ダリズ

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ダリズ
アーガー・ハーン4世の勝負服
欧字表記 Daryz
品種 サラブレッド
性別 牡
毛色 鹿毛
生誕 2022年5月2日(4歳)
父 Sea The Stars
母 Daryakana
母の父 Selkirk
生国 フランスの旗 フランス
生産者 Aga Khan Studs SC
馬主 Aga Khan Studs SC
調教師 フランシスアンリ・グラファール(仏国)
競走成績
生涯成績 12戦9勝
WBRR L127 / 2025年[1]
勝ち鞍
G1凱旋門賞2025年・2026年
G1ガネー賞2026年
G1アガ・カーン4世賞2026年
G2ウジェーヌアダム賞2025年
G2フォワ賞2026年
Listedリッジウェイ賞2025年
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ダリズ(Daryz)はフランスの競走馬である。主な勝ち鞍は2025年・2026年の凱旋門賞(連覇)、2026年のガネー賞、アガ・カーン4世賞。

概要

3歳(2025年)

4月6日のパリロンシャン競馬場の未勝利戦でミカエル・バルザローナを背にデビューして初勝利を挙げた[2]。

続いて5月7日のパリロンシャン競馬場の条件戦を制して連勝。6月8日のリッジウェイ賞も制して3連勝とした[2]。

6月29日のウジェーヌアダム賞では発馬から掛かり気味となってしまったが鞍上のバルザローナが何とか宥めて4番手を追走させた。直線に入ると先行馬らの外から追い上げて、残り200mを過ぎたところで先頭に立って押し切り3/4馬身差で勝利。デビューから無傷の4連勝でグループ競走初制覇を果たした[3]。

その後は8月20日のインターナショナルステークスに出走[4]。ダノンデサイルを見るような位置で競馬を進めるも直線では伸びを欠いてオンブズマンの6着(最下位)に敗れた[5]。

9月14日のプランスドランジュ賞では馬群を捌くのに手間取ってしまい、先に先頭に立ったクロワデュノールを猛追するも短アタマ差の2着に敗れた[6]。

10月5日の凱旋門賞では馬場の真ん中でミニーホークとの激しい追い比べを制して勝利を果たした[7]。この勝利により、同競走で2着が3度あったシーザスターズ産駒において初制覇となり、シーザスターズの母アーバンシーも1993年に優勝していることから史上初の親子三代での凱旋門賞制覇という快挙を成し遂げた[8]。

4歳(2026年)

今季の始動戦として4月26日のガネー賞を選び、単勝オッズ1.7倍の1番人気で出走[9][10]。5頭立ての4番手で待機して、残り300mまで仕掛けることを待って追い出されると、抜群の末脚を披露して他馬を置き去りにした。最後は流す余裕を見せながらも追い上げたブライトピクチャーに3馬身半差を付ける危なげのない圧勝を果たした[11]。上り3ハロンは31.94秒という鬼脚であった[12]。

続いて5月21日のアガ・カーン4世賞に単勝オッズ1.3倍の支持を集めて出走[13]。5頭立てながら縦長となった隊列の真ん中3番手を追走。直線に入ると持ったまま位置を上げて行って残り300mで追い出しを開始。先頭まであっさり突き抜けけて2着のルファールに3馬身半差を付ける圧勝。初の10ハロン未満での競走であったが距離短縮に適応してG1競走3連勝とした[14]。

その後はロイヤルアスコット開催に遠征して6月17日のプリンスオブウェールズステークスに出走するもオンブズマンから6馬身近く離された3着と敗戦。陣営は4月の復帰戦から短期間で走られ続けたことに触れ、凱旋門賞連覇へ向けて逆算して調整していくことを話した[15]。後に血液検査の結果で状態が思わしくなかったことが判明して夏場は休養させることとなった[16]。休養に入ってからは直ぐに回復して調教を再開した[17]。

約2ヶ月半ほどの休み明け初戦として凱旋門賞の重要な前哨戦である9月6日のフォワ賞に参戦[18]。単勝オッズは1.4倍という圧倒的な支持を受けた[19]。逃げるベイシティローラーを見ながらの追走から直線で並び掛けると残り200m辺りであっさりと抜け出して1馬身3/4差で快勝。最後まで余裕を感じさせる走りで凱旋門賞連覇に向けて弾みを付けた[20]。

10月4日には連覇を目指して凱旋門賞に出走[21]。JRAオッズでは単勝オッズ3.1倍の1番人気の支持を集めた[22]。内よりの5番ゲートから発走して序盤は10番手辺りの外目を追走する。遅い流れでも慌てずに脚を貯めて、フォルスストレートから徐々に位置取りを挙げていき8番手辺りで最後の直線へ。残り400mのところで鞍上のバルザローナが巧みに外へ持ち出して自慢の末脚を爆発。鞍上の鞭に応えて矢のように伸びると2番手から抜け出していたベイティローラーらを一気に差し切って1馬身1/4差を付けて快勝で連覇を達成[21][23]。4度目のG1制覇を挙げた。上がり3ハロンは出走馬最速の33秒32であった[21]。凱旋門賞を連覇したのは、2017年・2018年のエネイブル以来8年ぶり8頭目で、牡馬に至っては1977年・1978年のアレッジド以来、実に48年ぶりの快挙だった[24]。

10月9日にアガ・カーン・スタッズの公式Xにて現役引退と種牡馬入りが発表された[25]。引退後の2027年よりアイルランドのギルタウンスタッドで種牡馬として繋養される[26]。

競走成績

以下の内容は、Racing Post[27]、JRA-VAN Ver.World[2]、の情報に基づく。

競走日競馬場競走名格距離(馬場)頭数着順タイム着差騎手斤量
[kg]
1着馬(2着馬)
2025.4.6 パリロンシャン 未勝利戦 芝2100m(良) 8 1着 2:13.41 3/4馬身 M.バルザローナ 58 (Wanderlust)
5.7 パリロンシャン 条件戦 芝2000m(稍) 5 1着 2:06.72 3/4馬身 M.バルザローナ 57 (Oracle)
6.8 パリロンシャン リッジウェイ賞 L 芝2000m(重) 5 1着 2:08.75 4 1/2馬身 M.バルザローナ 56 (Poschiavo)
6.29 サンクルー ウジェーヌアダム賞 G2 芝2000m(稍) 6 1着 2:09.81 3/4馬身 M.バルザローナ 57.5 (Bay City Roller)
8.20 ヨーク 英国際S G1 芝2050m(良) 6 6着 - 12 1/2馬身 M.バルザローナ 57.5 Ombudsman
9.14 パリロンシャン プランスドランジュ賞 G3 芝2000m(重) 7 2着 - 短頭差 M.バルザローナ 57 Croix du Nord
10.5 パリロンシャン 凱旋門賞 G1 芝2400m(重) 17 1着 2:29.17 アタマ差 M.バルザローナ 56.5 (Minnie Hauk)
2026.4.26 パリロンシャン ガネー賞 G1 芝2100m(良) 5 1着 2:10.26 3 1/2馬身 M.バルザローナ 58 (Bright Picture)
5.21 パリロンシャン アガ・カーンIV世賞 G1 芝1850m(重) 5 1着 1:54.43 3 1/2馬身 M.バルザローナ 58 (Leffard)
6.17 アスコット プリンスオブウェールズS G1 芝1990m(良) 8 3着 - 5 3/4馬身 M.バルザローナ 58 Ombudsman
9.6 パリロンシャン フォワ賞 G2 芝2400m(稍) 4 1着 2:30.89 1 3/4馬身 M.バルザローナ 58.5 (Bay City Roller)
10.4 パリロンシャン 凱旋門賞 G1 芝2400m(稍) 16 1着 2:27.11 1 1/4馬身 M.バルザローナ 59.5 (Bay City Roller)

血統表

ダリズの血統(出典[§ 1])
父系 ダンジグ系 [§ 2]
父
Sea the Stars
鹿毛 2006
父の父
Cape Cross
黒鹿毛 1994
Green Desert Danzig
Foreign Courier
Park Appeal Ahonoora
Balidaress
父の母
Urban Sea
栗毛 1989
Miswaki Mr. Prospector
Hopespringseternal
Allegretta Lombard
Anatevka
母
Daryakana
栗毛 2006
Selkirk
栗毛 1988
Sharpen Up *エタン
Rocchetta
Annie Edge Nebbiolo
Friendly Court
母の母
Daryaba
鹿毛 1996
Night Shift Northern Dancer
Ciboulette
Darata Vayrann
Darazina
母系 (F-No.)   (FN: 1-e) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer:M4×S5 [§ 4]
出典
  1. ↑ [28]
  2. ↑ [29]
  3. ↑ [28]
  4. ↑ [28]

脚注

  1. ↑ “The LONGINES World's Best Racehorse Rankings For 3yos and upwards which raced in 2025”. 国際競馬統括機関連盟. 2026年1月21日閲覧。
  2. 1 2 3 “ダリズ(Daryz) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2025年10月5日閲覧。
  3. 1 2 “良血馬ダリズが無傷の4連勝、仏G2ウジェーヌアダム賞を制す | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2025年10月5日閲覧。
  4. ↑ “英インターナショナルステークス(G1) 2025/8/20(水) | 日程・結果 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2025年10月5日閲覧。
  5. ↑ 木南友輔 (2025年8月22日). “「何も学ぶことなかった」英インターナショナルS最下位ダリズ陣営が次走候補挙げる/有力馬情報 - 海外 | 競馬 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2025年10月5日閲覧。
  6. ↑ “クロワデュノールが凱旋門賞の前哨戦を勝利、前売り3番人気に | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2025年10月5日閲覧。
  7. ↑ “【凱旋門賞】日本馬またしても勝利に届かず 最高着順はビザンチンドリームの5着 地元フランスの3歳牡馬ダリズがV”. UMATOKU | 馬トク - スポーツ報知 (2025年10月5日). 2025年10月5日閲覧。
  8. ↑ zbat-山口遥暉 (2025年10月9日). “【遥かなる世界の競馬地図】ダリズが凱旋門賞で史上初の親子3代制覇達成! 今後の去就に注目”. サンスポZBAT!. 2025年12月11日閲覧。
  9. ↑ “凱旋門賞馬ダリズがガネー賞で今季初戦、「最高のコンディション」 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2026年4月27日閲覧。
  10. ↑ “ガネー賞(G1) 2026/4/26(日) | 日程・結果 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2026年4月27日閲覧。
  11. ↑ “凱旋門賞馬ダリズ、休み明けの仏G1ガネー賞を圧勝 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2026年4月27日閲覧。
  12. ↑ 木南友輔 (2026年4月27日). “凱旋門賞馬ダリズが衝撃の始動戦!上がり31秒の鬼脚でガネー賞を3馬身半差圧勝 - 海外 | 競馬 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2026年4月27日閲覧。
  13. ↑ “アガカーン4世賞(G1) 2026/5/21(木) | 日程・結果 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2026年10月5日閲覧。
  14. ↑ “ダリズが距離短縮に適応、改称の仏G1アガカーン4世賞を圧勝 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2026年10月5日閲覧。
  15. ↑ “ロイヤルアスコットで敗北のダリズ、遠征は控えてリフレッシュへ | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2026年10月5日閲覧。
  16. ↑ 木南友輔 (2026年7月6日). “凱旋門賞馬ダリズは夏場を休養「血液検査の結果が…」フォワ賞から凱旋門賞連覇へ/有力馬情報 - 海外 | 競馬”. 日刊スポーツ. 2026年10月5日閲覧。
  17. ↑ “血液検査で不安のダリズは順調に回復、凱旋門賞の前哨戦で復帰へ | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2026年10月5日閲覧。
  18. ↑ “凱旋門賞の連覇狙うダリズ、前哨戦の仏G2フォワ賞へ | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2026年10月5日閲覧。
  19. ↑ “フォワ賞(G2) 2026/9/6(日) | 日程・結果 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2026年10月5日閲覧。
  20. ↑ “ダリズが凱旋門賞連覇へ好発進、前哨戦のフォワ賞を余裕の快勝 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2026年10月5日閲覧。
  21. 1 2 3 森永淳洋 (2026年10月5日). “【凱旋門賞回顧】「いい感じだと思ったが」武豊騎手&メイショウタバル夢破れる14着、連覇ダリズは牡馬として48年ぶり偉業 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2026年10月5日閲覧。
  22. ↑ “出馬表 | 2026凱旋門賞 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World. 2026年10月5日閲覧。
  23. ↑ INC, SANKEI DIGITAL (2026年10月5日). “【凱旋門賞】ダリズが史上8頭目の連覇 牡馬はアレジッド以来48年ぶり”. サンスポZBAT!. 大阪サンケイスポーツ. 2026年10月5日閲覧。
  24. ↑ “【凱旋門賞】地元馬ダリズが史上8頭目の連覇達成 牡馬としては48年ぶり - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2026年10月5日閲覧。
  25. ↑ “凱旋門賞連覇を成し遂げたダリズが引退…種牡馬入り「新たな道を歩み始めます」オーナーサイドX投稿 ― スポニチ競馬Web”. スポニチ競馬Web. 2026年10月9日閲覧。
  26. ↑ 凱旋門賞連覇で引退したダリズはアイルランドのギルタウンスタッドに繋養サンケイスポーツ、2026年10月20日配信・閲覧
  27. ↑ Daryz.Racing Post 2026年4月30日閲覧。
  28. 1 2 3 “5代血統表|血統情報|Daryz(FR)”. JBISサーチ. 2026年9月7日閲覧。
  29. ↑ “>Daryz (ダリズ)”. netkeiba. 2026年9月7日閲覧。

外部リンク