バナナチップス

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バナナチップス
別名 バナナクリスプス(イギリス英語)
種類 チップス(英語版)
フルコース
提供時温度 室温
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バナナチップス
フィリピンのバナナチップス
フィリピンのバナナチップス
100 gあたりの栄養価
エネルギー 2,170 kJ (520 kcal)
58.40 g
糖類 35.34 g
食物繊維 7.7 g
33.60 g
飽和脂肪酸 28.970 g
一価不飽和 1.950 g
多価不飽和 0.630 g
2.30 g
ビタミン
ビタミンA相当量
(1%)
4 µg
ビタミンA 83 IU
チアミン (B1)
(7%)
0.085 mg
リボフラビン (B2)
(1%)
0.017 mg
ナイアシン (B3)
(5%)
0.710 mg
ビタミンB6
(20%)
0.260 mg
葉酸 (B9)
(4%)
14 µg
ビタミンC
(8%)
6.3 mg
ビタミンE
(2%)
0.24 mg
ビタミンK
(1%)
1.3 µg
ミネラル
ナトリウム
(0%)
6 mg
カリウム
(11%)
536 mg
カルシウム
(2%)
18 mg
マグネシウム
(21%)
76 mg
リン
(8%)
56 mg
鉄分
(10%)
1.25 mg
亜鉛
(8%)
0.75 mg
銅
(10%)
0.205 mg
他の成分
水分 4.3 g

%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)

バナナチップス(英語: Banana chips)またはバナナクリスプス(イギリス英語: Banana crisps[1])は、薄切りにしたバナナを揚げたり乾燥させたりしたスナック菓子で、通常はカリカリしている。これは、普通はより堅くてデンプンが豊富な調理用バナナやプランテンなどの品種から作られ、サバ(英語版)やネンドラン(英語版)のような栽培品種が使用される。使用するバナナは甘いものや風味の良いものでもよく、砂糖や蜂蜜や塩や様々な香辛料などをコーティングしたりまぶしてもよい[2][3]。

バナナチップスは、重要な貿易を行っている唯一のバナナ加工品である。バナナチップスの主な輸出国はフィリピンである。バナナチップスの輸出市場は、タイ王国とインドネシアでも確立している[4][5]。

揚げバナナチップス

揚げバナナチップスは、普通は薄切りにした未熟なバナナをひまわり油かヤシ油で揚げて製造される。これはポテトチップスと同様に乾燥しており、約4%の水分を含み、塩、香辛料、砂糖または赤糖でコーティングされている。時にはバナナ風味が加えられることもある。熟したデザート用バナナを使用すると、ねっとりした仕上がりになる。これはドライチップスではなくデザートに使用される。

乾燥バナナチップス

バナナチップスの種類によっては、食品を乾燥させるだけで製造できるものもある。乾燥させただけの薄切りにしたバナナは暗黄色でカリカリではなく、茶色で堅く噛みごたえがある。これはとても甘く、バナナの風味が濃い。これは、理想的には完熟したバナナから作られる。別の方法としてオーブンで焼いて作ることもできるが、この方法では同じような濃いバナナの風味を得られない可能性がある。

栄養

乾燥バナナチップスは、4%の水分、58%の炭水化物、34%の脂肪、2%のタンパク質を含む。また、100グラムあたり520キロカロリーのエネルギー、RDI(英語版)の21%のマグネシウム、20%のビタミンB6、10%の鉄分と銅、11%のカリウムなどの豊富な栄養素を含む。その他の微量栄養素は、RDIに対して無視できる量である。

各国のバナナチップス

フィリピン

フィリピンはバナナチップスの主要輸出国で、アメリカ合衆国、カナダ、欧州連合、日本、オーストラリア、大韓民国、中華人民共和国、ロシアを含む30以上の国に大量に輸出している。2009年のフィリピンのバナナチップス輸出による年間収益は約3500万ドルだった[5][4][3]。

フィリピンには、Pinasugbo(英語版) のような伝統的な料理からチーズパウダーをまぶした現代的なものまで様々なバナナチップスがある。フィリピンのバナナチップスは主にサババナナ(英語版)やカルダババナナ(英語版)から作られており、後者はサイズが大きいので商用のバナナチップスで好まれている。国内と家庭向けの場合は、薄切りにした新鮮なバナナを直接揚げて作る。輸出市場向けの商用バナナチップスの主な製造方法は、浸透脱水(英語版)とそれに続いて375 °F (191 °C) のヤシ油で1分間揚げるものである。揚げられたチップスは特徴的な明るい色をしている[3][6][7]。

インド

ケララ州では nenthra-kaaya oopperi、vazhaykka upperi または upperi として知られるフライドプランテン(英語版)チップスはヤシ油で揚げられる[8]。この種類のチップスには、熟したプランテンと未熟なプランテンの両方が使用される。スパイシーで甘いチップスを作るために、マサラか赤糖でコーティングされている場合もある。プレーンなバナナチップスとプランテンチップスは、それぞれ pachkkaya varuthathu と kaya upperi と呼ばれている。甘い赤糖でコーティングされたバナナチップスは sharkara upperi または sharkkara varatty と呼ばれており、後者がより高価である。Sharkara varatty は、結婚式やオナムの際に提供されるサディヤ(英語版)と呼ばれる伝統的なケララ州の料理に欠かせないものである。

インドネシア

インドネシアのクリピック(英語版)・ピサン(インドネシア語: Kripik pisang、バナナチップス)

バナナは海域東南アジア原産の植物で、この地域の人々はスナック菓子としての使用を含めて古くからバナナの利用方法を生み出してきた。インドネシアではバナナチップスはクリピック・ピサン(インドネシア語: Kripik pisang)と呼ばれており、これは伝統的なカリカリしたチップスのクリピック(英語版)(インドネシア語: Kripik)の変種とみなされている。クリピック・ピサンはカリカリしている人気のスナック菓子で、インドネシアでよく見られ、ジャワ島とスマトラ島ではより普及していると見られる。北マルク州では、アヒルのくちばしの形をしたピサン・ムル・ベベ(インドネシア語: Pisang mulu bebek)が人気である。これは、サンバルと揚げラッカセイと揚げアンチョビと一緒に提供される[9]。ランプン州では、バナナチップスはチョコレートパウダーと組み合わされてクリピック・ピサン・チョコラ(インドネシア語: Kripik pisang coklat)と呼ばれている[10]。

普通は未熟な緑色のバナナを薄切りにし、ライムと塩を混ぜた水に浸してからチップスとして揚げる[11]。未熟なバナナは水分と糖分が少なくデンプンが豊富なので、揚げ物によく適している。ピサン・ゴレン(インドネシア語: Pisang goreng)も揚げたバナナのスナック菓子だが、薄切りにはなっておらず、甘いホットスナックとして提供される。

アメリカ州

バナナチップスはミューズリーとナッツミックスの一部ということがよくある。トストーネなどの他のチップスは塩辛い。チフレス(英語版)と呼ばれる同様のチップスは、バナナの仲間であるプランテンから作られる。熱帯アメリカの文化では全てのバナナはプランテンとみなされるが、全てのプランテンがバナナというわけではない。これらの揚げプランテンチップスはメキシコ南東部、特にタバスコ州でも非常に人気がある。

ギャラリー

脚注

  1. ↑ Soorianathasundaram, K.; Narayana, C.K.; Paliyath, G. (2016). “Bananas and Plantains”. Encyclopedia of Food and Health. Elsevier. pp. 320–327. doi:10.1016/B978-0-12-384947-2.00054-4. ISBN 978-0-12-384953-3
  2. ↑ mis.dost.gov.ph. “How to Make Sweet and Salted Banana Chips”. EntrePinoys Atbp.. 28 December 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。16 May 2012閲覧。
  3. 1 2 3 Pillay, Michael, ed (2011). Banana Breeding: Progress and Challenges. CRC Press. p. 273. ISBN 978-1-4398-0018-8
  4. 1 2 Robinson, John Charles; Galán Saúco, Víctor (2010). Bananas and Plantains. CABI. p. 16. ISBN 978-1-84593-738-6
  5. 1 2 Molina, A.; Valmayor, R. V. (1999). “Banana Production Systems in Southeast Asia”. In Picq, C.. Bananas and Food Security / Les productions bananières: un enjeu économique majeur pour la sécurité alimentaire. Bioversity International. p. 434
  6. ↑ Po, Lillian G. (2007). “Major Tropical Fruits and Products: Banana, Mango, and Pineapple”. In Hui, Y. H.. Handbook of Food Products Manufacturing: Health, Meat, Milk, Poultry, Seafood, and Vegetables. John Wiley and Sons. p. 825. ISBN 978-0-470-04964-8
  7. ↑ Dela Cruz, F. S. Jr.; Gueco, L. S.; Damasco, O. P.; Huelgas, V. C.; Dela Cueva, F. M.; Dizon, T. O.; Sison, M. L. J.; Banasihan, I. G. et al. (2008). Farmers' Handbook on Introduced and Local Banana Cultivars in the Philippines. Bioversity International. ISBN 978-971-91751-8-6
  8. ↑ Ignatius Pereira (April 13, 2013). “Banana Chips from Kerala, India”. The Hindu 2013年4月13日閲覧。
  9. ↑ “Kenikmatan Dalam Kesederhanaan Pisang Goreng Mulut Bebek” (Indonesian). indonesiakaya.com. 21 April 2022閲覧。
  10. ↑ “Cara Membuat Keripik Pisang Coklat Khas Lampung” (Indonesian). liputan6.com (25 October 2018). 21 April 2022閲覧。
  11. ↑ “Banana Chips (Keripik Pisang)”. Indonesian Original Recipe. 2024年3月3日閲覧。

関連項目