フラペチーノ
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コーヒー フラペチーノ | |
| 所持会社 | スターバックス |
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| 主要使用国 |
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| 使用開始 | 1995年 |
| ウェブサイト | Frappuccino Blended Beverages |
フラペチーノ(英: Frappuccino)は、スターバックスが展開するフローズン飲料のブランドおよび商品名である。コーヒーやミルクなどの材料を氷とともにブレンダーで混合して作る冷たい飲料で、コーヒーを使用しないものや、茶、果実などを使用したものも販売されている[1][2]。
名称は「フラッペ」(frappé)と「カプチーノ」(cappuccino)を組み合わせたかばん語である。1992年にアメリカ合衆国のコーヒーチェーン「ザ・コーヒー・コネクション」で誕生した商品名を、1994年に同社を買収したスターバックスが引き継ぎ、1995年に独自のブレンド飲料の名称として使用した[3][4][5]。
歴史
誕生と名称の由来
フラペチーノの名称は、マサチューセッツ州を拠点としていたコーヒーチェーン「ザ・コーヒー・コネクション」(The Coffee Connection)に由来する。同社はジョージ・ハウエルが1975年にケンブリッジで創業したコーヒーショップで、ボストン周辺を中心に店舗を展開していた[3][6]。
1990年代初頭、同社では夏季のコーヒー販売を促進するため、冷たいコーヒー飲料の開発が進められた。当時マーケティング責任者を務めていたアンドリュー・フランク(Andrew Frank)は、エスプレッソ、ミルク、氷、砂糖を組み合わせ、ソフトクリーム製造機を使用して作る飲料を考案した。フランクはこの飲料を「フラペチーノ」と名付け、1992年に販売が開始された[3][7][6]。
「フラペチーノ」という名称は、冷たい飲料を表す「フラッペ」と、エスプレッソを使用した飲料である「カプチーノ」を組み合わせたものである[1]。
スターバックスによる商品化
一方、スターバックスでも1993年頃から、カリフォルニア州南部で冷たいブレンド飲料の開発が進められていた。当時、同社の店舗では温かいコーヒー飲料が中心であったが、暑い季節に冷たいブレンド飲料を求める顧客の需要に応じ、試験的な販売が開始された。翌1994年には南カリフォルニアの10店舗でブレンドコーヒー飲料が販売されていた[4]。
1994年、スターバックスはザ・コーヒー・コネクションを買収し、「フラペチーノ」の名称に関する権利を取得した。買収以前のフラペチーノと、スターバックスが開発していたブレンド飲料は製法が異なっていたが、スターバックスは取得した名称を自社の新商品に採用した[3][4][6]。
1995年夏、スターバックスはアメリカ合衆国およびカナダの店舗でフラペチーノの販売を本格的に開始した。当初は「コーヒー」と「モカ」の2種類で、店舗で濃く抽出したイタリアンローストのコーヒーと氷などを使用しており、ホイップクリームは使用されていなかった。発売後はコーヒーを普段飲まない顧客層の利用にもつながり、同年夏の売上高の11%をフラペチーノが占めたとされる[4]。
商品展開の拡大
1996年には、スターバックスとペプシコの協業によって、ボトル入りのフラペチーノがアメリカ合衆国の小売店で発売された。これは店舗で提供される氷をブレンドした飲料とは異なる、冷蔵状態で販売されるコーヒー飲料である[4]。
1999年には、ホイップクリームとキャラメルソースを使用した「キャラメル フラペチーノ」が登場した。同商品では、ホイップクリームを収めるドーム型の蓋と緑色のストローが初めて採用された[4]。
その後、フラペチーノはコーヒー以外の素材を使用した商品にも展開され、各国・地域の嗜好に合わせたフレーバーや、期間限定商品などが販売されるようになった。2025年にはスターバックスによる発売から30周年を迎えた[8]。
商品の特徴
種類と原材料
フラペチーノは、氷と各種材料をブレンダーで混合して作る飲料である。当初はコーヒーを中心とした商品であったが、その後、抹茶やバニラ、果実などを使用した商品も展開されている[1][2]。
コーヒーを使用した商品には、コーヒーの風味を主体とするもののほか、チョコレートやキャラメルなどを組み合わせたものがある。一方、コーヒーを使用しない商品には、クリーム系の材料、茶、果実などを使用したものがあり、原材料や風味は商品によって異なる[2]。
カスタマイズ
スターバックスでは、フラペチーノを含む飲料について、顧客の好みに応じたカスタマイズを提供している。カスタマイズには、ミルクの種類の変更、エスプレッソショットの追加、シロップやソースの追加などがある。利用できるカスタマイズの種類や条件は商品や販売地域によって異なる[1]。
日本における展開
日本では、1996年8月のスターバックス進出以降、コーヒーを使用した商品に加え、抹茶や果実などを使用したフラペチーノが展開されてきた。通年販売される定番商品のほか、季節限定商品や地域限定商品も発売されている[10][2]。
主な商品の歴史
2002年3月には、抹茶を使用した「抹茶 クリーム フラペチーノ」の販売が開始された。2003年には、イギリスのウィンブルドン選手権で知られるストロベリーとクリームの組み合わせをモチーフとした「ストロベリー クリーム フラペチーノ」が初めて発売された[11][12]。
2018年5月には、抽出したてのエスプレッソを使用した「エスプレッソ アフォガート フラペチーノ」が発売された。イタリアのデザートであるアフォガートから着想を得た商品で、リストレットショットとクリームなどを組み合わせている[13]。
主な期間限定商品
日本では、季節に合わせた果実や茶などを使用した期間限定商品が継続的に発売されている。
以下は、商品の特徴や発売経緯が公式資料で確認できる期間限定商品の例である。
| 発売年 | 商品名 | 概要 |
|---|---|---|
| 2014年 | ストロベリー ディライト フラペチーノ | ストロベリーソース、果肉、ストロベリーホイップクリームを使用した商品。2003年から展開されていたストロベリーフレーバーの一つとして発売された[12]。 |
| 2018年 | 加賀 棒ほうじ茶 フラペチーノ | 石川県の加賀棒ほうじ茶を使用した商品。日本の食文化を紹介する「STARBUCKS JAPAN WONDER PROJECT」の第1弾として発売された[14]。 |
| 2021年 | GO パイナップル フラペチーノ | 日本のスターバックスで初めてパイナップルを主なフレーバーとしたフラペチーノ。同年8月に発売された[15]。 |
| 2022年 | The メロン of メロン フラペチーノ | 赤肉メロンの果肉ソースなどを使用した商品。2023年には果肉ソースを増量した仕様で再発売された[16]。 |
| 2024年 | GOHOBI メロン フラペチーノ | 2022年から継続して展開されていたメロンフレーバーの3年目の商品。赤肉メロン果肉ソースと果汁入りジュレなどを使用した[17]。 |
地域限定商品
47 JIMOTO フラペチーノ
2021年6月30日、スターバックスの日本上陸25周年を記念した「47 JIMOTO フラペチーノ」が発売された。全国47都道府県のパートナー(従業員)が地域の特色や食文化などを取り入れた商品を考案し、各都道府県に対応する47種類のフラペチーノを、それぞれの地域の店舗で販売した[18]。
商品には、地域の特産品や郷土の食文化を反映したものなどがあり、例えば大阪府では「大阪 めっちゃ くだもん クリーム フラペチーノ」、愛知県では「愛知 でらうみゃ あんこコーヒー フラペチーノ」、茨城県では「茨城 メロン いがっぺ クリーミー フラペチーノ」が販売された[19]。
2022年8月には、前年に発売された47商品のうち、石川県、山梨県、沖縄県の商品を全国向けに再発売した[20]。
日本上陸30周年記念商品
2026年4月8日には、日本上陸30周年記念企画の第1弾として、「THE STAR フラペチーノ」が発売された。過去に販売されたフラペチーノの中から5種類のフレーバーを選び、材料や食感などを変更した商品として再構成したものである。対象商品は全国の店舗で販売されたが、各店舗で取り扱う商品は5種類のうち1種類のみとする販売方式が採用された[21]。
発売された5種類は以下のとおりである。
| 商品名 | 基になったフレーバー |
|---|---|
| THE フラペチーノ of メロン of メロン | メロン |
| THE フラペチーノ of フルーツ-オン-トップ-ヨーグルト with クラッシュ ナッツ | フルーツヨーグルト |
| THE フラペチーノ of コーヒー ジェリー | コーヒージェリー |
| THE フラペチーノ of 加賀 棒ほうじ茶 | 加賀棒ほうじ茶 |
| THE フラペチーノ of チャンキー クッキー | チャンキークッキー |
これらの商品は、全国のパートナーの意見を基に選定されたもので、過去の商品をそのまま再発売するのではなく、原材料やトッピングなどを変更して提供された[21]。
ボトル入り飲料
フラペチーノの名称は、店舗で提供されるブレンダーを使用した飲料だけでなく、ボトル入りのコーヒー飲料にも使用されている。
アメリカ合衆国では1996年、スターバックスとペプシコによる提携事業を通じて、ボトル入りフラペチーノの販売が開始された。店舗で販売されるブレンド飲料とは異なり、あらかじめ製造・容器詰めされた冷蔵飲料として小売店などで販売された[4]。
脚注
- 1 2 3 4 “日本上陸25周年を機におさらい。スターバックスにまつわるABC”. スターバックス ストーリーズ. スターバックス コーヒー ジャパン (2021年8月2日). 2026年10月12日閲覧。
- 1 2 3 4 “フラペチーノ®”. スターバックス コーヒー ジャパン. 2026年10月12日閲覧。
- 1 2 3 4 Janelle Nanos (2012年11月27日). “Back to the Grind: George Howell Coffee” (英語). Boston Magazine. 2026年10月12日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 Heidi Peiper (2025年6月30日). “Frappuccino is 30!” (英語). Starbucks Stories. 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “frappe | Etymology, origin and meaning of frappe by etymonline” (英語). www.etymonline.com. 2021年11月17日閲覧。
- 1 2 3 ジャネル・ナノス (2012年12月7日). “フラペチーノの物語: 冷たいコーヒー飲料が10億ドルの巨大企業になるまで” (英語). ボストン・マガジン. 2021年11月17日閲覧。
- ↑ Machlin, Sherri (2011-08-23) (英語). American Food by the Decades. ABC-CLIO. ISBN 978-0-313-37699-3
- ↑ “30 Years of Chill: Celebrating the Iconic Starbucks Frappuccino Blended Beverage” (英語). Starbucks Stories Asia (2025年7月7日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “栄養成分情報”. スターバックス コーヒー ジャパン. 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “沿革(2000年度以前)”. スターバックス コーヒー ジャパン. 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “沿革(2001~2005年度)”. スターバックス コーヒー ジャパン. 2026年10月12日閲覧。
- 1 2 “盛夏ならでは!スターバックスで人気のストロベリーを使ったリフレッシュメントフラペチーノ®”. スターバックス コーヒー ジャパン (2014年7月1日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “New Starbucks Coffee Journey #10 抽出したてのエスプレッソショットと、コク深い味わいのクリームでつくるほろ苦くて、ほろ甘い“大人のフラペチーノ®”『エスプレッソ アフォガート フラペチーノ®』誕生”. スターバックス コーヒー ジャパン (2018年5月8日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “「知らない日本に、ワクワクしよう。」STARBUCKS® JAPAN WONDER PROJECTスタート!黄金色に輝く“加賀 棒ほうじ茶”を豊かに用いた『加賀 棒ほうじ茶 フラペチーノ®』誕生”. スターバックス コーヒー ジャパン (2018年5月23日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “あふれる果実感が真夏にぴったり!スターバックス初登場のパイナップルテイスト!『GO パイナップル フラペチーノ®』と真夏の定番!ピーチがみずみずしい『GO ピーチ フラペチーノ®』が8月4日(水)発売”. スターバックス コーヒー ジャパン (2021年7月28日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “スターバックスのサマーシーズン第1弾スタート 大人気フレーバー“メロン”が果肉感をアップして登場!”. スターバックス コーヒー ジャパン (2023年4月5日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “究極をめざした3年目 “別格”なフラペチーノ® が登場!完熟メロンのようなみずみずしさを楽しめる『GOHOBI メロン フラペチーノ®』など4月10日(水)より発売”. スターバックス コーヒー ジャパン (2024年4月5日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “スターバックス日本上陸25周年第2弾!「地域・地元とつながる」地元のパートナーが地元のお客様への想いをこめた「47JIMOTOフラペチーノ®」が登場”. スターバックス コーヒー ジャパン (2021年6月23日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “スターバックス日本上陸25周年「地域・地元とつながる」「47 JIMOTO フラペチーノ® THANKS WEEK」2021年7月28日(水)から実施!”. スターバックス コーヒー ジャパン (2021年7月26日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “スターバックス サマーシーズン第3弾は「地域とのつながり」お客様の声とパートナーの声をもとに『JIMOTOフラペチーノ®』3種類が再登場!”. スターバックス コーヒー ジャパン (2022年7月30日). 2026年10月12日閲覧。
- 1 2 “スターバックス日本上陸30周年記念 歴代の名作フラペチーノ®が、進化して戻ってくる!”. スターバックス ストーリーズ. スターバックス コーヒー ジャパン (2026年4月2日). 2026年10月12日閲覧。
外部リンク
- フラペチーノ® - スターバックス コーヒー ジャパン
- Frappuccino Blended Beverages - Starbucks Coffee Company