マリリン・マンソン
| マリリン・マンソン | |
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2024年のライブでのマリリン・マンソン | |
| 基本情報 | |
| 出生名 | ブライアン・ヒュー・ワーナー |
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| 活動期間 | 1989年 - |
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| 公式サイト | MARILYN MANSON |
| 署名 | |
ブライアン・ヒュー・ワーナー (英: Brian Hugh Warner、1969年1月5日 - 、男性)は、マリリン・マンソン (英: Marilyn Manson) の名で知られるアメリカ合衆国のミュージシャン。自身の名を冠したロックバンド、マリリン・マンソンのリード・ボーカリスト。芸名は、マリリン・モンローとチャールズ・マンソンから取られている。
生い立ち
1969年1月5日、アメリカ・オハイオ州のカントンに生まれる。『マリリン・マンソン自伝 – 地獄からの帰還 – 』によると、父方はドイツ人とポーランド人を先祖に持つという。マンソンはインタビューで、父親はカトリック教徒で、母親は聖公会の信徒だったと記憶しており、自身は特定の教派に属さないキリスト教系の学校に通ったと語っている。[4]のちに転校し、1987年に高校を卒業した。
1990年頃に二年制大学でジャーナリズムと劇文学を専攻していた。その大学でバンドを結成することになる仲間らと出会い、バンド活動を始動。ジャーナリストの地位を目指して努力し、南フロリダの『ライフスタイル』や『25thパラレル』などの雑誌で音楽記事を書いて経験を積んだ。この頃にナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーなどと出会った。
音楽
1989年にアメリカ・フロリダ州にて「マリリン・マンソン&ザ・スプーキー・キッズ」を結成。1992年にこのバンド名を短縮し、「マリリン・マンソン」とした。
このバンドが1993年の夏にトレント・レズナーからの注目を受け、1994年〜マリリン・マンソンのデビューアルバムとしてナッシング・レコードより「ポートレイト・オブ・アン・アメリカン・ファミリー」を発売。1995年に「スメルズ・ライク・チルドレン」を発売したことで、バンドはカルト的な人気を獲得し始めた。1983年のユーリズミックスのヒット曲「スウィート・ドリームズ」をコンパクト盤でカバーした。トレント・レズナーと共同製作し、1996年に「アンチクライスト・スーパースター」を発売したことでより大きな成功を得た[5]。アメリカ単独でプラチナレコード(ゴールドディスク)に認定され、3枚のアルバムのうちの2枚がトップテンに入っている。
マンソンは初め、ジャック・オフ・ジルの設立者として働いた。バンド名を付けた彼はバンドの初期の記録作成を手伝い、『マイ・キャット』をギターで演奏した。南フロリダの大部分でショーを開いている[6]。
ラッパーのDMXのアルバム「フレッシュ・オブ・マイ・フレッシュ,ブラッド・オブ・マイ・ブラッド」[7]と、マンソンが立ち上げたレーベル「ポストヒューマン」で唯一活動していたゴッドヘッドのアルバム「2000イヤーズ・オブ・ヒューマン・エラー」のゲストパフォーマーとして出演している[8]。1993年に公開され、2007年に3D化された『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の音楽に使われているダニー・エルフマンの『ディス・イズ・ハロウィーン』をカバーしており、それは2008年発売のカバーアルバム『ナイトメア・リヴィズィテッド』に収録されている[9]。
インタースコープ・レコードとの関係終了後、2010年には、マリリン・マンソン名義の作品を自身のレーベルHell, etc.とクッキング・ヴァイナルの共同事業で発売する体制が発表された。マンソン側が完成原盤を用意し、クッキング・ヴァイナルが世界での流通・宣伝を担当するというものだった。[10]この体制で2012年に『ボーン・ヴィラン』を発表した。[11]
2010年代半ばには、映画音楽家のタイラー・ベイツと制作を共にするようになった。マンソンによれば、ベイツとはテレビドラマ『Californication』への出演を通じて知り合い、その後ともに楽曲を制作したという。[12]ベイツを共同制作者とする『ザ・ペイル・エンペラー』は2015年に発売された。[13]同作はHell, etc.からの作品で、流通にはロマ・ヴィスタが関わった。[14][15]
ベイツとの協働は、2017年の『ヘヴン・アップサイド・ダウン』にも続いた。[16]同年秋にニューヨーク公演中の舞台装置の倒壊で負傷し、その後の一部公演が延期された。[17]2019年にはヒューストンのAstroworld Festivalにも出演している。[18]
2020年には、シューター・ジェニングスと共作・共同プロデュースした『ウィー・アー・ケイオス』を発表した。[19][20]
2024年以降の活動
2021年2月、性的虐待をめぐる告発の後、マンソンとレコード会社のロマ・ヴィスタ・レコーディングスおよび芸能事務所CAAとの関係が終了した。マンソンは告発を否定している。[21]
2024年5月にニュークリア・ブラストとの契約が発表され、8月2日にはシングル「As Sick as the Secrets Within」を発表した。同日、ペンシルベニア州ハーシーで開幕したファイヴ・フィンガー・デス・パンチのツアーに出演し、約5年ぶりにコンサート活動を再開した。この公演には、ギターのタイラー・ベイツとリーバ・マイヤーズ、ベースのピギー・D、ドラムスのギル・シャローンが参加した。[22]復帰後の8月17日のシカゴ公演について、antiMusicのモーガン・クリフトンは、前回の同地公演と比較して好意的に評した。[23]
同年8月の「Raise the Red Flag」、9月の「Sacrilegious」に続き、11月22日には通算12作目のスタジオ・アルバム『One Assassination Under God - Chapter 1』をニュークリア・ブラストから発売した。同作の発売は9月27日に発表されており、[24][25]ベイツが共作者・共同プロデューサーとして参加した。[26]制作に先立っては、ベイツの勧めでボーカルコーチの指導を受けたという。ベイツは2026年9月のインタビューでこの経緯を説明し、指導の成果を高く評価している。[27]
2025年2月にはヨーロッパ・ツアーを行った。2月11日のミラノ公演を評したMetal Hammer Italiaのジャンフランコ・モネーゼは、活力あるパフォーマンスを評価する一方、終盤には歌声が多少弱まったと記している。[28]

2026年1月、ベイツはツアーへの参加を終了すると発表した。[26]3月にはパリ・ファッションウィーク期間中に開催されたEnfants Riches Déprimésの2026年秋冬コレクションのショーに出演し、最初のルックでランウェイに登場するとともに、語りによる導入(spoken introduction)を行った。[29]4月22日のカリフォルニア州ハイランド公演には、ベースのティム・スコルド、ギターのピギー・Dとニック・アニス、ドラムスのギル・シャローンが参加した。[30]
5月1日に発売されたFencesのシングル「Drugs Like You」には、ゲストボーカルとして参加した。[31]自身の作品では、6月12日に『One Assassination Under God - Chapter 2』の発売を発表し、先行シングル「Exit Wound」を公開した。[32]
8月7日に発売されたビリー・モリソンのアルバム『Hollow』では、「The Tailor」のボーカルを担当した。[33]続く8月14日には、ベイツが共作者・共同プロデューサーとして参加した『One Assassination Under God - Chapter 2』をニュークリア・ブラストから発売した。[34]8月20日にはロブ・ゾンビとの共同ヘッドライナー・ツアー「Freaks on Parade」が開幕し、[35]翌21日のタンパ公演にもスコルド、ピギー・D、アニス、シャローンが参加した。[36]
9月には、スリップノットの2027年「(sic)est Stadium Tour」への参加が発表され、2027年7月3日のロンドン・ウェンブリー・スタジアム公演に出演するほか、同年9月にはブラジル、アルゼンチン、チリ、ペルー、コロンビアでの5公演にサポートとして参加予定。[37]
映画とテレビ出演

マンソンはデイヴィッド・リンチの映画『ロスト・ハイウェイ』にて俳優としてデビュー。以来『パーティ★モンスター』、当時の婚約者であったローズ・マッゴーワン主演の『ハード・キャンディ』、アーシア・アルジェントの『サラ、いつわりの祈り』、『ブラッド』などといった作品にて、様々な脇役での出演および特別出演でその姿を見せた。
マイケル・ムーアの政治ドキュメンタリー『ボウリング・フォー・コロンバイン』にて扱われているコロンバイン高校銃乱射事件について、マンソンの曲が原因ではないかという申し立てがなされたことについて、ムーアのインタビューに答えた。『クローン・ハイ』というアニメに出演し、MTVの『セレブリティ・デスマッチ』にて、ショーの非公式の優勝者とマスコットに扮して参加している。クレイアニメによる操り人形を用いて声を演じ、サウンドトラックアルバムに「アストニッシング・パノラマ・オブ・ジ・エンドタイムズ」を寄贈している。
2005年7月、マンソンはローリング・ストーンに「俺は音楽から映画製作に焦点を移してきた。現在、世界が音楽に価値があるとみなしてるとは思わない。もはやほかの人間による芸術;特にレコード会社を反映したものは作りたくない。自分の芸術を作りたい」と述べた。俳優のジョニー・デップは、映画『チャーリーとチョコレート工場』にてウィリー・ウォンカ役として出演した際に、マンソンのパフォーマンスにひらめきを得て演技に利用した。マンソンは映画のウィリーウォンカ役のデップの演技に興味を示した[38]。
2007年7月には、ルイス・キャロルを題材とする映画『ファンタズマゴリア:ザ・ビジョンズ・オブ・ルイス・キャロル』で監督・主演・音楽を担当する計画が報じられた。マンソンは、撮影をツアー終了後に延期したと説明していた[39]。
音楽制作と並行してテレビドラマにも出演し、2014年には『サンズ・オブ・アナーキー』の最終シーズンにRon Tully役で継続出演。[40][12]2016年には『Salem』の第3シーズンにThomas Dinley役で出演した。[41]
映画では『Let Me Make You a Martyr』にも出演し、Pope役を演じた。[42]
芸術活動
2002年、ロサンゼルスで初の水彩画展「The Golden Age of Grotesque」を開催した。[43]
2004年9月14日から翌15日にかけて、フランスのパリおよびドイツのベルリンにて、2回目の展示会が開かれた。展示品の中心の題名でもある『Trismegistus』と名付けられた展示会では、大きな3つの頭のキリストが、持ち運び可能な死体防腐処理テーブルのアンティーク木材の羽目板に描かれている。マンソンは自身の芸術運動を「セレブリタリアン・コーポレーション」と称した。この運動のために「俺たちはそこにいる奴らに(俺たちの)恐れを売る」という標語を作った。2005年、マンソンは「セレブリタリアン・コーポレーション」が正確には1998年に何らかの形で始まっており、7年間培養させていたことを示している、と述べた[44]。
「セレブリタリアン・コーポレーション」は、3度目の展示会が開催された米国のロサンゼルスにあるマンソンの美術館と同名であり、「セレブリタリアン・コーポレーション・ギャラリー・オブ・ファイン・アート」と呼んだ。2007年4月2日から17日にかけて、彼の最近の作品がフロリダ州のある美術館に展示されている。この展示会での40作品はドイツケルンのブリギッテ・シェンクという美術館へと移されたうえで、2007年6月28日から2007年7月28日にかけて公的に展示された。マンソンは展示会の初日の夜に出席するために同地にいたが、ケルン大聖堂への入場を拒絶された。化粧が原因だったが、別の情報源では複数の理由が挙げられた[45]。
2010年にウィーンのKunsthalle Wienで開かれた「Genealogies of Pain」展で絵画を展示し、デイヴィッド・リンチの短編映画とともに紹介された。[46][47]
ビデオゲーム
マンソンは、『エリア51』というビデオゲームにて、「エドガー」という名の宇宙人役として出演している。『クルシ・フィクション・イン・スペース』という楽曲は『ダークネス』というゲームのコマーシャルにて使用された。テレビゲーム『セレブリティ・デスマッチ』には、マンソンをモデルとするキャラクターが登場する。[48] 2003年に彼がサウンドトラックにレコーディングした歌が使われている。『ユーズ・ユア・フィスト・アンド・ノット・ユア・マウス』という楽曲は、ゲーム『コールド・フィアー』ならびに『スポーン:アルマゲドン』にクレジット名で入っている。『Arma-Goddamn-Motherfuckin-Geddon』という楽曲はゲーム『Saints Row: The Third』に使用された。
アブサン
マンソンは、スイスの蒸留業者Matter-Luginbühl AGなどとアブサン「Mansinthe」の開発に参加し、同製品は2007年に発売された。2008年のサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションでは金賞を受賞した。[49]
私生活

マンソンは、のちに結婚することになるディタ・フォン・ティースと関係ができる前に、ミッシェル・グリーンバーグと関係があった[50]。女優のローズ・マッゴーワンと婚約していた。自身のサイン入りの黒革のパンツを穿くというマンソンのコメントをメディアが発表[51]したのち、動物の権利の愛護団体・動物の倫理的扱いを求める人々の会が、『ワースト・ドレス・セレブリティズ’2008』にマンソンを加えた[52]。
ディタ・フォン・ティースとの結婚
2005年12月、ディタ・フォン・ティースとアイルランドで結婚式を挙げた。[53]結婚式の写真は、雑誌『ヴォーグ』2006年3月号の「The Bride Wore Purple」に掲載された。[54]
離婚

2006年12月30日、ディタ・フォン・ティースは「和解しがたい不和」のために離婚を申請した[55]。2007年1月には、マンソンと女優のエヴァン・レイチェル・ウッドの交際が報じられた。[56]ディタ・フォン・ティースはサンデー・テレグラフのインタビューで、「彼は私が協力的ではないという印象を受けたようだけれど、真実は、私が彼の生き方の支えにはならなかった。誰かほかの人と一緒だった」[57]と述べた。離婚の審判は、2007年12月27日にアメリカ・ロサンゼルスの上級裁判所に託された[58]。 2009年には、ポルノ女優ストーヤとの恋愛沙汰が報じられた[59]。
リンジー・ウシッチとの結婚
2020年、写真家のリンジー・ウシッチと結婚した。[60]
性的虐待告発
2021年2月、元交際相手のエヴァン・レイチェル・ウッドがマンソンから虐待を受けたと公表し、ほかの4人の女性も虐待を告発した。これを受け、ロマ・ヴィスタ・レコーディングスはアルバムの宣伝を停止し、今後のプロジェクトでマンソンと提携しないと発表した[61]。マンソンは声明で告発を否定し、親密な関係はいずれも合意に基づくものだったと主張した[62]。
同月、元妻のディタ・フォン・ティースは、公表された内容は自身がマンソンと交際していた7年間の経験とは異なるとする声明を発表した。また、別れた理由として不倫と薬物乱用を挙げた[63][62]。
2021年、ロサンゼルス郡保安官事務所は、マンソンに対する虐待の申し立てについて捜査を開始した[64]。
2022年3月、マンソンはウッドの告発が虚偽であり自身のキャリアを損なったと主張し、名誉毀損でウッドを提訴した[65]。2023年に訴えの多くが退けられた後、2024年11月、マンソンは残る請求と控訴を取り下げ、ウッドの弁護士費用約32万7000ドルを支払うことに合意した[66]。
2025年1月24日、ロサンゼルス郡地方検事局は、ドメスティックバイオレンスおよび性的暴行の申し立てに関する約4年間の捜査を終え、起訴しないと発表した。同局は、ドメスティックバイオレンスの申し立ては時効により訴追できず、性的暴行については合理的な疑いを超える立証ができないと説明した[67][64]。
訴訟
1997年に元ギタリストのデイジー・バーコウィッツが、「アンチクライスト・スーパースター」を含む期間までの自身のバンドへの貢献に対して未払いである著作権使用料を求めて、マンソンを告訴した。この案件は1998年に決着したが、どうなったのかは明らかにされていない。
2000年のミネアポリス公演での行為について、警備員デイヴィッド・ディアスは、マンソンから暴行を受けたとして民事訴訟を起こした。2003年9月、連邦裁判所の陪審はマンソンに有利な評決を下した。[68]
2001年7月のミシガン州での公演中の警備員への行為をめぐる刑事手続では、当初の性的行為に関する訴因は退けられ、マンソンは2002年に暴行と秩序を乱す行為について不抗争の答弁を行い、罰金と訴訟費用の合計4000ドルの支払いを命じられた。[69]同公演の警備員ヨシュア・キースラーが性的暴行と故意に精神的苦痛を与えたことを理由に起こした民事訴訟は、2004年1月に和解により終結した。和解条件は公表されなかった。[69]
2002年4月、前年に交通事故で死亡したジェニファー・サイムの母親マリア・セント・ジョンは、マンソンが娘に薬物を与えたうえで運転を指示したと主張し、損害賠償を求める民事訴訟を起こした。マンソンは責任を否定し、サイムは運転手により安全に帰宅した後、自分の車を運転したと声明で説明した。[70]
2007年8月、元メンバーのスティーブン・ビール(マドンナ・ウェイン・ゲイシー)は、給与などの未払いを理由に、マンソンに2000万ドルの損害賠償を求める訴訟を起こした[71]。同年12月19日、マンソンはビールが録音や公演、宣伝活動への参加などの義務を果たしていなかったと主張し、反訴した[71]。
2009年12月、両者が和解に合意したことが報じられた[72]。
音楽性
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その音楽は専らハードロックやインダストリアル・メタル、オルタナティヴ・ロックに分類されるが、ポップな要素を多く含んでいる。また、アルバムごとに全くといっていいほど音楽性を変える。歌詞には、その独自の世界観と哲学を反映させている。その音楽性や哲学、カリスマ性はジャンルを問わず、国内外のアーティストに影響を与えている。
ライブツアーには非常に精力的で、大規模な仕掛けや趣向を凝らした演出を欠かさない。紋章入りの真っ赤なたれ幕と黒焦げの星条旗の前で、ナチスさながらに壇上で歌い叫ぶなどといったことを行う。聖書を破り捨てるなどの演出から、ライブ会場の前にてキリスト教の団体による抗議デモが見られることが珍しくない。ヨーロッパでのツアーでは豚の血を会場に撒くなどの過激な演出でマスコミからのバッシングも受けた。
影響
キッス、デヴィッド・ボウイ、ビートルズ、クイーン、ドアーズ、モトリー・クルー、デペッシュ・モード、ゲイリー・ニューマン、ウルトラヴォックス、ザ・キュアー、スキニー・パピー、ミスフィッツ、ジェーンズ・アディクション、タイプ・オー・ネガティヴ、ホワイト・ゾンビ、オジー・オズボーン、アイアン・メイデン、アリス・クーパーなどといった様々なジャンルの音楽から影響を受けている[73] 。その中でもボウイは別格の存在であり、『Ashes to Ashes』のミュージック・ビデオを「何度見ても色あせることはない」と絶賛している。「ポートレート・オブ・アン・アメリカン・ファミリー」に、収録されている"ドープ・ハット"のプロモーション・ビデオは『夢のチョコレート工場』から影響を受けたものとされている。
カバー・楽曲提供
ユーリズミックスの『スウィート・ドリームズ(アー・メイド・オブ・ディス)』に代表されるように、マンソンはほかのアーティストの曲のカヴァーも精力的に取り上げている。
- Rock N' Roll Nigger(パティー・スミス)
- Personal Jesus(デペッシュ・モード)
- Tainted Love(ソフト・セル)
- This is Halloween(ナイトメアー・ビフォア・クリスマス)
- I Put a Spell on You(スクリーミン・ジェイ・ホーキンス)
- Five to One(ドアーズ)
- Highway to Hell, Shoot to Thrill(AC/DC)
- Working Class Hero(ジョン・レノン)
- KKK Took My Baby Away(ラモーンズ)
- Suicide Is Painless(Johnny Mandel)
- sweet dreams(ユーリズミックス)
「ロック・イズ・デッド」を映画『マトリックス』に、「ディス・イズ・ザ・ニュー・シット」を映画『マトリックス・リローデッド』に、「レディーマー」を映画『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』に、「ディスポーザブル・ティーンズ」を映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』に、「ザ・ファイト・ソング」「レジデント・エビル・メイン・タイトル・テーマ」「セイジャー・オブ・パワー」「リユニオン」「クレンジング」を映画『バイオハザード』に、「ロング・ハード・ロード・アウト・オブ・ヘル」を映画『スポーン (映画)』に、「ザ・ラ・ラ・ソング」を映画『パーティ★モンスター』に、「イレスポンシブル・ヘイト・アンセム」を映画「ソウ2」に、「ユー・アンド・ミー・アンド・ザ・デビル・メイクス・スリー」を映画『バイオハザードIII』に提供するなど、映画への楽曲提供も行っている。
マリリン・マンソンとキリスト教
マンソンには常に反キリスト的(つまり悪魔的)イメージが付きまとう。反キリスト教イメージを持つアーティストは少なからず存在するが、ここまでそのイメージが定着しているアーティストは少ない。それを決定付けたのが、セカンドアルバム『アンチクライスト・スーパースター』の発表である。これ以後マンソンは「アンチクライスト・スーパースター」という別名で呼ばれるようになった。しかしマンソン自身は、単なるキリスト教批判ではないと主張している。「ディスポーザブル・ティーンズ」という楽曲の中で「俺は本当の神を憎んだことは一度もないが、人々が信じる神は大嫌いだ」と歌っているのはその一例である。
『Holy Wood : In the Shadow of the Valley of Death』の発表や、その後の「Guns, God, Government Tour」では政府、銃問題に加え、アメリカに蔓延する狂信的なキリスト教原理主義に対する反抗をテーマとした。マンソン自身、高校生の頃にダーウィンやニーチェ、フロイトを読んでいたことも影響している。とりわけニーチェの著作「反キリスト者」(1889年)から受けた影響は大きい。
コロンバイン高校銃乱射事件を巡って
1999年4月20日のコロンバイン高校銃乱射事件後、マンソンとその音楽は、犯人に影響を与えたとして批判の対象となった。[74]
これに対しマンソンは、同年の『ローリング・ストーン』への寄稿で、事件の責任を特定の人物に求める風潮や、加害者を著名人のように扱う報道を批判した。[74]
2002年公開のドキュメンタリー映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』では、監督のマイケル・ムーアのインタビューに応じた。コロンバインの生徒たちや地域の人々に何を伝えるかと尋ねられ、マンソンは、自分から何かを語るのではなく、彼らの話を聞くと答えた。[75]
嗜好
ステーキ、コーンフレーク、砂糖が入ったものを好んで食べる。 かつてはワインを好み、特にアブサン酒を愛飲していた。コーヒーを飲まない。
2024年4月、ファイヴ・フィンガー・デス・パンチのゾルタン・バソリーは、マンソンが断酒・薬物断ちを続けていると述べ、[76]2026年1月5日には、誕生日を祝う場でマンソン自身も5年間にわたり断酒・薬物断ちを続けていると語った。[77]
ディスコグラフィ
アルバム
- 『ポートレイト・オブ・アン・アメリカン・ファミリー』 - Portrait of an American Family (1994年)
- 『スメルズ・ライク・チルドレン』 - Smells Like Children (1995年) ※EP
- 『アンチクライスト・スーパースター』 - Antichrist Superstar (1996年)
- 『メカニカル・アニマルズ』 - Mechanical Animals (1998年)
- 『ザ・ラスト・ツアー・オン・アース』 - The Last Tour on Earth (1999年) ※ライブ
- 『ホーリー・ウッド〜イン・ザ・シャドウ・オブ・ザ・ヴァリー・オブ・デス』 - Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death) (2000年)
- 『ザ・ゴールデン・エイジ・オブ・グロテスク』 - The Golden Age of Grotesque (2003年)
- 『イート・ミー、ドリンク・ミー』 - Eat Me, Drink Me (2007年)
- 『ザ・ハイ・エンド・オブ・ロウ』 - The High End of Low (2009年)
- 『ボーン・ヴィラン』 - Born Villain (2012年)
- 『ザ・ペイル・エンペラー』 - The Pale Emperor (2015年)
- 『ヘヴン・アップサイド・ダウン』 - Heaven Upside Down (2017年)
- 『ウィー・アー・ケイオス』 - We Are Chaos (2020年)
- One Assassination Under God - Chapter 1 (2024年)[25]
- One Assassination Under God - Chapter 2 (2026年)[34]
書籍
- 『マリリン・マンソン自伝 – 地獄からの帰還 – 』(The Long Hard Road Out of Hell) マリリン・マンソン&ニール・ストラウス/村上ひさし訳 シンコーミュージック 1998年12月 ISBN 4401621891
- 『マリリン・マンソンの言葉』 チャック・ウェイナー/村上ひさし訳 シンコーミュージック 2000年9月 ISBN 4401616561
- 『解剖―マリリン・マンソン神話の構造』 ガヴィン・バドレー/古田智佳子訳 アップフロントブックス 2002年1月 ISBN 484701426X
脚注
出典
- 1 2 3 Brian Warner | Credits - オールミュージック. 2021年5月27日閲覧。
- 1 2 “Marilyn Manson: Biography”. Rolling Stone. RealNetworks, Inc.. 2007年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月27日閲覧。
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外部リンク
- MARILYN MANSON - WE ARE CHAOS
- MARILYN MANSON UNIVERSAL MUSIC 日本公式サイト
- Marilyn Manson (@marilynmanson) - X(旧Twitter)