六甲ランドAOIA

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六甲ランドAOIA
施設情報
管理運営 六甲環境計画
面積 12ha
開園 1991年7月1日
閉園 1995年
所在地 兵庫県神戸市東灘区向洋町中9丁目
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六甲ランドAOIA(ろっこうランドアオイア)は、かつて兵庫県神戸市東灘区の六甲アイランドにあったレジャー施設である。セゾングループの六甲環境計画(現在は解散。西洋環境開発の子会社)が経営していた。

概要

セゾングループが総事業費830億円を投じたレジャー施設で、1993年に全面開業する計画であった[1]。神戸新交通六甲アイランド線(六甲ライナー)のマリンパーク駅から至近距離に位置し、交通の便は良く、1991年7月に第1期施設が完成[1]。ダチョウ倶楽部がCMキャラクターを務め、映画『大失恋。』のロケ地としても使用された。第3期施設まで営業を開始したものの、1995年1月17日の阪神・淡路大震災で営業中の施設は破壊され、ホテル建設は凍結、全面的な営業停止となった[1]。

1997年4月には、西洋環境開発、西武百貨店などセゾングループ数社を相手取り、大林組などゼネコン4社が未払いの工事代金407億円の支払いを求めて東京地裁に提訴した[1]。大林組などは、セゾングループ数社は六甲環境計画の連帯保証人であり、これまで代金支払いを求めてきたが、セゾン側が支払いを拒んだため、法的手段に訴えた[1]。一方、六甲環境計画の事実上の母体である西洋環境開発は、「AOIA」プロジェクトは建設4社との共同事業と認識しており、それぞれが応分に負担すべきで、一方的な提訴は遺憾だとした[1]。こうした中、跡地については、1998年に神戸市がセゾン側の契約不履行を理由に、違約金を差し引いた1㎡あたり13万円強で買い戻している[2][3]。

跡地活用

2000年11月、市は買い戻した跡地12haのうち、南西部の約3.1haについて、学校法人八代学院に売却・賃貸することを決定。2002年に同法人が設置する神戸国際大学が垂水区から全面移転した[4]。また2012年には北西側に高羽六甲アイランド小学校も開校し、マンションが建つなどしている[3]。

南端に残っていた市有地およそ3.1haについても、2026年10月に女子プロサッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサを運営する会社などを賃貸借契約の優先交渉先に選び、新スタジアムや健康増進施設が建設されることとなった[5]。

施設

1991年7月1日に第1期として、ウォータースライダー「スーパーフーパー」を備えたプールゾーン「スプラッシュガーデン」がオープンした。ウォータースライダーは50本(世界最大)、周りを流れるプールは全長740m(日本最長)という大規模なものであった。その後1992年に屋内遊園地ゾーン「ダイナヴォックス」、1993年に屋外遊園地ゾーン「ダイナバーン」が相次いでオープン。運河「キャナル&オーシャンロック」やヨットハーバーも備え、運河では遊覧船「キャナルクルーズ」も運航。リゾートホテル「ゲートハウス」の設置も計画されたが、セゾングループの経営危機もあり、着工に至らず、結果的に実現しなかった。

5,000円という高額の入場料ながらも、1994年には年間200万人も訪れ[3]、関西を代表する人気プールおよび遊園地だったが、阪神・淡路大震災で壊滅的被害を受け、復興には莫大な費用を要することが判明したため営業再開を断念、被害を受けたそのままの姿で放置されたまま閉鎖され、運営会社の六甲環境計画とその親会社の西洋環境開発も廃業した。

跡地は解体・整地され、運河も埋め立てられたが、イルミネーション機能を搭載した観覧車「ワンダーホイール」やメリーゴーランド、ジェットコースターなど「ダイナバーン」の一部のアトラクションは、市内の「モザイクガーデン」に移設され、同施設が2013年に『神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール』となってからも、観覧車のみリニューアルの上で「モザイク大観覧車」として現存している。立体駐車場はそのまま放置された後、2005年にマリンパーク駅の西側に、レジャープール『デカパトス』(神戸市が建設し、運営をヤマハ発動機に委託。2026年から運営者がセントラルスポーツに移管)がオープンした際、駐車場として活用されたが、のちに再び閉鎖され、2025年に解体された。デカパトスの駐車場は裏側の空き地を整地して使用している。

脚注

  1. 1 2 3 4 5 6 「ゼネコン4社 神戸のAOIA「工費未払い」でセゾングループ提訴」『日経流通新聞』1997年4月29日 5頁
  2. ↑ 「旧セゾンから買い戻し、六甲アイランドプール跡地 神戸市が売却へ」『日経産業新聞』2007年1月19日 21頁
  3. 1 2 3 “六アイ「幻のテーマパーク」跡地を利用へ 神戸市が集客施設事業者を公募”. 神戸新聞NEXT (2022年8月1日). 2025年11月7日閲覧。
  4. ↑ 「六甲アイランド「AOIA」跡地 神戸国際大へ売却 2002年に全面移転計画」『読売新聞』大阪朝刊 2000年11月14日 34頁
  5. ↑ “INAC神戸が六アイにスタジアム建設へ 2029年8月ごろ開業予定”. サンテレビNEWS (2026年10月14日). 2026年10月14日閲覧。

外部リンク