モンスターズ・パーティ

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モンスターズ・パーティ
Party Central
監督 ケルシー・マン
脚本 ケルシー・マン
製作 ローレル・ラデヴィッチ
製作総指揮 ジョン・ラセター
ピート・ドクター
ダン・スキャンロン
出演者 ビリー・クリスタル
ジョン・グッドマン
ピーター・ソーン
ジュリア・スウィーニー
チャーリー・デイ
ネイサン・フィリオン
音楽 ディーター・ハルトマン
編集 ティム・フォックス
製作会社 ピクサー・アニメーション・スタジオ
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2013年8月9日(D23 Expo)
アメリカ合衆国の旗 2014年3月21日(一般劇場公開)
上映時間 6分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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『モンスターズ・パーティ』(原題:Party Central)は、ピクサー・アニメーション・スタジオが製作した、2013年のアメリカ合衆国の短編コンピュータアニメーション映画。ケルシー・マンが監督・脚本を務め、ローレル・ラデヴィッチが製作を担当した[1][2]。

2013年公開の長編アニメーション映画『モンスターズ・ユニバーシティ』の関連短編作品で、同作に登場する学生クラブ「ウーズマ・カッパ」のメンバーたちが、初めて開催するパーティーを成功させようと奮闘する様子を描く。ビリー・クリスタルとジョン・グッドマンをはじめ、長編映画の主要キャストが再び出演している[3][4]。

2013年8月9日に開催されたD23 Expoで初上映され、2014年3月21日にはアメリカ合衆国で映画『ザ・マペッツ2/ワールド・ツアー』と同時に一般劇場公開された[5]。

日本では、2018年に発売された短編映画集『ピクサー・ショート・フィルム Vol.3』に収録されている[6]。

ストーリー

モンスターズ・ユニバーシティの学生クラブ「ウーズマ・カッパ」は、クラブハウスで初めてのパーティーを開催する。しかし、大学内で人気を集める「ロアー・オメガ・ロアー」のパーティーに学生たちが集まってしまい、ウーズマ・カッパには誰も訪れない。

落胆するメンバーたちのもとに、かつて同じクラブに所属していたマイクとサリーがやって来る。2人は仲間たちのためにパーティーを盛り上げようと考え、人間の世界へ通じるドアを利用した作戦を思いつく。

マイクとサリーは、ロアー・オメガ・ロアーのパーティー会場とウーズマ・カッパのクラブハウスを、ドアを通じてつなぎ、人気クラブに集まっていた学生たちを次々と自分たちの会場へ誘導する。ドアを通過した学生たちは、知らないうちにウーズマ・カッパのパーティーへ移動させられ、クラブハウスは大勢の参加者でにぎわい始める。

さらに、ドアの向こう側にある人間の家では、突然現れるモンスターたちによって一家が騒動に巻き込まれていた。

やがてウーズマ・カッパのパーティーは大成功を収め、メンバーたちは念願だったにぎやかなパーティーを楽しむ。一方、ロアー・オメガ・ロアーの会場は、参加者を奪われたことで閑散としてしまう。

登場人物

ウーズマ・カッパ

マイク・ワゾウスキ(Mike Wazowski)
緑色の一つ目のモンスター。サリーとともに、ウーズマ・カッパのパーティーを成功させるため、人間の世界へ通じるドアを利用した作戦を考える。
ジェームズ・P・サリバン(James P. Sullivan)
通称「サリー」。青い体毛と紫色の斑点が特徴の大型モンスター。マイクと協力し、パーティーを盛り上げる。
スコット・スクイブルス(Scott Squibbles)
通称「スクイシー」。ウーズマ・カッパのメンバーで、クラブハウスとして利用している自宅に仲間たちを迎える。
ドン・カールトン(Don Carlton)
社会人経験を持つウーズマ・カッパのメンバー。落ち着いた性格で、ほかの学生たちとパーティーを楽しむ。
テリ・ペリーとテリー・ペリー(Terri and Terry Perry)
1つの身体に2つの頭を持つ兄弟。ウーズマ・カッパに所属している。
アート(Art)
紫色の体毛を持つモンスター。自由奔放で予測のつかない行動が特徴。
シェリー・スクイブルス(Sherri Squibbles)
スクイシーの母親。ウーズマ・カッパのメンバーがクラブハウスとして使用している家の持ち主。

ロアー・オメガ・ロアー

ジョニー・ワーシントン(Johnny Worthington III)
大学内で高い人気を誇る学生クラブ「ロアー・オメガ・ロアー」のリーダー。
チェット・アレキサンダー(Chet Alexander)
ロアー・オメガ・ロアーのメンバー。ジョニーとともにクラブの活動に参加している。

その他

ティミー(Timmy)
人間の世界に住む少年。ドアを通じて移動するモンスターたちの騒動に巻き込まれる。
ティミーの父親・母親
ティミーと同じ家に住む両親。モンスターたちが突然現れることで、思いがけない体験をする。

キャスト

役名原語版日本語吹替版
マイク・ワゾウスキ ビリー・クリスタル 田中裕二
ジェームズ・P・サリバン(サリー) ジョン・グッドマン 石塚英彦
スコット・スクイブルス(スクイシー) ピーター・ソーン 嶋田翔平
ドン・カールトン ジョエル・マーレイ 宝亀克寿
テリ・ペリー ショーン・ヘイズ 佐藤せつじ
テリー・ペリー デイヴ・フォーリー 花輪英司
アート チャーリー・デイ 姫野惠二
シェリー・スクイブルス ジュリア・スウィーニー 堀越真己
ジョニー・ワーシントン ネイサン・フィリオン 東地宏樹
チェット・アレキサンダー ボビー・モイニハン 田中英樹
ブリトニー・デイヴィス ベス・ベアーズ 川島悠美
ティミー クリスティーナ・プチェリ 西田光貴
ティミーの父親 ジム・ウォード 日向とめ吉
ティミーの母親 コリーン・オショーネシー 佐々木優子

原語版では『モンスターズ・ユニバーシティ』に出演した主要声優が引き続きキャラクターを演じている。主要な原語版キャストは映画データベースにも記載されている[7]。

スタッフ

スタッフの情報は映画データベースのクレジットに基づく[2][8]。

製作

企画・開発

『モンスターズ・パーティ』の企画は、長編映画『モンスターズ・ユニバーシティ』の製作中に生まれた。

監督・脚本を務めたケルシー・マンは、同作でストーリー監修を担当しており、ウーズマ・カッパのメンバーたちがクラブハウスでパーティーを開催するという設定に関心を持っていた。

長編映画では、メンバーたちが将来パーティーを開催したいと話す場面があったものの、実際にパーティーを開催する展開は描かれていなかった。マンは、こうした設定を回収するための場面を本編やエンドクレジットに組み込みたいと考えていたという。

その後、短編映画の製作が検討された際に、このアイデアが独立した作品として採用された[9]。

マンはインタビューで、ウーズマ・カッパのメンバーたちが初めてのパーティーを開くという発想が、長編映画の中で描ききれなかった場面を短編として実現する機会になったと説明している[10]。

アニメーション制作

本作の製作には約8か月を要した。長編映画『モンスターズ・ユニバーシティ』の製作終盤に作業が進められ、キャラクターや大学の舞台設定など、すでに構築されていた世界観が活用された。

音声収録も長編映画の製作終盤に行われ、ビリー・クリスタルら主要キャストが追加台詞を収録する際に、短編映画で使用する台詞も合わせて収録された[4]。

演出

本作では、人間の世界とモンスターの世界を結ぶドアを利用し、登場人物たちを別々の会場へ移動させる仕組みがコメディーの中心となっている。

長編映画の物語を発展させた作品であるため、観客がすでにマイクとサリー、ウーズマ・カッパのメンバーたちの関係性を理解していることを前提として構成された。

マンは、短編映画を製作するうえでピート・ドクターから助言を受け、中心となる設定を明確にしたうえで、それを繰り返し発展させるコメディーの演出を重視したと説明している[11]。

また、本作の終盤に登場する演出の一部には、長編映画『モンスターズ・ユニバーシティ』の初期構想で考案されたものの、完成版では使用されなかったアイデアが再利用されている[12]。

公開

D23 Expoでの初上映

本作は2013年8月9日、アメリカ合衆国カリフォルニア州アナハイムで開催されたD23 Expoにおいて初上映された[5]。

劇場公開

当初は、ピクサーの長編アニメーション映画『アーロと少年』と同時上映される計画だった。

しかし、『アーロと少年』の公開延期に伴って上映計画が変更され、2014年3月21日公開の映画『ザ・マペッツ2/ワールド・ツアー』の同時上映作品として一般劇場公開されることになった[13]。

一般劇場公開日は2014年3月21日であり、ピクサーおよびディズニーの公式資料でも同日が公開日として扱われている[3]。

ホームメディア

本作は、2018年に発売された短編映画集『ピクサー・ショート・フィルム Vol.3』に収録された。

日本でも同作品集に収録され、ほかのピクサー短編映画とともに映像ソフトおよびデジタル配信で展開されている[6]。

評価

本作は、長編映画『モンスターズ・ユニバーシティ』の登場人物を再び起用した短編コメディーとして、批評家から評価を受けた。

映画・エンターテイメント情報サイト「Inside the Magic」のジェレマイア・ドーズは、2014年3月19日付の記事で、モンスターズ・ユニバーシティの世界観ならではの演出を生かしたユーモアを肯定的に評価した[4]。

一方、アニメーション映画情報サイト「Rotoscopers」のパブロ・ルイスは、2014年4月1日付の批評で、人間の登場人物を巻き込んだ場面や映像表現には面白さがあるとしながらも、作品全体がギャグの連続に終始しており、登場人物の成長や感情的な展開に乏しいと批判した[14]。

関連作品

モンスターズ・ユニバーシティ

『モンスターズ・ユニバーシティ』(2013年)は、本作の登場人物や舞台設定の基礎となった長編アニメーション映画である。

本作は、同作で描かれたウーズマ・カッパの学生生活をさらに掘り下げた短編作品となっている。

モンスターズ・インク

『モンスターズ・インク』(2001年)は、マイクとサリーを主人公とする長編アニメーション映画である。

本作の登場人物であるマイクとサリーは、同作ではモンスターズ・インクの社員として登場する。

脚注

  1. ↑ “Party Central” (英語). Pixar Animation Studios. Pixar Animation Studios. 2026年10月24日閲覧。
  2. 1 2 “モンスターズ・パーティ:作品情報・声優・キャスト・あらすじ”. 映画.com. 2026年10月24日閲覧。
  3. 1 2 “Party Central” (英語). Disney Movies. The Walt Disney Company. 2026年10月24日閲覧。
  4. 1 2 3 “"Party Central" filmmakers give behind-the-scenes look at pitching a Pixar short in "Muppets Most Wanted" event” (英語). Inside the Magic (2014年3月19日). 2026年10月24日閲覧。
  5. 1 2 “Party Central (film)” (英語). D23. The Walt Disney Company. 2026年10月24日閲覧。
  6. 1 2 “ピクサー・ショート・フィルム Vol.3”. Apple TV. 2026年10月24日閲覧。
  7. ↑ “モンスターズ・パーティ”. allcinema. 2026年10月24日閲覧。
  8. ↑ “Party Central - Full Cast & Crew” (英語). IMDb. 2026年10月24日閲覧。
  9. ↑ “Muppets Most Wanted to Be Preceded by a New Monsters University Short” (英語). ComingSoon.net (2014年1月7日). 2026年10月24日閲覧。
  10. ↑ “Pixar's New 'Party Central' Shares Exclusive Sneak Peek” (英語). Fandango (2014年3月5日). 2026年10月24日閲覧。
  11. ↑ “Party Central Director Kelsey Mann Shares Additional Insight & an Early Easter Egg Hint” (英語). Pixar Post (2014年1月27日). 2026年10月24日閲覧。
  12. ↑ “First-Look at Pixar's Newest Short: Party Central” (英語). Pixar Post (2014年2月10日). 2026年10月24日閲覧。
  13. ↑ “New 'Monsters University' Short Will Play Before 'Muppets Most Wanted'” (英語). Upcoming Pixar (2014年1月7日). 2026年10月24日閲覧。
  14. ↑ Ruiz, Pablo (2014年4月1日). “'Party Central' Review” (英語). Rotoscopers. 2026年10月24日閲覧。

関連項目

外部リンク