クオカード

ウィキペディアから、無料の百科事典
株式会社クオカード
QUO CARD Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
〒103-0023
東京都中央区日本橋本町二丁目4-1 日本橋本町東急ビル
設立 1987年12月
業種 サービス業
法人番号 2010001091242 ウィキデータを編集
事業内容 代金前払方式カード等の発行・精算業務等
代表者 代表取締役会長 小林 敬史
代表取締役社長執行役員 近田 剛
資本金 18億1000万円
売上高 38億6,900万円
(2024年3月期)[1]
営業利益 △10億8,800万円
(2024年3月期)[1]
経常利益 31億1,000万円
(2024年3月期)[1]
純利益 22億100万円
(2024年3月期)[1]
総資産 1,709億200万円
(2024年3月期)[1]
従業員数 134人(2017年4月現在)
決算期 3月31日
主要株主 株式会社ティーガイア 100%
関係する人物 湯川英一(元社長・元会長)
外部リンク https://www.quocard.com/
特記事項:2004年10月1日、親会社の株式会社SCSK(旧:株式会社CSK)が株式交換により完全子会社化。
テンプレートを表示

クオカード(QUOカード)とは、住友商事グループの株式会社ティーガイアの子会社である株式会社クオカードが発行する、汎用型のプリペイドカード。

「QUOカード」の「QUO」は「〜するところ」を意味するラテン語に由来する[2]。略称は「クオカ」。

概要

カードのサイズは縦85mm×横57.5mm[3]で、日本のサイバネ規格の磁気カードと同じサイズである。

コンビニエンスストア、飲食店、ガソリンスタンド、ドラッグストア、書店などで使用することが可能である。表面に意匠を凝らした印刷を行うことも可能であるため、自治体別毎のご当地デザインの他[4]、懸賞の賞品・記念品、株主優待などにも広く利用されており、電子マネーの普及後でも需要がある。電子マネーとの差別化として、絵柄の付いた作品や自作品も販売しており、キャラクターグッズやコレクターズアイテムとしても人気が高い。

カード発行会社の株式会社クオカードは1987年12月、2年後(1989年)に導入が決定していた消費税によって1円単位での支払いが増えると考え、小銭のやりとりをスムーズに行えるようにするプリペイドカードシステムの構築を目的に日本カードセンター株式会社として設立された[2]。

1989年11月、コンビニエンスストア大手のセブン-イレブン・ジャパンと契約を締結し、プリペイドカード「セブン-イレブンカード」の発行を開始。1995年8月に全国共通カード化し、セブン-イレブン以外のコンビニでも使用可能となったのを機に「QUOカード」へ名称変更した[2]。2003年3月には会社名も株式会社クオカードへ商号変更した。2004年にはCSK(現・SCSK)の完全子会社となった。

2017年、親会社がSCSKから同じ住友商事グループの移動体通信販社・ティーガイアに移動した[5]。

券種

券種販売価格利用可能金額
300円券330円300円
500円券530円500円
700円券750円700円
1,000円券1,040円1,000円
2,000円券2,000円2,000円
3,000円券3,000円3,000円
5,000円券5,000円5,070円
10,000円券10,000円10,180円

5,000円券と10,000円券のプレミアムは、コンビニエンスストア等の加盟店で販売されるカードのみに付与される。初期には3,000円券にもプレミアムが付与されていた。

券面金額(1 - 999円および2,001 - 2,200円)を自由に設定できる「フリーバリューカード」[6]を製作するができるため、570円券・640円券(ビアカード)、非売品の100円券・777円券、雪印乳業が販促用に使用する300円券・450円券・550円券なども存在する。

悪用防止対策

コンビニエンスストアで発行されているクオカードは、仕入れた時点では使用不可の状態で、販売する際にレジにて販売員による有効化の手続きを経て、利用可能となる仕組みをとっている[7]。

過去には、偽装された1万円のカードと2万円のカードが多数発見され、高額カードの販売・発行が中止されたことがある[8]。その影響からか2024年現在、2005年以前に発行された高額券は利用停止になっており、交換手続きを行わなければ利用できない[9]。

店舗限定プリペイドカード

指定された加盟店のみ使用可能なカード。クオカードの仕組みを利用している。

これらはクオカードとは呼ばずに「プリペイドカード」と呼び、磁気上に加盟店を限定する情報が含まれている。

またENEOS、JA-SSのガソリンスタンドで購入可能なプリペイドカード(ENEOSプリカ、JA-SSプリカN(JA-SS専用プリカも存在))は相反するガソリンスタンド(ENEOSプリカを使ってJA-SSで給油することができない、その逆も同様)以外は、他のクオカード加盟店でも利用することができる。

過去にはマツモトキヨシもプリペイドカードを販売していたが、2011年8月限りで廃止した。すでに販売したカードはマツモトキヨシで引き続き利用できる。

QUOカードPay

2019年1月、株式会社クオカードはQR・バーコード決済への参入を発表し[2]、同年3月14日から「QUOカードPay」の発行を開始した[10]。

一般的なQRコード決済サービスと異なり、ギフトとしての利用を前提にしているため[2]、贈られた側はアプリをダウンロードしなくてもブラウザのみで利用できること、会員登録を行わなくても利用できること、銀行口座やクレジットカードでチャージ(入金)できないこと、残高不足の場合に現金等との併用ができること[注釈 1]、有効期限が発行日から最長3年であること、などの特徴が見られる[11]。

50〜10万円まで1円単位で購入することができ、QUOカードPayオンラインストアでの発行手数料は発行金額の6%(税別)である[12]。

QUOカードPayの加盟店舗はQUOカードと異なり、2024年1月時点で例えばファミリーマートはQUOカードの加盟店ではあるがQUOカードPayの加盟店ではない[13]。

企業や自治体に向けた利用可能加盟店・業態を絞って発行できる専用QUOカードPayも発行している[14][15]。

QUOカードPayアプリ

QUOカードPayには、Android、IOSで利用のできるQUOカードPay専用アプリがある。同アプリを利用すると、ブラウザでは行えない贈られた複数のQUOカードPay残高を合算したり、券面を残高を使い切っても閲覧可能になったり、利用履歴を確認することができる[11]。

主な加盟店

詳細は、公式サイト内の「使えるお店」を参照。一部使用できない店舗もある。また、旧「セブン-イレブンカード」もクオカードと同等に下記店舗で使用できる。

コンビニエンスストア

飲食店

ドラッグストア

書店

ガソリンスタンド

  • ENEOS(一部店舗のみ)
  • JA-SS(一部店舗のみ)

その他

脚注

  1. 1 2 3 4 5 株式会社クオカード 第37期決算公告
  2. 1 2 3 4 5 “○○Payとは競合しない アプリも個人情報も不要な「QUOカードPay」が狙う市場”. ITmedia (2019年12月20日). 2019年12月21日閲覧。
  3. ↑ “QUOカード よくあるご質問”. faq.quocard.com. 2024年1月25日閲覧。
  4. ↑ ご当地デザインQUOカード
  5. ↑ “株式会社クオカードの株式取得(子会社化)完了に関するお知らせ”. 株式会社ティーガイア(2017年12月1日作成). 2019年12月21日閲覧。
  6. ↑ フリーバリューカード クオカード
  7. ↑ “購入時のご注意 | ご利用上のご注意”. 【公式】ギフトといえばQUOカード(クオカード). 2024年1月25日閲覧。
  8. ↑ “クオ・カード偽造券に注意”. レスポンス(Response.jp) (2003年8月29日). 2024年1月25日閲覧。
  9. ↑ “旧高額券の利用停止と交換について | ご利用上のご注意”. 【公式】ギフトといえばQUOカード(クオカード). 2024年1月25日閲覧。
  10. ↑ “アプリ不要ですぐ使える!スマホ決済型QUOカードが登場 『クオ・カード ペイ(QUOカードPay)』 3月14日(木)より販売開始 ~気持ちが伝わる新しいデジタルギフトを展開~”. 株式会社クオカード(2019年1月30日作成). 2019年12月21日閲覧。
  11. 1 2 “使い方”. QUOカードPay. 2024年1月25日閲覧。
  12. ↑ “QUOカードPay よくあるご質問”. faq.quocard.com. 2024年1月25日閲覧。
  13. ↑ “使えるお店”. QUOカードPay. 2024年1月26日閲覧。
  14. ↑ “自治体業務のデジタル化にはQUOカードPay”. QUOカードPay. 2024年1月25日閲覧。
  15. ↑ “QUOカードPay よくあるご質問”. faq.quocard.com. 2024年1月25日閲覧。

注釈

  1. ↑ 一部の加盟店では併用できない場合もある。

関連項目

  • ユーカード - 同業の日本カードシステムが発行していたプリペイドカード。
  • セブン-イレブン・ジャパン - 当初はセブン-イレブン専用プリペイドカードとして開始された。
  • クイズ・ドレミファドン! - 2021年1月放送回より優勝チームへの賞品としてクオカード10万円分(1,000円分×100枚をチームメンバーで山分け)が贈られている。

外部リンク