スタニングローズ

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スタニングローズ
2022年秋華賞
欧字表記 Stunning Rose[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 牝[1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2019年1月18日(6歳)[1]
抹消日 2024年12月26日
父 キングカメハメハ[1]
母 ローザブランカ[1]
母の父 クロフネ[1]
生国 日本の旗 日本(北海道安平町)[1]
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 (有)サンデーレーシング[1]
調教師 高野友和(栗東)[1]
競走成績
タイトル JRA賞最優秀4歳以上牝馬(2024年)
生涯成績 18戦6勝[1]
獲得賞金 4億2621万6000円[1]
勝ち鞍
GI秋華賞2022年
GIエリザベス女王杯2024年
GIIIフラワーカップ2022年
GIII紫苑ステークス2022年
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スタニングローズ(欧字名:Stunning Rose、2019年1月18日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍は2022年の秋華賞、2024年のエリザベス女王杯。

名門牝系「薔薇一族」の一頭で[2]、馬名は「魅力的な薔薇」を意味する。

戦績

2歳(2021年)

6月6日中京の2歳新馬(芝1400m)に1番人気でデビューしたがブレスレスリーの2着に敗退。6月26日阪神の2歳未勝利(芝1600m)では好位追走から直線で脚を伸ばすと後続に2馬身半差をつけ初勝利を挙げる[3]。その後、8月29日の新潟2歳ステークスでは5着と惨敗。秋に入り、サウジアラビアロイヤルカップ3着、デイリー杯2歳ステークスは5着となり2歳シーズンを終える。

3歳(2022年)

2月13日のこぶし賞(1勝クラス)に1番人気で出走。道中中団で待機すると直線で逃げ粘るセイウンハーデスをアタマ差で捕らえて2勝目をマークする[4]。 3月21日のフラワーカップでは好位の内で脚を溜めると、最後の直線では先に抜け出したニシノラブウインクをゴール前でかわして重賞初制覇を飾った[2]。本馬は父キングカメハメハのラストクロップ(最終世代)であり、フラワーカップの勝利をもって14世代全世代で重賞勝ち馬を出した[5]。

フラワーカップの後は、桜花賞には向かわず、放牧を挟んでオークスに出走[6]。桜花賞を経由せず、放牧明けでフラワーカップから直行したために10番人気の低評価であったが、好位追走から直線半ばで先頭に立ち、懸命に粘ったものの、最後は勝ったスターズオンアースの末脚に屈し、惜しくも2着となった。1996年4着の曽祖母ロゼカラー、2001年2着の祖母ローズバドと同様に涙をのむ結果となり、「バラ一族」悲願のクラシック制覇はならなかった[7]。

夏場は休養にあて、秋は秋華賞トライアル紫苑ステークスから始動。馬体重がオークス時点より14kg増となったものの、2.8倍の1番人気に支持され、レースでは先行して鋭く抜け出して優勝、重賞2勝目となり、秋華賞への優先出走権を確保した[8]。

秋華賞ではスタートから中団に控え、直線に入ると鋭い脚を見せ、オークス3着のナミュール、牝馬二冠のスターズオンアースの猛追を振り切り優勝。初のGI制覇となった。鞍上の坂井瑠星はGI初タイトルとなった他、高野調教師は前年の大阪杯(レイパパレ)以来となるJRA・G1通算4勝目。秋華賞は2014年のショウナンパンドラに続く2勝目となった。

11月13日、年内最終戦としてエリザベス女王杯に出走。デアリングタクトに次ぐ2番人気に支持された。まずまずのスタートを決め道中は中団を追走したが、残り800mから手ごたえが怪しくなり、直線でも全く伸びず14着惨敗に終わった[9]。

4歳(2023年)

4歳初戦となった中山記念は道中3番手につけたが、ゴール前でひと伸びを欠いて勝ち馬に0.2秒差の5着に敗れた。5月14日のヴィクトリアマイルは出脚がつかず、12着に大敗[10]。さらにレース後、左前脚の腱周囲炎が判明し、長期休養に入った[11]。

5歳(2024年)

3月の大阪杯で、約10か月ぶりにレースに復帰。道中は折り合い良く進めたものの、最後まで脚を残せず8着に敗れる[12]。2年連続出走のヴィクトリアマイルは9着、7月のクイーンステークスは6着に終わった。

11月10日、2年前に14着に敗れたエリザベス女王杯に出走。道中は4番手付近の好位で運び、4コーナーで先行勢を捉える。直線でも末脚を伸ばし、後続の追撃を振り切って3歳秋の秋華賞以来となるGI・2勝目をマークした[13]。11月22日、所有するサンデーサラブレッドクラブにより12月22日に行われる第69回有馬記念を最後に現役を引退することが発表された[14]。ラストランとなった12月22日の有馬記念ではライアン・ムーアとコンビを組み、レースは好位で脚を溜め最後の直線で前との差を懸命に詰めるもレガレイラの8着に敗れ、引退レースを勝利で飾ることはできなかった[15]。

そして、12月26日にJRAとしての競走馬登録を正式に抹消し、ノーザンファームで繁殖牝馬となる[16]。

競走成績

以下の内容は、netkeiba.com[17]およびJBISサーチ[18]に基づく。

競走日競馬場競走名格距離(馬場)頭
数
枠
番
馬
番
オッズ
(人気)
着順タイム
(上り3F)
着差騎手斤量
[kg]
1着馬(2着馬)馬体重
[kg]
2021.6.6 中京 2歳新馬 芝1400m(良) 13 7 11 1.9(1人) 2着 1:23.3(35.8) 0.2 吉田隼人 54 ブレスレスリー 480
6.26 阪神 2歳未勝利 芝1600m(良) 10 8 9 2.0(1人) 1着 1:35.2(35.4) -0.4 川田将雅 54 (クロニクルノヴァ) 478
8.29 新潟 新潟2歳S GIII 芝1600m(良) 12 5 5 12.1(5人) 5着 1:34.3(32.9) 0.5 松山弘平 54 セリフォス 488
10.9 東京 サウジRC GIII 芝1600m(良) 7 1 1 5.4(3人) 3着 1:36.5(33.2) 0.1 戸崎圭太 54 コマンドライン 480
11.13 阪神 デイリー杯2歳S GII 芝1600m(良) 7 2 2 7.3(4人) 5着 1:35.6(34.2) 0.5 吉田隼人 54 セリフォス 474
2022.2.13 阪神 こぶし賞 1勝 芝1600m(稍) 6 5 5 1.7(1人) 1着 1:36.9(33.4) -0.0 坂井瑠星 54 (セイウンハーデス) 476
3.21 中山 フラワーC GIII 芝1800m(良) 12 1 1 4.4(2人) 1着 1:48.5(35.0) -0.1 川田将雅 54 (ニシノラブウインク) 474
5.22 東京 優駿牝馬 GI 芝2400m(良) 17 1 2 28.2(10人) 2着 2:24.1(34.4) 0.2 D.レーン 55 スターズオンアース 474
9.10 中山 紫苑S GIII 芝2000m(良) 12 8 12 2.8(1人) 1着 1:59.9(35.0) 0.0 坂井瑠星 54 (サウンドビバーチェ) 488
10.16 阪神 秋華賞 GI 芝2000m(良) 16 4 7 5.7(3人) 1着 1:58.6(34.3) -0.1 坂井瑠星 55 (ナミュール) 488
11.13 阪神 エリザベス女王杯 GI 芝2200m(重) 18 5 10 5.7(2人) 14着 2:15.5(38.2) 2.5 坂井瑠星 54 ジェラルディーナ 488
2023.2.26 中山 中山記念 GII 芝1800m(良) 14 7 12 7.8(3人) 5着 1:47.3(35.4) 0.2 吉田隼人 55 ヒシイグアス 494
5.14 東京 ヴィクトリアM GI 芝1600m(良) 16 3 5 25.4(7人) 12着 1:33.0(33.4) 0.8 坂井瑠星 56 ソングライン 490
2024.3.31 阪神 大阪杯 GI 芝2000m(良) 16 3 5 12.5(6人) 8着 1:58.7(35.5) 0.5 西村淳也 56 ベラジオオペラ 490
5.12 東京 ヴィクトリアM GI 芝1600m(良) 15 2 3 17.8(5人) 9着 1:32.6(35.5) 0.8 西村淳也 56 テンハッピーローズ 490
7.28 札幌 クイーンS GIII 芝1800m(稍) 14 6 9 13.8(9人) 6着 1:47.6(35.3) 0.2 北村友一 57 コガネノソラ 492
11.10 京都 エリザベス女王杯 GI 芝2200m(良) 17 6 11 9.5(3人) 1着 R2:11.1(34.0) -0.4 C.デムーロ 56 (ラヴェル) 498
12.22 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 15 7 13 27.1(9人) 8着 2:32.4(35.5) 0.6 R.ムーア 56 レガレイラ 496
  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す

血統表

スタニングローズの血統(血統表の出典)[§ 1]
父系キングマンボ系
(ミスタープロスペクター系)
[§ 2]
父

キングカメハメハ
鹿毛 2001 北海道早来町
父の父
Kingmambo
鹿毛 1990
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
父の母
*マンファス
黒鹿毛 1991
*ラストタイクーン *トライマイベスト
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer
母

ローザブランカ
芦毛 2005 北海道早来町
*クロフネ
芦毛 1998
*フレンチデピュティ Deputy Minister
Mitterand
*ブルーアヴェニュー Classic Go Go
Eliza Blue
母の母
ローズバド
青毛 1998
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ロゼカラー Shirley Heights
*ローザネイ
母系(F-No.) ローザネイ(FR)系(FN:1-w) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer 5×5, Mill Reef 5×5 [§ 4]
出典
  1. ↑ [19]
  2. ↑ [20][21]
  3. ↑ [19]
  4. ↑ [19]

祖母ローズバドはフィリーズレビュー(2001年)、マーメイドステークス(2003年)優勝馬で、オークス・秋華賞・エリザベス女王杯をいずれも2着(2001年)。曽祖母ロゼカラーはデイリー杯3歳ステークス優勝馬(1995年)でオークス4着、秋華賞3着(1996年)。

脚注

注釈

    出典

    1. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 “スタニングローズ”. www.jbis.or.jp. 2022年5月14日閲覧。
    2. 1 2 “【フラワーC】スタニングローズがV、“薔薇一族”ローザネイ牝系10年ぶり重賞制覇”. netkeiba.com (2022年3月21日). 2022年3月21日閲覧。
    3. ↑ “【阪神1R・2歳未勝利】スタニングローズが抜け出してV 川田将雅騎手「穏やかないい子」”. スポーツ報知 (2021年6月26日). 2022年3月21日閲覧。
    4. ↑ “【こぶし賞】牝馬スタニングローズがゴール前捕らえ2勝目!”. サンケイスポーツ (2022年2月13日). 2022年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月21日閲覧。
    5. ↑ “初年度産駒から14世代連続重賞勝ちの快挙! “バラ一族”のキンカメ産駒がV”. スポーツブル (スポブル). 2022年3月23日閲覧。
    6. ↑ “スタニングローズは桜花賞に向かわず放牧”. サンスポZBAT! (産業経済新聞社). (2022年3月24日) 2023年2月26日閲覧。
    7. ↑ “【オークス】10番人気スタニングローズは2着激走も「バラ一族」の悲願達成ならず”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年5月22日) 2023年2月26日閲覧。
    8. ↑ “【紫苑S結果】スタニングローズがゴール前で抜け出し重賞2勝目”. netkeiba.com (株式会社ネットドリーマーズ). (2022年9月10日) 2023年2月26日閲覧。
    9. ↑ “【エリザベス女王杯結果&コメント】2番人気スタニングローズは14着大敗 坂井「ラストは脚が上がってしまった」”. 東スポ競馬 (東京スポーツ新聞社). (2022年11月13日) 2023年2月26日閲覧。
    10. ↑ “【ヴィクトリアマイル】昨年の秋華賞馬スタニングローズは12着 坂井瑠星騎手「持ち味を出せなかった」”. スポーツ報知 (2023年5月14日). 2024年11月11日閲覧。
    11. ↑ “秋華賞馬スタニングローズ、左前脚の腱周囲炎が判明 浅屈腱にも若干のダメージ”. スポニチ Sponichi Annex (2023年5月18日). 2024年11月11日閲覧。
    12. ↑ “【大阪杯】戦い終えて - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex (2024年4月1日). 2024年11月11日閲覧。
    13. ↑ “【エリザベス女王杯】スタニングローズが復活のG1・2勝目!断然人気レガレイラは5着に敗れる”. 日刊スポーツ (2024年11月10日). 2024年11月10日閲覧。
    14. ↑ 【注目馬動向】エリザベス女王杯勝ちのスタニングローズは次戦の有馬記念がラストランnetkeiba.com、2024年11月22日配信・閲覧
    15. ↑ 【有馬記念】ラストランのスタニングローズは8着「いいお母さんになってほしい」高野師ねぎらう日刊スポーツ、2024年12月22日配信・閲覧
    16. ↑ “スタニングローズの競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2024年12月26日). 2024年12月26日閲覧。
    17. ↑ “スタニングローズの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2023年5月14日閲覧。
    18. ↑ “スタニングローズ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年5月14日閲覧。
    19. 1 2 3 “血統情報:5代血統表|スタニングローズ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年3月21日閲覧。
    20. ↑ “スタニングローズ - 競走馬詳細 - UMATOKU”. 馬トク. 報知新聞社. 2022年4月2日閲覧。
    21. ↑ “スタニングローズの血統表”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2022年3月21日閲覧。

    外部リンク