バイオハザード・ザ・リアル
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| 主なデータ | |||||||||||
| 種類 | ウォークスルー型シューティング・アトラクション | ||||||||||
| テーマ | バイオハザードシリーズ | ||||||||||
| 所要時間 | 約5 - 10分(2013年)、約8分(2014年・2015年) | ||||||||||
バイオハザード・ザ・リアルは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで2013年から2015年にかけて期間限定で開催された、カプコンのサバイバルホラーゲーム『バイオハザードシリーズ』を題材とするシューティング型ホラーアトラクションのシリーズである。2013年7月19日に初登場し、2014年には『バイオハザード・ザ・リアル2』、2015年には『バイオハザード・ザ・リアル3』として、それぞれ内容を変更して開催された[1]。
ゲストが銃型の装置を装備し、ゾンビやクリーチャーと戦いながら、架空の都市ラクーンシティからの生還を目指すウォークスルー形式を採用した。カプコンの監修のもと、実物のセットや特殊効果、射撃に反応するシステムなどを組み合わせ、原作ゲームの世界観を再現した[2]。
概要
『バイオハザード・ザ・リアル』は、『バイオハザード』シリーズの舞台となるラクーンシティを再現した施設内を、ゲスト自身が移動しながら進行する体験型アトラクションである。ゲーム内で用いられる銃撃、弾薬の制限、ウイルスへの感染、生存のための回復といった要素が、実際の参加者の行動と連動する仕組みを特徴としていた[3]。
アトラクションは、ニューヨーク・エリアのパレスシアターを会場に開催された。2013年の初代ではハンドガン、2014年の第2作ではショットガン、2015年の第3作では映像を表示するゴーグルと複数の銃型装置が導入され、開催年ごとに体験方式が変更された[4]。
全3作品とも、未就学児および小学生の利用を認めない「R12」の利用制限が設けられた。また、2014年と2015年の開催では、安全上の理由から、つま先やかかとが露出した靴、ヒールの高い靴などについても制限が設けられていた[5][6]。
開催以前の関連企画
2012年の「ハロウィーン・ホラー・ナイト」では、『バイオハザード』シリーズとのコラボレーションが実施され、ニューヨーク・エリアに「バイオハザード ~ラクーンシティ~」と「アンブレラ社 ~t-ウィルス・エスケープ~」が登場した。前者はラクーンシティの街並みを特殊効果や映像で表現したホラーエリア、後者はアンブレラ社からの脱出を題材とするウォークスルー形式のアトラクションであった[7]。
2013年から開催された『バイオハザード・ザ・リアル』は、これらの企画とは異なり、ゲストが銃型装置を使用してクリーチャーと戦う体験を取り入れたアトラクションとして登場した[8]。
開催内容
バイオハザード・ザ・リアル(2013年)
2013年7月19日から11月10日まで開催された。9月9日から12日までは休止し、9月13日以降は金曜日から月曜日、祝日および10月31日を中心に実施された。当初は9月8日までの開催が案内されていたが、後に11月10日まで延長された[9]。
カプコンの監修のもと、荒廃したラクーンシティを舞台とする施設が制作された。ゲストは約700グラムのハンドガン型装置と、ウイルスへの感染度を示すインジケーターを受け取り、限られた弾数でゾンビやクリーチャーと戦いながら脱出を目指した[10]。
アトラクションは2ステージで構成された。最初のステージでは参加者が「R.P.D.ルート」と「Hospitalルート」のいずれかに振り分けられた。ルートは参加者が選択する方式ではなく、最初のステージを突破した参加者は、最終ステージとなるアンブレラ社の研究所での戦闘に進んだ[11]。
ゾンビやクリーチャーの造形には、映画『ゴジラ』などの特殊造形を手がけた若狭新一が参加し、高さ2メートルを超えるタイラントも制作された。また、射撃システムには、警察や軍隊の訓練にも利用される方式が応用された[10]。
7月18日に行われた報道関係者向けの先行体験では、ゾンビやクリーチャーが出現する通路を、参加者が銃型装置を構えて進む様子が取材された。4Gamer.netは、実際のセットと出演者、射撃システムを組み合わせた体験について詳しく報じている[2]。
バイオハザード・ザ・リアル2(2014年)
2014年8月8日から11月9日まで、『バイオハザード・ザ・リアル2』として開催された。前作と同じくニューヨーク・エリアのパレスシアターを会場とし、体験時間は約8分とされた[12]。
最大の変更点は、前作のハンドガンに代わって、重量約1,500グラム、全長約64センチメートルのショットガン型装置が導入されたことである。参加者は銃のポンプアクションを操作しながら、ゾンビやクリーチャーとの戦闘を進めた[13]。
敵との遭遇機会も増加したほか、ゲームシリーズに登場する回復アイテム「ハーブ」が新たに導入された。ゲストは、道中に設置されたハーブを利用することで感染度を下げることができた[6]。
一般公開に合わせて行われた体験取材では、ショットガン型装置の反動や、インジケーターで感染状態を確認しながら進行する仕組みが紹介された。銃に表示された残弾数と感染状態を確認し、グループで協力して進む点も特徴であった[14]。
バイオハザード・ザ・リアル3(2015年)
2015年7月3日から11月8日まで、『バイオハザード・ザ・リアル3』として開催された。7月3日から9月10日までは連日、9月11日以降は不定期で開催された。会場は引き続きニューヨーク・エリアのパレスシアターで、体験時間は約8分であった[5]。
第3作では、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが独自開発した「プロジェクション・ゴーグル」を採用した。ゴーグルの視野内に映像を表示し、銃の残弾数、参加者のライフ、攻撃の命中や被弾に関する情報を確認できるようになった。銃型装置と映像情報を連動させることにより、ゲームの画面表示に相当する情報を、ウォークスルー形式の体験に取り入れた[4]。
装備にはハンドガンとマシンガンが用意され、参加者は状況に応じて2種類の武器を使用した。マシンガンには発射時の振動や反動を表現する仕組みがあり、前作までとは異なる射撃体験が導入された[1]。
物語では、ウイルス感染が進行したラクーンシティを舞台に、ゲストがアンブレラ社の特殊部隊「U.B.C.S.」の隊員とともに行動した。ゾンビやクリーチャーと戦闘しながら移動し、途中ではハーブの入手など、原作ゲームを再現した演出も設けられた[1]。
カプコン側からは『バイオハザード』シリーズのプロデューサーである川田将央と、『バイオハザード リベレーションズ2』のプロデューサーであるジェームズ・バンスが監修に参加した。両名は2015年7月の報道向け取材で、ゴーグルの導入によってゲーム的な情報表示と射撃の体感性が向上したことを説明している[15]。
各作品の比較
| 項目 | 2013年 | 2014年 | 2015年 |
|---|---|---|---|
| 作品名 | バイオハザード・ザ・リアル | バイオハザード・ザ・リアル2 | バイオハザード・ザ・リアル3 |
| 開催期間 | 7月19日 - 11月10日 | 8月8日 - 11月9日 | 7月3日 - 11月8日 |
| 主な武器 | ハンドガン | ショットガン | ハンドガン・マシンガン |
| 主なシステム | 感染度インジケーター | 感染度インジケーター・ハーブ | プロジェクション・ゴーグル |
| 体験時間 | 約5 - 10分 | 約8分 | 約8分 |
| 会場 | ニューヨーク・エリア、パレスシアター | ||
各作品の開催期間、主な装備、体験時間は、開催当時のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの発表および専門メディアの体験取材に基づく[9][12][5]。
反響
2013年の初代は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが「生還率ほぼ0%」を掲げて展開した。運営会社によれば、同年7月31日までの体験者は5万人を超えたが、この時点では生還者が出ていなかった。その後、開幕22日目の8月9日には、累計体験者数が10万人を超えた段階で、初めて4人が生還したことが発表された[11][16]。
2014年の『バイオハザード・ザ・リアル2』でも、生還の難しさが宣伝に用いられた。運営会社は、開幕28日目となる9月4日に、累計体験者11万人を超えた段階で初めて10人の生還者が出たと発表している[17]。
シリーズは2013年から2015年まで3年連続で開催され、各年の公開時にはファミ通、GAME Watch、4Gamer.netなどのゲーム専門メディアによる体験取材が行われた。2015年の第3作では、新たな映像表示装置による没入感や、射撃時の反動を取り入れた演出などが取り上げられた[15]。
関連商品
アトラクションの開催期間中には、作品の世界観を取り入れた飲食メニューやグッズも販売された。
2013年には、アンブレラ社の社員証を模したネックストラップや、t-ウイルス入りの試験管をモチーフにしたタッチペンなどが販売された。また、パスタ「ブレイン」やアルコールカクテル「S.T.A.R.S.」などが用意された[18]。
2015年には、ゲーム中の組織「U.B.C.S.」の隊員向けの支給品をイメージした「アンブレラ・サバイバル・プレート」や、回復アイテムをモチーフとするドリンク「調合ハーブ」などが販売された。関連商品に加え、アトラクションの記念写真を購入できるサービスも提供された[5]。
脚注
- 1 2 3 “プロジェクション・ゴーグルによって“新たなリアル”を獲得。USJの新アトラクション「バイオハザード・ザ・リアル3」を一足早く体験してきた”. 4Gamer.net (2015年7月2日). 2026年10月31日閲覧。
- 1 2 ““生還率ほぼ0%”は伊達じゃない? 7月19日にオープンしたユニバーサル・スタジオ・ジャパンの新アトラクション「バイオハザード・ザ・リアル」を体験してきた”. 4Gamer.net (2013年7月19日). 2026年10月31日閲覧。
- ↑ “生還率ほぼ0%!「バイオハザード・ザ・リアル」がユニバーサル・スタジオ・ジャパンで開催中!”. カプコン (2013年8月2日). 2026年10月31日閲覧。
- 1 2 “ゴーグルでさらに進化! 「バイオハザード・ザ・リアル3」を体験してきた”. GAME Watch (2015年7月1日). 2026年10月31日閲覧。
- 1 2 3 4 ““世界イチの夏休み、はじまる!” 期間限定イベントが続々登場”. 合同会社ユー・エス・ジェイ (2015年5月25日). 2026年10月31日閲覧。
- 1 2 ““生還率、限りなく0%”の超高難易度で、昨夏話題をさらった、驚異のシューティング型サバイバルホラー・アトラクションが進化を遂げて再び登場!”. 合同会社ユー・エス・ジェイ (2014年6月23日). 2026年10月31日閲覧。
- ↑ “「バイオハザード」がUSJで行われる「ハロウィーン・ホラー・ナイト」とコラボ。ゲームの世界観が再現されたアトラクションを楽しむチャンス”. 4Gamer.net (2012年8月27日). 2026年10月31日閲覧。
- ↑ “USJ、生還率ほぼ0%の「バイオハザード・ザ・リアル」を7月19日より開催”. GAME Watch (2013年7月1日). 2026年10月31日閲覧。
- 1 2 “超画期的!新シューティング型サバイバルホラー・アトラクション、日本初上陸 期間限定開催『バイオハザード・ザ・リアル』オープン日2013年7月19日(金)に決定”. 合同会社ユー・エス・ジェイ (2013年7月1日). 2026年10月31日閲覧。
- 1 2 “USJ、生還率ほぼ0%の「バイオハザード・ザ・リアル」を期間限定で開催”. GAME Watch (2013年5月28日). 2026年10月31日閲覧。
- 1 2 “いまだ“生還者ゼロ”の超難易度で話題!『バイオハザード・ザ・リアル』”. 合同会社ユー・エス・ジェイ (2013年8月5日). 2026年10月31日閲覧。
- 1 2 “USJで「バイオハザード」再び! 恐怖のアトラクションが帰ってきた”. GAME Watch (2014年6月24日). 2026年10月31日閲覧。
- ↑ ““バイオハザード・ザ・リアル2”をユニバーサル・スタジオ・ジャパンで体験 ゾンビだけでなく女教官も怖い? ショットガンならではの爽快感が魅力”. ファミ通.com (2014年8月8日). 2026年10月31日閲覧。
- ↑ “生還した記者、0人なり!ショットガン持って、USJ「バイオハザード・ザ・リアル2」のゾンビに突撃してみた”. インサイド (2014年8月8日). 2026年10月31日閲覧。
- 1 2 ““バイオハザード・ザ・リアル3”をユニバーサル・スタジオ・ジャパンで体験! プロジェクション・ゴーグルの技術がスゴイ!”. ファミ通.com (2015年7月2日). 2026年10月31日閲覧。
- ↑ “体験者10万人超にして初“生還者”現る! 超難関『バイオハザード・ザ・リアル』”. 合同会社ユー・エス・ジェイ (2013年8月9日). 2026年10月31日閲覧。
- ↑ “体験者11万人超にして初の“生還者”誕生! 超高難易度『バイオハザード・ザ・リアル2』”. 合同会社ユー・エス・ジェイ (2014年9月4日). 2026年10月31日閲覧。
- ↑ ““生還率ほぼ0%” 超画期的!シューティング型サバイバルホラー・アトラクション誕生『バイオハザード・ザ・リアル』”. 合同会社ユー・エス・ジェイ (2013年5月28日). 2026年10月31日閲覧。
外部リンク
- バイオハザード・ザ・リアル - カプコン
- バイオハザード・ザ・リアル2 - カプコン
- バイオハザード・ザ・リアル3 - 合同会社ユー・エス・ジェイ