JR四国7000系電車

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JR四国7000系電車
7100形と7000形を使用する普通列車
(2024年9月 松山駅)
基本情報
運用者 四国旅客鉄道
製造所 近畿車輛
製造年 1990年 - 1992年
製造数 36両
運用開始 1990年11月21日
主要諸元
編成 両運転台付単行車(7000形)
片運転台制御車(7100形)
軌間 1,067 mm
電気方式 直流 1,500 V
最高運転速度 110 km/h[1]
設計最高速度 110 km/h[1]
起動加速度 1.8 km/h/s(1M2T)[1]
編成重量 38.0 t(1M)
64.0 t(1M1T)
編成定員 85(立)+64(席)=149名(1M)
170(立)+133(席)=303名(1M1T)
全長 21,300 mm
車体長 20,800 mm
全幅 2,870 mm
車体幅 2,800 mm
全高 3,995 mm
パンタ折畳み高 3,890 mm
屋根高さ 3,565 mm
床面高さ 1,150 mm
車体 ステンレス
台車 空気ばね式ボルスタレス台車[1]
主電動機出力 120 kW / 基
駆動方式 TD継手式平行カルダン駆動
歯車比 14:99 = 1:7.07
制御方式 VVVFインバータ制御
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ
保安装置 ATS-SS
備考 出典[1]
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7000系電車(7000けいでんしゃ)は、四国旅客鉄道(JR四国)の直流近郊形電車。

概要

1990年(平成2年)の予讃線伊予北条駅 - 伊予市駅間の電化開業により、両運転台構造で制御電動車の7000形(cMc)が8両、片運転台構造(伊予市・琴平向き)の制御車7100形(Tc)が4両の計12両が新造され、日中の同区間を走行する気動車列車のほとんどを置き換えた。その後、1993年(平成5年)の予讃線観音寺駅 - 松山駅完全電化開業に備え、1992年(平成4年)の観音寺駅 - 新居浜駅間・今治駅 - 伊予北条駅間の電化開業時に7000形が17両、7100形が7両の計24両が新造された。36両全てが近畿車輛製である。

JRの近郊形車両では初めてVVVFインバータ制御を採用した。

車両概説

軽量ステンレス車体で、乗降用ドアは片側3箇所で両端は片開き、中央は両開きである。また、ワンマン運転時は中央の扉が締め切り扱いとなる[2]。車内の座席はクロスシートとロングシートを点対称に配置。これらは先に登場した1000形気動車の構造を踏襲している。側窓は1000形の二段窓に対し、一段下降式となっている。

新たに電化した区間の狭小トンネルに対応するためパンタグラフ折り畳み高さを4,000 mm以下とする必要があった[1]。これによりパンタグラフとの絶縁距離を確保するため屋根高さを3,565 mm(121系より105 mm低下)とし、パンタグラフはS-PS58を新たに採用してパンタグラフ折り畳み高さを3,890 mm(121系より250 mm低下)に抑えている[1]。

ワンマン運転に対応するため整理券発行器が、運転台がある側には運賃箱・運賃表示器も搭載されている。VVVFインバータ装置の制御素子はGTOサイリスタ(4500 V/2000 A)が採用されたが、7000形の高松運転所に所属する7016号はIGBT素子に換装された。これは試験車として長期試験を行うことが目的であり、運用は他の車両と共通となっていた。2018年(平成30年)に他の7000系と同一のものに取り替えられたが、その後の機器更新によって日立製のものに交換されている。

運用

2025年(令和7年)4月1日現在

松山運転所[3]
  • 7000形:18両(7001 - 7002・7004 - 7017・7023・7025)
  • 7100形:8両(7101 - 7108)
高松運転所[4]
  • 7000形:6両(7018 - 7022・7024)
  • 7100形:3両(7109 - 7111)

予讃線高松駅 - 伊予市駅間・土讃線多度津駅 - 琴平駅間で運用されている[5]。トイレが設置されていないため本四備讃線(瀬戸大橋線)での運用はない。通勤通学時間帯以外を中心にワンマン運転を実施している。

7000形単独で運転のほか、7000形または7100形を増結して運用されることもある。また、6000系や7200系との併結運用も可能である[6][7]。

機器更新

2017年(平成29年)頃から、VVVFインバータ装置が更新されている。2025年(令和7年)4月1日現在、7001・7002・7004・7006・7007・7008・7009・7013・7014・7016・7019・7024の12両が更新済み[3][4]。

また、2022年(令和4年)9月頃から車両のドアシグナル設置(後付け・チャイム付)が施工されている。全車両に導入済み。[要出典]

加えて、2023年(令和5年)3月頃より、行先表示幕が更新されている(駅ナンバリング・英語表記・快速種別名追加)[9][10]。これにより、2023年(令和5年)3月17日限りで快速「サンポート」でのヘッドマークは使用されなくなった[8]。

廃車

2024年(令和6年)3月31日付で7003が廃車され、本系列の廃車第1号となった[11]。

車歴表

2025年(令和7年)4月1日現在[3][4]

車両形式 車両番号 所属落成日機器更新廃車備考
7000形 7001 松山1990/10/302013/10/25
7002 2013/12/16
7003 1990/11/112024/03/31[11]
7004 2012/06/28
7005
7006 2013/06/27
7007 2012/11/27
7008 2014/03/07
7009 1992/06/272019年上期
7010
7011
7012
7013 2019年上期
7014 2014/10/21
7015
7016 2019年上期
7017
7018 高松
7019 2012/08/29
7020
7021 2015/01/07
7022
7023 松山
7024 高松
7025 松山
7100形 7101 松山1990/10/30 
7102 1990/11/11
7103
7104
7105 1992/06/27
7106
7107
7108
7109 高松
7110
7111

脚注

注釈

  1. ↑ 2023年(令和5年)のダイヤ改正をもって「サンポート」号でのヘッドマークの取り付けを終了した(後述)[8]。

出典

  1. 1 2 3 4 5 6 7 交友社『鉄道ファン』1991年1月号「新車ガイド2 JR四国 松山電化用の新形車両 7000系直流電車登場」(PP.56-61)ならびに形式図(巻末)
  2. ↑ 『普通列車年鑑 2015-2016』、P.86
  3. 1 2 3 『JR電車編成表2025夏』、P.192
  4. 1 2 3 『JR電車編成表2025夏』、P.192
  5. ↑ 『普通列車年鑑 2015-2016』、P.146
  6. ↑ 「予讃線で6000系+7000系の4両編成が運転される」-『railf.jp(鉄道ニュース)』、交友社(2016年8月22日)
  7. ↑ 「『さぬき高松まつり花火大会』に合わせて増結運転」-『railf.jp(鉄道ニュース)』、交友社(2016年8月15日)
  8. 1 2 「【2023ダイヤ改正】JR四国快速「サンポート」ヘッドマーク掲出終了」-『鉄道ホビダス(鉄道投稿情報局)』、ネコ・パブリッシング(2023年3月21日)
  9. ↑ 「7000系の前面行先表示に変化」-『railf.jp(鉄道ニュース)』、交友社(2023年3月26日)
  10. ↑ 「【JR四国】7000系前面幕、ついに「全部盛り」仕様が登場!?」-『鉄道ホビダス(鉄道投稿情報局)』、ネコ・パブリッシング(2023年3月15日)
  11. 1 2 『JR電車編成表2025夏』、P.328

参考文献

  • 『鉄道ファン』1991年1月号(No.357)、交友社
  • 『JR普通列車年鑑 2015-2016』、イカロス出版(2015年7月21日、ISBN 978-4-802-20030-1)
  • ジェー・アール・アール『JR電車編成表2025夏』、交通新聞社(2025年5月23日、ISBN 978-4-330-03225-2)

関連項目

外部リンク