “【アーリントンC】重賞連勝狙ったキングエルメスは3着 坂井「いい内容だったと思います」” 2022年4月16日閲覧。
  5. ↑ 英G1ジュライC挑戦のキングエルメスは完敗、アルコールフリーが“実験成功”JRA-VAN Ver.World、2022年7月10日配信・閲覧
  6. ↑ キングエルメスは11着、モーリスドゲスト賞は人気馬総崩れの波乱JRA-VAN Ver.World、2022年8月8日配信・閲覧
  7. ↑ “【睦月S結果】キングエルメスが2番手から抜け出し新設OPを制す” 2023年1月22日閲覧。
  8. ↑ “【睦月S】キングエルメスが京王杯2歳S以来のV 坂井瑠星騎手はJRA通算300勝” 2023年1月22日閲覧。
  9. ↑ “【キングエルメス】ダービー卿CTは回避、まずは治療に専念。。 - とりあえず一口馬主の楽しいこと”. goo blog. 2024年11月9日閲覧。
  10. ↑ “【キングエルメス】キレ負け?デキが今ひとつ!? 4/23マイラーズC・7着 - とりあえず一口馬主の楽しいこと”. goo blog. 2024年11月9日閲覧。
  11. ↑ “【キングエルメス】珍しい怒りのコメント!? @関係者コメント - とりあえず一口馬主の楽しいこと”. goo blog. 2024年11月9日閲覧。
  12. ↑ “【キングエルメス】うーむ。。痛恨のアクシデント… - とりあえず一口馬主の楽しいこと”. goo blog. 2024年11月9日閲覧。
  13. ↑ “【キングエルメス】検査の結果は繋靭帯炎、全治6ヶ月。。 - とりあえず一口馬主の楽しいこと”. goo blog. 2024年11月9日閲覧。
  14. ↑ “【キングエルメス】患部はかなり良くなってきた!? - とりあえず一口馬主の楽しいこと”. goo blog. 2024年11月9日閲覧。
  15. ↑ “【キングエルメス】チャンピオンヒルズへ移動完了! - とりあえず一口馬主の楽しいこと”. goo blog. 2024年11月9日閲覧。
  16. ↑ “【キングエルメス】繋靭帯炎再発… 致し方なしか (´ヘ`;) - とりあえず一口馬主の楽しいこと”. goo blog. 2024年11月9日閲覧。
  17. ↑ “【キングエルメス】栗東トレセン帰厩!まずはゲート試験から - とりあえず一口馬主の楽しいこと”. goo blog. 2024年11月9日閲覧。
  18. ↑ “【キングエルメス】まずは復帰ができました。。 10/26京都 スワンS・14着 - とりあえず一口馬主の楽しいこと”. goo blog. 2024年11月9日閲覧。
  19. ↑ “【キングエルメス】右前繋靭帯に損傷箇所、現役引退へ - とりあえず一口馬主の楽しいこと”. goo blog. 2024年11月9日閲覧。
  20. ↑ “21年の京王杯2歳Sを8番人気で制したロードカナロア産駒が登録抹消 今後は乗馬に”. UMATOKU | 馬トク - スポーツ報知' (2024-11-08JST17:37:00+0900). 2024年11月9日閲覧。
  21. ↑ “キングエルメス 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年4月23日閲覧。
  22. ↑ “キングエルメスの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2023年4月23日閲覧。
  23. ↑ “King Hermes | Race Record & Form | Racing Post”. レーシング・ポスト. 2022年7月9日閲覧。
  24. ↑ “King Hermes - Racing TV”. www.racingtv.com. 2022年7月28日閲覧。
  25. ↑ Authority, The British Horseracing. “King Hermes (JPN) - Horse Profile - The British Horseracing Authority” (英語). The British Horseracing Authority. 2022年7月9日閲覧。
  26. ↑ “KING HERMES JPN”. www.france-galop.com. フランスギャロ. 2022年8月7日閲覧。
  27. 1 2 “2022ジュライカップ(G1)の出馬表が確定”. www.jra.go.jp. 日本中央競馬会. 2022年7月8日閲覧。
  28. 1 2 “Darley July Cup Stakes”. www.racingpost.com. レーシング・ポスト. 2022年7月9日閲覧。
  29. ↑ “2022ジュライカップ(G1)の結果”. 日本中央競馬会 2022年7月11日閲覧。
  30. ↑ “ARC PRIX MAURICE DE GHEEST”. www.france-galop.com. フランスギャロ. 2022年8月7日閲覧。
  31. ↑ “2022モーリスドゲスト賞(G1)の結果”. www.jra.go.jp. 日本中央競馬会. 2022年8月7日閲覧。
  32. 1 2 3 “キングエルメス 5代血統表”. JBIS-Search. 日本軽種馬協会. 2021年11月10日閲覧。
  33. 1 2 “キングエルメスの血統表|競走馬データ - netkeiba.com”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2021-11- 10閲覧。

外部リンク