蔚山ホエールズ

ウィキペディアから、無料の百科事典
蔚山ホエールズ
Ulsan Whales
創設 2026年
所属リーグ
KBOフューチャースリーグ
歴代チーム名
蔚山ホエールズ(2026年 - )
本拠地
蔚山文殊野球場
収容人員 12,088人
蔚山広域市(2026年 - )
獲得タイトル
成績(タイトル以外)
球団組織
監督 張元鎮(朝鮮語版)
テンプレートを表示
蔚山ホエールズ
各種表記
ハングル: 울산웨일즈
漢字: -
発音: ウルサンウェイルジュ
英語: Ulsan Whales
テンプレートを表示

蔚山ホエールズ(朝: 울산웨일즈、英: Ulsan Whales)は、KBOフューチャースリーグに所属する大韓民国のプロ野球チームである。ホームタウンは蔚山広域市で、本拠地は同市内の蔚山文殊野球場。

概要

2026年シーズンから、KBOリーグの二軍リーグに相当するフューチャースリーグに参加する球団である[注 1]。

歴史

2025年

2025年10月21日、蔚山広域市がフューチャースリーグに参加する市民球団を創立することを、蔚山市長が公表した[1]。当初、蔚山広域市は一軍プロ野球団の創設を推進していたが、一軍球団の一年あたりの予算が1000億ウォン以上であり、新設に他球団の同意が必要であることから、二軍球団の創設に方針を転換した[1]。

2025年11月5日、蔚山広域市はKBOと協約を締結し、二軍球団の創設に向けた準備を開始した[2]。選手団35人、監督やコーチを含めてチーム全体で50人規模となることが発表されたほか、創設初期の2~3年は蔚山市が直接運営し、以後株式会社法人を設立して、市民と地域企業が参加する方法に転換する計画である[2]。

2025年12月10日には、KBOの理事会において、蔚山プロ野球団(仮称)が2026年シーズンからフューチャースリーグに参加することが正式に承認された[3]。蔚山プロ野球団は地方自治体が主体となって創立された最初のKBOリーグ参加市民球団となった[3]。蔚山プロ野球団の参入に伴い、従来北部5球団、南部6球団であったフューチャースリーグの再編成が行われ、南部リーグ所属であった尚武フェニックスが北部リーグに移動し、蔚山プロ野球団は南部リーグに編入されることがあわせて発表された[3]。

2025年12月19日、蔚山市体育会は「蔚山プロ野球団管理委員会」の委嘱を行い、蔚山プロ野球団の団長と監督を公募することを決定した[4]。12月22日から29日まで書類の受付を行い、書類審査と面接を経て最終合格者を決定する[4]。

公募による球団名決定

2025年12月12日から12月18日にかけて、蔚山広域市は蔚山プロ野球団の名称の公募を行い、一次審査を経て4678件の応募から、二次審査(オンライン選好度調査と専門家評価)に進む10点を選出した[5]。

最終候補は「蔚山ドルフィンズ」「蔚山ホエールズ」「蔚山マリンズ」「蔚山タイタンズ」「蔚山オルカス」「蔚山モビティックス」「蔚山ドラゴンズ」「蔚山ブレイズ」「蔚山ヘウルズ」「蔚山オニキス」と発表された[5]。

2025年12月30日、蔚山広域市は最終審査委員会を開き、新球団の名称が「蔚山ホエールズ」に決定したと発表した[6]。オンライン選好度調査において「ホエールズ」は27%の高い得票率であり、「鯨が持つ強靭さとダイナミズムの象徴性を通じて、縁故地特性と球団が追求する価値を盛り込んだ」と蔚山市は評価した[6]。

2026年

2026年1月2日、蔚山ホエールズの団長に前ロッテジャイアンツ運営チーム長のキム・ドンジン(김동진)が、監督に前斗山ベアーズコーチのチャン・ウォンジン(朝鮮語版)(장원진、張元鎮)が就任することが発表された[7]。

2026年1月9日、同年1月5日に締め切った選手公募の書類選考の結果、230名[注 2]の選手が1月13日、1月14日の二日間にわたり蔚山文殊野球場で行われるトライアウトを受験すると発表された[8]。

2026年1月15日、トライアウト合格者26名が発表され、日本から参加した選手のうち、元広島東洋カープの岡田明丈、元福岡ソフトバンクホークスで2025年にオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブでプレーした小林珠維が合格したことが明らかとなった[9][10]。同年1月16日には、パース・ヒート所属で野球オーストラリア代表での活動経験のある野手、アレックス・ホール(英語版)との契約に合意したことが発表された[11]。

2026年2月2日、蔚山文殊野球場で創設式を行い、球団エンブレムとユニフォームを発表した[12]。

2026年2月10日、美唄ブラックダイヤモンズを経て群馬ダイヤモンドペガサスでプレーした長大聖を獲得したことが発表された[13]。

2026年7月24日、群馬ダイヤモンドペガサスで兼任コーチとしてプレーしている薗雄斗を獲得したことが発表された[14]。

選手に関する規定

KBOドラフト未指名選手、KBO他球団を戦力外となった選手、外国人選手など、出身やドラフト参加経歴の有無に関わりなく獲得が可能である[3]。海外球団でプレーし、帰国後KBO球団への所属歴がない選手の獲得も許可されている[3]ほか、外国人選手は最大6名[注 3]獲得可能である[15]。外国人選手の年俸は契約金やオプションを含めて総額10万ドル以内、韓国人選手の最低年俸は3000万ウォンと定められている[3]。

韓国人選手のうちKBOドラフト指名経験者、ならびに外国人選手は、ポストシーズン終了翌日から翌年7月31日までの、KBOが定める譲渡可能期間に、KBO他球団への移籍が可能である[3]。KBOドラフトで指名を受けたことのない韓国人選手は、KBO他球団への移籍に際し、ドラフトでの指名を受ける必要がある[3]。

1シーズンにKBO他球団に移籍可能な選手の人数は最大5人であり、移籍金は当該選手の年俸を超えてはならない[3]。

歴代監督

在籍選手

首脳陣

二軍

背番号名前読み役職
76 張元鎮(朝鮮語版)チャン・ウォンジン監督
73 崔基文(朝鮮語版)チェ・ギムン首席兼バッテリーコーチ
88 朴明桓パク・ミョンファン投手コーチ
71 金大謚(朝鮮語版)キム・デイク打撃コーチ
79 黄善一(朝鮮語版)ファン・ソンイル打撃コーチ補佐
75 林秀敏(朝鮮語版)イム・スミン守備コーチ
78 安相俊(朝鮮語版)アン・サンジュン走塁コーチ
77 鄭載福チョン・ジェボクブルペンコーチ
96 金テフンキム・テフントレーニングコーチ
97 姜ミンチョルカン・ミンチョルトレーニングコーチ

以下太字はKBO加盟球団(10球団)に在籍経験のある選手。

投手

背番号選手名読み投打備考
1 陳玄祐チン・ヒョンウ右右
4 薗雄斗右右
11 小林珠維右右
14 曺俊奕チョ・ジュンヒョク左左
15 徐ヨンジュンソ・ヨンジュン右右
17 岡田明丈右左
18 李瑞鎭イ・ソジン右右
22 金到奎(朝鮮語版)キム・ドギュ右右
27 朴聲雄(朝鮮語版)パク・ソンウン左左
34 沈載敏シム・ジェミン左右
35 南皓(朝鮮語版)ナム・ホ左左
39 徐譜錫ソ・ボソク右左
47 趙濟煐(朝鮮語版)チョ・ジェヨン右右
48 長大聖右右
61 薛ジェウクソル・ジェウク右右
67 李承根イ・スングン右右
未定 徐ジョンミンソ・ジョンミン右右新入団
未定 申ウンギュシン・ウンギュ右右新入団
朴泰鉉パク・テヒョン右右軍保留選手

捕手

背番号選手名読み投打備考
12 アレックス・ホール(英語版)右両
25 申ジフシン・ジフ右右
26 朴濟泛パク・ジェボム右右
32 宋ヒョンジュンソン・ヒョンジュン右右
38 閔晟宇ミン・ソンウ右右
未定 金ヒョンウキム・ヒョンウ右右新入団
未定 金ボムソキム・ボムソ右右新入団

内野手

背番号選手名読み投打備考
2 朴珉舄パク・ミンソク右右
6 盧杠旼ノ・ガンミン右右
7 申濬右シン・ジュンウ右右
9 崔志萬チェ・ジマン右左
10 金星均キム・ソンギュン左左
13 李旻錫イ・ミンソク右右
16 金遂牣(朝鮮語版)キム・スイン右右
52 裵瑛彬ペ・ヨンビン右右
未定 李ジベクイ・ジベク右右新入団
未定 鄭イェゴンチョン・イェゴン右右新入団
未定 鄭ミンジュンチョン・ミンジュン右右新入団

外野手

背番号選手名読み投打備考
3 金ソウォンキム・ソウォン右左
8 崔ジュンソチェ・ジュンソ右左
20 金東燁(朝鮮語版)キム・ドンヨプ右右
23 芮眞元(朝鮮語版)イェ・ジンウォン左左
24 河載勲ハ・ジェフン右右
37 金施完キム・シワン右右
42 朴チェヒョンパク・チェヒョン右右
53 朴文淳パク・ムンスン右左
未定 金セジョンキム・セジョン右右新入団
未定 裵ハンジュンぺ・ハンジュン右左新入団
未定 金ギョンファンキム・ギョンファン右右新入団
韓璨凞ハン・チャンヒ右左軍保留選手
朴材潤パク・チェユン右右軍保留選手

主な退団・引退選手及びコーチングスタッフ

選手

マスコットキャラクター

2026年1月26日から3月4日かけて球団マスコットの公募が行われ、3月20日、シャチをモチーフにしたオルカが発表された[16]。同年7月からは公式グッズの展開が始まった[17]。

脚注

注釈

  1. ↑ 2020年7月時点で、同名の社会人野球チームが存在していたが、これは当該球団とは別個のものである。
  2. ↑ 内訳は投手99名、内野手67名、外野手41名、捕手23名。
  3. ↑ 当初は最大4名だったが、2026年6月8日に最大6名に増やすことが発表された[15]。

出典

  1. 1 2 “울산시, 프로야구 2군 시민야구단 창단... 전국 지자체 최초”. 朝鮮日報 (2025年10月21日). 2025年12月30日閲覧。
  2. 1 2 “울산 시민야구단 창단 돌입…프로 2군 출전”. KBSニュース (2025年11月5日). 2025年12月30日閲覧。
  3. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 “야구도 시민구단 시대→일자리 확대 효과, KBO 이사회, 울산프로야구단 퓨처스리그 참가 승인”. 朝鮮日報 (2025年12月10日). 2025年12月30日閲覧。
  4. 1 2 “울산프로야구단 단장·감독 모십니다”. 蔚山日報 (2025年12月22日). 2025年12月31日閲覧。
  5. 1 2 “울산시, (가칭) 울산프로야구단 명칭 선호도 조사”. 蔚山市民新聞 (2025年12月22日). 2025年12月30日閲覧。
  6. 1 2 “울산프로야구단 명칭은 '울산웨일즈'…내년 1월 창단식”. 聯合ニュース (2025年12月30日). 2025年12月30日閲覧。
  7. ↑ “[단독] 울산 웨일즈, 초대 단장에 롯데 프런트 출신 김동진·초대 감독에 '베어스 레전드' 장원진 선임”. THE GATE (2026年1月2日). 2026年1月2日閲覧。
  8. ↑ “"엄격한 실기 평가" 울산 웨일즈, 13~14일 트라이아웃 실시→230명 지원→15일 합격자 발표”. SPOTV NEWS (2026年1月9日). 2026年1月9日閲覧。
  9. ↑ “'롯데 출신' 김도규-변상권 등 합류! 울산 웨일즈, 합격자 발표…'이럴수가' 김동엽-국해성-심재민은 탈락”. SPOTV NEWS (2026年1月15日). 2026年1月15日閲覧。
  10. ↑ “울산웨일즈 선수 26명 발표…일본 1군 출신 투수 2명도 포함”. nateスポーツ (2026年1月15日). 2026年1月15日閲覧。
  11. ↑ “'흥부자 아니었다' 문동주 상대 홈런 쳤던 호주 국대, 울산 외인으로 전격 합류”. 朝鮮日報 (2026年1月16日). 2026年1月16日閲覧。
  12. ↑ “전국 첫 지자체 야구단 ‘울산웨일즈’ 닻 올렸다”. 釜山日報 (2026年2月2日). 2026年2月2日閲覧。
  13. ↑ 「BCリーグ・群馬の長大聖が韓国蔚山に移籍 色川冬馬会長付特別補佐「150キロ超で制球◎」活躍に太鼓判」『Yahoo!ニュース』2026年2月10日。2026年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月11日閲覧。
  14. ↑ 「《ペガサス通信》守護神・薗雄斗が韓国フューチャーズリーグへ移籍」『上毛新聞電子版』2026年7月25日。2026年7月29日閲覧。
  15. 1 2 “울산웨일즈, 외국인 한도 4명→6명 확대...이적료 규정은 일단 현행대로” (朝鮮語). 울산신문 (2026年6月8日). 2026年9月8日閲覧。
  16. ↑ “울산웨일즈 마스코트, 범고래 형상화한 '집요한 승부사 오르카'” (朝鮮語). 聯合ニュース (2026年3月20日). 2026年7月29日閲覧。
  17. ↑ “인기 마스코트 ‘오르카’ 공식 굿즈 6종 출시” (朝鮮語). 蔚山ホエールズ (2026年7月15日). 2026年7月29日閲覧。

関連項目