中耳炎
急性中耳炎
概要
診療科 耳鼻咽喉科学, 聴能学[*]
分類および外部参照情報
ICD-10 H65-H67
ICD-9-CM 381-382

中耳炎(ちゅうじえん)とは、中耳に炎症が起こる病気であり、多くは急性の中耳炎のことを指す。基本的には、細菌感染症であることが多いが、ウイルス感染、膠原病の場合もある。

病態

中耳炎は特定の病態を指すものではない。通常は急性中耳炎を指す。

原因

中耳炎の原因としては、多くの場合は耳管経由での細菌感染である。そのため、耳管が生理的に短い小児に起こしやすいほか、上気道炎が多い冬に多い。また、習慣的に鼻すすりを行っている場合は、中耳が陰圧になるため[1] 細菌を吸い込みやすく中耳炎を起こしやすくなる。ただし、外耳と中耳は鼓膜により隔てられているため、耳に水が入っても基本的に急性中耳炎にはならない。

起因菌としては、インフルエンザ菌、肺炎球菌の2つが最も多く、それにモラクセラ・カタラーリスが続く。この3種類の細菌で細菌感染による中耳炎の9割以上を占める。これらの細菌では抗生物質に対する耐性化が進んできており問題となっている。

細菌以外の原因としてはANCA関連血管炎との関係が指摘されており、多発血管炎性肉芽腫症(ウェゲナー肉芽腫症)の認定基準の1つに中耳炎が含まれている[2] ほか、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(チャーグ・ストラウス症候群)では好酸球性中耳炎を合併することがある[3]。

症状

合併症

検査

診断

治療

予後

出典

  1. ↑ Magnuson B (1981). “Tympanoplasty and Recurrent Disease: Sniff-induced High Negative pressure in the Middle Ear Space”. American journal of otolaryngology 2 (4): 277-283. doi:10.1016/S0196-0709(81)80037-3. PMID 7325302.
  2. ↑ ウェゲナー肉芽腫症認定基準 難病情報センター
  3. ↑ 岩塚和子「Churg-Strauss 症候群に合併した好酸球性中耳炎例」『耳鼻咽喉科臨床』第98巻第6号、耳鼻咽喉科臨床学会、2005年6月、447-452頁、doi:10.5631/jibirin.98.447、ISSN 00326313、NAID 10015649421。
  4. ↑ Alejandro Hoberman A, and others. Shortened Antimicrobial Treatment for Acute Otitis Media in Young Children. N Engl J Med 2016; 375:2446-2456. doi:10.1056/NEJMoa1606043.

関連項目

外部リンク

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