マッツ・スンディン
| マッツ・スンディン | |
|---|---|
|
トロント・メープルリーフス時代(1997年) | |
| 本名 | マッツ・ヨハン・スンディーン |
| 原語名 | Mats Johan Sundin |
| 生誕 |
1971年2月13日(55歳) |
| 身長 | 6 ft 5 in (1.96 m) |
| 体重 | 240 lb (110 kg; 17 st 2 lb) |
| ポジション | センター |
| シュート | 右打ち |
| 所属したチーム |
Djurgårdens IF ケベック・ノルディクス トロント・メープルリーフス バンクーバー・カナックス |
| 代表 |
|
| NHLドラフト |
全体1位(1989年) ケベック・ノルディクス |
| プロ選手期間 | 1989年 – 2009年 |
| 2012年殿堂入り | |

マッツ・スンディン (北部サーミ語: Mats Sundin スウェーデン語: [ˈmatːs sɵnˈdiː:n], 1971年2月13日 - )は、スウェーデンBromma生まれのプロアイスホッケー選手。ポジションはセンター。
大柄な技巧派のセンターとして活躍した。トロント・メープルリーフス史上、そしてスウェーデンアイスホッケー史上最高の選手の1人として認められている。
経歴
スウェーデン
地元でプレーを始めたスンディンは、1987-88シーズンにスウェーデン・ジュニアリーグのユールゴーデンIFストックホルムに加入した。翌シーズンはスウェーデン2部リーグのナッカHKでプレーしプロキャリアをスタートさせた。1989-90シーズンにはエリテセリエンのユールゴーデンIFを率いてリーグ優勝を果たした。
非常に優れた技術を持つスンディンは、以前からNHLのケベック・ノルディクスの注目を集めており、1989年のNHLエントリードラフトでノルディクスからNHL史上初のヨーロッパ生まれ選手として全体1位指名を受けた。
NHL
2年目の1991-92シーズンには76ポイント、3年目には早くもキャリアハイの47ゴールと114ポイントを記録し、翌1992-93シーズンには、歴代5位タイとなる30試合連続でポイントを記録した。[1]
4年目となった1993-94シーズンにはトレードの噂が持ち上がり、スンディンに注目していたトロント・メープルリーフスのゼネラルマネージャーであるクリフ・フレッチャーは、1994年6月28日にハートフォードで行われたNHLドラフトで、スンディン他3名とリーフスのスターであるキャプテンのウェンデル・クラーク他3名とのトレード(加えて両チームともドラフト指名権を1つずつ譲渡)を成立させた。
メープルリーフスでのデビューはNHLのロックアウトにより遅れ、トレードの後にはスウェーデンに戻り、ユールゴーデンIFでプレーした。NHLシーズンが再開されるとリーフスに加わり、短縮されたシーズンにおいてチームのポイント王となった。
1996-97シーズン中に、チームキャプテンのダグ・ギルモアがトレードされるとスンディンは後任に指名され、メープルリーフスの16代目キャプテン、そしてフランチャイズ史上初のヨーロッパ人キャプテンとなり、シーズンでは41ゴール53アシストで94ポイントを記録し、リーフス在籍中で最も成績が良いシーズンとなった。
1999年のプレーオフでは17試合で16ポイントを挙げ、リーフスをカンファレンス決勝進出に導いた。
2006-07シーズン開始直後にNHL史上35人目、スウェーデン選手として初の500ゴール達成者となった。
2008年7月にフリーエージェントとなり、12月にバンクーバー・カナックスと1年契約を結んだ。リーフスとの試合のためにトロントに戻った際には、リーフスのファンからスタンディングオベーションが送られ、スンディンはカナックスのベンチで涙を流し、ファンに応えた。
2009年9月30日にストックホルムで開催された記者会見で現役の引退を発表した。
2012年6月26日、スウェーデン人としてはボリエ・サルミンに続き2人目となるホッケーの殿堂入りを果たし、翌年にはIIHF殿堂入りも果たした。
2016-17シーズンのリーフスのホーム開幕戦において、スンディンの背番号13はチームの永久欠番の一つに加えられ、リーフス史上最も偉大な選手100人の第5位に選出されている。[2]
2017年には、100人の偉大なNHL選手の一人に選ばれた。
2026年5月3日、スンディンはトロント・メープルリーフスのホッケー運営部門のシニア・エグゼクティブ・アドバイザーに就任した。[3]
代表歴
| 獲得メダル | ||
|---|---|---|
| 男子アイスホッケー | ||
| オリンピック | ||
| 金 | 2006 トリノ | |
| 世界選手権 | ||
| 金 | 1991 フィンランド | |
| 金 | 1992 チェコスロバキア | |
| 金 | 1998 スイス | |
| 銀 | 1990 スイス | |
| 銀 | 2003 フィンランド | |
| 銅 | 1994 イタリア | |
| 銅 | 2001 ドイツ | |
1989年と1990年(優勝)のヨーロッパジュニア選手権、そして1990年の世界ジュニア選手権に出場した。
スウェーデン代表として世界選手権に7回出場して、すべての大会でメダルを獲得し、1991年、1992年、1998年(キャプテン)に金メダル、1990年、2003年(キャプテン)に銀メダル、1994年、2001年(キャプテン)に銅メダルを獲得した。また、1992年と2003年の世界選手権オールスターチームとベストフォワード、1998年大会のベストフォワードに選出された。
1991年のカナダカップに出場し、オールスターチームに選ばれた。
1996年と2004年のワールドカップ・オブ・ホッケーに出場し、両大会でスウェーデンチームのキャプテンを務め、1996年大会のオールスターチームに選出された。
1998年、2002年、そして2006年のトリノオリンピックにスウェーデン代表として出場し、キャプテンを務めた2002年と2006年には、それぞれ大会オールスターチーム選出と金メダル獲得を成し遂げた。
プレーと影響
スンディンの持ち味は、力強いスケーティングとリンクのどこからでも放てる強烈なシュート、体格を生かしたパックプロテクションと効果的なフェイスオフスキル、そして一貫して安定したプレー能力である。メープルリーフスに在籍した13シーズン中12シーズンにわたりチームの最多ポイントを記録し、2026年現在のリーフスの歴代最多ポイント数 (987) 、パワープレーゴール数 (124) 、決勝ゴール数 (79) の記録を保持している。
スンディンは、NHLでの最初の17シーズンすべてにおいて20ゴール以上を記録し、NHLキャリアのほぼすべてのシーズンで70試合以上に出場して70ポイント以上を記録する安定した活躍を見せた。スウェーデン人選手として唯一の500ゴールと初の1,000ポイントを達成し、同国出身選手の中で、NHL最多となるゴール数 (564) とポイント数 (1,349) を記録している。
北米出身ではない選手としてはNHL史上最長となる10シーズンにわたりメープルリーフスのキャプテンを務め、氷上の内外で落ち着いた模範的なリーダーシップをもたらし、在任中にチームが5度プレーオフ進出を逃した際には、メディアやファンからチームや自身に向けられる厳しい批判にも毅然とした態度で真摯に対応した。また地域社会における慈善活動にも熱意を持って取り組んだ。
母国スウェーデンホッケーにおいては英雄の1人と見なされており、長年にわたり代表キャプテンを務めた。世界選手権での3度の優勝、そして2006年のトリノオリンピックでの宿敵フィンランドとの決勝戦では、チームメイトのニクラス・リドストロムが決めた決勝ゴールをアシストし、キャプテンとしてスウェーデンを2度目の金メダルに導く功績を残した。
独自のインスピレーションをトロントに持ち込んだスンディンは、エア・カナダ・センター(現スコシアバンク・アリーナ)の外にある「レジェンズ・ロウ(Legends Row)」に設置された銅像によって称えられている。
詳細情報
レギュラーシーズンとプレーオフでの成績
| レギュラーシーズン | プレーオフ | |||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シーズン | チーム | リーグ | 試合 | G | A | Pts | PIM | 試合 | G | A | Pts | PIM | ||
| 1988–89 | Nacka HK | SWE-2 | 25 | 10 | 8 | 18 | 18 | — | — | — | — | — | ||
| 1989–90 | Djurgårdens IF | SEL | 34 | 10 | 8 | 18 | 16 | 8 | 7 | 7 | 4 | |||
| 1990–91 | ケベック・ノルディクス | NHL | 80 | 23 | 36 | 59 | 58 | — | — | — | — | — | ||
| 1991–92 | ケベック・ノルディクス | NHL | 80 | 33 | 43 | 76 | 103 | — | — | — | — | — | ||
| 1992–93 | ケベック・ノルディクス | NHL | 80 | 47 | 67 | 114 | 96 | 6 | 3 | 1 | 4 | 6 | ||
| 1993–94 | ケベック・ノルディクス | NHL | 84 | 32 | 53 | 85 | 60 | — | — | — | — | — | ||
| 1994–95 | Djurgårdens IF | SEL | 12 | 7 | 2 | 9 | 14 | — | — | — | — | — | ||
| 1994–95 | トロント・メープルリーフス | NHL | 47 | 23 | 24 | 47 | 14 | 7 | 5 | 4 | 9 | 4 | ||
| 1995–96 | トロント・メープルリーフス | NHL | 76 | 33 | 50 | 83 | 46 | 6 | 3 | 1 | 4 | 4 | ||
| 1996–97 | トロント・メープルリーフス | NHL | 82 | 41 | 53 | 94 | 59 | — | — | — | — | — | ||
| 1997–98 | トロント・メープルリーフス | NHL | 82 | 33 | 41 | 74 | 49 | — | — | — | — | — | ||
| 1998–99 | トロント・メープルリーフス | NHL | 82 | 31 | 52 | 83 | 58 | 17 | 8 | 8 | 16 | 16 | ||
| 1999–00 | トロント・メープルリーフス | NHL | 73 | 32 | 41 | 73 | 46 | 12 | 3 | 5 | 8 | 10 | ||
| 2000–01 | トロント・メープルリーフス | NHL | 82 | 28 | 46 | 74 | 76 | 11 | 6 | 7 | 13 | 14 | ||
| 2001–02 | トロント・メープルリーフス | NHL | 82 | 41 | 39 | 80 | 94 | 8 | 2 | 5 | 7 | 4 | ||
| 2002–03 | トロント・メープルリーフス | NHL | 75 | 37 | 35 | 72 | 58 | 7 | 1 | 3 | 4 | 6 | ||
| 2003–04 | トロント・メープルリーフス | NHL | 81 | 31 | 44 | 75 | 52 | 9 | 4 | 5 | 9 | 8 | ||
| 2005–06 | トロント・メープルリーフス | NHL | 70 | 31 | 47 | 78 | 58 | — | — | — | — | — | ||
| 2006–07 | トロント・メープルリーフス | NHL | 75 | 27 | 49 | 76 | 62 | — | — | — | — | — | ||
| 2007–08 | トロント・メープルリーフス | NHL | 74 | 32 | 46 | 78 | 76 | — | — | — | — | — | ||
| 2008–09 | バンクーバー・カナックス | NHL | 41 | 9 | 19 | 28 | 28 | 8 | 3 | 5 | 8 | 2 | ||
| NHL 合計 | 1,346 | 564 | 785 | 1,349 | 1,093 | 91 | 38 | 44 | 82 | 74 | ||||
国際大会
| 年度 | チーム | 大会 | 試合 | G | A | Pts | PIM | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1989 | スウェーデンU18 | 欧州ジュニア | 6 | 5 | 4 | 9 | 8 | |
| 1990 | スウェーデンU18 | 欧州ジュニア | 6 | 6 | 2 | 8 | 14 | |
| 1990 | スウェーデンU20 | 世界ジュニア | 7 | 5 | 2 | 7 | 6 | |
| 1990 | スウェーデン | 世界選手権 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
| 1991 | スウェーデン | 世界選手権 | 10 | 7 | 5 | 12 | 12 | |
| 1991 | スウェーデン | カナダカップ | 6 | 2 | 4 | 6 | 16 | |
| 1992 | スウェーデン | 世界選手権 | 8 | 2 | 6 | 8 | 8 | |
| 1994 | スウェーデン | 世界選手権 | 8 | 5 | 9 | 14 | 4 | |
| 1996 | スウェーデン | ワールドカップ | 4 | 4 | 3 | 7 | 4 | |
| 1998 | スウェーデン | オリンピック | 4 | 3 | 0 | 3 | 4 | |
| 1998 | スウェーデン | 世界選手権 | 10 | 5 | 6 | 11 | 6 | |
| 2001 | スウェーデン | 世界選手権 | 2 | 0 | 1 | 1 | 2 | |
| 2002 | スウェーデン | オリンピック | 4 | 5 | 4 | 9 | 10 | |
| 2003 | スウェーデン | 世界選手権 | 7 | 6 | 4 | 10 | 10 | |
| 2004 | スウェーデン | ワールドカップ | 4 | 1 | 4 | 5 | 0 | |
| 2006 | スウェーデン | オリンピック | 8 | 3 | 5 | 8 | 4 | |
| ジュニア 合計 | 19 | 16 | 8 | 24 | 26 | |||
| シニア 合計 | 79 | 43 | 51 | 94 | 80 | |||
賞歴

- スウェーデン ワールドオールスターチーム:4回(1991, 1992, 1994, 1997年)
- カナダカップ オールスターチーム:1991年
- 世界選手権-A オールスターチーム:2回(1992, 2003年)
- 世界選手権-A ベストフォワード:3回(1992, 1998, 2003年)
- バイキング賞(北米でプレーする最優秀スウェーデン選手):4回(1993, 1994, 1997, 2002年)
- ワールドカップ オールスターチーム:1996年
- NHLオールスターゲーム:8回(1996, 1997, 1998, 1999, 2000, 2001, 2002, 2004年)
- オリンピック オールスターチーム:2002年
- NHLオールスターチーム 2ndチーム:2回(2002, 2004年)
- マーク・メシエ・リーダーシップ賞:2008年
- ホッケーの殿堂:2012年
- IIHF殿堂:2013年
- 最高のNHLプレーヤー100人:2017年
- ボリエ・サルミン勇気賞:2025年[4]
NHL記録
- NHLドラフトで全体1位指名を受けた、初の欧州生まれ・欧州育ちの選手
- 通算500ゴールを達成した唯一のスウェーデン人選手
- スウェーデン人ホッケー選手としての通算ポイント数およびゴール数で最多記録(1,349ポイント、564ゴール)
- 通算1,000ポイントを達成した初のスウェーデン人選手
- NHLでの最初の17シーズンすべてにおいて20ゴール以上を記録した選手の1人(他にマーセル・ディオン、ヤロミール・ヤーガー、アレクサンドル・オベチキン)
背番号
- 13(2016年10月15日 トロント・メープルリーフスの永久欠番)
外部リンク
- NHL.com, or Eliteprospects.com, or Eurohockey.com, or Hockey-Reference.com, or Legends of Hockey, or The Internet Hockey Database
- Dave Stubbs (2017年1月1日). “Mats Sundin: 100 Greatest NHL Players” (英語). NHL公式サイト. NHL.com. 2026年9月4日閲覧。
- “Mats Sundin” (北部サーミ語). スウェーデンアイスホッケー協会. 2026年9月4日閲覧。
- “What Mats Sundin Meant to Toronto Hockey” (英語). The Hockey Writers (2021年3月10日). 2026年9月4日閲覧。
- “Mats Sundin Biographical information” (英語). Olympedia. 2026年9月4日閲覧。
- Mike Johnston (2012年11月10日). “HHOF: 12 interesting facts about Mats Sundin” (英語). Sportsnet.ca. 2026年9月4日閲覧。
脚注
- ↑ 「Skater Records Longest Point Streaks, Season」NHL.com Records 2026年10月16日閲覧
- ↑ 「Maple Leafs name greatest players in their history」Toronto Maple Leafs October 15, 2016 2026年9月15日閲覧
- ↑ 「[hired as Maple Leafs executive adviser, Chayka named GM]」NHL.com May 04, 2026 2026年9月5日閲覧
- ↑ 「Sundin wins 3rd annual Borje Salming Courage Award」NHL.com November 15, 2025 2026年9月5日閲覧