シャーミット

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シャーミット
欧字表記 Shaamit
品種 サラブレッド
性別 牡
毛色 鹿毛
生誕 1993年2月11日
死没 2001年4月7日(8歳没)
父 Mtoto
母 Shomoose
母の父 Habitat
生国 アイルランドの旗 アイルランド
生産者 Khalifa Dasmal
馬主 Khalifa Dasmal
調教師 William Haggas(イギリスの旗 イギリス)
競走成績
生涯成績 6戦2勝
獲得賞金 £585,959
勝ち鞍
G1ダービーステークス1996年
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シャーミット(英語: Shaamit、1993年2月11日 - 2001年4月7日)は、アイルランド生産・イギリスの競走馬である。主な勝ち鞍はダービーステークス(1996年)。

来歴

シャーミットはオーナーブリーダーのハリファ・ダスマルによって生産された。

現役時代は、ニューマーケットのウィリアム・ハガス(英語版)厩舎に所属し、全6戦のうち、勝利した2戦を含む4戦ではマイケル・ヒルズ(英語版)が、残りの2戦では11回イギリス平地競馬チャンピオンジョッキー(英語版)となったパット・エデリーが騎乗した。

競走馬時代

2歳(1995年)

9月25日にニューマーケット競馬場で単勝21倍に支持されてデビューすると、経験不足の側面を見せつつも、20頭立てで4着に入った[1]。

11月4日にドンカスター競馬場で行われた1マイル戦では、23頭立てとなる中で単勝2.625倍の1番人気に支持され、残り1ハロンの地点で先頭に立つと3馬身半差で勝利した[2]。

3歳(1996年)

シャーミットは元々同年のダービーステークスに登録されていなかったが、4月にハガス調教師の義父であるレスター・ピゴットが調教で騎乗し、素晴らしい馬でありダービーを勝ち得ると評したことから、追加登録を行った。当初はヨーク競馬場のダンテステークスを同年の初戦とする予定であったが、脚部の負傷のために取り消し[3]、6月8日のダービーステークス(G1)に直行した。同年はサッカーイングランド代表が出場するUEFA EURO '96の開幕戦が行われる日であったため、例年より早く午後2時25分に行われ、一部の解説者は例年のような雰囲気や特別な高揚感に欠けると指摘した[4]。20頭立てで、1番人気は単勝5.5倍のドゥシャントールであったのに対し、前年のラムタラに続いて史上2頭目の3歳初戦でダービーを制覇する馬を目指す形のシャーミットは[5]、単勝13倍の6番人気の評価となった。ヒルズ騎手を鞍上に中団で進め、6番手で最後の直線に入ると、外側に進路を切り替えて追い上げ、残り1.5ハロン半で先頭に立った。終盤もそのまま後続を突き放し、ドゥシャントールの猛追を凌いで1馬身1/4差で勝利した[6]。更に1馬身1/4差の3着にはシャントゥ(英語版)が入った[4]。

7週間後の7月27日、アスコット競馬場のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスに出走すると、ヒルズ騎手が前年の同レースではラムタラの2着となった4歳馬ペンタイアへの騎乗を選んだにも関わらず、8頭の中で単勝3.0倍の1番人気に支持された。シャーミットはエデリー騎手を鞍上に迎え、直線で勝機を窺ったものの、ペンタイアとセントレジャーステークス勝ち馬クラシッククリシェ(英語版)に次ぐ3着に終わった[7]。ハガス調教師は敗因について釈明はせず、単に力不足だったと語った[8]。

3週間後、レパーズタウン競馬場のアイリッシュチャンピオンステークス(G1)に出走し、単勝2.25倍の1番人気に支持されたが、直線で末脚を見せられず精彩を欠き、牝馬のティマリダ(英語版)に3馬身程離された4着に終わった[9]。

10月6日には凱旋門賞(G1)に単勝23倍の支持で出走し、16頭立てでエリシオの7着に終わった[10]。

ジョン・ランドールとトニー・モリスは、その著書"A Century of Champions"において、シャーミットを思わしくないダービー馬と評した[11]。

競走成績

出走日競馬場競走名格距離着順騎手着差1着(2着)馬
1995.9.26ニューマーケットサルトゥイコフメイデンステークス芝8f 4着M.ヒルズ3馬身3/4Helicon
11.4 ドンカスター シュアフローメイデンステークス 芝8f 1着 M.ヒルズ 3馬身1/2 (Classy Chief)
1996.5.8エプソムダービーステークスG1芝12f10y 1着M.ヒルズ1馬身1/4(Dushyantor)
7.27 アスコット キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス G1 芝12f 3着 P.エデリー 2馬身 Pentire
9.14 レパーズタウン アイリッシュチャンピオンステークス G1 芝10f 4着 M.ヒルズ 3馬身1/4 Timarida
10.6 ロンシャン 凱旋門賞 G1 芝2400m 7着 P.エデリー 9馬身 Helissio

種牡馬時代

引退後はイギリスのナショナルスタッドで種牡馬入りし、1998年には欧州馬として初となる南アフリカ共和国へのシャトル供用も果たした。その後、北アイルランドのダウン県にあるスカーヴァハウススタッドに移動したが、2001年4月7日に胃破裂のため死亡した[12]。

代表産駒は、2002年のセントレジャーステークスを制した牡馬のボリンエリック(英語版)である[13]。そのほかの産駒としては障害競走で6勝を挙げた牝馬のシャディヴァが挙げられる。

主な産駒

※G1馬のみ

血統表

シャーミットの血統(出典[§ 1])
父系 ドナテッロ系(ブランドフォード系) [§ 2]
父
Mtoto
1983 鹿毛
父の父
Busted
1963 鹿毛
Crepello Donatello
Crepuscule
Sans Le Sou *ヴィミー
Martial Loan
父の母
Amazer
1967 鹿毛
*ミンシオ Relic
Merise
Alzara Alycidon
Zabara
母
*シュームーズ
1985 鹿毛
Habitat
1966 鹿毛
Sir Gaylord Turn-to
Somethingroyal
Little Hut Occupy
Savage Beauty
母の母
Epithet
1979 鹿毛
Mill Reef Never Bend
Milan Mill
Namecaller Malicious
Fools Folly
母系 (F-No.)   (FN: 1-l) [§ 3]
5代内の近親交配 Donatello 4×5、Princequillo 5×5 [§ 4]
出典
  1. ↑ [14][15]
  2. ↑ [14]
  3. ↑ [14]
  4. ↑ [14]
  • 父ムトトは中距離戦線で活躍した馬で、1987年と1988年にエクリプスステークスを、1988年にキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを制した。種牡馬としても、カルティエ賞最優秀ステイヤーのセレリック(英語版)や、障害競走のリーディングサイアーとなったプレゼンティングなどを輩出した[16]。

脚注

  1. ↑ “Solyykoff Maiden Stakes”. Racing Post (1995年9月26日). 2011年12月26日閲覧。
  2. ↑ “Sureflow Maiden Stakes”. Racing Post (1995年11月4日). 2011年12月26日閲覧。
  3. ↑ Sue Montgomery at Epsom (1996年6月9日). “Lester's word is still law – Sport”. The Independent. 2011年12月26日閲覧。
  4. ↑ Jamie Reid (1996年6月9日). “Spectacle short on theatricals – Sport”. The Independent. 2011年12月26日閲覧。
  5. ↑ Richard Edmondson (1996年6月8日). “Racing: Dancer more than just a morning Glory – Sport”. The Independent. 2011年12月26日閲覧。
  6. ↑ “Epsom Derby”. Racing Post (1996年6月8日). 2011年12月26日閲覧。
  7. ↑ “King George VI and Queen Elizabeth Stakes”. Racing Post (1996年7月27日). 2011年12月26日閲覧。
  8. ↑ Sue Montgomery at Ascot (1996年7月28日). “Racing: Pentire bursts Classic bubble – Sport”. The Independent. 2011年12月26日閲覧。
  9. ↑ “Irish Champion Stakes”. Racing Post (1996年9月14日). 2011年12月26日閲覧。
  10. ↑ “Prix de l'Arc de Triomphe”. Racing Post (1996年10月6日). 2011年12月26日閲覧。
  11. ↑ Morris, Tony; Randall, John (1999). A Century of Champions. Portway Press. ISBN 1-901570-15-0
  12. ↑ “In Brief: Shaamit.” (2001年4月13日). 2011年12月26日閲覧。
  13. ↑ “Shaamit Stud RecordBloodstock Stallion Book”. Racing Post (2011年11月9日). 2011年12月26日閲覧。
  14. 1 2 3 4 “5代血統表 血統情報 Shaamit(IRE)”. JBISサーチ. 2026年6月8日閲覧。
  15. ↑ “English Derby Winner: Shaamit”. 2000年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月5日閲覧。
  16. ↑ “Mtoto | Stud Record | Bloodstock Stallion Book”. Racing Post (2011年11月9日). 2011年12月26日閲覧。

外部リンク