スコット・マクトミネイ

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スコット・マクトミネイ
マンチェスター・ユナイテッドでのマクトミネイ(2022年)
名前
本名 スコット・フランシス・マクトミネイ
Scott Francis McTominay
愛称 スコッティ[1]
McFratm[2]
ラテン文字 Scott McTominay
基本情報
国籍 スコットランドの旗 スコットランド
イングランドの旗 イングランド
生年月日 (1996-12-08) 1996年12月8日(29歳)
出身地 イングランドの旗 ランカスター
身長 193cm
選手情報
在籍チーム イタリアの旗 SSCナポリ
ポジション MF
背番号 8
利き足 右足
ユース
2002-2017 イングランドの旗 マンチェスター・ユナイテッド
クラブ1
年 クラブ 出場 (得点)
2017-2024 イングランドの旗 マンチェスター・ユナイテッド 178 (19)
2024- イタリアの旗 ナポリ 67 (22)
代表歴2
2018- スコットランドの旗 スコットランド 71 (15)
1. 国内リーグ戦に限る。2026年6月10日現在。
2. 2026年6月18日現在。
■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj

スコット・フランシス・マクトミネイ(Scott Francis McTominay、1996年12月8日 - )は、イングランド・ランカスター出身のサッカー選手。セリエA・SSCナポリ所属。スコットランド代表。ポジションはMF。

クラブ経歴

マンチェスター・ユナイテッド

5歳でマンチェスター・ユナイテッドFCのアカデミーに入団[3]。プレーを始めた頃のポジションはセンターフォワードだったが、アカデミーコーチを務めていたウォーレン・ジョイスの助言でセントラルミッドフィールダーにコンバートされた[4]。2013年7月、クラブとプロ契約を締結した[5][6][7]。2017年4月のスウォンジー・シティAFC戦で初めてトップチームのベンチ入り。翌月のアーセナルFC戦で途中出場しトップチームデビュー[8]。

2019-20シーズンのオレ・グンナー・スールシャール体制では、ネマニャ・マティッチからポジションを奪い、二枚のボランチの一角に収まった。2019年12月、靱帯を負傷し、戦列を離れる事となる[9]。2020年2月23日、第27節ワトフォードFC戦にて復帰。3月10日、第29節でのマンチェスター・ダービーでは試合終了間際にダメ押し弾となる約35mの距離からのロングシュートを決め、チームの勝利に貢献した[10]。

2022-23シーズンより監督がエリック・テン・ハフに交代し、カゼミーロが新たに加入するもポジションを譲らず先発出場を重ねた[11]。しかし、カゼミーロのコンディションの向上やコビー・メイヌーなどの台頭により出場機会が激減24/25シーズは、リーグ戦出場2試合にとどまった。

ナポリ

2024年8月30日、SSCナポリに移籍した[12]。加入1年目からチームの主力として出場し、ナポリサポーターの間で「McFratm」という名前で呼ばれた。これは、彼の名前とナポリ語で「兄弟」や「仲間」を意味する「Fratm」を組み合わせた言葉である[2]。マクトミネイのナポリ1年目はリーグ戦を通じて12得点を記録。とりわけホームで行われた最終節のカリアリ・カルチョ戦ではバイシクルシュートでの先制点を挙げて2-0の勝利に貢献。この勝利によってナポリは2位のインテル・ミラノと勝ち点1差でセリエA優勝を果たした。そして12ゴール6アシストを記録してチームのリーグ優勝に大きな影響を与えたマクトミネイはこのシーズンのセリエA最優秀選手に選ばれた[13]。

このチームの選手一人ひとりの犠牲は信じられないほどだ。人々はこの結果にふさわしい。初日からずっと私たちを支えてくれていたからね。自分がここに来てこの瞬間を経験できたことは、まさに夢のようだよ。
—スコット・マクトミネイ、セレモニーでのスピーチにて[13]

代表経歴

マクトミネイ自身はイングランドで生まれ育ったが、スコットランドにルーツを持つためスコットランド代表入りを希望していた[3]。2017年11月にはクラブでのプレーに集中したいと語っていた[14]。

2018年3月23日、コスタリカとの試合にて途中出場し、スコットランド代表デビューを果たす。

2024年UEFA EURO 2024に選出。

2026年5月19日、2026 FIFAワールドカップに臨むスコットランド代表に選出された[15]。

人物

10代のほとんどの期間は168cmと平均的な身長かつ華奢であった。U18の最後の2シーズンでは、試合に出場できた時間は合わせて120分にも満たず。U 21の1年目でのスタメン出場はたった2試合で、多くをベンチ外で過ごさなければならなかった。しかし2016-17シーズン中、18歳からの1年間にかけて25cmも身長が伸び、現在の恵まれた体格へと変化した。その後レギュラーとして定着し、そしてトップチームの監督であったジョゼ・モウリーニョの目に留まり、2016-17シーズンの最終節にはトップチームデビューも果たした[16]。

生い立ちと驚異的な身体的成長

5歳からマンチェスター・ユナイテッドFCの下部組織(アカデミー)に所属し、クラブが提携する学校で学業とフットボールを高い次元で両立させていた。アカデミー時代における最大の転換点が、自身の身体的な急成長である。15歳当時の身長は約168cmと小柄で、育成年代ではフィジカル面の不利から将来を危ぶまれる時期もあった。しかし、その後の約18ヶ月間で25cm以上も身長が急激に伸び、190cmを超える強靭な体躯へと変貌を遂げた。この急激な成長期において、クラブのメディカルスタッフやコーチ陣が筋肉トラブルを防ぐためにトレーニング量を慎重にコントロールし、才能が開花するまで辛抱強く管理・育成したエピソードは有名である[17]。

プロフェッショナリズムとモウリーニョからの信頼

2017年にトップチームデビューを果たして以降、その実直な性格と戦術規律の高さから歴代の指揮官に重用された。特にジョゼ・モウリーニョ監督からの信頼は絶大であり、2018年5月1日に行われたクラブの年間表彰式において、モウリーニョは既定の賞には存在しなかった「監督賞(Manager's Player of the Year)」を急遽新設し、マクトミネイに授与してそのプロフェッショナルな姿勢を大絶賛した[18]。

個人成績

クラブでの成績

2025年5月24日現在[19]
クラブ シーズン リーグ戦 カップ戦 リーグ杯 国際大会 その他 通算
ディビジョン出場得点出場得点出場得点出場得点出場得点出場得点
U-21マンチェスター・ユナイテッド 2015-16 プレミアリーグ2 ———2[注釈 1]0—20
2016-17 173————173
2017-18 40——10—50
2018-19 ———11—11
通算 213——41—254
マンチェスター・ユナイテッド 2016-17 プレミアリーグ 200000000020
2017-18 13030304[注釈 2]000230
2018-19 16230003[注釈 2]0—222
2019-20 27420107[注釈 3]1—375
2020-21 324422111[注釈 4]0—497
2021-22 30121005[注釈 2]0—372
2022-23 24140417[注釈 3]1—393
2023-24 32762005[注釈 2]1—4410
2024-25 20———1[注釈 5]030
通算 178192451024231025529
ナポリ 2024-25 セリエA 341221———3613
2025-26 —
通算 341221———3613
キャリア総通算 233342661024641031646

代表での成績

試合数

2025年5月24日現在[20]
スコットランド代表国際Aマッチ
年出場得点
201850
201970
202070
202191
202290
2023107
2024113
202521
通算6012

代表での得点

#開催年月日開催地対戦国スコア結果試合概要
1.2021年10月9日スコットランドの旗 グラスゴー, ハムデン・パーク イスラエル3-23-2カタールW杯・欧州予選
2.2023年3月25日 キプロス2-03-0UEFA EURO 2024予選
3.3-0
4.2023年3月28日 スペイン1-02-0
5.2-0
6.2023年6月20日 ジョージア2-02-0
7.2023年9月8日キプロスの旗 ラルナカ, AEKアリーナ キプロス1-03-0
8.2023年11月16日ジョージアの旗 トビリシ, ボリス・パイチャーゼ・スタジアム ジョージア1-02-2
9.2024年6月19日ドイツの旗 ケルン, ラインエネルギーシュタディオン スイス1-01-1UEFA EURO 2024
10.2024年9月5日スコットランドの旗 グラスゴー, ハムデン・パーク ポーランド2-22-3UEFAネーションズリーグ
11.2024年9月8日ポルトガルの旗 リスボン, エスタディオ・ダ・ルス ポルトガル1-01-2
12.2025年3月20日ギリシャの旗 ピレウス, ヨルギオス・カライスカキス ギリシャ1-01-0UEFAネーションズリーグ昇降格プレーオフ

タイトル

マンチェスター・ユナイテッド
ナポリ
個人
  • セリエAシーズン最優秀選手 : 2024-25
  • セリエAチーム・オブ・ザ・シーズン : 2024-25
  • セリエA月間最優秀選手 : 2025年4月

脚注

  1. ↑ ヴィラ戦前チーム情報 マンチェスター・ユナイテッド公式サイト
  2. 1 2 “Napoli hero Scott McTominay wins Serie A MVP award”. ESPN (2025年5月23日). 2025年5月24日閲覧。
  3. 1 2 Marshall, Adam (2017年4月30日). “Who is Scott McTominay?”. ManUtd.com. Manchester United. 2017年4月30日閲覧。
  4. ↑ “Scott McTominay”. ManUtd.com. 2017年4月30日閲覧。
  5. ↑ Short, Joe (30 April 2017). “Who is Scott McTominay? Everything you need to know about the Manchester United youngster”. Express. 2017年4月30日閲覧.
  6. ↑ “Scott McTominay”. youthhawk.co.uk. 2017年4月30日閲覧。
  7. ↑ Luckhurst, Samuel (30 April 2017). “Who is Scott McTominay? Manchester United midfielder profile”. Manchester Evening News. 2017年4月30日閲覧.
  8. ↑ Shemilt, Stephan (28 April 2017). “Manchester United 1-1 Swansea City”. BBC Sport (British Broadcasting Corporation). 2017年4月30日閲覧.
  9. ↑ 靭帯負傷のマクトミネイ、3〜4週間の離脱へ…マンU指揮官が明かす サッカーキング 2019年12月29日
  10. ↑ 3月の月間ベストゴール候補 マンチェスター・ユナイテッド公式サイト 2020年3月24日
  11. ↑ カゼミロよりマクトミネイを優先起用しているテン・ハーグ 「選択の余地がない」とその理由を明かすthe World 2022年10月6日
  12. ↑ “Scott McTominay officially joins Napoli” (英語). SSC Napoli (2024年8月30日). 2024年9月1日閲覧。
  13. 1 2 Peter Young (2025年5月23日). “Official: All 2024-25 Serie A MVP award winners revealed”. Football Italia. 2025年5月24日閲覧。
  14. ↑ “Scotland: Scott McTominay yet to decide on his international future”. BBC Sport. BBC (2017年11月6日). 2017年11月7日閲覧。
  15. ↑ “スコットランド代表、W杯に向けた26名を発表!…マッギンやロバートソン、マクトミネイら順当に選出”. サッカーキング (2026年5月19日). 2026年5月20日閲覧。
  16. ↑ “マンチェスター・U未来のキャプテンへ。マクトミネイはいかにして“モンスター”になったか”. Goal.com. 2021年10月29日閲覧。
  17. ↑ “McTominay explains his childhood growth spurt”. Manchester United FC (2019年4月16日). 2026年6月8日閲覧。
  18. ↑ “Scott McTominay: Jose Mourinho creates manager's award for midfielder”. BBC Sport (2018年5月1日). 2026年6月8日閲覧。
  19. ↑ スコット・マクトミネイ - Soccerwayによる個人成績
  20. ↑ Scott McTominay - スコットランドサッカー協会

外部リンク