株式会社チヨダ
CHIYODA CO.,LTD.
本社が入居する藤澤ビルディング
本社が入居する藤澤ビルディング
種類 株式会社
市場情報
東証プライム 8185[1][2]
1985年7月12日[1][2]上場
本社所在地 日本の旗 日本
〒167-8505
東京都杉並区荻窪4丁目30番16号
藤澤ビルディング5階
設立
業種 小売業
法人番号 1011301004381 ウィキデータを編集
事業内容 靴及び衣料品等の小売及び卸売業
代表者 代表取締役社長 町野雅俊
資本金 68億9321万円
発行済株式総数 4160万9996株
売上高
  • 連結:886億2100万円
  • 単独:704億9600万円
  • (2022年2月期)
経常利益
  • 連結:38億2200万円
  • 単独:△29億円
  • (2022年2月期)
純利益
  • 連結:△112億1600万円
  • 単独:△32億1600万円
  • (2022年2月期)
純資産
  • 連結:554億5500万円
  • 単独:510億6700万円
  • (2022年2月末日現在)
総資産
  • 連結:906億7600万円
  • 単独:794億5400万円
  • (2022年2月末日現在)
決算期 2月末日
主要株主
  • ICHIGO TRUST PTE. LTD.(常任代理人 香港上海銀行東京支店) 14.43%
  • 舟橋政男 7.56%
  • 中央商事 7.21%
  • (2016年2月末日現在)
主要子会社 チヨダ物産 100%
関係する人物
  • 舟橋政男(名誉会長)
  • 井上裕一郎(取締役)
  • 小関国男(取締役)
  • 舟橋浩司(取締役)
外部リンク www.chiyodagrp.co.jp ウィキデータを編集
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株式会社チヨダ(英: CHIYODA CO.,LTD.[4])は、「東京靴流通センター」「靴のチヨダ」「シュープラザ」などの店舗名称で靴を中心とする量販店を運営する小売業者。東京証券取引所プライム市場上場。

概要

1936年(昭和11年)5月に舟橋義雄が東京都杉並区高円寺で「チヨダ靴店」として靴の小売店を開いたのが始まりである[3]。

1948年(昭和23年)6月4日に[1]資本金50万円で「株式会社チヨダ靴店」を設立して法人化した[5]。

1962年(昭和37年)8月に東京都中野区に初の支店として中野店を開設したのを皮切りに[3]、3号店の吉祥寺と中央本線沿線に[6]「靴卸売チヨダ」の店名でチェーン展開を始めた[7]。その後、蒲田や八重洲、池袋などの地下街や駅ビルなどへの店舗展開を進めた[6]。

1969年(昭和44年)4月に神奈川県相模原市に相模原店を開設してショッピングセンターでのテナント出店を開始した[3]。当時は、都市のドーナツ化現象やモータリゼーションが始まったばかりであったため、郊外での靴店の出店は難しいと考えられていたが、2・3年経つうちに急速に売上が伸び、当社の多店化の核となって行った[6]。

しかし、1974年(昭和49年)12月に100店舗を達成し[3]、店舗数で業界トップとなった時点で売上高では4位に留まっていた[6]。

そして、オイルショックに伴うインフレでショッピングセンターへの出店コストが高騰した上、大規模小売店舗法の成立によるショッピングセンターの新設数が減少したことから、店舗を増やしにくい状況が発生した[8]。

そこで、当時の本社ビルの1階にヨドバシカメラやメガネ・ドラッグなどのディスカウント型専門店を参考にして店舗を開設[8]。1977年(昭和52年)に埼玉県大宮市の新大宮バイパス沿いに「東京靴卸売センター」として[9]郊外型ディスカウントストア形態での店舗を開設[3]。この店舗が好調であったことから多店化を進め[8]、後に店名を「東京靴流通センター」へ変更し[9]、1号店から10年間で467店を出店するチェーン店となった[9]。

こうした郊外型ロードサイド店の出店などにより[10]、1979年(昭和54年)10月に200店舗を達成し[3]、売上高でも業界トップとなった[10]。

また、1983年(昭和58年)6月に東京都世田谷区に「ブルーベリー」1号店を開設してアパレル販売へ進出[3]。1985年(昭和60年)12月には「ハローマック」1号店を開設して玩具販売へ進出[5]。1993年(平成5年)2月期に売上高約550億円を上げて国内最大手の玩具専門店となり、当時の全社売上の30%を上げる第2の柱となった[11]。

1990年(平成2年)6月1日にカジュアル衣料品店の子会社・「マックハウス」を設立し[12]、当社で運営していた店舗を移管[13]。 1991年(平成3年)11月に[5]「ベビーマック」1号店を開設して子供服・ベビー服専門店へ進出するなど衣料品や玩具の郊外型専門店の出店も進めた[14]。

その間の1990年(平成2年)9月1日に社名を「株式会社チヨダ」に変更している[15]。

1994年(平成6年)9月に東京都東久留米市に売り場面積約230坪の「シュー・プラザ・チヨダ」1号店の滝山店を開設し[16]、従来店舗の約2倍の売り場面積を持つ大型店で競争力の強化を目指した[17]

なお、リーガルコーポレーションの子会社で靴の製造販売業であるチヨダシューズや「シューズ愛ランド」を運営している島根県の「東京靴」は、当社とは関係ない[2]。

沿革

不祥事・事件

下請法違反

2012年1月に、公正取引委員会から下請業者の代金を不当に減額したとして、下請法違反で勧告を受けた[24]。

運営店

展開する店舗

1994年(平成6年)9月より「シュー·プラザ·チヨダ」の名称で出店が開始されたオフ·プライスド·ストア業態で[16]、従来の「東京靴流通センター」の約2倍の大型靴店として競争力の強化を目指した業態である[17]。
1977年(昭和52年)より「東京靴卸売センター」の名称で出店が開始され、後に「東京靴流通センター」となった靴の郊外型ディスカウントストア[3]。
敷地面積約300坪に[8]店舗面積80~150坪で[25]、12台から20台の駐車場を併設[25]。
主に都市郊外のロードサイドに店舗を構えており[25]、靴店の郊外の生活道路沿いへの出店は業界でも初めてであった[8]。
紳士靴・婦人靴・子供靴・サンダルなどの履物類を幅広く取りそろえ、分野別・サイズ別に陳列したセルフサービス方式の店舗で、ファミリー向けの品揃えをしている[8]。
近年は改装等で、「東京」の名前を外して単に「流通センター」の屋号で運営する店舗も存在する。
駅前商業施設やショッピングセンター内の店舗を中心に展開する業態[26]。
店舗面積は30~50坪で、主に都市郊外のショッピングセンターでのテナントで出店[25]。
アイウォークの運営していた店舗[27]

かつて存在した店舗

靴店

郊外ロードサイド出店のファミリーシューズショップ[28]。
関西で「東京靴流通センター」に当たる業態の店舗名として使用されていた[29]
スニーカー主体の[29]スポーツシューズショップ[28]。
米国トム・マッキャンと提携して展開した紳士靴店[28]。
高級靴専門店[28]。
婦人靴店[30]。

ファッション店

マックハウススーパーストア湘南藤沢店
紳士靴・紳士服・文具・バッグなどを品揃えしたメンズ・トラッド・ショップ[10]。
子会社・マックハウス[18]に移管[13]。
1983年(昭和58年)6月に東京都世田谷区に1号店を開設[3]。
カジュアル・ショップ[10]。
子会社・マックハウス[18]に移管[13]。
靴と軽衣料を品揃えした高感度な[10]レディスファッション店[28]。
スポーツシューズの他、スポーツウェアなども扱うスポーツ用品店[11]。
同名の子会社が運営するジーンズショップ[16]。G Future Fund1号投資事業有限責任組合が実施した株式公開買付けにより、2024年(令和6年)11月19日にチヨダとの資本関係がなくなった。

玩具店

おもちゃのハローマック
出店開始当時では珍しかったロードサイド立地の玩具店だった[31]。
1993年(平成5年)2月期に売上高約550億円を上げて国内最大手の玩具専門店ととなっていた[11]。
1985年(昭和60年)から2008年(平成20年)7月まで展開。特徴ある外観やキャラクター「マックライオン」で知られた[32]。
店舗多くは改装されて、東京靴流通センターなどのチヨダグループ店舗や別業種の店舗として使われている[32]。
東京おもちゃショー2019にチヨダが「おもちゃのハローマック」名義で出展した[32]。
2024年(令和6年)11月にはチヨダからのライセンス供与を受ける形で、トミーテックがハローマック店舗をジオラマ化した鉄道模型を、トイズキャビンがマックライオンやハローマック店舗などのカプセルトイをそれぞれ発売した[33][34][35][36]。なお、両社共に東京靴流通センター店舗の鉄道模型やカプセルトイも併せて発売した[34][35][36][37]。

ベビー用品店

1991年(平成3年)11月に1号店を開設した子供服・ベビー服専門店[5]。当初は「ベビーマック」の店名であった[14]。
0歳から8歳までの子供向けの衣料・玩具・乗り物・雑貨を扱っていた[11]。

その他

家電・時計・日用品のディスカウントストア[38]。

靴のブランド

同社の主要PB(プライベートブランド)は、ハイドロテック(HYDRO-TECH)、バイオフィッター(Bio Fitter)、セダークレスト(CEDAR CREST)の3ブランド[広報 5]。その他多数のPB(プライベートブランド)、16のNPB(ナショナルプライベートブランド)、およびNB(ナショナルブランド)から構成される[39]。

PB(プライベートブランド)

ハイドロテック(HYDRO-TECH)
多種多様なニーズに応える高機能シューズブランド。防水や防滑、軽量設計や衝撃吸収、通気性、幅広設計などの機能を、ユーザーニーズに合わせて搭載した様々なシリーズを展開する[広報 6]。年間販売足数は約73万足(2017年2月末)。累計販売足数は約700万足(2003年9月~2017年5月末)[広報 5]。
バイオフィッター(Bio Fitter)
世代を問わない、様々なシューズに対する悩みを解決するために開発した「からだ想いのバイオフィッター」ブランド。バイオフィッターは「Bio=生命」と「Fitter=フィットするもの」という単語を組み合わせた造語[広報 7]。年間販売足数は約320万足(2017年2月末)[広報 5]。
セダークレスト(CEDAR CREST)
1925年、米国テネシー州で誕生[19]。2005年(平成17年)にミドリインターナショナルから商標権を取得[19]。
フワラク(fuwaraku)
「チヨダ はきごこち研究所」で企画した初の婦人靴のプライベートブランド[40]。
クリスチアーノ・ロザーニ(Cristiano Rossani)
イタリアのファッションデザイナー、クリスチアーノ氏が企画するシューズ。コンセプトは「ビジネスでも休日のカジュアルでも使用できる靴」[広報 8]。
シュッテ(Shutte)
婦人靴のプライベートブランド[41]。

関連項目

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. 1 2 3 4 5 6 “新規上場企業紹介 チヨダ靴店”. 証券 1985年8月号 (東京証券取引所総務部) (1985年8月).pp126
  2. 1 2 3 4 “企業 チヨダ靴店”. 証券アナリストジャーナル 1985年9月号 (日本証券アナリスト協会) (1985年9月).pp98
  3. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 “新規上場企業紹介 チヨダ靴店”. 証券 1985年8月号 (東京証券取引所総務部) (1985年8月).pp128
  4. ↑ 株式会社チヨダ 定款 第1章第1条
  5. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 “「チヨダ」最大の靴小売業チェーン、玩具・スボツ、ベビー・子供など業態別展開”. ヤノニュース 1994年1月20日号 (矢野経済研究所) (1994年1月20日).pp34
  6. 1 2 3 4 “企業 チヨダ靴店”. 証券アナリストジャーナル 1985年9月号 (日本証券アナリスト協会) (1985年9月).pp99
  7. ↑ 渡辺淑乃 “チヨダ”. 証券調査 1992年1月号 (新日本証券調査センター) (1992年1月).pp66
  8. 1 2 3 4 5 6 “企業 チヨダ靴店”. 証券アナリストジャーナル 1985年9月号 (日本証券アナリスト協会) (1985年9月).pp100
  9. 1 2 3 “販売最前線 チヨダ靴店㈱”. NTT business 1988年2月号 (NTTテレマーケティング) (1988年2月).pp30
  10. 1 2 3 4 5 6 “企業 チヨダ靴店”. 証券アナリストジャーナル 1985年9月号 (日本証券アナリスト協会) (1985年9月).pp101
  11. 1 2 3 4 “「チヨダ」最大の靴小売業チェーン、玩具・スボツ、ベビー・子供など業態別展開”. ヤノニュース 1994年1月20日号 (矢野経済研究所) (1994年1月20日).pp35
  12. 1 2 『流通会社年鑑 2003年版』 日本経済新聞社、2002年12月20日。pp913
  13. 1 2 3 渡辺淑乃 “チヨダ”. 証券調査 1992年1月号 (新日本証券調査センター) (1992年1月).pp73-74
  14. 1 2 3 渡辺淑乃 “チヨダ”. 証券調査 1992年1月号 (新日本証券調査センター) (1992年1月).pp74
  15. 1 2 “新社名で飛躍できるか!?旧社名のイメージゼロも 〈さすがの「三菱」「三井」嫌われる「機械」「工業」「鉄工」〉”. 経済ライフ 1990年8月号 (国連経済社) (1990年8月).pp11
  16. 1 2 3 4 5 “チヨダ 出店柳制と新業態への転換を軸に思い切ったリストラに取り組む”. 激流 1995年1月号 (国際商業出版) (1995年1月).pp110-114
  17. 1 2 野口達也 “日本のトイザらス目指した「チヨダ」の挫折”. 実業界 1997年1月15日号 (実業界) (1977年1月1日).pp138-141
  18. 1 2 3 “福岡-大阪2部上場へ 寿屋”. 野田経済 1999年4月号 (野田経済研究所) (1999年4月).pp51
  19. 1 2 3 “原宿に靴ブランド「セダークレスト」の旗艦店-新生1号店”. みんなの経済新聞ネットワーク. 2023年6月6日閲覧。
  20. ↑ “チヨダ/アイウォークを子会社化”. 流通ニュース. 2023年6月6日閲覧。
  21. ↑ 「本社移転のご案内」『』チヨダ、2017年8月1日。2024年11月4日閲覧。
  22. ↑ “チヨダ/連結子会社のアイウォークを吸収合併”. 流通ニュース. 2023年6月6日閲覧。
  23. ↑ マックハウス<7603>、投資会社トラストアップによるTOBを受け入れ|親会社のチヨダ<8185>が全株式を応募へM&A online 2024年10月11日
  24. ↑ 株式会社チヨダに対する勧告について (PDF) 公正取引委員会 2012年1月13日
  25. 1 2 3 4 “新規上場企業紹介 チヨダ靴店”. 証券 1985年8月号 (東京証券取引所総務部) (1985年8月).pp129
  26. ↑ Ltd, © Chiyoda Co. “株式会社チヨダ「TOKYO SHOES RETAILING CENTER 西友成増店」が9月19日(木)にオープン!アプリ会員限定のお得なキャンペーンを開催! | プレスリリース | 靴とシューズの専門店 株式会社チヨダ”. 株式会社チヨダ. 2024年10月15日閲覧。
  27. ↑ “業界再編 チヨダがアイウォークの株式取得、子会社化へ”. フットウエアプレス. 2023年6月6日閲覧。
  28. 1 2 3 4 5 草薙一義 “ユーザー訪問 日本最大の靴小売専門店小規模多店舗展開のシステム化を実現/チヨダ靴店”. コンセンサス 1985年9月号 (コンセンサス編集部) (1985年9月).pp13
  29. 1 2 “靴のチヨダ”. 専門店 1992年11月号 (日本専門店会連盟) (1992年11月).pp6
  30. ↑ “企業 チヨダ靴店”. 証券アナリストジャーナル 1985年9月号 (日本証券アナリスト協会) (1985年9月).pp102
  31. ↑ “新規出店に衰えみせないチヨダ”. 実業往来 1992年7月号 (実業往来社) (1992年7月).pp92
  32. 1 2 3 “なぜ「おもちゃのハローマック」は閉店後も愛され続けるのか、ネットでの反響を担当者に直撃”. ウォーカープラス. 2023年6月6日閲覧。
  33. ↑ “ロードサイドショップ(おもちゃのハローマック)”. 鉄道模型 トミックス 公式サイト. 株式会社トミーテック (2024年5月8日). 2024年5月27日閲覧。
  34. 1 2 岡本耕治 (2024年5月23日). “懐かしの「ハローマック」ジオラマ、11月に発売 独特の屋根、今も街角でノスタルジー刺激”. 産経新聞. 2024年5月27日閲覧。
  35. 1 2 春山優花里 (2024年6月28日). “あこがれのハローマックが手のひらサイズで立体化 建物やマックライオンのミニチュア4種がカプセルトイに”. ねとらぼ. 2024年12月3日閲覧。
  36. 1 2 “あこがれのハローマック 400円”. 商品紹介. 株式会社トイズキャビン. 2024年12月3日閲覧。
  37. ↑ “ロードサイドショップ(東京靴流通センター)”. 鉄道模型 トミックス 公式サイト. 株式会社トミーテック (2024年5月8日). 2024年5月27日閲覧。
  38. ↑ “異業種ロードサイド・ビジネスの現況 紳士服等のロードサイド店の動向と将来性”. AM+network 1992年4月号 (オートマート・ネットワーク) (1992年4月).pp42
  39. ↑ “シェアードリサーチ社 レポート 31頁” (PDF). 2017年8月1日閲覧。
  40. ↑ “チヨダ、社員自ら履きたいと思うPBを開発”. 繊研新聞. 2023年6月6日閲覧。
  41. ↑ “チヨダ、「シュッテ」のスリッポンを大阪で一貫生産”. 繊研新聞. 2023年6月6日閲覧。

広報など1次資料

外部リンク

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