鎌倉江の島七福神

鎌倉江の島七福神(かまくらえのしましちふくじん)は、神奈川県鎌倉市および藤沢市江の島の寺社を巡る七福神の巡礼である。七福神は7柱であるが、弁財天の札所が鶴岡八幡宮と江島神社の2か所にあるため、巡拝先は8寺社となる[1]。
概要
七福神信仰は、室町時代頃から江戸時代にかけて成立・普及した民間信仰で[1][2]、鎌倉江の島七福神巡りは1982年(昭和57年)に開始した[3][4][注 1]。
浄智寺(布袋尊)、鶴岡八幡宮(弁財天)、宝戒寺(毘沙門天)、妙隆寺(寿老人)、本覚寺(恵比寿神)、長谷寺(大黒天)、御霊神社(福禄寿)に、江島神社の弁財天を加えた8寺社で構成される[1][6][5]。
正月に限らず新緑や秋の季節にも巡拝され、古都鎌倉や江の島の史跡・景観とあわせて一日で巡ることのできるコースとして紹介されており[5]、江ノ島電鉄などの公共交通利用が案内されている[7][6]。
巡拝順に決まりはなく、鎌倉・江の島の観光や交通事情に応じて自由に回ることができる。1990年刊行の『蓬春庵楽記』では、鎌倉駅を起点に江島神社まで巡る一例が紹介されている[8]。一方、1985年刊行の『江ノ電讃歌』所収「江の島案内記」では江の島を起点として、江ノ電を利用しながら順拝できるモデルコースが紹介されている[7]。
札所

| 寺社 | 七福神 | 所在地 |
|---|---|---|
| 浄智寺 | 布袋尊 | 鎌倉市山ノ内 |
| 鶴岡八幡宮(旗上弁財天社) | 弁財天 | 鎌倉市雪ノ下 |
| 宝戒寺 | 毘沙門天 | 鎌倉市小町 |
| 妙隆寺 | 寿老人 | 鎌倉市小町 |
| 本覚寺 | 恵比寿神 | 鎌倉市小町 |
| 長谷寺 | 大黒天 | 鎌倉市長谷 |
| 御霊神社 | 福禄寿 | 鎌倉市坂ノ下 |
| 江島神社 | 弁財天 | 藤沢市江の島 |
脚注
注釈
出典
参考文献
- 鎌倉市教育センター『かまくら子ども風土記』(第13版)鎌倉市教育委員会、2009年3月31日。
- 小関, 親康『七福神めぐり:大御利益 お参りの礼式と心得 全国62か所の七福神をコース地図入りで紹介』三心堂、1993年1月。doi:10.11501/13204191。ISBN 4-915620-59-X。
- 鈴木, 芳郎『芳春庵楽記 続』鈴木芳郎、川崎市、1990年3月。doi:10.11501/12411560。
- 吉川, 文夫『江ノ電讃歌』大正出版、1985年10月。doi:10.11501/12065794。
- 小柴, 保之「〈海のひとびと〉7 七福神めぐり —海人のエビス信仰—」『月刊新自由クラブ』第10巻第100号、新自由クラブ、1985年12月、121頁、doi:10.11501/1391657。
- 佐藤, 達玄、金子, 和弘「全国七福神霊場一覧(鎌倉・江の島七福神)」『七福神 : 福を呼ぶ・幸運を呼ぶ』木耳社、1989年12月、162-163頁。doi:10.11501/13255978。