くろべ すすむ
黒部 進
黒部 進
2016年
本名 吉本 隆志(よしもと たかし)
生年月日 (1939-10-22) 1939年10月22日(85歳)
出生地 日本の旗 日本・富山県黒部市
身長 175 cm[1]
血液型 O型[1][2]
職業 俳優
ジャンル 映画、テレビドラマ、舞台
活動期間 1963年 -
活動内容
配偶者 既婚
著名な家族 吉本多香美(長女)
主な作品

テレビドラマ


映画

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黒部 進(くろべ すすむ[出典 1]、(1939年〈昭和14年〉10月22日[出典 2] - )は、日本の俳優。赤坂プロ[11]、エヌ・エー・シー[12]、竹内事務所[7]、アクターズプロモーションを経て[2]、アートプロモーションに所属。本名は吉本 隆志(よしもと たかし)[出典 3]。

富山県[出典 4]黒部市出身[出典 5][注釈 1]。富山県立桜井高等学校[14]、中央大学[7]経済学部卒業[2][8][注釈 2]。 女優の吉本多香美は長女[出典 6]。

来歴

『ウルトラマン』。左から二瓶正也、石井伊吉、小林昭二、桜井浩子、黒部進、津沢彰秀。

生家は農業を営み[15]、父は教師だった[16]。中央大学に合格して上京するが、東京の雰囲気に慣れると次第に遊びにはまってしまう[17]。中大四年時には芝居に興味を持ち始め、劇団表現座に身を置く[18][15]。やがて、家賃を滞納したことからホームレスとなってしまい、靴磨きで生計を立てる[19]。ある日、靴磨きの客として来た映画監督・山本嘉次郎から、東宝ニューフェイスの受験を勧められる[20][15]。1962年、第3回オール東宝ニュータレントに応募して同期23人中トップで合格した[8][15]ものの、黒部自身はホームレスゆえに通知先を友人宅にしていた[20]うえ、彼も不在がちでなかなか連絡がつかなかったため、やむを得ず不合格にされそうになるが、山本が親代わりを務めたことで無事に合格となった[20]。

合格後は俳優研修所に入り、日本舞踊、モダンバレエ、発声とセリフの稽古などで修業を積む[20][15]。研修所の同期には緑魔子がいた[20]。同所を最後に出た後、1963年には石坂洋次郎原作の青春文芸作『暁の合唱』で主演の星由里子の相手役としてデビュー[8][15]。出身地にちなみ、プロデューサー(藤本真澄=東宝映画初代社長)から「黒部 進」の芸名を与えられる[13][21]。しかし、『暁の合唱』撮影中は失敗の連続で信頼を失ってしまい、その後は「国際秘密警察シリーズ」などの悪役に転じた[22]。1964年、本多猪四郎監督『三大怪獣 地球最大の決戦』への出演をきっかけに東宝特撮の常連となる[8]。また、戦争大作『太平洋奇跡の作戦 キスカ』などにも出演した。

1966年、『ウルトラマン』の主人公であるハヤタ役として起用され[8][21]、同作は平均視聴率36.8パーセントを記録し、黒部も「正義のヒーロー」として一躍有名になる[4]。同作終了後は再び東宝映画数本に出演したが、1969年に退社し[11]、テレビに軸足を移す。同年の『燃えよ剣』(NET)では新選組隊士・永倉新八を演じたが、その後は時代劇や刑事ドラマ、特撮で主にゲストとして悪役を演じるようになった[23][21][3]。『西部警察』の悪役にスポットを当てたDVDソフトシリーズ「ダーティーキャラクターコレクション」では、八名信夫や阿藤快と並んでパッケージの表題を飾っている。一方、1977年の『小さなスーパーマン ガンバロン』では主人公・天堂輝の執事ムッシュ役を演じ、悪役とは違った一面を見せている[24]。

1990年代以降は特撮ブームの再燃により、特撮作品や関連番組、イベントなどへの登場が増え、一般ドラマでの役柄も広がった。2005年には『ウルトラマンマックス』(CBC)で約40年ぶりに防衛幹部役としてウルトラシリーズに本格レギュラー出演し、2006年の『ウルトラマンメビウス』ではテレビシリーズと劇場版で再びハヤタ役として出演(ウルトラマンの声も兼任)した。

人物・エピソード

『ウルトラマン』についてのエピソード

出演

映画

テレビドラマ

NHK

日本テレビ

TBS・MBS

フジテレビ

テレビ朝日

テレビ東京

インターネット配信

オリジナルビデオ

舞台

吹き替え

ラジオドラマ

その他のテレビ番組

CM

ゲーム

その他

著書

黒部進(に該当する役)を演じた俳優

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ↑ 芸名は出身地に由来する[13][9]。
  2. ↑ 2019年末に実施された読売新聞のインタビューでは、「中退」と明かしている[9]。
  3. ↑ 「吉本隆志」名義。
  4. ↑ 正式デビュー作。

出典

  1. 1 2 3 4 5 “黒部 進”. 日本タレント名鑑. VIPタイムズ社. 2018年12月16日閲覧。
  2. 1 2 3 4 5 6 7 『テレビ・タレント人名事典』(第5版)日外アソシエーツ、2001年、393頁。ISBN 978-4816916779。
  3. 1 2 3 「怪獣映画を彩る俳優たち」『東宝怪獣グラフィティー 「ゴジラvsキングギドラ」完成記念』近代映画社〈スクリーン特編版〉、1991年10月31日、75頁。雑誌コード:65429-56。
  4. 1 2 3 4 5 6 7 東宝特撮映画全史 1983, p. 529, 「怪獣・SF映画俳優名鑑」
  5. 1 2 3 4 ゴジラ大百科 1993, p. 118, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」
  6. 1 2 3 4 5 6 モスラ映画大全 2011, p. 59, 「脇役俳優辞典19」
  7. 1 2 3 4 5 『日本タレント名鑑'82』VIPタイムズ社、1981年、75頁。
  8. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 『日本映画人名事典』 男優編〈上巻〉、キネマ旬報社、1996年、581-582頁。ISBN 978-4873761886。
  9. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 “[俳優 黒部進さん](上)ウルトラマンのレッテル、30年間触れたくなかったが、今はハヤタ役が誇り”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 2. (2020年1月29日) 2022年3月18日閲覧。
  10. 1 2 3 4 5 6 7 野村宏平、冬門稔弐「10月22日」『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、299頁。ISBN 978-4-8003-1074-3。
  11. 1 2 『日本タレント名鑑70』日本タレント年鑑刊行会、1970年、59頁。
  12. ↑ 『出演者名簿』《昭和49年度版》著作権資料協会、1973年、159頁。
  13. 1 2 ハヤタとして、父として 1998, p. 28
  14. ↑ “桜井高等学校(富山)|冬が僕らを強くする2018”. 高校野球ドットコム. WoodStock. 2018年12月16日閲覧。
  15. 1 2 3 4 5 6 7 8 “[俳優 黒部進さん](下)正義のヒーローから悪役に一転、アフリカ体験が人生の糧”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 1. (2020年1月31日) 2022年3月18日閲覧。
  16. ↑ ハヤタとして、父として 1998, p. 8-9.
  17. ↑ ハヤタとして、父として 1998, p. 12-14.
  18. ↑ ハヤタとして、父として 1998, p. 14-15.
  19. ↑ ハヤタとして、父として 1998, p. 15-16.
  20. 1 2 3 4 5 ハヤタとして、父として 1998, p. 22-26
  21. 1 2 3 4 5 “[俳優 黒部進さん](下)正義のヒーローから悪役に一転、アフリカ体験が人生の糧”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 2. (2020年1月31日) 2022年3月18日閲覧。
  22. ↑ ハヤタとして、父として 1998, p. 30-32.
  23. ↑ ハヤタとして、父として 1998, pp. 108–109.
  24. 1 2 3 「スーパーヒーロー作品 STAFF・CASTインタビュー 黒部進」『テレビマガジンヒーロー大全集 増補改訂版』講談社〈テレビマガジン特別編集〉、1992年、235頁。ISBN 978-4061784147。
  25. ↑ ハヤタとして、父として 1998, p. 124.
  26. ↑ ハヤタとして、父として 1998, p. 182.
  27. 1 2 3 4 5 “[俳優 黒部進さん](上)ウルトラマンのレッテル、30年間触れたくなかったが、今はハヤタ役が誇り”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 1. (2020年1月29日) 2022年3月18日閲覧。
  28. 1 2 ハヤタとして、父として 1998, pp. 58–59
  29. 1 2 「二瓶正也 インタビュー」『素晴らしきTVヒーローたち』学習研究社〈GAKKEN MOOK アニメディア〉、1986年、88-89頁。
  30. 1 2 3 4 東宝特撮映画全史 1983, pp. 536–537, 「主要特撮作品配役リスト」
  31. ↑ “怪獣総進撃”. 東宝 WEB SITE. 東宝. 2022年3月13日閲覧。
  32. ↑ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 225, 「『ゴジラVSキングギドラ』作品解説/俳優名鑑」
  33. ↑ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 233, 「『ゴジラVSモスラ』作品解説/俳優名鑑」
  34. ↑ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 269, 「『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』作品解説/俳優名鑑」
  35. ↑ “怪獣好きは涙なしに笑えない!? ツボを押さえた怪獣バカ映画『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』”. マイナビニュース (2008年7月25日). 2016年9月7日閲覧。

出典(リンク)

参考文献

外部リンク

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