橋本弘文

ウィキペディアから、無料の百科事典
はしもと ひろふみ
橋本 弘文
生誕 姜 弘文[1][2](カン・ホンムン[3])
(1947-01-08) 1947年1月8日(79歳)
住居 日本の旗 大阪府東大阪市
国籍 大韓民国の旗 韓国
職業 暴力団組長
活動期間 1963年 - 2019年
団体 山口組
肩書き 六代目山口組統括委員長
六代目山口組筆頭若頭補佐
三代目山健組組長代行
極心連合会会長
テンプレートを表示
姜弘文
各種表記
ハングル: 강홍문
漢字: 姜 弘文
発音: カン・ホンムン
日本語読み: きょう ひろふみ
2000年式:
MR式:
Gang Hongmun
Kang Hongmun
テンプレートを表示

橋本 弘文(はしもと ひろふみ)こと姜 弘文[2](きょう ひろふみ[2]、もしくは、カン・ホンムン[3]、1947年1月8日[4] - )は、在日韓国・朝鮮人の元ヤクザ。指定暴力団・六代目山口組統括委員長[5]。大阪府東大阪市に本部を置いた暴力団・極心連合会会長[6]。2019年11月に引退した[7]。

来歴

渡世入り〜山健組時代

1947年(昭和22年)に生まれる。16歳で大阪市の独立組織である南一家吉田組に加入し、ヤクザとなる。しかし吉田組は程なくして解散し、橋本は自ら橋本組を結成する。

1976年(昭和51年)に29歳で三代目山口組傘下山健組組長である山本健一から盃を受け、山健組の直参となる。1983年(昭和58年)に、橋本組を極心連合会に改称し、直後に勃発した山一抗争では武闘派として一和会系組織を攻撃するなど次第に頭角を現した。1987年(昭和62年)に二代目山健組若頭代行に就任する。

1989年(平成元年)に五代目山口組が発足すると、桑田兼吉が山健組の三代目組長となり、橋本は三代目山健組若頭に就任した。1997年(平成9年)12月、桑田が銃刀法違反(共同所持)容疑で逮捕・起訴され、長期に渡り勾留される。2003年(平成15年)5月、最高裁が桑田の上告を棄却し懲役7年の実刑判決が確定すると、橋本は組長代行に就任し、7,000人の人員を擁するといわれた山健組を切り盛りした。

山口組直参時代

2005年(平成17年)4月、内部昇格で五代目山口組の直参となり[5]、6月には若頭補佐(=最高幹部の一員)に抜擢された。同年8月に山口組が六代目体制に移行した後も、橋本は継続して若頭補佐を務め、芳菱会会長の瀧澤孝が顧問に退いた2008年(平成20年)11月以降は筆頭若頭補佐として山口組の中枢を担った。

2012年(平成24年)4月、新設された統括委員長に就任した[8]。これは当時、恐喝罪に問われていた山口組若頭・髙山清司の収監を見越したもので、実質的な若頭代行として髙山に代わり山口組の実務面の最高責任者となった。

2015年12月1日、姜会長(68)は、六代目山口組司忍組長らとともに五代目組長の墓参りをした後に総本部へ戻らず、周囲に組織からの離脱を示唆した[2]。複数の直系組長らが説得したが応じず、12月2日に最高幹部が総本部で緊急会合を開催、姜会長の処遇を協議したとみられ、姜会長は欠席したという[2]。12月3日、姜会長は山口組を離脱する見込みであることが捜査関係者への取材で分かった、と報じられた。12月4日に総本部で開かれた幹部らの会合に姜会長が出席し、一転して残留の方針が確認された[2]。

2019年(令和元年)11月、髙山が刑期を終え現場復帰した直後、橋本は引退。率いていた極心連合会も解散した。

事件

周辺者

  • 渡辺二郎 - 2007年6月、羽賀研二未公開株詐欺事件の当事者として逮捕された際、極心連合会関係者であることが明らかになった。また、2012年11月、先述の通り橋本がゴルフ場を利用した際に渡辺も同行しており、橋本と共に詐欺容疑で逮捕されている(のちに不起訴)。
  • 島田紳助 - 2011年8月、暴力団関係者との交際が原因となり芸能界を引退しており、橋本と親密な関係であったことが様々な報道で明らかになっている。

金融制裁指定

2013年12月19日、アメリカ合衆国財務省は、橋本弘文ことKANG,Hong-Munを国外の著しい犯罪組織とその支持者であるとして、国際緊急経済権限法・大統領令13581号に基づき、アメリカ合衆国司法権の及ぶ範囲の資産凍結、アメリカ人との取引を禁止する制裁対象とした[12]。

脚注

出典

  1. ↑ “山口組ナンバー3“残留劇”の舞台裏 離脱騒動わずか3日後 (1/2ページ)”. zakzak by 夕刊フジ (2015年12月6日). 2025年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年8月19日閲覧。
  2. 1 2 3 4 5 6 「離脱見込みのナンバー3「極心連合会」会長、一転「残留」意向か」『産経新聞』産経新聞社、2015年12月3日。2026年9月18日閲覧。
  3. 1 2 “ヤクザと韓国 殺しの柳川や猛牛・町井らが日韓関係裏で暗躍(週刊ポスト2019年9月6日号)│NEWSポストセブン”. 小学館 ポスト・セブン局 (2019年8月27日). 2025年8月19日閲覧。
  4. ↑ 『実話時報 2012年3月号』“六代目山口組<大検証>「武」と「智」 六代目山口組「直系組長85人」 橋本弘文” (特別付録) 2012年2月14日 竹書房
  5. 1 2 『六代目山口組 完全データBOOK』 (5頁) 2008年 メディアックス ISBN 978-4-86201-328-6
  6. ↑ 『暴力団』 “芸能人や政治家となぜ付き合うのか?” (138頁) 溝口敦 2011年 新潮新書 ISBN 978-4-10-610434-3
  7. ↑ “六代目山口組を早くも震撼させる「高山若頭恐怖政治」の復活(溝口 敦) @gendai_biz”. 現代ビジネス. 2020年7月4日閲覧。
  8. ↑ “山口組上層部で繰り広げられる「いじめの構造」…権力闘争に注力する幹部が招いたのは「組員が食えない」悲惨な状況だった”. +αオンライン. 講談社 (2026年3月27日). 2026年9月18日閲覧。
  9. ↑ 『』 2012年11月30日 朝日新聞[リンク切れ]
  10. ↑ 『山口組ナンバー3を逮捕 別人名義で自分の車を登録容疑』 2016年2月20日 朝日新聞
  11. ↑ 『極心連合会本部長ら4人逮捕 山口組ナンバー3と共謀し車の虚偽登録容疑 大阪府警』 2016年2月22日 産経ニュース
  12. ↑ 『Treasury Sanctions Members of Japanese Criminal Organization』 2013年12月19日 アメリカ合衆国財務省(英語)

参考文献

関連項目