菊池保則

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菊池 保則
広島時代
(2019年3月13日 マツダスタジアムにて)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 茨城県久慈郡大子町
生年月日 (1989-09-18) 1989年9月18日(35歳)
身長
体重
180 cm
104 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 投手
プロ入り 2007年 高校生ドラフト4巡目
初出場 2010年9月23日
最終出場 2022年6月29日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

菊池 保則(きくち やすのり、1989年9月18日 - )は、茨城県久慈郡大子町出身の元プロ野球選手(投手)。右投左打。

経歴

プロ入り前

小学生(大子町立矢田小学校)の時は、ドッジボールの全国大会に出場。大子町立大子中学校卒。常磐大学高等学校では1年時からベンチ入りし、2006年秋季茨城県大会で準優勝し、関東大会に出場した。初戦で唐川侑己擁する成田高校と対戦し、相手打線を6安打に抑えるも味方打線の援護なく敗れセンバツ出場を逃した。3年時にエース兼4番として活躍。夏の茨城県大会では準決勝の東洋大牛久高校戦では16奪三振で完封勝利を挙げる。しかし決勝戦で清原大貴擁する常総学院に敗戦、甲子園出場は叶わなかった。

2007年10月3日、高校生ドラフトにて東北楽天ゴールデンイーグルスから4巡目指名を受け、入団。

楽天時代

2008年は、登板機会はなかったものの、高卒3投手の中では唯一、一軍登録された。

2009年は、二軍で主に中継ぎ登板でフレッシュオールスター前まで13試合を投げる。チームメイトの石田隆司のフレッシュオールスター辞退の際代理で出場。試合では途中から登板しウエスタンの主軸から2三振奪うなど1回を投げ無失点。

2010年は、9月23日の埼玉西武ライオンズ戦で初登板初先発を果たし、5回2安打2失点の好投で初勝利を挙げた。

2012年は、シーズン終盤に一軍昇格、4試合に先発登板し1勝1敗。二軍では7勝2敗の勝率.778でイースタン・リーグ最高勝率となり、優秀選手にも選ばれた。秋季キャンプでは監督の星野仙一による若手投手の指定強化選手の5人に選ばれ、キャンプ最終日に行われたスタッフによる投票で翌年のオープン戦の開幕投手の権利が与えられた。

マツダスタジアムにて(2013年)

2013年は、オープン戦での好投が認められ開幕一軍入りを果たし4月に先発ローテーションに加わるが、4試合連続でノックアウト。特に4戦目では一死もとれずに降板するなど結果を残せず[1]、二軍降格こそされなかったものの中継ぎ待機を余儀なくされた。ローテーションの谷間となった6月2日の中日ドラゴンズ戦(Kスタ宮城)で先発、6回途中を無失点に抑えてシーズン初勝利・本拠地初勝利を挙げた[2]。

2014年は、開幕一軍入りは果たせず、その後一軍と二軍を行き来するもリリーフ起用のみであったが、8月17日の千葉ロッテマリーンズ戦(コボスタ宮城)でシーズン初先発し、6回を3安打無四球無失点に抑えて、前年の中日戦以来、約1年2か月ぶりとなるシーズン初勝利を挙げた[3]。以降、シーズン終了まで先発ローテを守り、自己最多となる4勝を挙げた。

2015年は、4月30日のオリックス・バファローズ戦でシーズン初登板初先発すると、6回無失点の好投でそこから先発ローテーション入りを果たす。2試合目の登板となった北海道日本ハムファイターズ戦では7回途中8奪三振2失点の好投でシーズン初勝利を挙げる。この年は前年に続き4勝に終わるものの、自身初めてシーズン100イニングを投げた。この年はホームゲームでの勝利がなかった

2016年は、前年9月から発症していた右肩痛のリハビリで二軍暮らしが続き[4]、8月23日に一軍初登板となった。続く登板となった8月30日に6回2失点で初勝利を挙げるが、この1勝にとどまり、防御率も5.16に終わった。5月に同郷の女性と結婚したことも発表した[4]。

楽天時代(2017年3月9日、ロッテ浦和球場にて)

2018年は、3試合の登板に留まった。

広島時代

2018年11月29日に福井優也とのトレードで広島東洋カープに移籍することが発表された[5]。球団では同じ苗字の選手である菊池涼介が在籍していることから、報道上およびスコアボード上の表記は「菊池保」となる。

2019年は、シーズンを通して中継ぎとして一軍に帯同し、終盤にはセットアッパーにも起用された。チーム2番目の58試合に登板、防御率2.80、15ホールドの成績を残した。

2021年は、9月26日の横浜DeNAベイスターズ戦では8回2アウトの場面で登板。タイラー・オースティンを初球でフライに抑えると直後の9回に味方が鈴木誠也の適時打などで逆転し、その裏を栗林良吏が抑えたことで、同月9日に塹江敦哉が記録して以来シーズン2人目の一球勝利を記録した[6]。

2022年は、8試合の登板に留まり、10月22日に戦力外通告を受けた[7]。11月8日に行われた12球団合同トライアウトにも参加したが[8]、他球団からのオファーはなく、11月24日に現役引退と広島の打撃投手就任が発表された[9][10][11]。

選手としての特徴・人物

最速149km/hのストレートと高速スライダーのコンビネーションを武器とし、投球回に迫る奪三振数を記録する。特にストレートは投手コーチの佐藤義則から「指にかかった時の球の強さは田中将大以上のものがある」と言われるほどである[12]。しかしコントロールに問題があり、制球が定まらない日は四死球を連発して自滅してしまうことがある。また、メンタル面の弱さを指摘されることもある[13]。

広島移籍後からは新たにツーシームを投げることによってストライクゾーンを広く使えるようになり、持ち味であるストレートを生かせるようになった[14][15]。

愛称は「キク」[16]、「キクヤス」、「タモツ」など[14]。楽天時代は「キク」と呼ばれていたが、広島時代は同姓で同じ愛称の菊池涼介がいたため、登録名の「菊池保」から連想される「タモツ」と呼ばれることが多かった[16]。

詳細情報

年度別投手成績

年

度
球

団
登

板
先

発
完

投
完

封
無
四
球
勝

利
敗

戦
セ
丨
ブ
ホ
丨
ル
ド
勝

率
打

者
投
球
回
被
安
打
被
本
塁
打
与
四
球
敬

遠
与
死
球
奪
三
振
暴

投
ボ
丨
ク
失

点
自
責
点
防
御
率
W
H
I
P
2010 楽天 220001100.5004611.0735021000554.091.09
2011 210000100.000253.1518013006513.503.90
2012 440001100.50011025.03025012430982.881.40
2013 1450001500.16715833.13832301224028246.481.83
2014 1280004100.80021151.14051803368023234.031.13
2015 18170004500.444448103.09654205715047433.761.34
2016 740001100.50011122.23341301142016135.162.03
2017 700000001.---357.180400910744.911.64
2018 310000000.---5513.01114011500221.381.15
2019 広島 58000013015.25024061.03942320434021192.801.02
2020 44000010141.00018942.04161903533024214.501.43
2021 3300002103.66714031.231313232500761.711.39
2022 800000002----398.0102411600555.631.75
通算:13年 212420001619125.4571807412.2389391815223313002001783.881.38

年度別守備成績

年
度
球
団
投手
試

合
刺

殺
補

殺
失

策
併

殺
守
備
率
2010 楽天 212001.000
2011 20000----
2012 417001.000
2013 1408001.000
2014 1249001.000
2015 1811410.938
2016 72110.750
2017 70000----
2018 30000----
2019 広島 58612011.000
2020 440420.667
2021 3333001.000
2022 80000----
通算 212186041.951

記録

初記録
投手記録
打撃記録
その他の記録

背番号

  • 59(2008年 - 2019年)
  • 39(2020年 - 2022年)
  • 100 (2023年 - )

登場曲

脚注

  1. ↑ “星野監督怒り「菊池次ない」”. 日刊スポーツ. (2013年4月30日) 2013年4月30日閲覧。
  2. ↑ “菊池 前回0/3回KOバネに…「すごく、うれしい」初勝利”. Sponichi Annex. (2013年6月2日) 2013年6月2日閲覧。
  3. ↑ “楽天・菊池が今季初先発で初勝利!無四球投球に「一生忘れない」”. SANSPO.COM. (2014年8月17日). オリジナルの2014年8月19日時点におけるアーカイブ。 2014年8月18日閲覧。
  4. 1 2 楽天・菊池 5月に結婚していた!石原さとみ似、同郷の若菜さんと スポニチアネックス 2016年9月6日配信
  5. ↑ “楽天・菊池「東北・仙台は第2の故郷…来季は広島で恩返しを」 広島・福井とトレード”. スポニチアネックス. (2018年11月29日) 2018年11月29日閲覧。
  6. ↑ “菊池保が1球勝利 プロ野球・広島”. 時事通信社. (2021年9月26日) 2021年9月26日閲覧。
  7. ↑ “広島、3連覇貢献の安部友裕、中田廉、ベテラン菊池保則、白浜裕太ら6人に戦力外通告”. デイリースポーツ. (2022年10月22日) 2022年11月24日閲覧。
  8. ↑ “2022年プロ野球トライアウト 参加者・出場選手一覧|12球団合同トライアウト2022”. ベースボールチャンネル (2022年11月8日). 2022年11月24日閲覧。
  9. ↑ “【広島】引退の白浜裕太がスコアラー契約「勝利に貢献できるように」 菊池保則は打撃投手契約”. 日刊スポーツ. (2022年11月24日) 2022年11月24日閲覧。
  10. ↑ “2018年に楽天からトレード移籍。元カープ・菊池保則との打撃投手契約を発表”. 広島アスリートマガジン (2022年11月24日). 2022年11月24日閲覧。
  11. ↑ “2018年に楽天からトレード移籍。元カープ・菊池保則との打撃投手契約を発表”. 広島アスリートマガジン (2022年11月24日). 2022年11月24日閲覧。
  12. ↑ “16試合ぶり登板の菊池、3回2/3を0封!”. スポーツ報知. (2013年5月24日). オリジナルの2013年5月24日時点におけるアーカイブ。 2013年5月24日閲覧。
  13. ↑ “菊池にらめっ虎!星野監督命じた猛獣トレ!”. 日刊スポーツ. (2013年6月20日) 2013年6月26日閲覧。
  14. 1 2 “【広島東洋カープ】投球に化学変化!?菊池保則選手の活躍の理由”. リビング広島Web (2019年11月1日). 2020年11月22日閲覧。
  15. ↑ “守護神に抜擢されたカープ菊池保則「しびれる場面で投げられる幸せ」|carp|インタビュー|広島アスリートマガジン(2/2)”. 広島アスリートマガジン (2020年7月9日). 2020年11月25日閲覧。
  16. 1 2 “【広島】いい人すぎる菊池タモツさん移籍初白星 菊池涼を「キク」と呼べず…”. スポーツ報知 (2019年5月6日). 2024年2月13日閲覧。

関連項目

外部リンク