二重語(にじゅうご、英語: doublet)とは、ひとつの言語の中で、共通の語源たるひとつの単語に由来しながら、それぞれに異なる語形をとり、異なる意味や機能のもとに併用されている、2つの語をいう。姉妹語ともいう[1]。 似たものとして、三重語、四重語などの多重語もある。
借用語(外来語や古典語からの復活)が複数の時代・経路を通じて入ってきた結果生じたものが多いが、純粋な土着語が何らかの理由で複数に分化するような場合もある。
その他の事例は以下のとおり。単語の順に由来を記している。
借用語の他には、いわゆるウ音便や撥音便の関係したものが多い。
また、ひとつの英単語が日本語に入って二重化している例が散見される。 借入の段階で狭義化をきたしている例が多く、やや変則的なものも含むが、いくつかの例を挙げておく。
ほか、「異なる言語からの外来語同士のセット」まで含めれば、「うどん - ほうとう - ワンタン」 「歌留多 - カルテ - カード - チャート」 「襦袢 - ズボン - ジャンパー」 「ゴム - ガム - グミ」 「オブジェ - オブジェクト」 とか、果ては「ホイール - サイクル - サークル - チャクラ」[7]のようなものまで、多様な例を無数に挙げることができるが、これらのケースにおいては同語源性の定義自体が難しくなるし、やや雑多に過ぎ、普通は多重語とは言わない。
また、ときに「分別」(ふんべつ - ぶんべつ)のような「音読みと音読み」の組み合わせのものを例に含める場合があるが、こうした例では多くの場合、「字を並べるだけで新語ができてしまう」という漢字の性質上、同語源であることの立証が難しい。また単漢字語についても、「同じ字であることは同語源であることを必ずしも意味しない」ことに留意する必要がある。
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