旅客施設使用料

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旅客施設使用料(りょかくしせつしようりょう、英: Passenger Facility Charge 、PFC)[1] とは、旅客施設の維持・整備を使途とした空港使用料である。旅客取扱施設利用料、旅客サービス施設使用料(英: Passenger Service Facility Charge、PSFC)とも呼ばれる。

徴収方法

一般的には、料金を設定している各空港管理者に代わって、当該空港を発着する便を運行する航空会社が旅客から直接徴収する(オンチケット方式)。

2000年頃までは成田国際空港(当時は新東京国際空港)、関西国際空港などで旅客施設使用料を直接旅客から徴収していた。空港内の自動券売機で料金を支払うと半券が発行され、この半券を提示することで保安検査を受けることができた。

日本の空港での運用

日本においては、以下の空港で旅客施設使用料を徴収している。国内線については出発・到着の都度、下記の料金が徴収される[2][3][4]。

小人料金となる満3歳(国際線は満2歳)以上12歳未満は、以下の金額の約半額が適用される[注 1]。また、飛行機の座席を使用しない3歳(国際線は2歳)未満には各種料金等は原則徴収されない。

国際線出発時には以下に加え、国際観光旅客税が3,000円徴収される。

旅客施設使用料一覧(2026年11月1日現在の大人料金、単位:円)
空港名 国内線 国際線 備考
出発 乗り継ぎ[注 2] 保安料
成田 (T1、T2)[5] 450 2,460 1,230 700
成田 (T3)[5] 390 1,370 690
羽田[6] 580 2,950 1,470 230 保安料を徴収しない航空会社あり。
関西 (T1)[7] 560 3,310 660 320
関西 (T2)[7] 510 1,250 260 国際線は小人同額。
中部 (T1)[8] 440 3,000 設定なし 580
中部 (T2)[8] 380 1,600
福岡[9] 110 2,530 1,260 設定なし
伊丹 340 国際線未就航
新千歳[10] 530 3,000 設定なし 650
神戸[11] 300 2,290 550
高松[12] 設定なし 540 250
仙台[13] 290 700 設定なし
旭川[14] 360 2,000
函館[15] 430 1,200
茨城[16] 130 530
広島[17] 340 400 国際線は小人同額。
北九州[18] 100 320
熊本[19] 320 1,900
那覇[20] 240 1,000
下地島[21] 700 1,760 小人同額。
静岡[22] 140 550
南紀白浜 260 国際線定期便未就航

設定のための手続きについて

平成16年9月に、国土交通省航空局から、「旅客施設使用料の取扱いに関する通達の発出について[23]」で、その規制概要が定められている。

脚注

  1. ↑ Passenger Facility Charge (PFC) Program Airports 連邦航空局
  2. ↑ “JAL|国内線旅客施設使用料(PFC)について(空港情報)”. www.jal.co.jp. 2026年9月10日閲覧。
  3. ↑ “国内線旅客施設使用料(PFC)のご案内”. ANA. 2026年9月10日閲覧。
  4. ↑ “国内線旅客施設使用料について|予約・購入方法|スカイマーク SKYMARK”. 【公式】スカイマーク SKYMARK. 2026年9月10日閲覧。
  5. 1 2 “旅客サービス施設使用料・旅客保安サービス料 | 成田国際空港”. 成田国際空港公式サイト. 2026年9月10日閲覧。
  6. ↑ “出発手続き | 国際線ご利用 | フライト”. 羽田空港旅客ターミナル. 2026年9月10日閲覧。
  7. 1 2 “旅客サービス施設使用料(PSFC)・旅客保安サービス料(PSSC)について”. 関西エアポート. 2026年9月10日閲覧。
  8. 1 2 “旅客施設使用料・旅客保安サービス料(2026年11月1日以降) - 旅客施設使用料・旅客保安サービス料”. 中部国際空港 セントレア. 2026年11月2日閲覧。
  9. ↑ “国際線旅客取扱施設利用料の改定について 3/30(日)~ | お知らせ”. 福岡空港 FUKUOKA AIRPORT. 2026年9月10日閲覧。
  10. ↑ “旅客取扱施設利用料(PSFC)・旅客保安サービス料(PSSC)について-飛行機に乗る|新千歳空港”. 新千歳空港. 2026年9月10日閲覧。
  11. ↑ 神戸市. “神戸市:神戸空港第2ターミナル国際線施設使用料”. 神戸市. 2026年9月10日閲覧。
  12. ↑ “国際線における旅客取扱施設利用料等について”. 高松空港. 2026年9月10日閲覧。
  13. ↑ “旅客取扱施設利用料(PSFC)/ 旅客保安サービス料(PSSC)について”. 仙台空港. 2026年9月10日閲覧。
  14. ↑ “旅客取扱施設利用料(PSFC)について-フライト|旭川空港”. 旭川空港. 2026年6月28日閲覧。
  15. ↑ “旅客取扱施設利用料等の改定・導入について-お知らせ|函館空港”. 函館空港. 2026年6月28日閲覧。
  16. ↑ “旅客取扱施設利用料(PSFC)について – 茨城空港”. 2026年9月10日閲覧。
  17. ↑ “国際線旅客保安サービス料(PSSC)の改定について”. 広島空港. 2026年9月10日閲覧。
  18. ↑ “旅客取扱施設使用料:北九州空港”. www.kitakyu-air.jp. 2026年9月10日閲覧。
  19. ↑ “旅客取扱施設利用料(PSFC)について”. 阿蘇くまもと空港 オフィシャルサイト. 2026年9月10日閲覧。
  20. ↑ “旅客取扱施設利用料(PSFC)について|那覇空港旅客ターミナルビル”. www.naha-airport.co.jp. 2026年9月10日閲覧。
  21. ↑ “消費税率引上げに伴う旅客ターミナル施設使用料の改定について”. みやこ下地島空港ターミナル. 2026年9月10日閲覧。
  22. ↑ “旅客取扱施設利用料(PSFC)について”. 富士山静岡空港. 2026年9月10日閲覧。
  23. ↑ “旅客施設使用料の取扱いに関する通達の発出について”. 2026年6月29日閲覧。

注釈

  1. ↑ ただし、国際線利用時の保安料除く。
  2. ↑ 同一空港にて国際線同士を同日または24時間以内に乗り継ぐ旅客に適用。この場合、国際観光旅客税も課されない。

外部リンク