ハルビン駅

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ハルビン駅
国鉄の北駅舎(2023年12月)
哈尔滨
Harbin
所在地 中華人民共和国の旗 中国黒龍江省ハルビン市南崗区・道里区
所属事業者 中国国家鉄路集団(CR)
ハルビン地下鉄
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ハルビン駅
各種表記
繁体字: 哈爾濱站
簡体字: 哈尔滨站
拼音: Hā'ěrbīn Zhàn
発音: ハーアルビン ヂャン
英文: Harbin Railway Station
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ハルビン駅(ハルビンえき、簡体字中国語: 哈尔滨站)は中華人民共和国黒龍江省ハルビン市の南崗区と道里区に跨って位置する中国国家鉄路集団(CR)とハルビン地下鉄の駅。ハルビン西駅と並ぶハルビン鉄路局管内の特等駅である。開業当初は松花江駅と呼ばれ、通称は秦家崗駅である。

概要

中国国鉄の駅は路線名称上は京哈線、浜洲線、浜綏線、三棵樹線、拉浜線、哈佳線、哈大旅客専用線、哈斉旅客専用線、哈牡旅客専用線、哈伊高速鉄道が乗り入れる鉄道の要衝であり、列車は中国東北部の各都市をはじめとして中国全国に列車が走っているほか、かつてはロシア方面に向かう国際列車も当駅を発着していた。また、南広場の地下にはハルビン地下鉄2号線の駅も位置しており、乗り換えが可能である。

歴史

1903年に建設された初代駅舎と当時のプラットホーム
1989年に建設された2代目駅舎
1995年時点の構内線路とプラットホーム

かつてハルビン駅はロシア帝国によって建設された東清鉄道の本線と支線の分岐点に設置された鉄道の要衝であった。

  • 1899年 - 東清鉄道の松花江駅として開業[1]。
  • 1903年7月 - ハルビン中央駅(ロシア語: станции Харбин-Центральный)[2]と改称され、同時に駅舎の建て替え工事が実施される。
  • 1904年 - 正式営業を開始。当時はウラジオストク、満洲里、旅順などの方面へ各2往復の旅客列車と1往復の客貨混合列車が運行されていた。日露戦争に旅客列車は急行列車と鈍行の列車に分けられたが、本数の変化はなかった[1]。
  • 1909年10月26日 - 駅にて伊藤博文が韓国の独立運動家安重根に暗殺される事件が発生(伊藤博文暗殺事件)。
  • 1934年 - 拉浜線と浜北線が接続し、5本の幹線が交差する拠点駅となる。同時に駅の南北には2つの操車場が新設された[3]。
  • 1935年 - 東清鉄道が満洲国国有鉄道の路線として買収され、1日あたり8往復の旅客列車が運行されるようになったほか、あじあ号の運行が開始される[4]。
  • 1959年 - 旧駅舎の取り壊しが行われる[1]。
  • 1960年 - 面積2万8000平方メートルの新駅舎の建設が開始される。中華人民共和国大飢饉による計画縮小により工事は停滞し、1962年1月には完成した一部の工事が引き渡され使用された。しかし工事計画はここで長らく保留となり、両端の低層棟のみの供用で、中央の主体部分が建設されないまま、28年間続いた[5]。
  • 1988年6月 - 駅舎工事が再開される。
  • 1989年10月1日 - 新駅舎が竣工する[1]。
  • 1999年 - 哈大線の電化工事に合わせた駅改修工事に伴い、駅舎西側に構内を跨ぐ高架構造の待合室の建設工事が開始され、同時に4番ホームと5番ホームが新設される[6]:580。
  • 2001年11月30日 - 哈大線の電化工事が完成し、同時に当駅構内も電化が完了する[6]:580
  • 2002年4月10日 - 高架構造の新待合室が供用開始される[6]:580。また同年の4月から11月にかけては、構内線路の枕木をコンクリート枕木に交換する事業も実施された[6]:580。
  • 2014年
    • 1月19日 - 安重根義士記念館(中国語版)が駅に併設する形で設置される[7]。
    • 同年日時不明 - 施設老朽化による改修工事として、かつて1903年に建設され、アール・ヌーヴォーの様式を採用していた旧駅舎の再現と、南北2つの駅前広場の新設が計画される。なおこの計画で見積もられた工事総額は65億3700万元であった[8][9]。
  • 2017年
    • 3月25日 - 工事の進行に伴い、同日午前0時より旧駅舎の有人窓口、待合室の1番入口、B待合室、C待合室、および軟座待合室が閉鎖され、暫定的に2番入口から高架待合室に入る形に変更される[10]。
    • 7月1日 - 工事のため、従来当駅で扱っていた80本の列車が当駅の停車扱いを取りやめた。また多くの始発列車は近隣のハルビン西駅およびハルビン東駅発着に変更された[11]。
  • 8月30日 - 同日20時にもって旧駅舎が完全閉鎖される[12]。
  • 8月31日 - 新たな北駅舎の供用が開始される[13]。
  • 2018年12月 - 駅舎の全面供用が開始される[14]。但し南広場の工事が終了していなかったことから地下通路はまだ完成していなかった[15]。
  • 2019年9月25日 - 駅前広場の施設が全面供用される[16]。
  • 2021年9月19日 - ハルビン地下鉄2号線の駅が開業する[17]。

駅構造

中国国家鉄路集団

中国国鉄 ハルビン駅
南駅舎(2023年7月)
ハルビン
Harbin
所在地 中華人民共和国の旗 中国黒龍江省ハルビン市
南崗区鉄路街1号(南駅舎)
道里区地工街(北駅舎)
北緯45度45分30.45秒 東経126度37分26.03秒 / 北緯45.7584583度 東経126.6238972度 / 45.7584583; 126.6238972
所属事業者 中国国家鉄路集団(CR)
駅構造 地上駅
ホーム 8面16線
開業年月日 1899年(光緒25年)10月
乗入路線 10 路線
所属路線 京哈線・哈大旅客専用線
キロ程 1249 km(北京起点)
◄ハルビン西 (8 km)
所属路線 浜洲線
キロ程 0 km(哈爾浜起点)
(10 km) 廟台子►
所属路線 浜綏線
キロ程 0 km(ハルビン起点)
(5 km) 王兆屯►
所属路線 三棵樹線
キロ程 0.0 km(ハルビン起点)
(3 km) 浜江►
所属路線 拉浜線
キロ程 266 km(拉法起点)
◄王兆屯 (5 km)
(5 km) 浜江►
所属路線 哈佳線
キロ程 0 km(ハルビン起点)
(? km) 賓西北►
所属路線 哈斉旅客専用線・哈伊高速鉄道
キロ程 0 km(ハルビン起点)
(13 km) ハルビン北►
所属路線 哈牡旅客専用線
キロ程 0 km(ハルビン起点)
浜江►
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駅舎は地平プラットホームの北側と南側にそれぞれの駅舎があり、両駅舎の間は高架待合室で結ばれている[13]。

北駅舎は床面積10844平方メートル、長さ114メートル、幅40メートルの地上3階地下1階建て。南駅舎は床面積29030平方メートル、長さ214メートル、幅44メートル、地上4階、地下1階建て。高架待合室の床面積は33750平方メートル、長さ185メートル、幅114メートルある[18]。

1903年に建てられた旧駅舎で使用されていたアール・ヌーヴォー様式を踏襲する形で2017年8月31日に建てられた。なお施工面では、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)技術を使用して、管理効率の向上を図っている[19]。

構内の旅客ホームは島式ホーム6面12線と側線2線、相対式ホーム2面2線に挟まれる形で設置されており、哈大旅客専用線や哈牡旅客専用線をはじめとした高速鉄道路線が乗り入れる高速鉄道ホームと、在来線ホームに分かれており合わせて8面16線が設けられている[20]。

ハルビン地下鉄

ハルビン地下鉄 ハルビン駅
ホーム
ハルビン
Harbin
所在地 中華人民共和国の旗 中国黒龍江省ハルビン市南崗区
所属事業者 ハルビン地下鉄
所属路線 ■ 2号線
キロ程 ? km(江北大学城起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
開業年月日 2021年9月19日
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国鉄ハルビン駅の南広場の地下に位置する地下駅。頤園街に沿って位置し、東西方向に延びる駅で長さ160.9メートル、幅21.3メートル、地下2階建ての規模を有している。ホームは島式1面2線の構造である[21]。地下1階がコンコース階、地下2階がプラットホーム階で、スクリーンドアが設置されている。4つの出入口が設置されており、4番出口の近くには国鉄の南駅舎のコンコースへ続く地下の連絡通路が設けられている[22]。

のりば

案内上ののりば番号は設定されていない。

西北方面 2号線 人民広場・氷雪大世界・江北大学城方面
東南方面 博物館・珠江路・気象台方面

駅周辺

南広場側

北広場側

  • エベル教会(伊维尔教堂)
  • 黒龍江三精腎臓病医院

隣の駅

中国国家鉄路集団
京哈線
ハルビン西駅 - ハルビン駅
浜洲線
ハルビン駅 - 廟台子駅
浜洲線
ハルビン駅 - 王兆屯駅
三棵樹線
ハルビン駅 - 浜江駅
拉浜線
王兆屯駅 - ハルビン駅 - 浜江駅
哈大旅客専用線
ハルビン駅 - ハルビン西駅
哈斉旅客専用線
ハルビン駅 - ハルビン北駅
哈牡旅客専用線
ハルビン駅 - 浜江駅
哈伊高速鉄道
ハルビン駅 - ハルビン北駅
ハルビン地下鉄
■ 2号線
尚志大街駅 - ハルビン駅 - 博物館駅

脚注

  1. 1 2 3 4 “《哈尔滨市志 交通志》”. 哈尔滨地情网. 2011年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月8日閲覧。
  2. ↑ Мелихов Г.В. (2003). Мелихов Г.В. Белый Харбин: Середина 1920-х.. Русский путь. オリジナルの2022-04-03時点におけるアーカイブ。 2022年6月24日閲覧。
  3. ↑ “哈尔滨顾乡屯站至今犹在”. 哈尔滨新闻网. 2011年9月29日. 2020年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2017年8月26日閲覧.
  4. ↑ “哈尔滨火车站大事记”. 搜狐. 2005年3月19日.
  5. ↑ “蝶變中的百年哈站 新面貌大容量全新站舍今秋揭開面紗”. 咨询定制. 2017年5月1日. 2020年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2017年8月26日閲覧.
  6. 1 2 3 4 哈尔滨市地方志编纂委员会 (2017). “第六篇 交通邮电——铁路、公路、航务、民用航空、邮政、电信”. 哈尔滨市志(1991-2005). ISBN 9787207111173
  7. ↑ “安重根义士纪念馆在哈尔滨开馆”. 2014年1月19日. 2017年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2016年10月29日閲覧.
  8. ↑ “哈尔滨火车站65亿元改造项目最新细节”. 网易. 2016年4月6日. 2017年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2017年9月25日閲覧.
  9. ↑ “必看!哈站要大改两年,这14条路将要封闭啦!”. 搜狐网. 2016年1月13日. 2017年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2017年8月26日閲覧.
  10. ↑ 王辛娜; 刘达齐 (2017年3月25日). “老哈站 盼你华丽转身”. 哈尔滨新闻网-哈尔滨日报. 2020年9月14日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2017年3月25日閲覧.{{cite news}}: CS1メンテナンス: 複数の名前/author (カテゴリ)
  11. ↑ “受调图及改造影响 哈站部分车次改由哈西站乘降始发”. 黑龙江人民政府. 2017年4月13日. 2020年9月14日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2017年7月3日閲覧.
  12. ↑ 刘希阳; 刘达奇 (2017年8月31日). “昨天18时59分 老哈站送走最后一列火车”. 哈尔滨新闻网-新晚报. 2020年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2017年8月31日閲覧.{{cite news}}: CS1メンテナンス: 複数の名前/author (カテゴリ)
  13. 1 2 孙英鑫 (2017年8月30日). “哈尔滨站北站房将于8月31日开通运营 老站房全面关站重建”. 东北网. 2020年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2017年8月30日閲覧.
  14. ↑ “哈尔滨站改造开通”. 新华社. 2020年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2019年1月29日閲覧.
  15. ↑ “哈尔滨站海城桥下设临时出站口”. 中国新闻网. 2020年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月29日閲覧。
  16. ↑ “哈站南广场开通 铁路旅客便捷出行”. 东北网. 2019年9月25日. 2020年9月14日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2020年9月11日閲覧.
  17. ↑ “收藏不迷路!最新哈尔滨火车站通行攻略”. 澎湃新闻 (2021年9月26日). 2024年6月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月12日閲覧。
  18. ↑ “哈尔滨火车站新建北站房新艺术风格初露风采”. 搜狐网. 2017年8月5日. 2020年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2017年8月26日閲覧.
  19. ↑ “哈尔滨火车站新建北站房“露脸””. 黑龙江省人民政府. 2017年7月31日. 2020年9月14日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2017年8月26日閲覧.
  20. ↑ “哈尔滨站改造工程获中国建设工程鲁班奖”. 生活报. 人民网. 2019年12月16日. 2023年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2021年2月12日閲覧.
  21. ↑ 马金华 (2018年11月12日). “绳锯切割法在深基坑混凝土内支撑体系拆除施工中的应用”. 2018海峡两岸地工技术/岩土工程交流研讨会论文集. 2018海峡两岸地工技术/岩土工程交流研讨会. 台湾南投. pp. 96–102. 2026年1月30日閲覧.{{cite conference}}: CS1メンテナンス: dateとyear (カテゴリ)
  22. ↑ “哈尔滨地铁2号线19个车站出站口最全信息”. 澎湃新闻 (2021年9月18日). 2023年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月1日閲覧。

関連項目