ディープモンスター

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ディープモンスター
第139回目黒記念パドック(2025年6月1日)
欧字表記 Deep Monster[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 牡[1]
毛色 青鹿毛[1]
生誕 2018年3月5日(8歳)[1]
父 ディープインパクト[1]
母 シスタリーラヴ[1]
母の父 Bellamy Road[1]
生国 日本の旗 日本(北海道新ひだか町)[1]
生産者 矢野牧場[1]
馬主 (株)DMMドリームクラブ[1]
調教師 池江泰寿(栗東)[1]
競走成績
生涯成績 30戦7勝[1]
中央:28戦6勝
海外:2戦1勝
獲得賞金 5億4815万7300円[2]
中央:2億9471万2000円
カタール:142万5000米ドル[3]
(2026年10月4日現在)[1]
勝ち鞍
GII京都大賞典2025年
GIIアミールT2026年
ListedすみれS2021年
ListedアンドロメダS2023年
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ディープモンスター(欧字名:Deep Monster、2018年3月5日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍に2025年の京都大賞典、2026年のアミールトロフィー。

馬名の由来は、「父名の一部+怪物」[2]。

戦績

2歳 (2020年)

2020年8月23日小倉 (芝1800m) の新馬戦にて武豊鞍上で初出走を迎える予定であったが、レース直前の放馬で除外となった[4]。10月31日京都 (芝2000m) の新馬戦で改めてデビュー、単勝1.4倍の1番人気[5]に支持されると、2着のアルバーシャに1馬身半差をつけて勝利した[4]。次戦に選んだのは阪神芝2000mのエリカ賞。行きっぷりが良くなく、前半1000m64秒というスローペースが災いし、2番手からレースを進めたアドマイヤハダルに半馬身及ばずの2着に終わった[6]。

3歳 (2021年)

年明けは1月17日中京[7]で行われた梅花賞 (芝2200m) から始動。単勝2.0倍の1番人気に支持されると、2着に0.2秒の差をつけて2勝目を挙げた[8]2月28日阪神のすみれステークス (芝2200m・L) では、スタートでヨレて後方からの競馬となったものの、2着の2番人気グロリアムンディに2馬身半 (0.4秒) の着差をつけ 2:12.4 というタイムで3勝目を飾った[9]。武豊が負傷のため鞍上が戸崎圭太に代わった皐月賞では、「前残り馬場で外を回った」(戸崎騎手)[10]影響もあり、エフフォーリアの7着に終わった。このときの単勝オッズ19.6倍 (10番人気)と、倍率・人気ともに初の2桁であった[5]。5月8日の京都新聞杯 (中京芝2200m・GII) に出走予定であったが回避し、同月30日の日本ダービーに直行、鞍上は武豊に戻り、道中は後方に構え、早めに動いて行ったが16着と大敗に終わった。三冠目の菊花賞は後方から脚を伸ばし、5着とダービーの大敗から持ち直した[11]。

4歳 (2022年)

1月29日の白富士ステークスより始動し、5着[12]。その後8か月ほど休養し、復帰戦となった9月4日の丹頂ステークス、続くアンドロメダステークスは共に2着に好走するものの、結局未勝利でシーズンを終えた。

5歳 (2023年)

2月5日の関門橋ステークスより始動。前半5F56秒6の超ハイペースとなったレースは好位で折り合い、内ラチ沿いを力強く抜け出して優勝。2021年1月のすみれステークス以来となる勝利を収めた[13]。久々の重賞挑戦となった金鯱賞は5着とまずまずの結果を残すが、続く天皇賞(春)は好位で粘ったもののズルズルと後退し、14着に大敗。2年連続出走のアンドロメダステークスは直線外から先行勢を差し切り、古馬オープン2勝目を挙げた[14]。

6歳 (2024年)

当初シーズン初戦として出走を予定していた小倉大賞典は右前肢跛行のため前日に出走取消[15]。仕切り直しの1戦になった鳴尾記念は5着に入った。その後も小倉記念3着、チャレンジカップ2着と、勝ちきれないながらも堅実に重賞で掲示板に入り続けた。

7歳 (2025年)

シーズン初戦のアメリカジョッキークラブカップこそ10着に沈んだものの、金鯱賞5着、目黒記念4着、小倉記念と新潟記念で共に3着と、前年同様重賞で善戦を続ける。迎えた10月5日の京都大賞典は、中団から伸びて逃げ粘るサンライズアースを交わし、挑戦15戦目にして遂に重賞初優勝を果たした[16]。その後、ジャパンカップに臨んだが11着となった。

8歳 (2026年)

現役を続行し、8歳初戦は2月14日に初の海外遠征となるカタール・アルライヤン競馬場で行われるアミールトロフィー(G2)となった。出走馬に前年香港ヴァーズ2着のジアヴェロット、3着のゴリアット、凱旋門賞5着のビザンチンドリーム、3年連続出走のサトノグランツなどが揃う中、トム・マーカンド鞍上でレースに臨み、直線で抜け出して勝利。海外重賞初制覇となった[17]。なお同レース制覇は日本馬調教馬初であり、この勝利でディープインパクト産駒は初年度の2010年から17年連続での重賞制覇となった[18]。

その後は5月24日に香港・シャティン競馬場で行われる香港古馬三冠最終戦となるチャンピオンズ&チャターカップに、ジョアン・モレイラの鞍上で向かう事となった。モレイラは香港で行われるG1競走のうち、チャンピオンズ&チャターCのみが未勝利の状態となっていた。当日のレースは9頭立てで行われたが、直線半ばまでロマンチックウォリアーとの叩き合いになった。しかし、ロマンティックウォリアー鞍上のジェームズ・マクドナルドが直線の叩き合いの過程でディープモンスターを押圧する形で外斜行し、ディープモンスター騎乗のモレイラを複数回にわたり肘打ちする状態となり進路を妨害、この影響でディープモンスターは後退して3着に終わり、左トモに外傷を負った。一方のロマンチックウォリアーは1着となり、その後の着順変更はなかったが、加害馬騎手のマクドナルドは不注意騎乗として6月3日から11日まで開催3日間の騎乗停止と12万香港ドル(約240万円)の過怠金処分を科されている[19]。

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[20]およびnetkeiba.com[5]に基づく。

競走日競馬場競走名格距離(馬場)頭
数
枠
番
馬
番
オッズ
(人気)
着順タイム
(上り3F)
着差騎手斤量
[kg]
1着馬(2着馬)馬体重
[kg]
2020.8.23 小倉 2歳新馬 芝1800m(稍) 15 3 6 競走除外 武豊 54 グラティトゥー 462
10.31 京都 2歳新馬 芝2000m(良) 17 6 12 1.4(1人) 1着 2:04.0(35.2) -0.2 武豊 54 (アルバーシャ) 458
12.12 阪神 エリカ賞 1勝 芝2000m(良) 8 5 5 2.2(1人) 2着 2:03.5(34.1) 0.1 武豊 55 アドマイヤハダル 454
2021.1.17 中京 梅花賞 1勝 芝2200m(良) 8 2 2 2.0(1人) 1着 2:13.6(34.7) -0.2 武豊 56 (ヴェローチェオロ) 456
2.28 阪神 すみれS L 芝2200m(良) 8 8 8 1.4(1人) 1着 2:12.4(34.6) -0.4 武豊 56 (グロリアムンディ) 452
4.18 中山 皐月賞 GI 芝2000m(稍) 16 6 11 19.6(10人) 7着 2:01.4(36.8) 0.8 戸崎圭太 57 エフフォーリア 444
5.30 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 17 3 5 23.7(7人) 16着 2:25.7(36.8) 3.2 武豊 57 シャフリヤール 454
10.24 阪神 菊花賞 GI 芝3000m(良) 18 4 7 18.1(7人) 5着 3:05.6(34.9) 1.0 武豊 57 タイトルホルダー 450
2022.1.29 東京 白富士S L 芝2000m(良) 14 7 11 6.0(3人) 5着 1:57.8(34.5) 0.4 武豊 55 ジャックドール 456
9.4 札幌 丹頂S OP 芝2600m(良) 11 7 9 2.6(1人) 2着 2:41.8(36.9) 0.1 川田将雅 56 ボスジラ 466
11.19 阪神 アンドロメダS L 芝2000m(良) 11 2 2 3.3(1人) 2着 1:59.5(34.9) 0.2 岩田望来 56 マテンロウレオ 464
2023.2.5 小倉 関門橋S OP 芝2000m(良) 15 7 13 2.8(1人) 1着 1:57.9(35.1) -0.3 浜中俊 57 (ダンディズム) 464
3.12 中京 金鯱賞 GII 芝2000m(良) 12 4 4 11.8(5人) 5着 2:00.3(34.7) 0.5 団野大成 57 プログノーシス 460
4.30 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(稍) 17 1 2 101.5(9人) 14着 3:18.9(38.0) 2.8 浜中俊 58 ジャスティンパレス 462
10.15 東京 オクトーバーS L 芝2000m(重) 15 6 11 4.6(1人) 3着 1:58.5(33.9) 0.5 浜中俊 58 ヤマニンサルバム 462
11.18 京都 アンドロメダS L 芝2000m(稍) 16 8 16 3.0(1人) 1着 1:59.2(34.5) -0.3 浜中俊 58 (マイネルクリソーラ) 464
2024.2.18 小倉 小倉大賞典 GIII 芝1800m(良) 15 1 1 出走取消 浜中俊 58.5 エピファニー 計不
6.1 京都 鳴尾記念 GIII 芝2000m(良) 13 2 2 7.8(4人) 5着 1:57.5(34.4) 0.3 浜中俊 57 ヨーホーレイク 468
8.11 中京 小倉記念 GIII 芝2000m(良) 12 8 11 4.3(2人) 3着 1:56.7(34.5) 0.2 浜中俊 58.5 リフレーミング 464
11.16 京都 アンドロメダS L 芝2000m(良) 15 3 4 6.7(3人) 4着 1:59.8(35.6) 1.2 浜中俊 58.5 デシエルト 472
11.30 京都 チャレンジC GIII 芝2000m(良) 15 1 1 10.4(6人) 2着 1:58.5(35.0) 0.3 浜中俊 57 ラヴェル 468
2025.1.26 中山 AJCC GII 芝2200m(良) 18 5 9 27.6(7人) 10着 2:13.0(36.4) 0.9 浜中俊 57 ダノンデサイル 466
3.16 中京 金鯱賞 GII 芝2000m(重) 10 7 7 36.3(9人) 5着 2:01.9(36.8) 0.6 松山弘平 57 クイーンズウォーク 464
5.10 東京 エプソムC GIII 芝1800m(稍) 18 6 12 16.0(7人) 7着 1:44.7(34.8) 0.8 M.ディー 57 セイウンハーデス 470
6.1 東京 目黒記念 GII 芝2500m(良) 18 6 11 49.1(13人) 4着 2:33.4(34.3) 0.5 松山弘平 58 アドマイヤテラ 468
7.19 小倉 小倉記念 GIII 芝2000m(良) 16 8 16 5.8(2人) 3着 2:00.3(36.3) 0.4 北村友一 58 イングランドアイズ 470
8.31 新潟 新潟記念 GIII 芝2000m(良) 16 5 9 22.8(7人) 3着 1:58.2(32.6) 0.2 菅原明良 57 シランケド 466
10.5 京都 京都大賞典 GII 芝2400m(稍) 18 2 3 11.3(5人) 1着 2:23.9(34.4) -0.1 浜中俊 57 (サンライズアース) 466
11.30 東京 ジャパンC GI 芝2400m(良) 17 2 4 72.4(11人) 11着 2:22.3(35.6) 2.0 松山弘平 58 カランダガン 470
2026.2.14 アルライヤン アミールT G2 芝2400m(Gf)[注釈 1] 7 1 5 1着 2:26.43(34.18) -0.07 T.マーカンド 58 (Goliath) 計不
5.24 沙田 チャンピオンズ&チャターC G1 芝2400m(Gf)[注釈 2] 9 2 2 11.0(2人) 3着 2:27.00 0.33 J.モレイラ 57 Romantic Warrior 計不
10.4 京都 京都大賞典 GII 芝2400m(稍) 18 2 3 5.6(3人) 4着 2:24.2(34.8) 0.2 浜中俊 58 エコロディノス 468
  • 競走成績は2026年10月4日時点

血統表

ディープモンスターの血統(出典[§ 1])
父
ディープインパクト
2002年 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986年 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
*ウインドインハーヘア
Wind in Her Hair
1991年 鹿毛
Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere
母
*シスタリーラヴ
Sisterly Love
2008年 鹿毛
Bellamy Road
2002年 黒鹿毛
Concerto Chief's Crown
Undeniably
Hurry Home Hillary Deputed Testamony
Ten Cents a Turn
母の母
Odylic
1994年 鹿毛
Dixieland Band Northern Dancer
Mississippi Mud
Petite Diable Sham
Taste of Life
5代内の近親交配 Northern Dancer 4×5 = 9.38%
出典
  1. ↑ https://www.jbis.or.jp/horse/0001269850/pedigree/

脚注

出典

  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 “ディープモンスター”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2025年10月5日閲覧。
  2. 1 2 “ディープモンスター|競走馬情報”. 日本中央競馬会. 2026年4月30日閲覧。
  3. ↑ “2026 アミール・スウォード・フェスティバル施行競走登録要綱(カタール)”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2026年2月14日閲覧。
  4. 1 2 JRA「大物問題児」武豊ディープモンスターが汚名返上の快勝劇!「上手に競馬してくれた」放馬→競走除外の屈辱デビュー戦も“追試”をクリア - Bizjournal (GJ) 2020.08.31 (2021.05.19閲覧)
  5. 1 2 3 当馬の競走成績より
  6. ↑ JRA武豊「ロスがあった」先輩・小牧太をチクリ……「前の馬が外に来て」1番人気ディープモンスター痛恨の敗戦でクラシックへ暗雲 - Bizjournal (GJ) 2020.12.12 (2021.05.19閲覧)
  7. ↑ 通常は京都での開催だが、京都競馬場のスタンド改築工事の影響で中京で開催。
  8. ↑ “【梅花賞】ディープモンスター、中団から鋭く抜け出し完勝 池江師「言うことなし」”. netkeiba.com. 2021年1月18日. 2021年5月19日閲覧.
  9. ↑ “【すみれS結果】アクシデントも何のその、ディープモンスターが断然人気に応えて快勝”. netkeiba. 2021年2月28日. 2021年5月19日閲覧.
  10. ↑ “【皐月賞2021】結果・動画/エフフォーリアが圧勝でG1制覇”. 競馬の魅力. 2021年4月18日. 2021年5月19日閲覧.
  11. ↑ “【菊花賞】7番人気のディープモンスター5着「思った通りのレース」武豊騎手はさすがの好プレー”. スポーツ報知. 2021年10月24日. 2025年11月24日閲覧.
  12. ↑ “【白富士S結果】ジャックドールが好時計で逃げ切り4連勝”. netkeiba.com (2021年10月24日). 2025年11月24日閲覧。
  13. ↑ “【関門橋S】ディープモンスター 力強く抜け出す 超ハイペースを好位で折り合う”. netkeiba.com (2023年2月6日). 2025年11月24日閲覧。
  14. ↑ “【アンドロメダS結果】1番人気のディープモンスターが差し切りV!”. netkeiba.com (2023年11月18日). 2025年11月24日閲覧。
  15. ↑ “【小倉大賞典】1枠1番ディープモンスター、右前肢ハ行で出走取消”. netkeiba.com (2024年2月17日). 2025年11月24日閲覧。
  16. ↑ “【京都大賞典】ディープモンスター 重賞初V 15度目の正直 ディープインパクト産駒の底力”. netkeiba.com (2025年10月6日). 2025年11月24日閲覧。
  17. ↑ “【アミールT】池江泰寿調教師「池江一族の夢」遅咲き8歳ディープ産駒 ディープモンスターが海外重賞初制覇”. UMATOKU | 馬トク - スポーツ報知' (2026年2月14日). 2026年2月14日閲覧。
  18. ↑ “8歳ディープモンスターがカタールG2制覇 ディープ産駒17年連続重賞V - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2026年2月14日閲覧。
  19. ↑ ディープモンスター池江師がJマック騎手に言及「この業界に関わっている人間として残念」 - 日刊スポーツ 2026年5月26日
  20. ↑ “ディープモンスター 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年5月19日閲覧。
  21. ↑ “Calendar - Qatar Racing and Equestrian Club - H.H The Amir Sword and Trophy”. Qatar Racing and Equestrian Club. 2026年2月14日閲覧。
  22. ↑ “Results - The Hong Kong Jockey Club - THE STANDARD CHARTERED CHAMPIONS & CHATER CUP”. The Hong Kong Jockey Club. 2026年5月24日閲覧。

注釈

  1. ↑ 馬場状態の発表は「Good to Firm」[21]。これをJRAは「良」と発表した。馬場状態#芝コース参照。
  2. ↑ 馬場状態の発表は「Good to Firm」[22]。これをJRAは「良」と発表した。馬場状態#芝コース参照。

外部リンク