フォーキーのコレって何?

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フォーキーのコレって何?
ジャンル コメディ、短編アニメーション
アニメ
原作 トイ・ストーリーシリーズ
監督 ボブ・ピーターソン
脚本 ボブ・ピーターソン
アニメーション制作 ピクサー・アニメーション・スタジオ
製作 ピクサー・アニメーション・スタジオ
配信サイト Disney+
配信期間 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 2019年11月12日
日本の旗 日本 2020年6月11日 - アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 2020年1月10日
日本の旗 日本 2020年8月14日
話数 全10話
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

『フォーキーのコレって何?』(フォーキーのコレってなに、原題:Forky Asks a Question)は、ピクサー・アニメーション・スタジオが製作したアメリカ合衆国の短編Webアニメシリーズ。2019年11月12日から2020年1月10日まで、Disney+で全10話が配信された。ボブ・ピーターソンが監督・脚本、マーク・ニールセンが製作を担当した[1][2][3]。

2019年公開の長編アニメーション映画『トイ・ストーリー4』から派生した作品であり、同作に登場する手作りのおもちゃフォーキーを主人公とする。フォーキーがほかのおもちゃたちに、友情、時間、愛、芸術など身近な事柄について質問する様子を描いたコメディー作品である[4]。

日本ではDisney+のサービス開始日である2020年6月11日に第1話が配信され、同年8月14日まで全10話が順次配信された。フォーキーの日本語吹替は『トイ・ストーリー4』に続いて竜星涼が担当した[5][6]。

第5話「愛って何?」は、2020年の第72回プライムタイム・エミー賞において、短編アニメーション番組賞を受賞した[7]。

概要

本作は『トイ・ストーリー4』に登場するフォーキーの素朴な疑問を題材とした短編アニメーションシリーズである。

フォーキーは、少女ボニーが先割れスプーンなどの廃材を利用して作ったおもちゃである。生まれて間もないため、ほかのおもちゃたちにとって当たり前の事柄にも疑問を抱いている。

各話では、フォーキーがボニーの部屋で暮らすおもちゃの仲間に特定の話題について質問する。相手のおもちゃは自分の経験や知識に基づいて説明を試みるが、フォーキーの独特な考え方によって会話は思わぬ方向へ展開していく。

シリーズは全10話で構成され、各話ではハム、ミスター・プリックルパンツ、レックス、トリクシー、ドーリー、バターカップなどがフォーキーの質問相手として登場する[4]。

登場キャラクター

主要キャラクター

フォーキー(Forky)
声 - トニー・ヘイル / 竜星涼(日本語吹替)
本作の主人公。ボニーによって廃材から作られた手作りのおもちゃ。好奇心が旺盛で、身の回りの事柄についてほかのおもちゃたちに質問する。相手の説明を自分なりに解釈するため、会話が予想外の結末を迎えることが多い。
リブ・ティクルズ(Rib Tickles)
声 - アロマ・ライト / 阿部彬名(日本語吹替)
第8話「ペットって何?」に登場する、犬の姿をした小型のプラスチック製人形。ペット取締局の捜査官であり、『トイ・ストーリー4』に登場したギグル・マクディンプルズの相棒。猫のドラゴンに飲み込まれた経験がある。『トイ・ストーリー4』の製作中に考案されたキャラクターで、本編では登場場面が削除されていた[8]。

ボニーのおもちゃ

ハム(Hamm)
声 - ジョン・ラッツェンバーガー / 咲野俊介(日本語吹替)
豚の貯金箱。第1話「お金って何?」でフォーキーにお金の仕組みを説明しようとする。
レックス(Rex)
声 - ウォーレス・ショーン / 三ツ矢雄二(日本語吹替)
恐竜のおもちゃ。第4話「時間って何?」で恐竜の時代を例に、フォーキーへ時間の概念を説明する。
ミスター・プリックルパンツ(Mr. Pricklepants)
声 - ロビン・アットキン・ダウンズ / 落合弘治(日本語吹替)
演劇を好むハリネズミのぬいぐるみ。第3話「芸術って何?」で演技の芸術性について語る。
トリクシー(Trixie)
声 - クリステン・シャール / 許綾香(日本語吹替)
青いトリケラトプスのおもちゃ。第6話「コンピューターって何?」でコンピューターの使い方を説明する。
ドーリー(Dolly)
声 - ボニー・ハント / 田中敦子(日本語吹替)
紫色の髪を持つ布製の人形。第7話「リーダーって何?」で、リーダーに求められる資質について説明する。
バターカップ(Buttercup)
声 - ジェフ・ガーリン / ふくまつ進紗(日本語吹替)
ユニコーンのぬいぐるみ。第9話「チーズって何?」では、フォーキーから次々と質問されることにいら立ち、さまざまな事柄を早口で説明する。
オールド・タイマー(Old Timer)
声 - アラン・オッペンハイマー / ふくまつ進紗(日本語吹替)
時計のおもちゃ。第4話「時間って何?」に登場する。
ミスター・スペル(Mr. Spell)
声 - ジェフ・ピジョン / 落合弘治(日本語吹替)
文字や言葉を教える教育用のおもちゃ。第10話「読むって何?」に登場する。
お豆3兄妹(Peas-in-a-Pod)
声 - アディソン・アンドリュース、ミラ・クレスポ、イマニ・プライア / 新津ちせ、安藤紬、藤野蒼生(日本語吹替)
さやに入った3つの豆のおもちゃ。第10話「読むって何?」でフォーキーに文字の読み方を教えようとする。

その他のおもちゃ

チェアロル・バーネット(Chairol Burnett)
声 - キャロル・バーネット / 阿部彬名(日本語吹替)
椅子の形をしたおもちゃ。第5話「愛って何?」に登場する。
バイティ・ホワイト(Bitey White)
声 - ベティ・ホワイト / 清水はる香(日本語吹替)
虎の形をしたおもちゃ。第5話に登場する。
カール・ライネロセロス(Carl Reineroceros)
声 - カール・ライナー / 桜井敏治(日本語吹替)
サイの形をしたおもちゃ。第5話に登場する。
メレファント・ブルックス(Melephant Brooks)
声 - メル・ブルックス / 佐久間元輝(日本語吹替)
ゾウの形をしたおもちゃ。第5話に登場する。

声の出演

役名 原語版声優 日本語吹替
フォーキー トニー・ヘイル 竜星涼
ハム ジョン・ラッツェンバーガー 咲野俊介
レックス ウォーレス・ショーン 三ツ矢雄二
ドーリー ボニー・ハント 田中敦子
トリクシー クリステン・シャール 許綾香
バターカップ ジェフ・ガーリン ふくまつ進紗
オールド・タイマー アラン・オッペンハイマー ふくまつ進紗
リブ・ティクルズ アロマ・ライト 阿部彬名
チェアロル・バーネット キャロル・バーネット 阿部彬名
バイティ・ホワイト ベティ・ホワイト 清水はる香
カール・ライネロセロス カール・ライナー 桜井敏治
メレファント・ブルックス メル・ブルックス 佐久間元輝
英国人俳優 ジェームズ・ブリンクリー 佐久間元輝
お豆3兄妹 アディソン・アンドリュース

ミラ・クレスポ イマニ・プライア

新津ちせ

安藤紬 藤野蒼生

ミスター・プリックルパンツ ロビン・アットキン・ダウンズ 落合弘治
ミスター・スペル ジェフ・ピジョン 落合弘治
ナレーション ボブ・ピーターソン 落合弘治

原語版の主要出演者はDisney+およびD23の作品紹介による[4][2]。

製作

企画・開発

本作は2019年公開の『トイ・ストーリー4』に登場したフォーキーを主人公とする、Disney+向けの短編アニメーションシリーズとして企画された。

フォーキーは、ボニーによって手作りされたばかりのおもちゃで、身の回りの事柄について十分な知識を持っていない。この設定を生かし、フォーキーが日常的な概念についてほかのおもちゃに質問する形式が採用された[1]。

監督・脚本は、ピクサーの長編アニメーション映画『カールじいさんの空飛ぶ家』で共同監督を務めたボブ・ピーターソンが担当した。製作は『トイ・ストーリー4』にも参加したマーク・ニールセンが務めた[3]。

ピーターソンは、フォーキーの質問に答える相手として、長編映画に登場したものの、十分に掘り下げられていなかったおもちゃたちを取り上げることを意識した。

アニメーション制作

アニメーション制作はピクサー・アニメーション・スタジオが担当した。

本作では各話ごとに登場人物と話題を絞り、主にボニーの部屋を舞台として、キャラクターの会話や動作によるコメディーを展開している。

ピーターソンによると、長編映画の制作では収録と編集を繰り返すことがあるのに対し、本作では限られた収録音声を活用して短時間で構成をまとめる必要があった。その過程では、収録済みの台詞を組み合わせて新たなギャグを作ることも行われた[8]。

キャスティング

主人公フォーキーの原語版声優には、『トイ・ストーリー4』で同役を担当したトニー・ヘイルが続投した。ヘイルは2018年末に本シリーズのための台詞収録を行い、その作業には約2日間が費やされた。

一方、ほかの主要キャラクターの音声は、『トイ・ストーリー4』の収録にあわせて収録されたものが多く使用された[8]。

第5話「愛って何?」には、メル・ブルックス、キャロル・バーネット、カール・ライナー、ベティ・ホワイトが出演した。4人はいずれも『トイ・ストーリー4』で登場したおもちゃの声を再演している。

ピーターソンは、彼らの出演について、子供のころから親しんでいたコメディー俳優たちと仕事ができる機会として特に重要視していたと語っている[3]。

リブ・ティクルズの登場

第8話「ペットって何?」に登場するリブ・ティクルズは、もともと『トイ・ストーリー4』のために考案されたキャラクターである。

同作の制作段階では、ギグル・マクディンプルズの相棒として登場する構想があり、キャラクターモデルも制作されていた。しかし、物語の変更によって登場場面が削除され、完成版には姿を見せなかった。

ピーターソンは、『トイ・ストーリー4』で十分に活躍できなかったキャラクターを取り上げる機会として本シリーズを活用し、リブ・ティクルズを第8話に登場させた[1]。

各話リスト

本作は全10話で構成され、アメリカ合衆国では2019年11月12日に第1話が配信された後、2020年1月10日まで順次配信された。各話では異なる題材が取り上げられ、フォーキーの質問相手となるおもちゃも変化する[9][10]。

話数邦題原題 主な登場人物米国配信日日本配信日
1 お金って何?What Is Money? ハム2019年11月12日2020年6月11日
2 友達って何?What Is a Friend?2019年11月15日2020年6月19日
3 芸術って何?What Is Art? ミスター・プリックルパンツ2019年11月22日2020年6月26日
4 時間って何?What Is Time? レックス、オールド・タイマー2019年11月29日2020年7月3日
5 愛って何?What Is Love? チェアロル・バーネット、バイティ・ホワイト、カール・ライネロセロス、メレファント・ブルックス2019年12月6日2020年7月10日
6 コンピューターって何?What Is Computer? トリクシー2019年12月13日2020年7月17日
7 リーダーって何?What Is Leader? ドーリー2019年12月20日2020年7月24日
8 ペットって何?What Is Pet? リブ・ティクルズ2019年12月27日2020年7月31日
9 チーズって何?What Is Cheese? バターカップ2020年1月3日2020年8月7日
10 読むって何?What Is Reading? お豆3兄妹、ミスター・スペル2020年1月10日2020年8月14日

監督・脚本は全話ともボブ・ピーターソンが担当した[11][2]。

各話の内容

第1話「お金って何?」
フォーキーがハムにお金の意味を尋ねる。ハムはアメリカ合衆国の通貨制度について説明しようとする。
第2話「友達って何?」
フォーキーが友達とはどのような存在なのかを考え、ボニーの部屋にあるマグカップなどを相手に自分なりの考えを語る。
第3話「芸術って何?」
ミスター・プリックルパンツが、演技や表現を例にして芸術について説明する。
第4話「時間って何?」
レックスが恐竜の生きていた時代を例に挙げて、時間という概念をフォーキーに説明しようとする。
第5話「愛って何?」
フォーキーが年長のおもちゃたちに愛について質問し、それぞれが自分の経験や考えを語る。
第6話「コンピューターって何?」
トリクシーがフォーキーにコンピューターの使い方や仕組みを説明するが、二人は機械の操作に伴う問題に直面する。
第7話「リーダーって何?」
ドーリーがリーダーに必要な資質を説明し、フォーキーがそれを実践しようとする。
第8話「ペットって何?」
フォーキーは犬の姿をしたリブ・ティクルズと出会い、彼女がペット取締局の捜査官として経験した出来事について話を聞く。
第9話「チーズって何?」
フォーキーからチーズについて質問されたバターカップが、次々と身の回りの事柄を早口で説明する。
第10話「読むって何?」
お豆3兄妹がミスター・スペルとともに、フォーキーに文字を読むことについて教える。

各話の概要はディズニーの公式プレス資料に基づく[9]。

配信

アメリカ合衆国

本作はDisney+のオリジナル短編シリーズとして製作され、同サービスがアメリカ合衆国で開始された2019年11月12日に第1話「お金って何?」が配信された。

その後、原則として毎週金曜日に新たなエピソードが公開され、2020年1月10日の第10話「読むって何?」で全10話の配信が完了した[4][10]。

日本

日本では、2020年6月11日のDisney+サービス開始に合わせ、第1話「お金って何?」が配信された。

同年6月19日には第2話「友達って何?」が配信され、その後も毎週金曜日に新しいエピソードが追加された。最終話「読むって何?」は同年8月14日に配信された[6]。

日本語吹替版では、フォーキー役に『トイ・ストーリー4』から引き続き竜星涼が起用された[5]。

受賞

2020年の第72回プライムタイム・エミー賞において、第5話「愛って何?」が短編アニメーション番組賞を受賞した。

受賞者は監督・脚本のボブ・ピーターソンと製作のマーク・ニールセンである[7]。

脚注

注釈

出典

  1. 1 2 3 “Forky Asks a Question” (英語). Pixar Animation Studios. 2026年10月16日閲覧。
  2. 1 2 3 “Forky Asks a Question (television)” (英語). D23. 2026年10月16日閲覧。
  3. 1 2 3 “Four Legendary Comics Bring the Laughs in Forky Asks a Question” (英語). D23 (2019年12月5日). 2026年10月16日閲覧。
  4. 1 2 3 4 “Forky Asks a Question” (英語). Disney+. 2026年10月16日閲覧。
  5. 1 2 “竜星涼が再びフォーキーに『トイ・ストーリー』新作ショートアニメ「Disney+」で配信”. シネマカフェ (2020年5月29日). 2026年10月16日閲覧。
  6. 1 2 “Disney+『トイ・ストーリー』新作、フォーキー&ボー・ピープがかわいい場面カット一挙公開”. クランクイン! (2020年6月9日). 2026年10月16日閲覧。
  7. 1 2 “Outstanding Short Form Animated Program – 2020” (英語). Television Academy. 2026年10月16日閲覧。
  8. 1 2 3 “How Forky Asks a Question Rescued the Character Rib Tickles” (英語). D23 (2019年12月23日). 2026年10月16日閲覧。
  9. 1 2 “Forky Asks a Question” (英語). Disney UK Press. 2026年10月16日閲覧。
  10. 1 2 “Forky Asks a Question – Aired Order” (英語). TheTVDB. 2026年10月16日閲覧。
  11. ↑ “Forky Asks a Question (television)” (英語). D23. 2026年10月16日閲覧。