相鉄13000系電車

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相鉄13000系電車
天王町駅に入線する13000系
(2026年4月7日)
基本情報
運用者 相模鉄道
製造所 総合車両製作所横浜事業所
製造年 2026年 -
運用開始 2026年3月30日
投入先 相鉄本線・相鉄いずみ野線
主要諸元
編成 8両編成
軌間 1,067 mm(狭軌)
電気方式 直流1,500 V
(架空電車線方式)
最高運転速度 100 km/h
設計最高速度 120 km/h
起動加速度 3.0km/h/s
減速度(常用) 5.0 km/h/s [注 1]
減速度(非常) 5.0 km/h/s
編成定員 1,248人
車両重量 28.6 - 32.9 t
車両定員 先頭車 147(座席45)人
中間車 159(座席51)人
全長 20,800 mm(先頭車)
20,000 mm(中間車)
車体長 20,400 mm(先頭車)
19,500 mm(中間車)
全幅 2,998 mm(車側灯間)
車体幅 2,950 mm
全高 4,016.5 mm(空調装置上面)
3,956 mm(パンタ折畳み)
屋根高さ 3,620 mm
床面高さ 1,130 mm
車体 オールステンレス製(sustina)
台車 軸梁式ボルスタレス台車
動力台車 ST-DT71A-1
付随台車 ST-TR255-2 [注 2]・ST-TR255A [注 3]・ST-TR255A-1 [注 4]
主電動機 かご形三相誘導電動機
ST-MT75
主電動機出力 140 kW
駆動方式 TD平行カルダン駆動方式
歯車比 1:6.06
制御方式 2レベルIGBT素子VVVFインバータ制御
制御装置 三菱電機 ST-SC85A2(1C4M×2群制御) [1]
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ(応荷重装置・停止電気ブレーキ付)
抑速ブレーキ・直通予備ブレーキ・耐雪ブレーキ・駐車ブレーキ [注 5]
保安装置 ATS-P・TASC
列車無線装置(空間波式デジタル)
防護無線装置
備考 出典[2]
2026年度
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相鉄13000系電車(そうてつ13000けいでんしゃ)は、2026年(令和8年)3月30日に営業運転を開始した相模鉄道(相鉄)の通勤型電車[広報 1]。

概要

相鉄が2014年より実施している相鉄デザインブランドアッププロジェクトの第2フェーズ、および「2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)」の開催への対応(同博覧会に実車両「13100号車」[注 6]も展示予定[広報 2][広報 3][3])として、これまでのデザインコンセプト「安全×安心×エレガント」に「未来」というキーワードを加えて同車両を新たにデザインし、相鉄線内専用の新型車両として導入する[広報 4][広報 5]。

塗装はこれまで通り同プロジェクトにおけるYOKOHAMA NAVYBLUE(YNB)を採用しているが、車両前面中央部の相鉄グループマークが掲げられているセンターパネルは同色の光沢を抑えたマット色を新たに採用。車両前面は水を切り拓いて進む海の生き物の流麗な造形を参考にデザインし、前照灯は新たに加えたコンセプト「未来」に基づき、「未来を見つめる目」としてデザイン。また、この前照灯の両端部には新たに「Concept Emblem(コンセプトエンブレム)」と呼ばれるエッジの際立った部品を新設し、さらにエレガントさを感じられる工夫を施す[広報 4][広報 5]。本系列車両は、相鉄の車両では2016年の「9000系リニューアル車両」、2018年の「20000系」、2019年の「12000系」に続き4例目となるグッドデザイン賞(2026年度)を受賞した[広報 6]。

2025年2月7日に前照灯とコンセプトエンブレムのみ[広報 4]が先行して公表されたのち、同年4月25日に車両の外観が一部公開された[広報 5]。

その後、2026年3月20日に事前応募制・抽選制でかしわ台車両センター(かしわ台駅)構内でおひろめ会が開催された。第一編成は8両編成となり、同年3月30日には海老名駅5時15分発の快速横浜行きより営業運転を開始した。なお、今回の新型車両の導入は将来のワンマン運転や8000系および9000系の代替なども視野に入っており、特に車両間の貫通扉設置や天井材の交換が行われていない8000系[注 7]は、鶴ヶ峰駅付近連続立体交差事業の地下化区間(長距離トンネルに伴う地下鉄仕様)に対応していないため、事業が完了する2033年度までに置き換えを進める方針である[4][5]。

特徴

12000系との共通点と差異

メンテナンスの効率化や乗務員の負担なども考慮し、走行機器類や車内設備、列車情報管理システム(TIMS)などを含めて、相鉄12000系[注 8](JR東日本E233系電車ベース)に準拠した共通設計としている。また、車体も同系列と同じく総合車両製作所(J-TREC)のオールステンレス車両ブランド「sustina」を採用している。ただし、車内設備に関して空気清浄機(ナノイーXを採用)や防犯カメラの性能は向上し、先頭車の座席数は6席増加(後述のホームドアの課題に関連して先頭車の扉配置を4,940mmで統一し車体が延長)している。なお、第一編成は8両編成での導入となったが、12000系をそのまま8両化するとホームドアの位置が合わなくなる課題もあり、新形式の13000系を導入した理由の一つとなっている[4][5]。

編成表

13000系(8両編成)
 
← 横浜
導入年度 入籍日
(営業運転開始日)
号車 1 2 3 4 5 6 7 8
形式  
クハ13100
(Tc2)
 
モハ13400
(M4)
<  >
モハ13500
(M3)
 
サハ13600
(T2)
 
サハ13700
(T1)
 
モハ13800
(M2)
<  
モハ13900
(M1)
 
クハ13000
(Tc1)
搭載機器 BT SIV,CP VVVF     SIV,CP VVVF BT
車内設備 ♿︎ ♿︎ ♿︎ ♿︎ ♿︎ ♿︎ ♿︎
弱冷房車
♿︎
女性専用車
自重 (t) 30.6 32.8 32.9 28.6 28.6 32.9 32.3 30.6
定員 (人) 147 159 147
座席数(席) 45 51 45
車両番号 13101×8 13101 13401 13501 13601 13701 13801 13901 13001 2025年度 2026.03.30
凡例

脚注

注釈

  1. ↑ 常用8段と非常ブレーキ減速度は同じ5.0 km/h/s。常用7段は4.0 km/h/s。
  2. ↑ 制御車(Tc車)の前位寄り用(駐車ブレーキ付)。
  3. ↑ 制御車(Tc車)の後位寄り用。
  4. ↑ 付随車(T車)用。
  5. ↑ 先頭台車のみ。
  6. ↑ 第一編成の13101号車(本来のトップナンバー)より一つ前の番号となる[広報 2]。
  7. ↑ 9000系はリニューアル工事の際にいずれも施工済み[4][5]。
  8. ↑ JR直通線対応車両。

出典

広報
  1. ↑ 『新型車両「13000系」3月30日(月)営業運転開始』(PDF)(プレスリリース)相模鉄道、2026年3月9日。2026年3月20日閲覧。
  2. 1 2 『「SOTETSU PARK」に新型車両「13000系」を搬入』(プレスリリース)相鉄グループ、2026年8月28日。2026年8月30日閲覧。
  3. ↑ 『2027年国際園芸博覧会で Kids Villageへ出展、コンセプトと概要を発表』(PDF)(プレスリリース)相鉄グループ、2026年2月20日。2026年3月20日閲覧。
  4. 1 2 3 『新型車両「13000系」を導入』(PDF)(プレスリリース)相模鉄道、2025年2月7日。2025年2月15日閲覧。
  5. 1 2 3 『2026年春、新型車両「13000系」営業運転開始』(PDF)(プレスリリース)相模鉄道、2025年4月25日。2025年11月23日閲覧。
  6. ↑ 新型車両「13000系」が「2026年度グッドデザイン賞」を受賞 - 相鉄ホールディングス株式会社、相模鉄道株式会社 (2026年10月15日)、2026年10月18日閲覧。
記事
  1. 1 2 日本鉄道車輌工業会『車両技術』271号(2026年3月)「相模鉄道 13000系直流電車」pp.46 - 68。
  2. ↑ 交友社「鉄道ファン」2026年6月号新車ガイド「相模鉄道13000系」pp.48 - 53。
  3. ↑ 横浜・27年国際園芸博、相鉄は新型「13000系」展示 自然や生態系体感 - 日本経済新聞 (2026年2月20日)、2026年3月20日閲覧。
  4. 1 2 3 相鉄線の「他社線に直通しない新型車両」今月デビュー! ボックスシートがある車両はいずれ見納めに 今後の見通しは? - 乗りものニュース (2026年3月9日)、2026年3月20日閲覧。
  5. 1 2 3 相鉄の新型車両13000系「未来」をデザイン、8000系・9000系代替へ - マイナビニュース (2026年3月20日)、2026年3月20日閲覧。

関連項目

外部リンク