ビシャモン プロフィール
古い深紅の甲冑「般若」に憑り付かれ、妖しい光を放つ一振りの刀「鬼炎」を携えた侍。かつてビシャモンは知り合いの古物商の棚にあった「般若」と「鬼炎」を見つけた時、何者かの呼びかけにより我を失った。数日後、妻のおりんの制止を聞きいれずにそれらを身に着けた瞬間、ビシャモンの体は甲冑と刀によって支配されてしまう。血を求める「般若」と「鬼炎」により、その衝動に抗えずに殺戮を繰り返していき、時折意識を取り戻しては自分の犯した凄惨な現場を見せ付けられる日々を送りながらも、それを止めさせようと「般若」に語り続けてきた。ある日、深い闇の中にパイロンの不気味な声が届き、その声に興味を持った「般若」により、ダークストーカーズとの戦いに誘われる。『ヴァンパイア ハンター』(以下『ハンター』)までのエンディングでは「鬼炎」と「般若」から解放されて、我を取り戻す。その後、ビシャモンは出家し、おりんと共に全国を行脚しながら罪を償うべく、人々のために尽力する。
『ヴァンパイア セイヴァー』(以下『セイヴァー』)では、宿主であるビシャモンの元を離れた「般若」と「鬼炎」に宿る怨念が血を求め、人の形となって動き出す。そして、かつての宿主の名「ビシャモン」を名乗り、魔次元に立つ。そのエンディングでは、魔次元にあった魂を全て喰らおうとした「般若」と「鬼炎」を、苦行の果てに法力を得たビシャモンが封印する。
ビシャモンは、真っ赤な胴丸鎧を身に着けた鎧武者そのものという姿をしている。周囲には常に霊魂が浮遊しており(「般若」が殺した魂の一部)、肩の部分には角を模した一対の大きな棘まで生えた鬼の顔を象っている鎧の胴が特徴的で、ビシャモンの動きにあわせて生き物のように躍動する。また、鎧に操られるビシャモンの肌の色も青く変化し、その顔も鬼の形相そのものになっている。性格は、快楽によって殺人を犯す狂気の殺人鬼そのもので、勝利デモでの台詞もさらに多くの殺しを求める凶悪なものが多い。「は」が「刃」と表記される笑い方をする。
ホームステージは『ハンター』までは日本の雪国。対CPU戦での、このステージでは画面奥にある奥のかまくらの中からCPUビシャモンが登場する。『セイヴァー』以降は「ABARAYA(アバラヤ)」という名前の日本の古い家屋の内部をモチーフにしたステージに設定されている。
名前の由来は、仏教における天部の仏であり、四天王の一人、武神毘沙門天[要出典]。
ビシャモンの妻。ダークストーカーズとの戦いに身を投じている夫の身を案じ、生霊(周囲の火の玉、ただし『セイヴァー』以降の火の玉は異なる)としてビシャモンと行動を共にしている。火の玉が2つあるのは「片方がおりんで、もう片方は愛人である」という没になった設定の名残である。
刀を手にしているだけあって、その射程の広さが売り。そのため、戦闘スタイルも刀を使った剣技が中心で、その他にも身の回りを浮遊する霊魂を飛ばす攻撃もある。基本性能が非常に高く、攻め能力はトップクラスの強さを誇る。飛び道具は、相手を行動不能にする効果を持ち、ダッシュでの横押しが強力で、そこからジャンプ攻撃を織り交ぜてのラッシュ力も高い。また、牽制力の高い各種の技や、ガードキャンセル技も優秀。ただし、これらを使いこなすにはプレイヤーの技術の高さが物を言い、ゲーム中での「強さ=プレーヤーの上手さ」の図式がもっとも顕著に現れる難しいキャラクターでもある。防御面に若干の不安があり、いかに相手の攻撃を切り返すかの技量が要るため、ガードキャンセルの精度が求められる。
初代ではガードキャンセル技が一切存在しない。
立ち弱パンチと立ち弱キック以外の攻撃は全て刀を使うものとなっている相手の距離とは無関係でレバー前入れで常に遠距離技となり、それ以外で近距離技へと変化する。なおジャンプ状態の垂斜の区別はない。
| 操作 | 立ち(近距離) | 立ち(遠距離) | しゃがみ | ジャンプ |
|---|---|---|---|---|
| 弱パンチ | 闇拳 | 枯葉散らし | 小突き | 羽根切り |
| 中パンチ | 唐竹割り | 一文字斬り | 白羽突き | 鳥落とし |
| 強パンチ | 黄泉撫で | 瓦砕き | 鋼通し | 鬼撥ね |
| 弱キック | 地踏み | 疾刀 | 艸刈り | 髷解き |
| 中キック | 逆刃立て | 卒塔婆折り | 凪払い | 耳削ぎ |
| 強キック | 止め刺し | 腕落とし | 弁慶殺 | 兜割り |
『セイヴァー』から隠しキャラクターとして登場する、修行の果てに般若と鬼炎の呪縛を捻じ伏せ、逆にそれを操ることに成功した人間のビシャモン。キャッチコピーは「魔を祓う傀儡(くぐつ)」。戦闘前の登場演出やエンディングが、通常のビシャモンとは異なる。性能面では「絡め魂」など一部の必殺技が使用不可だが、「鬼炎斬」がいつでも使用できるなどの違いがある。また、攻撃力と防御力が通常のビシャモンより上昇している。CPU戦では一定の条件を満たすと、隠しボスとして登場する。この戦闘はいわば「ボーナスゲーム」であり、勝っても負けてもエンディングを見ることは可能。『セイヴァー』では朧ビシャモンに勝利すれば、アニタなどが登場する専用のおまけ演出を見ることができたが、この演出は『ハンター2』と『セイヴァー2』では削除されている。CPU朧ビシャモンは各技の攻撃力がプレイヤーが操作する朧ビシャモンよりもさらに上昇しており、とりわけ「ES怒鬼炎斬」や「ES鬼嬲り」を全段喰らうと、体力ゲージの3分の1は持っていかれる。間合いを離すと出してくる「鬼嬲り」、「怒鬼炎斬」、接近戦で隙を見せると決めてくるES切り捨て御免によるラッシュなど、尋常でない強さを見せる。CPU戦での朧ビシャモン乱入条件は、各キャラクターに規定された特定のEX必殺技で2回以上「EX FINISH」を出し(削りやDF中は不可)、かつ全試合コンプリート勝利(バットマークを1つも失わない)でラスボスを倒すという条件を満たすことで登場する。
業務用『セイヴァー』ではCPU専用のノンプレイヤーキャラクターであったが、『ハンター2』『セイヴァー2』ではスタートボタンを押しながらビシャモンを選択すれば使用可能になった。家庭用では『セイヴァー』以降の全ての作品で使用可能だが、『クロニクル』では「セイヴァー2タイプ」のみ選択可能となっている。
家庭用『セイヴァー』で新たに用意された朧ビシャモン使用時のエンディングは、『セイヴァー』でのビシャモンのエンディングを人間のビシャモンからの視点で見たもの、という内容。
通常技、EX必殺技はビシャモンと共通だが、周囲に霊魂が無く、それを使った「絡め魂」からの派生技が使用できない。しかし、「鬼炎斬」は特殊な条件無しでいつでも使用することができ、「怒鬼炎斬」「鬼嬲り」のような専用の技が追加されているなど、「絡め魂」が使えないという点を補って余りある性能を有している。
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PQS B74