リパブリック航空

ウィキペディアから、無料の百科事典
リパブリック航空
Republic Airways
IATA
YX[1][2]
ICAO
RPA
コールサイン
BRICKYARD
設立 1998年
AOC # R61A758X[3]
拠点空港
マイレージサービス AAdvantage(英語版) (アメリカン・イーグル)
スカイマイル(英語版) (デルタ・コネクション)
マイレージ・プラス (ユナイテッド・エクスプレス)
航空連合 ワンワールド (アメリカン・イーグル)
スカイチーム (デルタ・コネクション)
スターアライアンス (ユナイテッド・エクスプレス)
親会社 リパブリックエアウェイズ・ホールディングズ
保有機材数 221機
本拠地 インディアナ州インディアナポリス
代表者 ブライアン・ベッドフォード (CEO)
外部リンク https://rjet.com/
テンプレートを表示

リパブリック航空(リパブリックこうくう、英:Republic Airways)は、アメリカ合衆国インディアナ州インディアナポリスに本社を置く、リパブリックエアウェイズ・ホールディングズ傘下の地域航空会社である[5]。アメリカン航空下のアメリカン・イーグル、デルタ航空下のデルタ・コネクション、ユナイテッド航空下のユナイテッド・エクスプレスのブランドとして、エンブラエルE170及びエンブラエルE175で路線を運航している。コールサインのBrickyard(ブリックヤード)は、本社のあるインディアナポリスに位置する有名なサーキットであるインディアナポリス・モーター・スピードウェイのニックネームに由来している。

歴史

"リパブリック航空株式会社" (Republic Airline, Inc.) は1999年にリパブリックエアウェイズ・ホールディングズの子会社として設立された[6]。しかしながらリパブリック航空は2004年まで活動が行われず、2005年に航空運送事業許可を取得するまでの6年間航空運送事業を行えない状態であった[3]。2004年にリパブリックエアウェイズ・ホールディングズはアメリカン航空からの訴えに対応してリパブリック航空の活動を開始した。

アメリカン航空は座席数44席のリージョナルジェットを当時リパブリックエアウェイズ・ホールディングズの主要運営子会社であったシャトークア航空(英語版)に委託運用していた。しかし、後にシャトークア航空が70席のリージョナルジェットをユナイテッド航空から委託運用するようになると、アメリカン航空のスコープ・クローズで当時定められていた"アメリカン航空からの委託運用を行う地域航空会社はアメリカン航空以外からの委託運用であっても座席数50席以上の機材を運用してはならない"という条項に引っ掛かった。このため、リパブリックエアウェイズ・ホールディングズはリパブリック航空の活動を開始させ、2005年に航空運送事業許可を取得し[7]営業可能になると問題であった70席のリージョナルジェットをシャトークア航空からリパブリック航空に移管し、スコープ・クローズ違反状態を解消した。また問題解決のため、リパブリックエアウェイズ・ホールディングズはアメリカン航空パイロット組合に660万ドルを支払った[8]。

2007年、フロンティア航空はリパブリック航空と11年間のコードシェア便運航を行う契約を結んだ。契約に基づき、リパブリック航空の保有する17機のエンブラエルE170をコードシェア便用として運用することになった。最初のコードシェア便は2007年3月に就航し、2008年12月までに全コードシェア便の運航が開始される予定であった。しかしながら、翌2008年4月10日、フロンティア航空は連邦倒産法第11章(チャプター11)を申請した[9][10]。このためリパブリック航空は同月23日に契約を終了、第11章適用時の救済措置として同年8月13日にフロンティア航空を買収し完全子会社化した[11]。その後はフロンティア航空のブランドとしてリパブリック航空の保有する機材を運航していたが、2013年12月にフロンティア航空はリパブリック航空からインディゴ・パートナーズ(英語版)へ売却され、それと共にフロンティア航空ブランドでの自社機の運航を終了した[12]。

2008年9月3日、リパブリック航空はミッドウエスト航空と10年間のコードシェア便運航契約を新たに締結した。2008年10月1日よりカンザスシティ国際空港を拠点とし、12機の航空機がミッドウエスト航空とのコードシェア便としての運航を開始した。その後2009年6月23日、リパブリック航空はミッドウエスト航空を3100万ドルで買収すると発表した[13]。

2013年1月、リパブリックエアウェイズ・ホールディングズは同年中頃より開始される予定であるアメリカン航空下の新ブランド、アメリカン・イーグルとしてエンブラエルE175を運航するためにアメリカン航空と契約を結んだ[14]。2013年8月1日、リパブリック航空はアメリカン・イーグルブランドとしてシカゴ - ニューオーリンズ・ピッツバーグ・アルバカーキ線の運航を開始した[15]。

2016年2月25日、リパブリック航空は連邦倒産法第11章を申請した。当時リパブリック航空はパイロット不足により大きな打撃を受けていたが、2015年10月に締結された新しい契約により会社の立て直しが促進されていた。第11章申請時、リパブリック航空は29億7,000万ドルの負債と35億6,000万ドルの資産を保有していた[16][17]。2016年11月16日、リパブリックエアウェイズ・ホールディングズは2017年第1四半期中にリパブリック航空を第11章適用下から脱却させるための再編計画を提出した[18]。

再編計画では、リパブリックエアウェイズ・ホールディングズの子会社であるシャトル・アメリカとリパブリック航空を合併しリパブリック航空を存続させるとされ、2017年1月31日にシャトル・アメリカはリパブリック航空と合併した。2018年12月、リパブリック航空は親会社の名称にあわせて"Republic Airline"から"Republic Airways"に改称された。

就航都市

以下は2019年9月現在のリパブリック航空の就航都市の一覧である。表においてはアメリカン・イーグル、デルタ・コネクション、ユナイテッド・エクスプレスのどのブランドで就航しているかも記載している。

リパブリック航空就航都市[19] (2019年9月 (2019-09)現在)
国都市空港ADU備考
バハマの旗 バハマフリーポートグランドバハマ国際空港○--
ジョージ・タウン(英語版)エグズーマ国際空港(英語版)○--
ナッソーリンデン・ピンドリング国際空港○--
カナダの旗 カナダエドモントンエドモントン国際空港--○
ハリファックスハリファックス・ロバート・L・スタンフィールド国際空港○--
トロントトロント・ピアソン国際空港--○
 キューバハバナホセ・マルティ国際空港--○
ホンジュラスの旗 ホンジュラスロアタン島フアン・マヌエル・ガルベス国際空港(英語版)○--
メキシコの旗 メキシコメリダメリダ国際空港○--
モンテレイモンテレイ国際空港○--
タークス・カイコス諸島の旗 タークス・カイコス諸島プロビデンシアレス島プロビデンシアレス国際空港○--
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国バーミングハムバーミングハム=シャトルズワース国際空港-○-
ハンツビルハンツビル国際空港○--
フェイエットビル/スプリングデールノースウエストアーカンソー地方空港○-○
デンバーデンバー国際空港--○
デュランゴデュランゴ=ラ・プラタ郡空港(英語版)--○
ハートフォードブラッドレー国際空港○--
ニューヘイブンツイード・ニューヘイブン空港(英語版)○--
ジャクソンビルジャクソンビル国際空港○○○
キーウェストキーウェスト国際空港○-○
マイアミマイアミ国際空港○--拠点空港
ペンサコーラペンサコーラ国際空港(英語版)--○
サラソータサラソータ=ブレイデントン国際空港(英語版)○○○
ウェストパームビーチパームビーチ国際空港○--
アトランタハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港○○○
サバンナサバンナ/ヒルトンヘッド国際空港(英語版)--○
シカゴシカゴ・オヘア国際空港--○拠点空港
インディアナポリスインディアナポリス国際空港○○○拠点空港
デモインデモイン国際空港○-○
ウィチタウィチタ・ドワイト・D・アイゼンハワー国際空港--○
レキシントンブルーグラス空港-○-
ルイビルルイビル国際空港○○○拠点空港
ラファイエットラファイエット地域空港(英語版)--○
ニューオーリンズルイ・アームストロング・ニューオーリンズ国際空港○○○
バンゴーバンゴー国際空港(英語版)--○
ポートランドポートランド国際ジェットポート○--
ボストンジェネラル・エドワード・ローレンス・ローガン国際空港-○-拠点空港
デトロイトデトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港○○○
グランドラピッズジェラルド・R・フォード国際空港(英語版)--○
トラバースシティチェリー・キャピタル空港(英語版)--○
ミネアポリス/セントポールミネアポリス・セントポール国際空港○-○
カンザスシティカンザスシティ国際空港○○○拠点空港
セントルイスセントルイス・ランバート国際空港○○○
オマハエプリー・エアフィールド○○○
マンチェスターマンチェスター・ボストン地域空港○--
ニューアークニューアーク・リバティー国際空港--○拠点空港
バッファローバッファロー・ナイアガラ国際空港○○○
ニューヨーク市ジョン・F・ケネディ国際空港○○-拠点空港
ニューヨーク市ラガーディア空港○○○拠点空港
ロチェスターグレーター・ロチェスター国際空港-○○
シラキュースシラキュース・ハンコック国際空港○-○
シャーロットシャーロット・ダグラス国際空港○○○
グリーンズボロピードモント・トライアド国際空港○--
ローリー/ダーラムローリー・ダーラム国際空港○○○
ウィルミントンウィルミントン国際空港(英語版)○--
シンシナティシンシナティ・ノーザンケンタッキー国際空港○-○
クリーブランドクリーブランド・ホプキンス国際空港○○○
コロンバスポート・コロンバス国際空港○○○拠点空港
オクラホマシティウィル・ロジャース・ワールド空港○-○
フィラデルフィアフィラデルフィア国際空港○○-拠点空港
ピッツバーグピッツバーグ国際空港○○○拠点空港
プロビデンスT・F・グリーン空港○--
チャールストンチャールストン国際空港○-○
グリーンビル/スパータンバーググリーンビル=スパータンバーグ国際空港(英語版)--○
ヒルトンヘッドアイランドヒルトンヘッド空港(英語版)○○-
マートルビーチマートルビーチ国際空港○--
ラピッドシティラピッドシティ地域空港(英語版)--○
ノックスビルマクギー・タイソン空港(英語版)○--
メンフィスメンフィス国際空港○--
ナッシュビルナッシュビル国際空港○○○
オースティンオースティン・バーグストロム国際空港○--
ブラウンズビルブラウンズビル/サウス・パドレー・アイランド国際空港(英語版)--○
コーパスクリスティコーパスクリスティ国際空港(英語版)--○
ダラス・フォートワースダラス・フォートワース国際空港--○
エルパソエルパソ国際空港--○
ヒューストンジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港○-○拠点空港
ミッドランドミッドランド国際空港--○
サンアントニオサンアントニオ国際空港--○
ソルトレイクシティソルトレイクシティ国際空港--○
バーリントンバーリントン国際空港○-○
ノーフォークノーフォーク国際空港○--
リッチモンドリッチモンド国際空港○○-
ワシントンD.C.ワシントン・ダレス国際空港--○拠点空港
ワシントンD.C.ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港○○-拠点空港
マディソンデーン郡地域空港(英語版)-○○
ミルウォーキージェネラル・ミッチェル国際空港-○○

運航機材

リパブリック航空のエンブラエル170、機体番号N866RW[注釈 1]、カンザスシティ国際空港にて

リスト

2020年5月現在の運用機材は以下の通りである[21]。

機種 運用中 注文中 座席数 備考
F Y+ Y 合計
エンブラエルE170 22 9 12 48 69 デルタ・コネクションとして運航。
37 6 16 70 ユナイテッド・エクスプレスとして運航。
3 必要に応じリパブリック航空のブランドで運航。
エンブラエルE175 85 12 20 44 76 アメリカン・イーグルとして運航。
46 0 20 44 デルタ・コネクションとして運航。
28 16 48 ユナイテッド・エクスプレスとして運航。
合計 221 0

過去の機材

リパブリック航空の引退した機材
機種 引退年
エンブラエルE190 2015年
ボンバルディアQ400 2017年

事故

脚注


注釈

  1. ↑ この機体はその後フジドリームエアラインズで機体番号JA04FJとして2010年から2024年まで運行された後[20]、日本国内で解体された。

出典

  1. ↑ FAA JO7340.2D - faa.gov
  2. ↑ Republic Airlines on ch-aviation - ch-aviation
  3. 1 2 “Federal Aviation Administration - Airline Certificate Information - Detail View”. av-info.faa.gov. 2019年6月27日閲覧。
  4. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 https://rjet.com/about-republic-airline/our-bases-routes/
  5. ↑ "Contact Us." Republic Airways Holdings. Retrieved on May 19, 2009.
  6. ↑ “Republic Airways Holdings Form 10-K for Year Ended December 31, 2004”. August 16, 2013閲覧。
  7. ↑ “Exhibit99.1 Republic Airline Certification”. 2013年8月16日閲覧。
  8. ↑ “Republic Airways Continues Attack On Pilots Group With Sham Furloughs” (2011年9月8日). 2013年8月16日閲覧。
  9. ↑ Bowley, Graham (April 12, 2008). “Frontier Airlines Files for Bankruptcy”. The New York Times January 28, 2020閲覧。
  10. ↑ (英語) Airways: A Global Review of Commercial Flight, Volume 15. Airways International, Incorporated. p. 15 January 28, 2020閲覧。
  11. ↑ “Republic Airways to Acquire Frontier Airlines”. BizTimes Daily (Wisconsin: BizTimes Media). (August 14, 2009). オリジナルのSeptember 29, 2011時点におけるアーカイブ。 August 14, 2009閲覧。
  12. ↑ “Frontier Airlines sale finalized to Indigo Partners LLC”. denverpost.com. (December 3, 2012) December 29, 2012閲覧。
  13. ↑ “Republic Airways to acquire Midwest Airlines”. The Business Journal (2009年6月23日). 2013年8月1日閲覧。
  14. ↑ “Republic Airways to operate large regional jets for American Airlines”. dallasnews.com (2013年1月24日). 2013年2月15日閲覧。
  15. ↑ “American Airlines Unveils Embraer 175 Regional Jet Design”. forbes.com (2013年7月31日). 2013年8月1日閲覧。
  16. ↑ News, ABC. “Business Index”. October 30, 2016閲覧。
  17. ↑ Gara, Antoine. “Republic Airways CEO Says Bankruptcy Filing Will Take Airline To New Heights”. October 30, 2016閲覧。
  18. ↑ Republic Airways Files Plan of Reorganization, Intends to Emerge from Chapter 11 in Q1-2017 - businesswire.com
  19. ↑ “Our Bases & Routes”. March 7, 2020閲覧。
  20. ↑ 機体番号:JA04FJの航空機情報 Flyteam
  21. ↑ “Republic Airlines Fleet Details and History” (英語). www.planespotters.net. 2018年7月7日閲覧。
  22. ↑ https://aviation-safety.net/database/record.php?id=20180621-0
  23. ↑ https://rzjets.net/aircraft/?reg=445817

外部リンク