先行ネット(せんこうネット)とは、番組を系列のネット局が制作局より早い時間に放送する現象を言い、裏送り放送の一種である。

概要

現在では、地方局が在京キー局より先に新作の番組を放送することは皆無からごく少数であるが、かつてはキー局より早い時間にネットするケースも見受けられた。特にクロスネット局などが多かった時代には、遅れネットとともに各地で見受けられた。

遅れネット、同時ネットとの差異

A局(制作局)が放送したt秒後にB局(制作局ではない局)が放映する場合、0<tの場合は遅れネット、0=t[1]の場合は同時ネットであり、t<0の場合は先行ネットとなる。しかし、遅れネット、同時ネットとは異なり先行ネットの場合は、

という手順を踏まければならない。つまり、A局は「B局に対して」「視聴者に対して」1回ずつ、少なくとも2回同じデータを局外に発信することになる。

理由

先行ネットが生じる理由としては、次のようなケースがある。

実例

脚注

  1. ↑ 光速は有限であるから厳密には零にならないが、零とみなせるほど小さい
  2. ↑ これは、前者は『第89回大会』の日程の関係で日曜8:30枠の差し替えが発生しなかったことと、『第102回大会』が新型コロナウイルス感染症の流行の拡大による影響で、同年5月20日に中止が決まったことによるもの。
  3. ↑ フジテレビ主幹制作・1997年以降は『FNS27時間テレビ』
  4. ↑ “フジ系「27時間テレビ」中止、34年目で初 コロナ禍で苦渋の決断”. サンスポ. (2020年5月25日)
  5. ↑ “フジ、『FNS27時間テレビ』今年も放送中止「実施は難しいと判断」”. マイナビニュース. (2021年5月11日)
  6. ↑ “千鳥、ダイアン、かまいたちの3組で司会「FNS27時間テレビ」今夏放送決定”. お笑いナタリー. (2023年2月19日) 2023年11月21日閲覧。
  7. ↑ 『ほんものは誰だ!』 → 『推理クイズ・私がほんもの!』 → 『なぜなぜダイヤル!?』 → 『勝抜きドンドン歌合戦』 → 『おもしろ博士クイズ』 → 『おもしろクイズBOX』
  8. ↑ ビジター(アウェー)側系列局が生中継が、実況と解説を別製作した場合は、番組の体裁が変わるため、厳密な意味での先行ネットから定義が外れることになる(一例として、阪神対広島戦で、読売テレビの録画中継と広島テレビの生中継で実況と解説が異なった場合など)。
  9. ↑ 関東ローカルだが、一部同時ネット局も順次放送
  10. ↑ 「激闘!西表島」はネット局も、「北極圏突入 〜アラスカ半島620マイル〜」の全話を放送した後に続けて放送されたため、通常通りの遅れネットとなった。最も早いのは東日本放送で、2005年10月26日から12月7日まで。

関連項目

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