「こころは気紛れ」はアルバム『SONG IS LOVE』[注釈 1]からの、再レコーディングによるシングル・カット曲。そのため、ジャケットに“新録音”と表記されている。再録音の経緯について、プロデューサーの武藤敏史は後に「この作品は『ソング・イズ・ラヴ』の中から選び、シングル向きにアレンジし直し、派手なサウンドの曲調にしたものであるが、その時初めて彼らに、僕が“シングル盤用にアレンジしなおして欲しい”と、レコード会社的要求と発言をしたことをよく覚えている。つまり、僕としてもこの頃から、なんとかヒット曲を出して本格的に売れて欲しいと思い始めた、その表れだったのだと思う」「ちょうどその頃、バックのメンバーを正式にかかえてやっていこう、つまり5人でやっていこうと2人が決心した時期だったので、オフコースと大衆との橋渡しをするべき任にある僕としては、経済的によりよい状態で仕事をしてもらうためにも、なんとかヒット曲が欲しいと望んだわけである。売上的にはヒットとまではいかなかったが、作品的には幸い評価も高く、コンサートの観客動員数をはじめ、いろんな面でこの頃より上昇の兆しも見えはじめ、僕の心配も杞憂に終わりつつあった」[1]と振り返っている。同曲はベスト・アルバム『SELECTION 1973-78』[注釈 2]に『SONG IS LOVE』[注釈 1]よりも演奏のテンポが少しアップされ、ボーカルも異なるテイクで収録されたほか、後に小田がアルバム『LOOKING BACK 2』[注釈 3]にてセルフカバーした。