2023年の航空
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2023年の航空
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概観
[編集]旅客航空
[編集]ICAOによれば、旅客航空は回復傾向にあり、世界の旅客数は2023年末で2019年の約95%に達し、多くの路線でコロナのパンデミック前の水準を回復した。特に成長したのは、次の路線である[1]。
貨物航空
[編集]2023年の年間の航空貨物トンキロ(CTK)は2022年とほぼ同レベルだった。11月までは前年より若干少なかったが、12月単月のCTKが前年比+10.8%となり、年間通してみたら、前年とほぼ同じになっていた。[2]
持続可能性への対応
[編集]持続可能性への対応が本格化しはじめた。
- 2023年10月に、EUはSAF含有義務化の規定を定めた(具体的には2025年2%、2030年6% ...と設定)。
- 1月28日、Virgin Atlanticにより、100%SAFによる大西洋横断のデモフライト「Flight100」が行われた。ロンドン・ヒースロー空港(LHR)からニューヨークJFKまでの区間をSAFのみで飛んだ。
- 燃料電池・水素燃料機の開発の推進
- ボーイングとNASAが共同開発したX-66
- Airbusによる水素機のプロジェクト「ZEROe」は2020年に立ち上がっていたが、本年Airbus社はドイツ・オットブルンのE-Aircraft System Houseにて1.2メガワット(MW)の水素燃料電池システムの地上試験を成功させ、一歩前に進んだ(実用化は2035年前後の予定)
- 一部空港ではプライベートジェット制限の検討も進行
IATA年次総会、イベントなど
[編集]IATAの年次総会は6月4日-6日にトルコ共和国イスタンブール市で行われ、ホスト航空会社はペガサス航空(Pegasus Airlines) でAnadoluJetとの共同主催とされた。
出来事
[編集]
フィリピンで1月1日、停電のため航空管制施設でトラブルが発生し、マニラ発着便を中心に多数が運航停止となり、ニノイ・アキノ国際空港では乗客5万人以上に影響が出た[3]。→詳細は「en:2023 Philippine airspace closure」を参照
中国が自主開発した旅客機であるCOMAC C919が5月28日に商業運航を開始した[4]。
日本:東京航空交通管制部の一部上下分離に伴い、高高度セクタ、洋上セクターを一部、福岡航空交通管制部に移管。
航空事故など
[編集]- 世界の航空事故の統計、傾向
この節の加筆が望まれています。 |
- アメリカ合衆国で重大なニアミスが19件発生、過去7年で最悪
米連邦航空局(FAA)は2023年1~10月で19件の重大な滑走路インシデントが発生したと報告し、2016年以来の悪い状況となった[5]。
- 対策
- FAAは、一連のニアミス事故を受けて、航空管制官の疲労問題に対処するため、元国家運輸安全委員会(NTSB)の職員で睡眠の専門家が率いる専門家グループ(パネル)の設置に着手した。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、このパネルは翌2024年1月から活動を開始し「最新の睡眠科学や疲労に関する知見を、航空管制官の勤務要件やスケジュールにどのように適用できるかを検討する」とされた[5]。
- (なお、アメリカの状況は深刻すぎて、対策を検討したものの十分に改善できなかったらしく、2025年1月29日には、首都ワシントンD.C.でアメリカン航空機と軍用ヘリ・ブラックホークによる空中衝突事故(アメリカン航空5342便空中衝突事故)が発生してしまった。)
- その他の航空事故の具体例
- 航空事故の一覧 (2020年以降)も参照
脚注
[編集]- ↑ なおICAOは「SouthWest ASIA」も挙げている。ICAO用語の「SW ASIA」はICAOによる空域の便宜上の分類で、通常の地理的な「南西アジア」とは指す国が異なる。ほとんどは地理用語の中東と重なるが、パキスタンまで含まれ、インドは含まれない。
- ↑ ICAO用語の「Pacific」は、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、ハワイなど。
- 1 2 3 4 5 “Passenger air traffic surpasses pre-pandemic levels”. 2025年6月26日閲覧。
- ↑ “Air Cargo Demand Surges 10.8% in December, Closing 2023 Near 2022 Levels”. 2025年6月26日閲覧。
- ↑ “フィリピンで航空管制トラブル、日本と東南アジア結ぶ12便欠航”. MSN. 2023年1月1日閲覧。
- ↑ “MU9191起飞”. 新華社. 2023年5月28日. 2023年5月28日閲覧.
- 1 2 3 4 5 6 “FAA Identifies 19 Serious Near Miss Incidents In 2023: The Most In 7 Years”. 2025年6月26日閲覧。
- ↑ 日本放送協会. “豪州の観光地 ヘリコプター同士が空中衝突 4人死亡 けが人複数 | NHK”. NHKニュース. 2023年1月3日閲覧。
- ↑ “ネパールで72人搭乗の航空機が墜落 ヒマラヤの眺望で人気の街:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年1月15日). 2023年1月15日閲覧。
- ↑ “ネパール中部でイエティ航空機が墜落 29人死亡”. Aviation Wire (2023年1月15日). 2023年1月15日閲覧。
- ↑ “Nepal plane crash Live Updates: At least 64 dead as plane crashes in Pokhara; 5 Indians were on board, says airport official” (英語). The Indian Express (2023年1月15日). 2023年1月15日閲覧。