
BIAD(blind insertion airway deviceの略[1])は気管チューブ以外の、気道確保に用いられる医療機器を意味する用語である。
患者の肺と外界の間の気道の開存性を維持し、誤嚥のリスクを低減し、声門が見えなくても設置することができる。すなわち、喉頭展開を必要としない。BIADは、病院前救護や救急医療で用いられることが多い。
BIADを初めて論文で用いられたのは、2014年、Timothy Jamesらによる、イヌへの実験的な気道確保器具の報告であった[2]。ヒトでは、2016年の、David A Pearsonらによる院外心停止に関する報告であったが、その中ではBIADはblind insertion airway device(盲目的に挿入するエアウェイ)の略語としてのみ定義され、明確な定義はなされていなかった[3]。2018年のJ A March らは、気道確保に用いる器具として、口咽頭エアウェイ、BIAD、気管チューブを挙げた[4]。主として、BIADはアメリカの病院前救護において、気管チューブ以外の気道確保器具を指すものとして集計・報告に用いられるようになってきている[5][6]。
BIADは、状況によっては盲目的挿入が可能であり、気管チューブの導管としてBIADを用いたり、ブジーやチューブエクスチェンジャーを用いて挿入することもできる。
BIADは気管チューブと比較して幾つかの欠点があり、誤嚥のリスクは高くなる。
BIADには以下のようなものがある。
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