ジャパンカップ

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ジャパンカップ(国際招待)
JAPAN CUP
第44回ジャパンカップ(2024年11月24日)
優勝馬:ドウデュース 鞍上:武豊
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 東京競馬場
創設 1981年11月22日
2024年の情報
距離 芝2400m
格付け GI
賞金 1着賞金5億円
出走条件 サラ系3歳以上(国際招待)(指定)
負担重量 定量(3歳56kg、4歳以上58kg、牝馬2kg減)
出典 [1][2]
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ジャパンカップは、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GI)。英称の頭文字から、JCという略称も用いられることがある[3]。

正賞は農林水産大臣賞、アイルランド大使賞、ロンジン賞、日本馬主協会連合会会長賞、東京馬主協会賞[1][2]。

概要

1981年に創設された国際招待競走で、日本初の国際GIでもある[4]。また、国際競走であるため、JRAの厩舎関係者表彰においては、最優秀騎手賞と最優秀調教師賞の資格を得るにあたり「1着をとらねばならない競走」のひとつに指定され、いわゆる「八大競走」と同格の扱いを受けていた[5]。

かつては中山グランドジャンプとジャパンカップダートも国際招待競走になっていたが、中山グランドジャンプは2011年より[6]、ジャパンカップダートは2014年よりチャンピオンズカップに改称の上、いずれもJRAが馬や関係者の諸費用を負担しない国際競走となっている。

ジャパンカップ当週の東京競馬場(2018年)。写真後面にロンジンのタイマーが特設されている

本競走は2014年にスイス発祥の世界大手時計メーカー・ロンジンとパートナーシップを締結し、公式計時もロンジンがサポート[7]しており、2022年現在の正式名称は「ジャパン・オータムインターナショナル ロンジン賞 ジャパンカップ」となっている[1]。

なお、ジャパンカップダート(現・チャンピオンズカップ)との同日開催となった2004年[8]と2012年以後は平年の第5回中山競馬[注 1]相当分が代替されない限り、ジャパンカップが東京競馬場の年内最終競走となっている(それ以外の年は、ジャパンカップ終了後に一般、または特別競走が最終競走として行われていた。また他場への振り替えは2002年に東京競馬場の馬場の拡幅工事及びスタンドの建て替え工事により、中山競馬場で代替された1例だけである)。

国際的評価

世界の競馬開催国は、平地競走については国際セリ名簿基準書においてパートIからパートIIIまでランク分けされており[注 2]、2014年時点で日本は平地競走が最上位のパートIにランク付けされている[9]。

国際競馬統括機関連盟(IFHA)が公表した「世界のトップ100GIレース」によると、2018年度の格付ランキングでは、世界7位、日本のレースの中では有馬記念を抜いて1位(有馬記念は日本2位)に位置付けられた[10]。2019年度のランキングでは世界46位、日本の中では7位であった[11]。2020年度のランキングでは世界3位、日本の中では1位であった[12]。2021年度のランキングでは世界12位、日本の中では4位であった[13]。2023年度に1~4着馬の平均値(牝馬は4ポンド加算)で決まるワールドベストレースにレースレーティング126.75ポンドで日本競馬史上初めて1位に選定された[14]。これを受けて、JRAは2024年2月3日の第11競走「早春ステークス」(4歳以上3勝馬クラス・東京芝2400m)[15]のレース名を「ジャパンカップ 2023年度ロンジンワールドベストレース受賞記念」に急遽改題した[16]。

第42回(2022年)ジャパンカップ
優勝馬:ヴェラアズール(鞍上: ライアン・ムーア)
第43回(2023年)ジャパンカップ
優勝馬:イクイノックス(鞍上: クリストフ・ルメール)

競走条件

以下の内容は2024年現在のもの。

出走資格:サラ系3歳以上(出走可能頭数:最大18頭)

  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(選定馬のみ)
    なお2025年度から、地方競馬所属馬が出走する場合は、オープン馬のみとし、下級条件(JRAでの3勝クラス以下相当)の地方所属馬は出走できないことに改正された[17]。
  • 本競走に出走登録した外国馬(優先出走)

負担重量:定量(3歳56kg、4歳以上58kg、牝馬2kg減)

日本馬の出走権

  • レーティング110(牝馬は106)以上の上位5頭に優先出走権が与えられる[2](レーティングが同じ値の場合は「近走成績や距離実績などを総合的に勘案して」順位をつけているとしている[18])。
  • その他は「通算収得賞金」+「過去1年間の収得賞金」+「過去2年間のGI競走の収得賞金」の総計が多い順に出走できる[2][19]。

外国馬の出走権

出馬投票を行った外国馬は、優先出走が認められている[19]。

また、JRAが指定した競走(下表参照)の上位馬に対し優先出走権を与えている[20]。

開催国・競走名格競馬場距離優先出走権対象馬優先出走権付与年
イギリスの旗キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスG1アスコット芝11f211y1着馬・2着馬2008年 -
フランスの旗凱旋門賞G1パリロンシャン芝2400m
アイルランドの旗アイリッシュチャンピオンステークスG1レパーズタウン芝10f1着馬
ドイツの旗バーデン大賞G1バーデンバーデン芝2400m
アメリカ合衆国の旗アーリントンミリオンステークスG1コロニアルダウンズ芝10f2009年 -[要出典]
アメリカ合衆国の旗ブリーダーズカップ・ターフG1持ち回り芝12f2011年 -[要出典]

賞金

本賞金

2024年の1着本賞金は5億円で、以下2着2億円、3着1億3,000万円、4着7,500万円、5着5,000万円。1着本賞金は有馬記念と並んで中央競馬・地方競馬を通じて最高額[21][注 3]。

第1回(1981年)の1着本賞金は、当時有馬記念・東京優駿・天皇賞と同じ中央競馬最高額である6,500万円であった。第9回(1989年)に初めて1着本賞金が1億円を超え1億300万円となった。第2回(1982年)から第12回(1992年)までは毎年増額されたが、第13回(1993年)と第14回(1994年)は前年と同額(1億3,000万円)に据え置かれた。第15回(1995年)に1億3,200万円となり、その後第19回(1999年)まで同額であった。第20回(2000年)には2億5,000万円と前年比で約90%増額され、この年初めてジャパンカップの1着本賞金が単独で最高額となった。その後第34回(2014年)まで2億5,000万円に据え置かれていたが、第35回(2015年)に3億円に増額された。ちなみに、その翌年2016年に有馬記念の1着本賞金も3億円に増額され、この年以降はジャパンカップと有馬記念の1着本賞金は同額である。第42回(2022年)に4億円、第43回(2023年)に5億円、と2年続けて1億円ずつ増額されたが、これは年々香港国際競走(特に同距離に近い香港カップ・香港ヴァーズ)への出走馬の流出が相次いでいること、日本国外においてもサウジカップ(1000万USドル)、ドバイワールドカップ(696万USドル)、凱旋門賞(285万7000ユーロ)などに代表される世界最高賞金額のレースが増えてきており、「海外の主要競走に対する競争力を高める」ことが理由である。[24]

褒賞金制度

天皇賞(秋)・ジャパンカップ・有馬記念の3競走を同一年にすべて優勝したJRA所属馬には内国産馬2億円、外国産馬1億円の褒賞金が交付される[25][26]。

なお、指定競走(下表参照)の当年優勝馬がジャパンカップに出走した場合に褒賞金を交付している[27]。

指定外国競走
"f"はハロン (≒201.17 m)、"y"はヤード (=0.9144 m)。
開催国・競走名格競馬場距離
イギリスの旗キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスG1アスコット芝11f211y
フランスの旗凱旋門賞G1パリロンシャン芝2400m
ドイツの旗バーデン大賞G1バーデンバーデン芝2400m
アメリカ合衆国の旗アーリントンミリオンステークスG1コロニアルダウンズ芝10f
アメリカ合衆国の旗ブリーダーズカップ・ターフG1持ち回り芝12f
イギリスの旗ダービーステークスG1エプソム芝12f6y
フランスの旗ジョッケクルブ賞G1シャンティイ芝2100m
アイルランドの旗アイリッシュダービーG1カラ芝12f
カナダの旗カナディアンインターナショナルステークスG1ウッドバイン芝12f
オーストラリアの旗コックスプレートG1ムーニーヴァレー芝2040m
フランスの旗パリ大賞G1パリロンシャン芝2400m
イギリスの旗インターナショナルステークスG1ヨーク芝10f56y
フランスの旗サンクルー大賞G1サンクルー芝2400m
アラブ首長国連邦の旗ドバイシーマクラシックG1メイダン芝2410m
イギリスの旗チャンピオンステークスG1アスコット芝9f212y
イギリスの旗プリンスオブウェールズステークスG1アスコット芝9f212y
イギリスの旗エクリプスステークスG1サンダウン芝9f209y
アメリカ合衆国の旗ソードダンサーステークスG1サラトガ芝12f
アイルランドの旗アイリッシュチャンピオンステークスG1レパーズタウン芝10f
アメリカ合衆国の旗ジョーハーシュターフクラシックG1ベルモントパーク芝12f
オーストラリアの旗コーフィールドカップG1コーフィールド芝2400m
オーストラリアの旗メルボルンカップG1フレミントン芝3200m
アメリカ合衆国の旗マンハッタンステークスG1ベルモントパーク芝10f
オーストラリアの旗タンクレッドステークスG1ローズヒルガーデンズ芝2400m
イギリスの旗コロネーションカップG1エプソム芝12f6y
ドイツの旗ベルリン大賞G1ホッペガルテン芝2400m
ドイツの旗オイロパ賞G1ケルン芝2400m

過去の指定外国競走

開催国・競走名 格 競馬場 距離
アメリカ合衆国の旗ブリーダーズカップ・クラシックG1持ち回りダート10f
アラブ首長国連邦の旗ドバイワールドカップG1メイダンダート2000m[28]
褒賞金の額
本競走1着馬本競走2着馬本競走3着馬本競走4着馬本競走5着馬左記以外
外国調教馬 300万米ドル120万米ドル75万米ドル45万米ドル30万米ドル20万米ドル
日本調教馬 200万米ドル80万米ドル50万米ドル--10万米ドル

歴史

1970年代後半より「世界に通用する強い馬づくり」が提唱され[4][29]、日本国外の調教馬を招待して国際競走を開催する計画も持ち上がっていたが、招待馬の選定にあたりJRAと各国との意向に齟齬があり実現しなかった[30]経緯がある。1981年に日本初の国際招待競走として、ジャパンカップが創設された。同時に、開催時期が近接していたNCK(現・JRA)の重賞競走『TBS杯クモハタ記念』が廃止された。

第1回は北アメリカとアジア地区から招待馬を選出したが、翌年からは招待範囲がヨーロッパ、オセアニアにも広げられ[4]、参加国の多さから「世界一の競走」「競馬のオリンピック」と評されることもあった[29]。さらに1983年からは、地方競馬の所属馬も招待対象に加えられた[4]。

第1回の優勝馬・メアジードーツは、アメリカからやってきた成績の目立たない牝馬の上、当時のコースレコードを1秒更新したことから、日本の競馬関係者に「(日本馬は)永遠に勝てないのではないか」と思わせる衝撃を与えた。そうした懸念は極端なものであったが[31]、創設から1990年までの10年間は外国招待馬の8勝に対し、日本馬はカツラギエース(1984年)とシンボリルドルフ(1985年)の2勝にとどまり、外国招待馬の活躍が目立っていた[4][注 4]。しかし、その後は日本馬の活躍が目立つようになり、また外国招待馬の頭数も減った(後述)ことから、2004年から2013年までの10年間でみると外国招待馬は1勝、日本馬は9勝と完全に逆転[4]。中央競馬は海外のホースマンからも世界最高峰との名声を得るに至った。創設から2024年までの優勝は外国招待馬14勝、日本馬30勝である。

年表

歴代優勝馬

コース種別を記載していない距離は、芝コースを表す。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

外国馬の所属表記は、調教国の出典が示されているもののみ記載する。

回施行日競馬場距離優勝馬性齢所属タイム優勝騎手管理調教師馬主単勝払戻金単勝人気1着本賞金レースレーティング(IFHA)
第1回1981年
11月22日
東京2400mメアジードーツ牝5USA[34][35]2:25.3C.アスムッセンJ.フルトンA.D.シェフラー 1120円 5 6500万円
第2回1982年
11月28日
東京2400mハーフアイスト牡3USA[35]2:27.1D.マクベスS.ホッフB.R.ファイアーストーン 3230円 6 7000万円
第3回1983年
11月27日
東京2400mスタネーラ牝5IRE[35]2:27.6B.ラウスF.ダンF.ダン 420円 3 7200万円
第4回1984年
11月25日
東京2400mカツラギエース牡4JRA[35]2:26.3西浦勝一土門一美野出一三 4060円 10 7500万円
第5回1985年
11月24日
東京2400mシンボリルドルフ牡4JRA[35]2:28.8岡部幸雄野平祐二シンボリ牧場 200円 1 7800万円
第6回1986年
11月23日
東京2400mジュピターアイランド牡7GBR[35]2:25.0P.エデリーC.ブリテンタビストック侯爵 1490円 8 8000万円
第7回1987年
11月29日
東京2400mルグロリュー牡3FRA[35]2:24.9A.ルクーR.コレS.ウォルフ 860円 3 8500万円
第8回1988年
11月27日
東京2400mペイザバトラー牡4USA[35]2:25.5C.マッキャロンR.フランケルエドムンド・ガン 1490円 9 9500万円
第9回1989年
11月26日
東京2400mホーリックス牝6NZL[35][36]2:22.2L.オサリバンD.オサリバンG.W.ド・グルシー 1990円 9 1億300万円
第10回1990年
11月25日
東京2400mベタールースンアップセ5AUS[35]2:23.2M.クラークD.ヘイズG.ファラー 620円 2 1億1000万円
第11回1991年
11月24日
東京2400mゴールデンフェザント牡5USA[35]2:24.7G.スティーヴンスC.ウィッティンガムB.マクノール 1820円 7 1億2000万円
第12回1992年
11月29日
東京2400mトウカイテイオー牡4JRA2:24.6岡部幸雄松元省一内村正則 1000円 5 1億3000万円
第13回1993年
11月28日
東京2400mレガシーワールドセ4JRA2:24.4河内洋森秀行(株)ホースタジマ 1250円 6
第14回1994年
11月27日
東京2400mマーベラスクラウンセ4JRA2:23.6南井克巳大沢真笹原貞生 1060円 6
第15回1995年
11月26日
東京2400mランド牡5GER[37]2:24.6M.ロバーツH.イエンチイットリンゲン牧場 1450円 6 1億3200万円
第16回1996年
11月24日
東京2400mシングスピール牡4GBR[37]2:23.8L.デットーリM.スタウトH.H.シェイク・モハメド 760円 4
第17回1997年
11月23日
東京2400mピルサドスキー牡5GBR[37]2:25.8M.キネーンM.スタウトウェインストック卿 460円 3
第18回1998年
11月29日
東京2400mエルコンドルパサー牡3JRA2:25.9蛯名正義二ノ宮敬宇渡邊隆 600円 3
第19回1999年
11月28日
東京2400mスペシャルウィーク牡4JRA2:25.5武豊白井寿昭臼田浩義 340円 2
第20回2000年
11月26日
東京2400mテイエムオペラオー牡4JRA2:26.1和田竜二岩元市三竹園正繼 150円 1 2億5000万円
第21回2001年
11月25日
東京2400mジャングルポケット牡3JRA2:23.8O.ペリエ渡辺栄齊藤四方司 420円 2
第22回2002年
11月24日
中山2200mファルブラヴ牡4ITA[37]2:12.2L.デットーリL.ダウリアスクデリーア・ランカティ 2050円 9
第23回2003年
11月30日
東京2400mタップダンスシチー牡6JRA2:28.7佐藤哲三佐々木晶三(株)友駿ホースクラブ 1380円 4
第24回2004年
11月28日
東京2400mゼンノロブロイ牡4JRA2:24.2O.ペリエ藤沢和雄大迫忍 270円 1
第25回2005年
11月27日
東京2400mアルカセット牡5GBR[37]2:22.1L.デットーリL.クマーニM.チャールトン 1060円 3
第26回2006年
11月26日
東京2400mディープインパクト牡4JRA2:25.1武豊池江泰郎金子真人ホールディングス(株) 130円 1
第27回2007年
11月25日
東京2400mアドマイヤムーン牡4JRA2:24.7岩田康誠松田博資ダーレー・ジャパン・ファーム(有) 1090円 5
第28回2008年
11月30日
東京2400mスクリーンヒーロー牡4JRA2:25.5M.デムーロ鹿戸雄一吉田照哉 4100円 9
第29回2009年
11月29日
東京2400mウオッカ牝5JRA2:22.4C.ルメール角居勝彦谷水雄三 360円 1
第30回2010年
11月28日
東京2400mローズキングダム[注 6]牡3JRA2:25.2武豊橋口弘次郎(有)サンデーレーシング 880円 4 121.00[38]
第31回2011年
11月27日
東京2400mブエナビスタ牝5JRA2:24.2岩田康誠松田博資(有)サンデーレーシング 340円 2 120.75[38]
第32回2012年
11月25日
東京2400mジェンティルドンナ牝3JRA2:23.1岩田康誠石坂正(有)サンデーレーシング 660円 3 124.25[38]
第33回2013年
11月24日
東京2400mジェンティルドンナ牝4JRA2:26.1R.ムーア石坂正(有)サンデーレーシング 210円 1 119.25[39]
第34回2014年
11月30日
東京2400mエピファネイア牡4JRA2:23.1C.スミヨン角居勝彦(有)キャロットファーム 890円 4 125.25[39]
第35回2015年
11月29日
東京2400mショウナンパンドラ牝4JRA2:24.7池添謙一高野友和国本哲秀 920円 4 3億円 119.25[39]
第36回2016年
11月27日
東京2400mキタサンブラック牡4JRA2:25.8武豊清水久詞(有)大野商事 380円 1 119.50[注 7][40]
第37回2017年
11月26日
東京2400mシュヴァルグラン牡5JRA2:23.7H.ボウマン友道康夫佐々木主浩 1330円 5 121.25[注 8][41]
第38回2018年
11月25日
東京2400mアーモンドアイ牝3JRA2:20.6C.ルメール国枝栄(有)シルクレーシング 140円 1 122.50[注 9][42]
第39回2019年
11月24日
東京2400mスワーヴリチャード牡5JRA2:25.9O.マーフィー庄野靖志(株)NICKS 510円 3 118.00[注 10][43]
第40回2020年
11月29日
東京2400mアーモンドアイ牝5JRA2:23.0C.ルメール国枝栄(有)シルクレーシング 220円 1 124.50[注 11][44]
第41回2021年
11月28日
東京2400mコントレイル牡4JRA2:24.7福永祐一矢作芳人前田晋二 160円 1 121.25[注 12][45]
第42回2022年
11月27日
東京2400mヴェラアズール牡5JRA2:23.7R.ムーア渡辺薫彦(有)キャロットファーム 450円 3 4億円 120.75[46]
第43回2023年
11月26日
東京2400mイクイノックス牡4JRA2:21.8C.ルメール木村哲也(有)シルクレーシング 130円 1 5億円 126.75[14]
第44回2024年
11月24日
東京2400mドウデュース牡5JRA2:25.5武豊友道康夫(株)キーファーズ230円1

外国調教馬の成績

ジャパンカップの記録

特設されたロンジンのタイマーによる2018年の勝ちタイム表示。
  • レースレコード - 2分20秒6(第38回優勝馬アーモンドアイ)[4] 
    • 優勝タイム最遅記録 - 2:28.8(第5回優勝馬シンボリルドルフ)[47]
  • 最多優勝騎手 - 5勝
    • 武豊(第19回・第26回・第30回・第36回・第44回)[48]
  • 最多優勝調教師 - 2勝
    • M.スタウト(第16回・第17回)、松田博資(第27回・第31回)、角居勝彦(第29回・第34回)、石坂正(第32回・第33回)、国枝栄(第38回・第40回)、友道康夫(第37回・第44回)
  • 最多優勝馬主 - 4勝
    • (有)サンデーレーシング(第30-33回)
  • 最年長優勝馬 - 7歳
    • ジュピターアイランド(第6回)
  • 最大着差
    • タップダンスシチー - 9馬身(第23回)
  • 最年長優勝騎手 - 55歳8ヶ月10日
    • 武豊(第44回)
  • 最多優勝馬 - 2勝
    • ジェンティルドンナ(第32回・第33回)、アーモンドアイ(第38回・第40回)[注 13]
  • 最多勝利種牡馬 - 4勝
  • 親子制覇
    • シンボリルドルフ - トウカイテイオー
    • スペシャルウィーク - ブエナビスタ
    • ディープインパクト - ジェンティルドンナ・ショウナンパンドラ・コントレイル
    • キタサンブラック - イクイノックス

外国馬の参戦について

ジャパンカップを含む一連のジャパン・オータムインターナショナルシリーズの直後に、香港国際競走が行われ、そちらへ外国調教馬の参戦が多くなりつつあり、実際ジャパンカップは2019年の開催で外国馬の参加が1頭もないという異常事態となったことを踏まえ、2021年6月28日に日本中央競馬会関西定例会見(大阪市)の席で、「これまで、外国馬の関係者からは、帯同馬を連れていきたいが、走るレースがないと聞いたことがあったのです。今はジャパンカップの前日(平年の第5回東京競馬第7日)に「キャピタルステークス」がありますが、今年(2021年)から、外国馬の大量参戦を促すために、ジャパンカップが開催される週に、賞金条件戦クラスで国際競走を新設する」ことを目指すと、国際・競走担当理事の臼田雅弘が明かした[49]。

そして2021年8月1日に発表された「令和3年度秋季競馬番組」[50]において、調教などで帯同する予定の馬の出走機会を拡大しつつ、ジャパンカップに出走を予定する外国馬がジャパンカップに出走しやすい環境を提供することを目指し、次の競走を国際競走に指定することになった。

競走名施行競馬場開催日・競走番号出走条件距離
(一般競走)東京競馬場第5回東京競馬第7日第8競走3歳以上・2勝馬クラス[注 14]ダート1400m
シャングリラステークス第5回東京競馬第7日第10競走3歳以上・3勝馬クラス[注 15]
オリエンタル賞第5回東京競馬第8日第9競走3歳以上・2勝馬クラス[注 14]芝2000m
ウェルカムステークス第5回東京競馬第8日第11競走[注 16]3歳以上・3勝馬クラス[注 15]

さらに、外国馬はこれまで、競馬学校(白井市)か、三木ホースランドパーク(三木市)の国際厩舎で原則1週間程度の検疫を受けなければならなかったが、より一層の外国馬の参戦を促す観点から、東京競馬場内馬場内に、国際厩舎の建設を行うことになった。これは諸外国においてはレースが開催される競馬場内での検疫が行われるのが通例であり、その流れを受けてのものである。2022年5月末に完成し、秋競馬より運用が開始されることになった。これにより、外国馬は国際厩舎6棟・最大12頭が検疫を受けながら、競馬場で直接調整できるようになった[51]。同年10月1日付で東京競馬場の国際厩舎は農林水産省より輸出入検査場所としての指定を受け、正式に検疫厩舎となった。国際厩舎のクラブハウスには24時間馬房を画面で確認できる警備室や打ち合わせのための食堂などを設置。防疫のため、基本的に国際厩舎とクラブハウス間を行き来する際にはシャワールームを通過する構造になっている。さらに施設の周りには一周292mの楕円形追い馬場ダートコースが設置されている[52]。

これらの改革では、2021・22年ともに開放された一般・特別戦の国際競走には帯同の海外調教馬の出走は皆無であったが、ジャパンカップについては2021年は3頭、東京競馬場の国際厩舎が竣工した2022年は4頭と、海外調教馬が皆無であった2019年と比較してコンスタントに参戦が続いている。特に競馬場内の国際厩舎に関しては海外調教馬の陣営からも概ね好評価を得ており、特に競馬場内の厩舎で検疫が可能になったことや、24時間馬房の様子をモニタリングできるシステムなどの環境面での評価を得ている[53]。

脚注・出典

注釈

  1. ↑ 中山大障害・有馬記念・ホープフルステークスが行われる節。但し有馬記念は創設以来、中山競馬場の大規模改築による代替をできるだけ避ける観点から、東京競馬場など他場での代替をされたことは一度もない。
  2. ↑ 障害競走については一括してパートIVに分類される
  3. ↑ 地方競馬で施行する競走では、川崎記念と、東京ダービーと、JBCクラシック(JpnI)と、東京大賞典(GI)の1着本賞金1億円が最高額である。[22][23]。
  4. ↑ 第3回から第9回までは複勝圏(3着以内)には必ず来ている。
  5. ↑ 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。国際的にはリステッド競走扱い。
  6. ↑ 第30回はブエナビスタが1位で入線したが最後の直線で2位入線のローズキングダムの進路を妨害したとして、審議の結果2着に降着処分を受け、ローズキングダムが繰り上がりで優勝となった(参考:ブエナビスタの走破タイム 2:24.9)。
  7. ↑ 世界28位タイ、日本6位
  8. ↑ 世界12位タイ、日本1位タイ
  9. ↑ 世界7位、日本1位
  10. ↑ 世界46位、日本7位
  11. ↑ 世界3位、日本1位
  12. ↑ 世界12位タイ、日本4位
  13. ↑ 1位入線はブエナビスタも第30回(2着に降着)・第31回で2度記録
  14. 1 2 旧1000万円以下クラス
  15. 1 2 旧1600万円以下=準オープンクラス
  16. ↑ メイン競走の「ジャパンカップ」は第12競走で施行。

出典

  1. 1 2 3 “令和3年第5回東京競馬番組” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年10月30日閲覧。
  2. 1 2 3 4 “令和3年度重賞競走一覧(レース別・関東)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 43. 2021年10月30日閲覧。
  3. ↑ 日刊競馬で振り返るGI(第5回ジャパンカップ) - 日刊競馬新聞社、2015年2月13日閲覧
  4. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 “今週の注目レース(レースについて:ジャパンカップ)”. 日本中央競馬会. 2015年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月21日閲覧。
  5. ↑ 「サークルだより『障害100勝騎手を表彰』」『優駿』、日本中央競馬会、1982年2月、84頁。
  6. ↑ “2011年度開催日割および重賞競走について”. 日本中央競馬会 (2010年10月18日). 2010年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月30日閲覧。
  7. 1 2 ロンジン、公式計時としてジャパンカップをサポート - Gressive、2019年11月18日閲覧
  8. ↑ 競走成績 2004年5回東京8日( 11月 28日) 11R 第24回 ジャパンカップ(GI)
  9. ↑ “INTERNATIONAL GRADING AND RACE PLANNING ADVISORY COMMITTEE "INTERNATIONAL CATALOGUING STANDARDS and INTERNATIONAL STATISTICS 2014"” (PDF) (英語). The Jockey Club Information Systems, Inc.. 2015年3月7日閲覧。
  10. ↑ JRAニュース『世界のトップ100 GⅠレースがIFHAから発表!』
  11. ↑ JRAニュース『世界のトップ100 GⅠレースがIFHAから発表!』
  12. ↑ “International Federation of Horseracing Authorities”. www.ifhaonline.org. 2021年1月26日閲覧。
  13. ↑ https://jra.jp/news/202201/012605.html
  14. 1 2 3 “23年ワールドベストレースはジャパンカップに決定 JRA吉田理事長「関係者全ての努力の結晶」 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2024年1月23日閲覧。
  15. ↑ ジャパンカップ2023年ロンジンワールドベストレース受賞記念
  16. ↑ 世界のトップ100GⅠレースがIFHAから発表!ジャパンカップが「2023年ロンジンワールドベストレース」を受賞
  17. ↑ 【JRA】2025年度事業計画の追加点を発表 不祥事対策案や北海道2場の空調新設、GⅠ賞金増額など(東スポ競馬)
  18. ↑ “【ジャパンカップ(GI)】特別登録日本馬のレーティング順位”. 日本中央競馬会. 2021年10月30日閲覧。
  19. 1 2 “競馬番組一般事項” (PDF). 日本中央競馬会 (2021年). 2021年10月30日閲覧。
  20. ↑ “ジャパンカップへの優先出走について”. JRAニュース. 日本中央競馬会. 2008年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月7日閲覧。
  21. ↑ “令和3年度重賞競走一覧” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年10月30日閲覧。
  22. ↑ “ダート交流重賞競走一覧”. 地方競馬全国協会. 2021年10月30日閲覧。
  23. ↑ “JBC実施要綱等 JBC特設サイト2021”. 地方競馬全国協会. 2021年10月30日閲覧。
  24. ↑ 有馬記念・ジャパンCの1着賞金4億円に JRA、22年から(日経電子版)
  25. ↑ “同一年度に本会が定める競走に優勝した馬に対する褒賞金交付基準” (PDF). 日本中央競馬会 (2017年1月1日). 2021年10月30日閲覧。
  26. ↑ ジャパンCの外国調教馬への褒賞金対象を拡大 指定外国競走にドイツのGⅠ2レースも追加サンケイスポーツ、2025年2月1日配信・閲覧
  27. ↑ “交付対象競走、指定外国競走、交付対象馬及び褒賞金の額” (PDF). 日本中央競馬会. 2024年2月25日閲覧。
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  29. 1 2 「レーシングプログラム」(日本中央競馬会) 2006年11月26日
  30. ↑ 『優駿』1970年10月号、日本中央競馬会、49頁。
  31. ↑ “韓国馬が地元G1で日本馬にボロ負けする理由”. 東洋経済オンライン (2018年11月25日). 2019年1月14日閲覧。
  32. ↑ “「ディープインパクトメモリアルデー」の実施について”. 日本中央競馬会 (2019年10月21日). 2019年10月23日閲覧。
  33. ↑ 島田明宏 熱視点(外国馬ゼロのジャパンカップについて) - netkeiba.com、2019年11月14日配信、2019年11月18日閲覧
  34. ↑ “思い出の名レース(No.10:昭和56年・第1回ジャパンカップ)”. 日本中央競馬会. 2015年4月14日閲覧。
  35. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 中央競馬ピーアール・センター『参加国別成績』〈ジャパンカップのあゆみ〉1992年、188頁。
  36. ↑ 競馬コラム(平成元年・第9回ジャパンカップ) - 日本中央競馬会、2015年4月14日閲覧
  37. 1 2 3 4 5 “ジャパンC出走の外国馬、どの国が強い?”. 日刊スポーツ. (2008年11月26日) 2015年4月25日閲覧。
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  41. ↑ “THE WORLD'S TOP 100 GROUP/GRADE ONE RACES for 3yo's and upwards ‐ 2017” (PDF). 2018年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月9日閲覧。
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  43. ↑ “THE WORLD'S TOP 100 GROUP/GRADE ONE RACES for 3yo's and upwards ‐ 2019” (PDF). 2022年3月9日閲覧。
  44. ↑ “The LONGINES World's Top 100 Group/Grade 1 Races for 3yos and upwards - 2020”. 2022年3月9日閲覧。
  45. ↑ “The LONGINES World's Top 100 Group/Grade 1 Races for 3yos and upwards - 2021”. www.ifhaonline.org. 2022年3月9日閲覧。
  46. ↑ https://www.ifhaonline.org/resources/WTGradedRanking/LWGRank.asp?batch=6
  47. ↑ 国際GⅠ制定後は2:28.7(第23回優勝馬タップダンスシチー)
  48. ↑ 連覇は岩田康誠(第31回・第32回)が記録
  49. ↑ ジャパンCウイークに2、3勝クラスの国際競走新設へ「帯同馬が出走できるレースを」2021年6月28日 14:43 スポーツニッポン
  50. ↑ 「2021年度秋季競馬番組が決定しました」の「○2021年度競馬番組の概要(秋季)PDFファイル 355KB」5ページ(9)ジャパンカップ実施週の(国際)=〇囲みについて参照
  51. ↑ 東京競馬場の内馬場に「国際厩舎」、外国馬の参戦促す環境を整備へ - 中日スポーツ 2021年12月7日
  52. ↑ 凱旋門賞馬アルピニスタ“ジャパンカップ参戦”の追い風に!? 東京競馬場馬場内に新国際検疫厩舎が誕生 - 東スポ競馬 2023年10月3日
  53. ↑ 「常連」も絶賛 国際厩舎新設で示したジャパンC復活への確かな一歩 - UMATOKU(報知新聞社)2022年11月29日

各回競走結果の出典


馬主名義についての出典
  • 日本馬主協会連合会(編)『日本馬主協会連合会40年史』(日本馬主協会連合会、2001年):1981年 - 2000年

参考文献

  • 中央競馬ピーアール・センター編 『ジャパンカップのあゆみ』、日本中央競馬会、1992年

関連項目

外部リンク