下水流昂

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下水流 昂
2019年7月27日
(楽天時代、ZOZOマリンスタジアムにて)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 神奈川県横浜市青葉区
生年月日 (1988-04-23) 1988年4月23日(36歳)
身長
体重
178 cm
88 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2012年 ドラフト4位
初出場 2013年10月3日
最終出場 2021年7月7日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

下水流 昂(しもずる こう、1988年4月23日 - )は、神奈川県横浜市出身の元プロ野球選手(外野手)。右投右打。

経歴

プロ入り前

兄の影響で野球を始め、横浜市立鴨志田第一小学校から横浜市立鴨志田中学校に進学。中学時代に所属した緑中央シニアで本格的に野球に打ち込んだ[1]。

横浜高時代は、1年時春からベンチ入り。2年秋になって中堅手のレギュラーに定着。3年時春の第78回選抜高等学校野球大会では、準決勝から4番に座り、同校8年ぶりとなる優勝を達成した[2]。夏の第88回全国高等学校野球選手権大会では、1回戦で大阪桐蔭高に6-11で敗れた。高校の同期に福田永将や佐藤賢治や西嶋一記、2学年先輩に涌井秀章や石川雄洋、1学年後輩に髙濱卓也、2学年後輩に土屋健二や倉本寿彦がいる。なお、福田とは小・中・高、シニアと同じチームでプレーしていた[3]。

高校卒業後は、青山学院大学に進学し東都大学野球連盟に加盟する硬式野球部に入部する。1年時春からリーグ戦に出場。2年時春には1試合2本塁打を打つ[4]。3年時に右膝後十字靱帯を部分断裂するという大怪我を負い[2]、秋にはチームが1984年以来となる2部に降格した[1]。4年時は自ら主将に立候補してチームを牽引し[1]、1季で1部リーグに返り咲いた。2時春と4年時秋にベストナインを受賞している。大学通算13本塁打(1部9本、2部4本)。1部通算は86試合276打数62安打31打点8盗塁、打率.225。大学の同期には小池翔大、冨田康祐がいる。

大学卒業後は、社会人野球のHondaに入団。普段は工場に勤務し、自動車製造の心臓部といえるエンジンの鋳造や不具合のチェックなどの社業に携わった[2]。1年目から公式戦に出場し、第82回都市対抗野球大会は初戦敗退に終わった。2年目は、第83回都市対抗野球大会の2回戦で新垣勇人擁する東芝に0-3で敗れた。在籍時のチームメイトには、佐藤達也や諏訪部貴大がいる。

2012年10月25日、プロ野球ドラフト会議で広島東洋カープから4巡目指名を受けた[5]。

広島時代

広島時代
(2016年6月17日 マツダスタジアムにて)

2013年の春季キャンプでは二軍スタートであったが、紅白戦などで結果を残し一軍に帯同。しかし3月15日に右長内転筋損傷と診断され離脱した[6]。同年はシーズンの大半を二軍で過ごしたものの、リーグ戦が残り2試合となった10月3日に一軍登録され、同日の試合でスタメンとしてプロ初出場・初安打を記録[7]、10月6日のシーズン最終戦では代打としてプロ初打点を記録した[7][8]。クライマックスシリーズは左投手対策の右打者としてメンバーに登録され[7]、ファーストステージの第1戦(阪神タイガース戦)に代打で出場した。

2014年は一軍出場の機会はなかった。

2015年は二軍で14本塁打と好調で9月3日に一軍登録、5試合で10打数2安打、打率.200だった。9月11日に登録抹消された。

2016年は試合後の二軍降格が予定されていた3月6日の埼玉西武ライオンズとのオープン戦で代打本塁打を打ち、開幕一軍を勝ち取った[9]。開幕戦に7番ライトで出場したが、4試合6打席で無安打4三振と結果を残すことができず降格となった。交流戦で一軍に復帰し、プロ入り初本塁打を打つなど5本塁打を記録した。また、この活躍を受け広島市下水道局のPRポスターに起用された[10]。その後も安定して一軍に定着し1年を通し48試合に出場しリーグ優勝に貢献。

2017年は9試合に留まった。

2018年は4月1日の対中日ドラゴンズ戦の2回2アウトランナーなしの場面でシーズン初打席を迎え、相手先発の笠原祥太郎の3球目を捉えてバックスクリーンへの本塁打とした[11]。さらに7月20日の対読売ジャイアンツ戦では、延長10回裏2アウトランナー1塁から代打として登場。相手クローザーのスコット・マシソンからサヨナラ2ラン本塁打を放ち、チームの勝利に貢献した[12]。シーズン通算では4本塁打、12打点の成績を残した。なおシーズン後には前述したサヨナラ本塁打が 「スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞」の年間大賞に選出されており、この件に関して彼は「県民、ファンに勝利を届けたかった。みんなの思いが乗った。」と語っている[13]。

楽天時代

2019年7月2日、三好匠との交換トレードで東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍した[14]。背番号は46[15]。

2021年は6試合の出場に留まり、10月26日に戦力外通告を受けた[16]。そして12月18日に菅原秀と共に現役を引退することを発表した[17]。

現役引退後

2022年からは古巣・広島に戻り二軍マネージャーに就く[18]。

選手としての特徴・人物

2017年6月21日 ウエスタン・リーグにて

積極的でパンチ力を秘めた広角打法に加え[19][20]、50メートル走6秒2、遠投110メートルの俊足強肩の外野手[2]。

目標とする選手はHondaの先輩でもある長野久義である[21]。

フジテレビアナウンサーの三田友梨佳とは青山学院大学硬式野球部の選手とマネージャーという間柄で、大学では同期である。「プロで活躍して三田アナのインタビューを受けるのが目標のひとつです」と語っている[7][22]。

2015年1月21日に中学時代の同級生と入籍し、2016年12月3日にハワイで挙式を行った[23]。

詳細情報

年度別打撃成績

年

度
球

団
試

合
打

席
打

数
得

点
安

打
二
塁
打
三
塁
打
本
塁
打
塁

打
打

点
盗

塁
盗
塁
死
犠

打
犠

飛
四

球
敬

遠
死

球
三

振
併
殺
打
打

率
出
塁
率
長
打
率
O
P
S
2013 広島 2550200021000000010.400.400.400.800
2015 510100200020000000030.200.200.200.400
2016 481161041126605471800001200267.250.328.452.780
2017 9991110020000000020.111.111.222.333
2018 67898082110434120120700255.263.322.425.747
2019 2440000000000000021.000.000.000.000
楽天 5010188122220230601201001281.250.333.341.674
'19計 5210592122220230601201001302.239.324.326.650
2020 203532160111150000201110.188.257.344.601
2021 610100100010000000040.100.100.100.200
通算:8年 209379342338110112129420240310210214.237.304.377.681

年度別守備成績

年
度
球
団
外野
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2013 広島 140001.000
2015 340001.000
2016 34410001.000
2017 20000.---
2018 4847111.980
2019 12010.667
楽天 4133120.944
'19計 4235130.923
2020 13121001.000
2021 13121001.000
通算 143143341.973

表彰

記録

初記録

背番号

  • 35(2013年 - 2019年7月3日[15])
  • 46(2019年7月4日[15] - 2021年)

関連情報

CM

  • 東亜地所 カープ選手4人篇(2017年) - 東亜地所イメージキャラクターも務める

脚注

  1. 1 2 3 “プロ野球ドラフト会議2012で広島東洋カープから4位指名を受けた下水流昂さん”. タウンニュース (2012年12月13日). 2013年4月4日閲覧。
  2. 1 2 3 4 “遅れてきた黄金世代…下水流 マエケン、マー君に「食らいつく」”. スポニチ Sponichi Annex (2013年1月17日). 2013年4月4日閲覧。
  3. ↑ “広島・下水流昂外野手「小さいときから一緒に戦っていました」/ライバル”. 週刊ベースボールONLINE. (2018年4月23日) 2018年4月17日閲覧。
  4. ↑ “リーグ7季ぶりの2発!中西7打点で亜大快勝”. スポニチ Sponichi Annex (2011年10月13日). 2013年4月4日閲覧。
  5. ↑ “2012年プロ野球ドラフト会議 交渉権獲得!”. 広島東洋カープ (2012年10月25日). 2013年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月4日閲覧。
  6. ↑ “残念…広島 下水流が故障離脱 野村監督「開幕1軍も見えていたが…」”. スポニチ Sponichi Annex (2013年3月15日). 2013年4月4日閲覧。
  7. 1 2 3 4 “広島下水流「能見撃て」CS第2戦起用へ”. 日刊スポーツ (2013年10月10日). 2013年11月4日閲覧。
  8. 1 2 “【広島】ドラ4下水流が代打でプロ初打点”. 日刊スポーツ. (2013年10月6日) 2013年10月6日閲覧。
  9. ↑ “広島下水流 起死回生弾で初の開幕1軍に望み”. 日刊スポーツ (2016年3月7日). 2016年10月4日閲覧。
  10. ↑ “カープ下水流選手が水道局PR役”. 中国新聞 (2016年8月19日). 2016年10月4日閲覧。
  11. ↑ “広島・下水流 今季初打席で1号「かなり緊張感ありました」”. スポニチ Sponichi Annex. 2021年12月17日閲覧。
  12. ↑ “広島下水流サヨナラ逆転2ラン 巨人連勝7で止まる”. nikkansports.com. 2021年12月17日閲覧。
  13. ↑ “劇的サヨナラ大賞、広島・下水流と西武・森が受賞 18年”. 日本経済新聞 (2018年11月30日). 2021年12月17日閲覧。
  14. ↑ “広島下水流「驚いています」楽天三好と交換トレード”. 日刊スポーツ (2019年7月2日). 2021年10月28日閲覧。
  15. 1 2 3 “トレード | 2019年度公示”. 日本野球機構. 2019年7月5日閲覧。
  16. ↑ “楽天 下水流に戦力外通告「チームの力になれず申し訳ありません」今後は未定、元広島”. デイリースポーツ (2021年10月26日). 2021年10月28日閲覧。
  17. ↑ “楽天戦力外の下水流昂が現役引退 12年広島ドラフト4位、19年に移籍”. nikkansports.com. 2021年12月17日閲覧。
  18. ↑ “【広島】現役引退の下水流昂が2軍マネジャー就任 今オフに楽天戦力外”. スポーツ報知. (2021年12月24日) 2022年8月1日閲覧。
  19. ↑ “下水流が1軍昇格 野村監督は「積極的な打撃」”. スポニチ Sponichi Annex (2013年2月8日). 2013年4月4日閲覧。
  20. ↑ “鯉ドラ4下水流“打率6割”で1軍昇格”. デイリースポーツ online (2013年2月6日). 2013年4月4日閲覧。
  21. ↑ “若ゴイ、侍ジャパン戦へ意気軒昂 下水流「見るだけでも勉強」”. スポニチ Sponichi Annex (2013年2月17日). 2013年4月4日閲覧。
  22. ↑ “下水流が同級生ミタパンに「会いたい」”. 日刊スポーツ (2013年1月19日). 2013年11月4日閲覧。
  23. ↑ “広島・下水流 ハワイ挙式 中学同級生・知加さんと”. スポニチアネックス. (2016年12月5日) 2016年12月5日閲覧。
  24. ↑ “広島下水流「ダメならクビ」覚悟のプロ1号”. 日刊スポーツ (2016年6月20日). 2016年6月21日閲覧。

関連項目

外部リンク