『電光オズマ』(でんこうオズマ)は、松本零士(連載当時は松本あきら名義)による日本のSF漫画。1961年から1962年にかけて『ぼくら』(講談社)にて連載された[1]。
本作の単行本は1971年に虫プロで全2巻。1975年に若木書房で全3巻。1983年に大都社から全3巻。2010年に小学館『松本零士 初期SF作品集限定BOX』内に上下巻が発売されているが、本項では主に若木書房版を取り扱う。
本作は、侵略者の脅威にさらされる日本に対して、どこからともなく現れた「電光オズマ」を名乗る謎の男と、その配下の戦闘部隊によって日本や地球が危機から救われる様子を描いたSF冒険活劇である。
作画は後の松本が得意とする劇画調ではなく、手塚治虫の影響が抜けきっていない漫画調の丸いタッチであるが、背景の一部は後の『潜水艦スーパー99』や、『ミステリー・イヴ』などの青年誌に見られる緻密な物(いわゆる「レイジメーター」などの計器類やススムの拳銃[2]、ノバの北極基地に見られる兵器類[3]。更に日本航空宇宙局の建物やロケット類は、『セクサロイド』のメガロポリストーキョー風に描かれている[4])として作画されていて、絵柄が移行する過渡的な時期を見られる貴重な物となっている。
なお、松本零士は1980年代に『超兵器オズマ』(仮題)なる未公開シナリオを書いているが、少なくとも「オズマ」の名を持つキャラクターは登場せず、謎の移動物体の名としてだけ登場する。この未公開シナリオは2012年に『松本零士「オズマ」』のタイトルでTVアニメ化されている。
ストーリーは三部作で、それぞれが独立している。最初の時代設定は架空の日本で、貨物船・三郎丸が被雷する昭和4X年10月30日、午前0時1分30秒から始まる[5]。
『電光オズマ』虫プロ〈虫コミックス〉全2巻。
『電光オズマ』若木書房〈コミックメイト〉全3巻。
『電光オズマ』大都社、全3巻。
『電光オズマ』小学館、『松本零士 初期SF作品集限定BOX』内に収録。上下巻。
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