スプリング・ジャパン

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スプリング・ジャパン
Spring Japan
IATA
IJ
ICAO
SJO[1]
コールサイン
JEY SPRING[2]
法人番号 7010601043349 ウィキデータを編集
設立 2012年9月7日
運航開始 2014年8月1日
拠点空港 日本の旗成田国際空港
親会社 日本の旗日本航空 等
保有機材数 6機 (2026年10月現在)
就航地 11都市 (2022年6月現在)
本拠地 日本の旗千葉県成田市
代表者 浅見達朗(代表取締役社長[3])
外部リンク jp.ch.com ウィキデータを編集
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スプリング・ジャパン株式会社
Spring Japan Co.,Ltd.
本社が入居する京成電鉄公津の杜駅ビル
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
〒286-0048
千葉県成田市公津の杜4丁目11番2号
公津の杜駅ビル3階
北緯35度45分37.9秒 東経140度17分42.6秒 / 北緯35.760528度 東経140.295167度 / 35.760528; 140.295167座標: 北緯35度45分37.9秒 東経140度17分42.6秒 / 北緯35.760528度 東経140.295167度 / 35.760528; 140.295167
設立 2012年9月7日
業種 空運業
法人番号 7010601043349 ウィキデータを編集
事業内容 航空輸送事業(国内線・国際線)
代表者 浅見達朗(代表取締役社長[3])
資本金 1億円(2022年3月31日現在)[4]
売上高 30億5643万7000円
(2022年3月期)[4]
営業利益 △61億7593万7000円
(2022年3月期)[4]
経常利益 △60億3445万9000円
(2022年3月期)[4]
純利益 △58億2421万9000円
(2022年3月期)[4]
純資産 △75億9963万8000円
(2022年3月31日現在)[4]
総資産 40億9850万3000円
(2022年3月31日現在)[4]
決算期 3月31日
主要株主 日本の旗日本航空 66.7%
中華人民共和国の旗春秋航空 33.3%
外部リンク jp.ch.com ウィキデータを編集
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スプリング・ジャパン株式会社(英: Spring Japan Co., Ltd.)は、千葉県成田市に本社を置く、中国の大手格安航空会社、春秋航空との共同出資により[5]、2012年に設立された日本航空(JAL)グループの格安航空会社(LCC)である。

2021年より日本航空の連結子会社であり、JALグループにおける「中国特化型LCC」の役割を担うほか[6]、日本国内線も運航する。

旧社名は春秋航空日本株式会社(しゅんじゅうこうくうにほん)で[7]、JALグループ入り後の2021年11月1日に現行社名に変更された[8]。

概要

中国の格安航空会社春秋航空などが出資し、2012年9月7日に設立された。設立時の資本金は15億円で、航空運送事業許可の取得後に、60億円まで増資した。なお、航空法の外資規制があるため、春秋航空による出資は33%までにとどめられている[9]。設立当初の出資者には、スカイスターファイナンシャルマネジメント等の投資ファンドに混じってパチスロ機製造・航空機リースを手がける山佐が含まれていた[10]。

設立母体の春秋航空とは若干サービスを異なるものとして日本にあわせており、2017年にはオリコンが実施する日本顧客満足度調査のLCC国内線部門において価格、快適性、客室乗務員の対応など、全体的に高い評価を獲得し2年連続の首位となっている[11]。

2017年上半期、日本の航空会社では欠航率が最も高くなっていたが[12][13]、のちに2020年度は運航率首位(最もよい欠航率)に輝いた[14][15]。2017年5月から10月にかけて、安全上の理由から運航乗務員の2割にあたる、10人を乗務停止としていた[16]

2017年12月より、航空機整備の一部業務をJALエンジニアリングに委託することとなった[17]。

2020年度末には債務超過にあることが明らかとなり、2021年6月に日本航空(JAL)が春秋航空以外の出資者から過半数超の株式を追加取得し、連結子会社化された[18][19]。日本航空との経営統合により「日中の懸け橋となるべく春秋グループ・JALグループ双方の強みを最大限に生かした格安航空会社」を目指すとしている[20]。

2022年よりJALマイレージバンクの提携先となり、JALマイルをスプリング・ジャパンのフライトクーポンと交換可能になった[21]。また、2022年7月1日~10月31日にはスプリング・ジャパン搭乗によりJALマイルを獲得できるキャンペーンが実施された[22]。

なお、2022年現在も予約サイトは中国春秋航空と共通のものを使用している。

2024年8月1日からは、成田=北京、成田=上海(浦東)線において、日本航空とのコードシェアも実施している。ただし、予約システムの都合から、JAL便としての予約は、上海春秋国際旅行社からの予約に限られる[23]。

沿革

  • 2011年:中国の格安航空会社春秋航空は、中国の航空会社として初めて、日本における子会社設立の計画があることを発表した[24]。日本の航空法では外資規制があるため、春秋航空は日本における事業パートナーを見つけ、自社を少数株主としておく必要があった[25]。
  • 2012年(平成24年):9月7日、春秋航空日本株式会社として設立。設立時の資本金は15億円[9]。設立当初の出資者には、スカイスターファイナンシャルマネジメント等の投資ファンドや山佐が含まれていた[26]。
  • 2013年(平成25年)
  • 2014年(平成26年)
    • 3月25日:同年5月末からと発表していた東京/成田 - 広島線・高松線・佐賀線を同年6月27日から就航すると正式発表[35][36]。また、JTBが出資すること、運賃についても合わせて発表された[37][38]。
    • 4月8日:航空券の予約・販売を開始。
    • 5月20日:混雑空港(東京/成田)への乗入れを国土交通省航空局が許可[39]。
    • 8月1日:東京/成田 - 広島線・高松線・佐賀線をそれぞれ就航開始[40][41][42][43][44]。
    • 10月26日:冬ダイヤ開始[45]。機材繰りと、空港の受け入れ態勢が整っていないために、佐賀便を1日1便に減便する。
  • 2015年(平成27年)
  • 2016年(平成28年)
  • 2017年(平成29年)
  • 2018年(平成30年)
    • 3月30日 : 樫原利幸が社長に就任[53]。
  • 2019年(令和元年/平成31年)
    • 4月10日 : 新ブランド名「SPRING」を発表[54]。
    • 12月12日 : 東京/成田 - 上海浦東路線に就航[55]。
  • 2020年(令和2年)
    • 2月 : COVID-19流行による中国民用航空局防疫対応により日中国際路線順次運休(ハルビン線のみ隔日運航維持)、国内線も基本平日運休、週末土日運航へ移行。
    • 10月5日 : 中国民用航空局の防疫(「1航空会社、1国、1路線、1週、1便」(5つの1(ファイブワン))措置により運航実績のある東京/成田 - 天津線の再開が認められ週一(月曜)運航再開。
  • 2021年(令和3年)
    • 1月22日 : 東京/成田 - 南京路線に週一(金曜)就航。
    • 6月9日 : 代表取締役社長に米澤章(前・日本航空中国地区総代表)が就任[56]。
    • 6月 : 日本航空(JAL)が過半数超の株式を追加取得し、JALグループ入りする[18][19]。
    • 7月1日 : 国内線の全日運航を再開。
    • 11月1日 : 商号をスプリング・ジャパン株式会社に変更。
  • 2022年(令和4年)
  • 2023年(令和5年)
    • 4月21日 : 東京/成田 - 佐賀路線の7月以降運休を発表[58][59]。
    • 6月24日 : 東京/成田 - 佐賀線(土曜のみ週1往復)を運休[60]。
  • 2024年(令和6年)
    • 4月11日 : ヤマトホールディングスによる国内定期貨物便の受託運航を開始[61]。
    • 8月1日 : 東京/成田 - 北京線、東京/成田 - 上海浦東線において、日本航空とのコードシェア便を開始。
  • 2026年(令和8年)
    • 4月23日 : 東京/成田 - 函館線、名古屋/中部 - 札幌/新千歳線に就航予定[62][63]。なお中部=千歳線に関しては、拠点の成田以外を発着する初めての路線となる。
  • 2027年(令和9年)
    • 6月 : ヤマトホールディングスによる国内定期貨物便の受託運航を終了予定[64]。

保有機材

スプリング・ジャパン 保有機材(2026年10月現在)[65][66]
機材 運用機数 発注機数 座席数 内際運用 備考
Y 合計
ボーイング737-800 6 ‐ 189 189 併用
‐ 4[67] 183 183
合計 6 4


  • ボーイング737-800【6機】[注釈 1]
    • 日本国内のLCCでは唯一ボーイング737を採用している[68]。なお中国大陸の春秋航空はエアバスA320シリーズを採用しており、中国法人と日本法人では使用機材が異なっている。日本ではボーイング機を使用する航空会社が多く、パイロットや整備士などの人材を効率的に確保するためである[69]。
    • 座席数は189席[30]。全席エコノミークラスだが、一部座席には特別な運賃仕様が設けられている[70][71][注釈 2]。
    • 機体のロゴに関しては、会社資本比率の変更に伴って6機の間で若干の違いがある。1号機・6号機は「SPRING」表記、2号機・3号機・5号機は「SPRING JAPAN」表記、4号機のみ「春秋航空日本」と「SPRING AIRLINES JAPAN」の併記となっている。塗装統一は重整備などと合わせて予定されている。[要出典]
    • 就航当初の予定では2014年に3機、2015年から2017年の間毎年5機ペースでリース機として順次導入予定[72]としていたが、実際には4 - 6号機の受領が2017年以降にずれこんだ[73]。
  • 後述の項で詳細を記すが、JALグループはヤマトホールディングスから貨物専用機の運航受託を受けており、グループ内での運航担当をスプリング・ジャパンが行っている。エアバスA321ceo (P2F)を2024年3月時点で2機運航しており、今後追加で1機の受領を行い貨物専用機運航は3機体制とする見込みである。ただしスプリング・ジャパンの自社保有機ではないため、本項では機材詳細を割愛する。

各機体の詳細

機種機体記号機材受領日備考
ボーイング737-800 JA01GR 2013年7月18日[74] 初号機、「SPRING」ロゴ塗装
JA02GR 2013年12月22日 「SPRING JAPAN」ロゴ塗装
JA03GR 2014年3月20日[75] 「SPRING JAPAN」ロゴ塗装
JA04GR 2017年1月12日[52] 「SPRING AIRLINES JAPAN」、「春秋航空日本」ロゴ併記塗装
JA05GR 2017年6月13日 「SPRING JAPAN」ロゴ塗装
JA06GR 2017年6月23日 「SPRING」ロゴ塗装、引渡後一時米国保管[要出典]後[76]2018年5月31日来日[77]

就航路線

国内線

2026年4月現在[78]

国際線

2025年10月現在[79]

運休路線

  • 東京/成田 - 高松(2014年8月1日から2015年10月24日まで運航)
  • 東京/成田 - 大阪/関西(2016年9月28日[51]~2017年10月28日運航[80]、2018年8月2、5、9、12日のみ限定運航)
  • 東京/成田 - 佐賀(2014年8月1日から2023年6月24日まで運航、運休前は土曜のみ週1便運航[81])

COVID-19流行による運休

運賃種別

2019年1月現在[83]

ラッキースプリングスプリングスプリングプラス
予約変更・払い戻し 不可有料無料
機内持込手荷物 最大7kg
受託手荷物 有料無料
(最大20kg)
無料
(最大30kg)

機内持ち込み手荷物の重量は、全タイプ共通で7kgまでとなっており、重量超過時は受託手荷物扱いとなる[84](他のLCC、例えばジェットスター・ジャパンでは、追加料金を払って機内持ち込み手荷物の重量を増やすことができる[85])。ウェブやコールセンターで事前に予約せず手荷物を追加する場合は、割高な料金がかかる[86]。チェックイン時のみならず、搭乗口で計測される場合もあり[87]、搭乗口で重量超過が判明した場合はさらに割高な料金を支払う必要がある[86]。

国内航空貨物事業

エアバスA321ceo P2F

ヤマトホールディングスが日本航空と連携した貨物専用機(フレイター)を、スプリング・ジャパンが運航受託し2024年4月から就航している[57]。

貨物専用機の就航は2022年1月にヤマトホールディングスと日本航空が協力関係の構築を発表したもので、物流業界における「2024年問題」の対策として、ヤマト側が中古旅客機を改修したエアバスA321ceo P2F(旅客改修貨物)を3機導入し[88]、JALグループに運航を委託する形を取っている[89]。

国内貨物路線

2024年8月1日時点[90]

事故、トラブル

  • 2017年10月22日、IJ701便(成田→佐賀、JA03GR)が熊本空港の東北東約40kmを飛行中、機体が揺れ客室乗務員1名が腰の骨を折る重傷を負った[91]。運輸安全委員会は航空事故と認定[92]、2019年3月28日に調査報告書が公開された[93]。
  • 2017年11月末に一部報道によって「5月に佐賀空港で主翼揚力発生補助翼(フラップ)の準備ができていないまま離陸しようとした事案、10月に成田/新千歳線の飛行計画書が誤っていたものの気付かずに離陸してしまった事案などがありパイロット再訓練のため最大10名が乗務停止になっていた」事が報道された[94]。
  • 2017年11月頃から、運休[95][96]、欠航[97][98]、遅延[99]、時間変更[100]が多発し、12月には運航1か月前の運航便届け出が国土交通省航空局に出されない事案も発生している[101]。2018年になってからも1月13日から運用機材の耐空証明検査に関する機材繰りによる欠航が発生し[102]、1月16日以降は国内線は成田-広島、佐賀のそれぞれ1往復合計2往復便の運航だけ残して減便運航体制となる。2018年7月20日、6月からJALと整備子会社JALエンジニアリングへ航空機の管理を含む包括的な整備業務委託を開始したことで、運休時4機運用での体制を保有6機運用の運航体制を構築し、運休路線などの再開に目途がつき、8月から成田-新千歳を再開し増便、成田-広島を復便、成田-関西は8月に4日間だけ限定運航することを発表した[103]。

脚注

注釈
  1. ↑ JA01GR~JA06GR。
  2. ↑ 1列目は最前方のシートピッチが最も広い「コンフォートシート」。2・3列目はコンフォートシートに次いでシートピッチが広い「フロントシート」。16・17列目は非常口座席の「レッグシート」、16列目はリクライニング不可。それ以外の座席は「スタンダードシート」と呼ばれる。ただし、機体右側のみ10列目が存在しないため5列目~15列目では左右で若干のシートピッチ差がある。
出典
  1. ↑ スプリング・ジャパン (SJO) FlyTeam
  2. ↑ “FAA Order JO 7340.2H Chg 3 dtd 2-28-19”. Federal Aviation Administration. p. 3–1–81 (2019年2月28日). 2019年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月22日閲覧。
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  77. ↑ 春秋航空日本、6機目「JA06GR」が成田到着 同日中に羽田へフェリー
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  92. ↑ 調査中の案件 - 運輸安全委員会
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  95. ↑ 春秋航空日本、11月28日から12月6日まで成田/新千歳線を運休 - FryTeam.jp 2017年11月28日
  96. ↑ 春秋航空日本、機材繰りで成田/広島線を一部運休 12月7日の1往復便 - FryTeam.jp 2017年12月4日
  97. ↑ 春秋航空日本、12月4日から6日までの成田/佐賀線を欠航 機材繰りのため - FryTeam.jp 2017年11月29日
  98. ↑ 春秋航空日本、2018年1月8日から11日まで成田/新千歳線を欠航 - FryTeam.jp 2017年12月22日
  99. ↑ 春秋航空日本、1月8日から10日まで成田/佐賀、広島線で遅延 機材繰りで - FryTeam.jp 2017年12月21日
  100. ↑ 春秋航空日本、12月7日に成田/新千歳線で運航時間を変更 機材繰りのため - FryTeam.jp 2017年11月29日
  101. ↑ 春秋航空日本、成田-札幌1月に一部欠航 16日以降は国内線全便が予約不可続く - AviationWire 2017年12月21日
  102. ↑ 春秋航空日本、佐賀と広島一部欠航 737耐空証明で - Aviation Wire 2018年1月13日
  103. ↑ 春秋航空日本、札幌8月再開 広島も2往復に

関連項目

外部リンク