スギタケモドキ

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スギタケモドキ
分類
界 : 菌界 Fungi
門 : 担子菌門 Basidiomycota
亜門 : ハラタケ亜門 Agaricomycotina
綱 : ハラタケ綱 Agaricomycetes
亜綱 : ハラタケ亜綱 Agaricomycetidae
目 : ハラタケ目 Agaricales
科 : モエギタケ科 Strophariaceae
属 : スギタケ属 Pholiota
種 : スギタケモドキ
P. squarrosoides
学名
Pholiota squarrosoides (Peck) Sacc. (1887)[1]
シノニム

ほか

和名
スギタケモドキ(杉茸擬)


スギタケモドキ(杉茸擬[2]、学名: Pholiota squarrosoides)は、広葉樹林で見られるみかけはトゲトゲしい褐色の中型のキノコ(菌類)。地方名で、ヤマドリモタセともよばれる[2]。

分布・生態

日本、中国、ヨーロッパ、北アメリカに分布する。日本のなかでは北日本に多い[3]。広葉樹の倒木などに生息する。

初夏から秋にかけて、切り株や、広葉樹の枯れ木や倒木に束生する[3][2]。木材腐朽菌[3]。

形態

傘径は3 - 13センチメートル (cm) 。はじめ球形やまんじゅう形から、のちに平らに開く[2]。傘表面は粘性があり、ほぼ白色から淡黄褐色で、直立した褐色のトゲ状鱗片で密に覆われる[2]。栗色の棘状鱗片を密布。肉は黄白色[2]。綿くず状のつばがあり、下方は傘と同様の棘状鱗片をもつ。胞子はさび褐色[3]。傘の裏のヒダは柄に対してほぼ直生し、やや密に配列し、はじめは黄白色でのちに褐色[2]。

柄は5 - 15 cm[4]。淡黄色。柄は棒状で、上部に繊維状のつばがあり[5]、ツバは綿くず状で、ツバより下部は傘と同色の下方に反り返った鱗片で覆われる[2]。ツバより上は淡黄色から白色で平滑[5]。

利用

以前は、無味無臭で[5]、遠火で味噌焼きにすると、ほくほくした口当たりの風味が楽しめる[4]とされてきたが現在は毒キノコだと考えられている[2]。毒成分は不明だが、嘔吐、下痢などの消化器系の中毒をおこす可能性がある[5][2]。

脚注

  1. ↑ “Pholiota squarrosoides”. MYCOBANK Database. 国際菌学協会 (IMA) とウェスターダイク菌類生物多様性研究所. 2025年3月8日閲覧。
  2. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 長沢栄史 監修、Gakken 編『日本の毒きのこ』学習研究社〈増補改訂フィールドベスト図鑑 13〉、2009年9月28日、140頁。ISBN 978-4-05-404263-6。
  3. 1 2 3 4 小宮山勝司、ヤマケイポケットガイド⑮『きのこ』、山と渓谷社、2000年、155頁
  4. 1 2 今関六也・大谷吉雄・本郷次雄、山渓カラー名鑑『増補改訂新版 日本のきのこ』、山と渓谷社、2011年、231頁
  5. 1 2 3 4 柳沢まきよし、ポケット図鑑『新版 日本のキノコ275』、文一総合出版、2022年、147頁