国際結婚

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国際結婚(こくさいけっこん)とは、国籍を異にする者の結婚(婚姻)[1]。

日本での国際結婚

国際結婚をした「外国人」は、外国籍を有し続ける場合もあれば、後に帰化する場合もある。婚姻によって特別帰化(簡易帰化)の要件が満たされれば、居住要件の緩和、20歳未満での帰化が可能となる。詳しくは「帰化」を参照。

従来、日本人と外国人が結婚した場合、住民票に外国籍の配偶者や子(日本国籍との重国籍の場合を除く)が記載されない、つまり日本人と外国人が同一世帯に属することを証する書類が存在しない、という問題点があったが、平成24年7月9日「住民基本台帳法の一部を改正する法律」が施行され、住民票にも外国人が記載されるようになり、このような問題は解消している。ただし、婚姻手続きについては、居住地の役所(市区町村役場)に婚姻届を提出すれば手続きが完了する日本人同士の婚姻手続きの場合(本籍地以外の場合は戸籍謄本・戸籍抄本が必要)とは比較にならないほど、多大な手数を要する。

具体的には、相手国の役所や、相手国の在日大使館・総領事館との手続きや、日本および相手国の発行・証明する各種書類(婚姻要件具備証明書など)の準備、地方入国管理局への在留資格の変更手続きなど、煩雑かつ多くの手続きが必要となり、手続き完了までに数ヶ月以上を要するケースが多い。

国際結婚と準拠法

ここでは、日本の国際私法に基づいて説明する。

婚姻の成立

婚姻の成立は、各当事者につき、その本国法による(法の適用に関する通則法(以下通則法という。)24条1項[2][3]。

例えば日本人男性(20歳)と外国人女性(16歳)が結婚する場合、日本法の婚姻適齢は男性の場合は18歳以上であるが、結婚相手である女性の国の法における女性の婚姻適齢が18歳以上の場合は、婚姻が成立しない事になる[3]。

婚姻の方式

婚姻の方式は、婚姻挙行地または当事者の一方の本国法による。ただし、配偶者の一方が日本人で日本で婚姻を挙行する場合は日本法によらなければならない(通則法24条2項、3項)[3]。

ここでいう、婚姻の方式とは婚姻を有効に成立させるための手続のことをさし、日本では婚姻届の提出をさし、他国では儀式婚や宗教婚などがあたる場合がある[3]。

婚姻の効力

婚姻の効力は、夫婦の本国法が同一のときはその法により、その法が無い場合は夫婦の常居所地法が同一の場合はその法により、そのいずれも無いときはその夫婦の最密接関係地法による(通則法25条)[3]。

夫婦財産制

夫婦財産制についても25条が準用される(通則法26条)[3]。

夫婦がその署名した書面で日付を記載した書面により、次に掲げる法のうちいずれの法によるべきか定めたときは、夫婦財産制はその法による[3]。ただし将来効は有しない[3]。(通則法26条1項)

  1. 夫婦の一方が国籍を有する国の法
  2. 夫婦の一方の常居所法
  3. 不動産に関する夫婦財産制については、その不動産の所在地法

夫婦の氏

国際結婚の場合、1984年に国籍法が改正され、夫婦別姓と同姓から夫婦の氏を選択できるようになった。これについては、日本人同士で夫婦別姓を選択できないのは不公平である、と訴訟を提起されている[4][5]。

日本人が外国人配偶者の名字を使用する場合、婚姻成立後6か月以内に市区町村役場に氏の変更届を提出する必要がある[6]。また、外国人配偶者が日本人の名字を名乗りたい場合は、通称名を市区町村役場に届け出る必要がある[4]。

国際結婚の歴史

1872年に英国で行われた長州藩のイギリス留学生南貞助とイギリス人女性ライザ・ピットマンとの結婚が翌1873年6月3日に日本政府太政官に許可されたことで、これが日本における法律上の国際結婚第一号であるとされる(のち離婚)。ただし、南より先の1869年に尾崎三良が英国においてイギリス女性と法的に婚姻している(日本での届け出は1880年)[7]。また、南夫婦の4日後にも英国人W.H.フリーム(共立学校英語教師)と北川静(士族の娘)の結婚が太政官により許可されている(フリームはすでに別の女性との結婚を英国に届け出ており、静との結婚は英国へは未届け)[8]。南貞助と同じ船で明治4年(1871年)に渡欧した北白川宮能久親王一行には国際結婚が多く、親王自らもドイツ貴族と現地で結婚(日本で不許可)したほか、随行した松野礀、井上省三、北尾次郎、山崎喜都真(パピール・ファブリック工場長)がドイツ女性と結婚した。

日本における日本人と外国人との実質的な結婚はそれ以前よりも行われていたが、公的には慶応3年(1867年)に江戸幕府が条約締結国の国民と日本人との結婚を許可する旨を通告、明治6年(1873年)に明治政府が日本最初の国際結婚に関する法律である内外人婚姻規則(太政官布告第103号)を公布した[7]。公布から明治30年までの24年間に日本政府が許可した国際結婚の数は265件ほどと推計されている[7]。結婚相手の国籍はイギリスと清(中国)とで半数を超え、ドイツ、アメリカ、フランスなどがそれに続いた[7]。当時の著名人では、三宮義胤、飯塚納、松野礀、軽業師の鳥潟小三吉、青木周蔵、フランシス・ブリンクリー、伊東義五郎、新渡戸稲造、長井長義、陸奥廣吉、堀口九萬一、小林米珂、快楽亭ブラック、ジョサイヤ・コンドル、チャールズ・ルジャンドル、ニール・ゴードン・マンロー、エドワード・ガントレット、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)[注 1]等が挙げられる。ロバート・W・アーウィンと武智イキの結婚(1882年)は日米両国で正式に法的に認められた日米国際結婚と言われる[9]。

20世紀前半も来栖三郎、寺崎英成、東郷茂徳、鈴木鎮一、小野俊一・アンナ夫妻、鈴木大拙・ベアトリス夫妻といった、赴任先で外国人女性と出会い国際結婚する事例などが続いた。

第二次世界大戦中、国際結婚で日本に在住していた欧米系外国人らは、日本国民から敵国人として見做され差別されることを免れるために、軽井沢を中心とする外国人が多く集まっていた地域に避難した[10]。

大戦終結後の昭和20年代、「国際結婚第1号」と称された三浦光子を含め[11]、国内に駐留する連合国軍の軍人に嫁ぐ「戦争花嫁」と称される女性たちが現れたが、外国人男性と結婚をした日本人女性は様々な軽蔑や非難をされ外国に移住する者もいた[12][13][14]。また、婚姻関係が破綻したり不幸な結果に陥る事例を挙げて国際結婚の是非が問われる風潮も見られ、三浦光子、岸恵子、淡路恵子、雪村いづみ、山口淑子のような著名人も最終的に離婚している[11]。

1980年代に入り、豊かな先進国である日本に出稼ぎをする外国人女性が増加した。一方で東北地方等の農村などは結婚相手が不足してしばしばマスメディアで取り上げられ、「嫁不足」とまで形容された。これを受け、農協や自治体が牽引役となり、外国人女性の結婚相手を求める動きが活発になり、特にフィリピン人女性や中国人女性等との「お見合いツアー」が多数行われた[15]。

バブル景気崩壊後も国際結婚は増加基調にあったが、2006年以降は減少しつつある[16]。2023年の国際結婚総数は18,475件と、最も多かった2006年の44,701件から約59%減少している。この減少は、特に日本人男性と外国人女性の結婚で顕著であり、2006年比で67%減少している。日本人女性と外国人男性の結婚は23%の減少に留まっており、婚姻全体が大きく減少しているなかで、比率が高まっている。

統計

日本における(日本在住)日本人の国際結婚

出典: 厚生労働省[17]

総数 夫妻の一方
が外国人
夫日本人・妻外国人 妻日本人・夫外国人
1965年 4,156 1,067 3,089
1970年 5,546 2,108 3,438
1971年 5,590 2,350 3,240
1972年 5,996 2,674 3,322
1973年 6,193 2,849 3,344
1974年 6,359 3,177 3,182
1975年 6,045 3,222 2,823
1976年 6,322 3,467 2,855
1977年 6,071 3,501 2,570
1978年 6,280 3,620 2,660
1979年 6,731 3,921 2,810
1980年 7,261 4,386 2,875
1981年 7,757 4,813 2,944
1982年 8,956 5,697 3,259
1983年 10,451 7,000 3,451
1984年 10,508 6,828 3,680
1985年 12,181 7,738 4,443
1986年 12,529 8,255 4,274
1987年 14,584 10,176 4,408
1988年 16,872 12,267 4,605
1989年 22,843 17,800 5,043
1990年 25,626 20,026 5,600
1991年 25,159 19,096 6,063
1992年 25,862 19,423 6,439
1993年 26,657 20,092 6,565
1994年 25,812 19,216 6,596
1995年 27,727 20,787 6,940
1996年 28,372 21,162 7,210
1997年 28,251 20,902 7,349
1998年 29,636 22,159 7,477
1999年 31,900 24,272 7,628
2000年 36,263 28,326 7,937
2001年 39,727 31,972 7,755
2002年 35,879 27,957 7,922
2003年 36,039 27,881 8,158
2004年 39,511 30,907 8,604
2005年 41,481 33,116 8,365
2006年 44,701 35,993 8,708
2007年 40,272 31,807 8,465
2008年 36,969 28,720 8,249
2009年 34,393 26,747 7,646
2010年 30,207 22,843 7,364
2011年 25,934 19,022 6,912
2012年 23,657 17,198 6,459
2013年 21,489 15,443 6,046
2014年 21,131 14,999 6,132
2015年 20,984 14,815 6,169
2016年 21,189 14,858 6,331
2017年 21,464 14,799 6,665
2018年 21,852 15,060 6,792
2019年 21,919 14,911 7,008
2020年 15,452 9,229 6,223
2021年 16,496 9,814 6,682
2022年 17,685 10,907 6,778
2023年 18,475 11,779 6,696
2024年 18,420 11,517 6,903

夫日本人・妻外国人

出典: [17]

総数 妻外国人 大韓民国の旗 韓国+
朝鮮の旗 朝鮮(朝鮮籍)
中華人民共和国の旗 中国 フィリピンの旗 フィリピン タイ王国の旗 タイ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 イギリスの旗 イギリス ブラジルの旗 ブラジル ペルーの旗 ペルー その他の国
1965年 1,067 843 121 … … 64 … … … 39
1970年 2,108 1,536 280 … … 75 … … … 217
1971年 2,350 1,696 325 … … 97 … … … 232
1972年 2,674 1,785 445 … … 102 … … … 342
1973年 2,849 1,902 410 … … 122 … … … 415
1974年 3,177 2,047 477 … … 142 … … … 511
1975年 3,222 1,994 574 … … 152 … … … 502
1976年 3,467 2,049 646 … … 163 … … … 609
1977年 3,501 1,990 635 … … 196 … … … 680
1978年 3,620 2,110 655 … … 172 … … … 683
1979年 3,921 2,224 751 … … 183 … … … 763
1980年 4,386 2,458 912 … … 178 … … … 838
1981年 4,813 2,585 1,032 … … 219 … … … 977
1982年 5,697 2,903 1,345 … … 225 … … … 1,224
1983年 7,000 3,391 1,864 … … 269 … … … 1,476
1984年 6,828 3,209 1,704 … … 234 … … … 1,681
1985年 7,738 3,622 1,766 … … 254 … … … 2,096
1986年 8,255 3,515 1,841 … … 218 … … … 2,681
1987年 10,176 4,405 1,977 … … 235 … … … 3,559
1988年 12,267 5,063 2,234 … … 234 … … … 4,736
1989年 17,800 7,685 3,291 … … 211 … … … 6,613
1990年 20,026 8,940 3,614 … … 260 … … … 7,212
1991年 19,096 6,969 3,871 … … 243 … … … 8,013
1992年 19,423 5,537 4,638 5,771 1,585 248 99 645 138 762
1993年 20,092 5,068 4,691 6,394 1,926 244 89 625 166 889
1994年 19,216 4,851 4,587 5,999 1,836 241 90 590 146 876
1995年 20,787 4,521 5,174 7,188 1,915 198 82 579 140 990
1996年 21,162 4,461 6,264 6,645 1,760 241 88 551 130 1,022
1997年 20,902 4,504 6,630 6,035 1,688 184 90 488 156 1,127
1998年 22,159 5,143 7,036 6,111 1,699 215 65 417 138 1,335
1999年 24,272 5,798 7,810 6,414 2,024 198 81 333 128 1,486
2000年 28,326 6,214 9,884 7,519 2,137 202 76 357 145 1,792
2001年 31,972 6,188 13,936 7,160 1,840 175 93 347 142 2,091
2002年 27,957 5,353 10,750 7,630 1,536 163 85 284 126 2,030
2003年 27,881 5,318 10,242 7,794 1,445 156 65 295 139 2,427
2004年 30,907 5,730 11,915 8,397 1,640 179 64 256 137 2,589
2005年 33,116 6,066 11,644 10,242 1,637 177 59 311 121 2,859
2006年 35,993 6,041 12,131 12,150 1,676 215 79 285 117 3,299
2007年 31,807 5,606 11,926 9,217 1,475 193 67 288 138 2,897
2008年 28,720 4,558 12,218 7,290 1,338 215 59 290 116 2,636
2009年 26,747 4,113 12,733 5,755 1,225 179 56 273 93 2,320
2010年 22,843 3,664 10,162 5,212 1,096 223 51 247 90 2,098
2011年 19,022 3,098 8,104 4,290 1,046 202 53 239 95 1,895
2012年 17,198 3,004 7,166 3,517 1,089 179 52 209 80 1,902
2013年 15,443 2,734 6,253 3,118 981 184 38 212 70 1,853
2014年 14,999 2,412 6,019 3,000 965 202 50 221 80 2,050
2015年 14,815 2,268 5,731 3,072 939 199 44 278 83 2,201
2016年 14,858 2,031 5,531 3,371 971 246 55 216 87 2,350
2017年 14,799 1,836 5,121 3,630 976 235 58 291 98 2,554
2018年 15,060 1,779 5,030 3,676 988 266 66 302 109 2,844
2019年 14,911 1,678 4,723 3,666 986 286 52 318 103 3,099
2020年 9,229 1,300 2,393 1,955 637 240 55 247 92 2,310
2021年 9,814 1,284 3,072 1,780 639 225 53 244 89 2,428
2022年 10,907 1,224 2,937 2,355 737 236 52 255 93 3,018
2023年 11,779 1,232 3,308 2,748 795 268 58 267 90 3,013
2024年 11,517 1,177 3,287 2,460 824 265 62 271 111 3,060

妻日本人・夫外国人

出典: [17]

年次 夫外国人 大韓民国の旗 韓国+
朝鮮の旗 朝鮮(朝鮮籍)
中華人民共和国の旗 中国 フィリピンの旗 フィリピン タイ王国の旗 タイ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 イギリスの旗 イギリス ブラジルの旗 ブラジル ペルーの旗 ペルー その他の国
1965年 3,089 1,128 158 … … 1,592 … … … 211
1970年 3,438 1,386 195 … … 1,571 … … … 286
1971年 3,240 1,533 194 … … 1,252 … … … 261
1972年 3,322 1,707 237 … … 1,010 … … … 368
1973年 3,344 1,674 238 … … 1,024 … … … 408
1974年 3,182 1,743 229 … … 790 … … … 420
1975年 2,823 1,554 243 … … 631 … … … 395
1976年 2,855 1,564 229 … … 604 … … … 458
1977年 2,570 1,390 197 … … 539 … … … 444
1978年 2,660 1,500 198 … … 601 … … … 361
1979年 2,810 1,597 189 … … 598 … … … 426
1980年 2,875 1,651 194 … … 625 … … … 405
1981年 2,944 1,638 235 … … 630 … … … 441
1982年 3,259 1,809 285 … … 665 … … … 500
1983年 3,451 1,901 296 … … 734 … … … 520
1984年 3,680 2,021 300 … … 751 … … … 608
1985年 4,443 2,525 380 … … 876 … … … 662
1986年 4,274 2,330 349 … … 896 … … … 699
1987年 4,408 2,365 432 … … 947 … … … 664
1988年 4,605 2,535 431 … … 888 … … … 751
1989年 5,043 2,589 614 … … 946 … … … 894
1990年 5,600 2,721 708 … … 1,091 … … … 1,080
1991年 6,063 2,666 789 … … 1,292 … … … 1,316
1992年 6,439 2,804 777 54 13 1,350 168 152 56 1,065
1993年 6,565 2,762 766 58 22 1,381 220 146 81 1,129
1994年 6,596 2,686 695 46 17 1,445 190 147 74 1,296
1995年 6,940 2,842 769 52 19 1,303 213 162 66 1,514
1996年 7,210 2,800 773 56 25 1,357 234 199 58 1,708
1997年 7,349 2,674 834 61 31 1,374 225 233 99 1,818
1998年 7,477 2,635 787 81 38 1,299 240 204 122 2,071
1999年 7,628 2,499 836 101 64 1,318 228 222 123 2,237
2000年 7,937 2,509 878 109 67 1,483 249 279 124 2,239
2001年 7,755 2,477 793 83 55 1,416 267 243 135 2,286
2002年 7,922 2,379 814 104 45 1,488 317 231 137 2,407
2003年 8,158 2,235 890 117 62 1,529 334 265 125 2,601
2004年 8,604 2,293 1,104 120 75 1,500 339 268 122 2,783
2005年 8,365 2,087 1,015 187 60 1,551 343 261 123 2,738
2006年 8,708 2,335 1,084 195 54 1,474 386 292 115 2,773
2007年 8,465 2,209 1,016 162 68 1,485 372 341 127 2,685
2008年 8,249 2,107 1,005 165 51 1,445 363 322 133 2,658
2009年 7,646 1,879 986 156 58 1,453 367 290 90 2,367
2010年 7,364 1,982 910 138 38 1,329 316 270 100 2,281
2011年 6,912 1,837 850 130 45 1,375 292 299 106 1,978
2012年 6,459 1,823 820 139 33 1,159 286 273 92 1,834
2013年 6,046 1,689 718 105 31 1,158 247 286 107 1,705
2014年 6,132 1,701 776 118 27 1,088 236 329 117 1,740
2015年 6,169 1,566 748 168 36 1,127 235 344 115 1,830
2016年 6,331 1,628 790 151 32 1,059 248 315 95 2,013
2017年 6,665 1,690 812 216 40 1,074 222 325 131 2,155
2018年 6,792 1,641 847 269 29 1,061 239 346 89 2,271
2019年 7,008 1,764 917 265 37 989 233 332 114 2,357
2020年 6,223 1,575 629 188 19 1,025 204 255 87 2,241
2021年 6,682 1,561 903 228 34 1,049 203 212 94 2,398
2022年 6,778 1,551 934 234 34 1,139 208 280 105 2,293
2023年 6,696 1,572 939 238 28 1,139 243 284 97 2,156
2024年 6,903 1,627 1,019 246 32 1,197 203 265 99 2,215

外国における(外国在住)日本人の国際結婚

出典: [18]

総数 総数 夫日本人・妻外国人 妻日本人・夫外国人
2015年 9,424 1,580 7,844
2016年 9,581 1,582 7,999
2017年 9,348 1,511 7,837
2018年 9,601 1,558 8,043
2019年 9,494 1,496 7,998
2020年 6,704 1,040 5,664
2021年 7,018 1,110 5,908
2022年 8,559 1,584 6,975
2023年 7,962 1,430 6,532
2024年 8,558 1,402 7,156

夫日本人・妻外国人

出典: [18]

年次 妻外国人 大韓民国の旗 韓国+
朝鮮の旗 朝鮮(朝鮮籍)
中華人民共和国の旗 中国 フィリピンの旗 フィリピン タイ王国の旗 タイ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 イギリスの旗 イギリス ブラジルの旗 ブラジル ペルーの旗 ペルー その他の国
2015年 1,580 41 478 105 189 119 14 174 12 448
2016年 1,582 44 429 99 156 126 18 216 1 493
2017年 1,511 38 360 93 189 129 11 208 2 481
2018年 1,558 44 346 89 188 145 15 208 9 514
2019年 1,496 29 267 106 173 143 13 238 8 519
2020年 1,040 32 189 49 148 111 11 90 3 407
2021年 1,110 20 223 71 112 169 18 67 7 423
2022年 1,584 42 305 84 156 256 24 113 8 596
2023年 1,430 28 274 105 169 184 20 116 4 530
2024年 1,402 48 259 78 145 194 21 103 4 550

妻日本人・夫外国人

出典: [18]

年次 夫外国人 大韓民国の旗 韓国+
朝鮮の旗 朝鮮(朝鮮籍)
中華人民共和国の旗 中国 フィリピンの旗 フィリピン タイ王国の旗 タイ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 イギリスの旗 イギリス ブラジルの旗 ブラジル ペルーの旗 ペルー その他の国
2015年 7,844 751 667 164 93 2,031 388 133 19 3,598
2016年 7,999 814 697 172 79 2,096 321 184 32 3,604
2017年 7,837 779 603 183 74 2,052 373 168 13 3,592
2018年 8,043 936 667 233 80 1,944 350 159 23 3,651
2019年 7,998 928 651 192 87 1,974 335 166 26 3,639
2020年 5,664 814 337 104 45 1,479 184 88 14 2,599
2021年 5,908 725 348 122 53 1,661 286 99 14 2,600
2022年 6,975 636 352 177 57 2,152 302 102 20 3,177
2023年 6,532 905 433 197 64 1,736 321 94 17 2,765
2024年 7,156 1,201 461 181 39 1,819 301 113 16 3,025

国際結婚の累計と国籍

1965〜2024年 総数は116,5822件 日本人男性 + 外国人女性 84,4671件 日本人女性 + 外国人男性 32,1151件

273816組 中国籍妻 227634組 朝鮮・韓国籍妻 181561組 フィリピン籍妻 112946組 朝鮮・韓国籍夫 89225組 その他籍妻 86915組 その他籍夫 63172組 アメリカ籍夫 44101組 タイ籍妻 35754組 中国籍夫 11341組 アメリカ籍妻 11031組 ブラジル籍妻

男性で最も多く結婚した人種は中国人妻

女性で最も結婚した人種は朝鮮人・韓国人夫

日本人男性と中国人女性の組み合わせは、韓国人男性と日本人女性の2.4倍である。

1年間で最も結婚が多かったペアは日本人男性と中国人女性の13,936組である。 1965年から1970年代はアメリカ人夫や朝鮮人妻などが年間1位 1980年代や1996年まではフィリピン人妻や朝鮮人妻が1位の年が多かった。 1997年から2024年まで国際結婚の年間で1番多い国籍は日本人夫と中国人妻である(2006年はフィリピン人妻に僅差で抜かされた)

国際結婚と離婚率

国際結婚の離婚率は日本人の夫婦の離婚率より倍以上高い傾向にある[19]。

国際結婚の離婚率が高い理由としては文化や人種の違いによる相性の悪さや価値観の違いなどが挙げられる[20]。

国際結婚に関するトラブル

国際結婚した日本人女性が外国での生活に馴染めなかったり、文化や人種から違う外国人男性との結婚生活におけるストレスや不満から精神病を患うことが多いという報告もあり、そういったことも国際結婚の離婚率が高い原因になっているという[20]。

また国際結婚は子供にも悪影響を与えることがあり、ハーフであることを理由に仲間外れにされたり、いじめの標的になる場合が多い[21]。

日本とアジア諸国との経済水準の差に目を付けて、この地域からの結婚を名目とした出稼ぎも存在するとみられており、「日本人夫」が知らないうちに婚姻届を出され、見ず知らずの相手との結婚が成立していたという事例や、「日本人夫」が仲介業者を介して名義を貸し偽装結婚に加担していたという事例も判明している。2011年1月~6月に全国の警察が摘発した外国人の偽装結婚事件は88件(前年同期比49.2%増)、摘発人数は264人(同34.7%増)だったことが18日、警察庁の統計で分かった。摘発された264人のうち144人が日本人で、外国人は120人。国籍別では中国人85人、フィリピン人23人など[22]。

また、海外で国際結婚した日本人、特に日本人女性が離婚後に子供を日本へ連れ去るケースが相次いでいる。このため、2009年にカナダ、フランス、英国、米国の4カ国が共同声明を発表し、国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)に加盟するよう日本に求めた[23]。2010年3月にも、アメリカやフランス、カナダなど8か国の特命全権大使が、子供の連れ去りを防ぐため、ハーグ条約に日本が加盟するよう、共同声明を発表した[24]。

日本のハーグ条約加盟後も、日本人母親による子供の拉致は止まらず、誘拐犯として指名手配されているケースも存在する。欧米諸国とは異なり、キリスト教的価値観のない日本には、共同親権という概念がなく、離婚後の親権は母親になるのが一般的なため、このような事例が起こっている[25]。

国際結婚を扱った作品

日本人男性と外国人女性との結婚を扱った作品

日本人女性と外国人男性との結婚を扱った作品

  • テレビ朝日開局45周年記念ドラマ「流転の王妃・最後の皇弟」(2003年11月29日~11月30日放送):満州国皇帝の実弟愛新覚羅溥傑と日本の華族出身の嵯峨浩が、関東軍によって日満親善の美名のもとに政略結婚させられた実話を基にしたドラマ。
  • 世界の日本人妻は見た! :TBS系列で放送されていたバラエティ番組。海外で暮らす日本人妻が異国でびっくりした、困った体験などを紹介していた。
  • 連続テレビ小説「風見鶏」:大正時代にドイツ人パン職人と国際結婚した女性が、神戸市でパン屋を営む生活を描いたテレビドラマ。
  • 漫画「インド夫婦茶碗」1-23巻、以下続刊(ぶんか社):流水りんこの漫画。若い頃から貧乏旅行を趣味とし、特にしばしば訪れたインドで出会ったクーダトディ・サッシーと結婚、2児を儲ける。
  • 漫画「ダーリンは外国人」シリーズ(メディアファクトリー):小栗左多里の漫画。外国籍の夫との日常生活を淡々と綴っている。ただし、一巻執筆時は婚姻前だった。

日本人男性と外国人男性との結婚を扱った作品

国際結婚の日

日本では3月14日は国際結婚の日である。1873年(明治6年)のこの日、日本で外国人との結婚が公式に認可されたのを記念して定められたものである[27]。

韓国での国際結婚

法律上の要件

韓国では外国人花嫁の急増によるトラブルが多発したため2014年4月1日に国際結婚に伴う外国人の移住許可基準を厳格化した新たな法律が施行された[28]。この法律では結婚移民ビザの取得を希望する外国人は韓国語能力試験初級を取得していなければならず、配偶者となる韓国人も年収1480万ウォン(約145万円)以上であることが要件とされた[28]。

2010年に韓国政府は結婚相手に関する虚偽の情報を提供したり、同時に複数の結婚相手を紹介した結婚仲介業者に対して最長禁錮2年の刑を科す法律を導入している[29]。

国際結婚の推移等

韓国で国際結婚(特に外国人花嫁)の増加が顕著になったのは2000年以降で、ピークだった2005年には3万人以上の外国人女性が結婚移民ビザを取得申請した[28]。

2005年の国際結婚率は農林・漁業に携わる男性で35.9%、全国的にも13.6%であった[30][31]。2000年の11,605件、3.5%と比較すると大幅な増加がうかがえる。2003年に約4万4千人だった外国人配偶者が2010年5月時点で約13万6千人に増え、外国人妻は約12万人を占めた。農村部での嫁不足問題があるとされる[32]。

2013年以前、韓国人男性の結婚相手の出身国・地域はアジア諸国で8割を占める[28]。韓国人女性と婚姻したアメリカ人は在米韓国人および韓国系アメリカ人が大半で、韓国人男性と結婚する中国人女性はほとんどが漢民族だった[33][34]。2011年の国際結婚の件数は29,700件となり、2003年以来初めて2万件台に減少した[35]。

また、国際結婚急増に関するトラブルも多い。カンボジア政府は、2010年3月、韓国人男性2人とカンボジア女性49人との集団お見合いが摘発されたことにより、カンボジア人と韓国人との結婚を禁止した。この措置は一ヶ月で解除された[36]。

2010年7月釜山で、来韓後8日目にベトナム人花嫁が殺害される事件が起こる。ベトナムの政府やメディアはこの事件に強い関心を示し、李明博韓国大統領も、斡旋業者による両者の十分な意思疎通のないままの国際結婚を「デタラメな結婚」と非難し、再発防止策をとるよう指示を出す事態となった[32]。しかし、以後も花嫁として韓国に行ったベトナム人女性が、韓国人に殺される事件が相次ぎ、家庭内暴力の被害も深刻であり、2014年には、ベトナム政府が韓国側に早急な対策を求めている[37]。

2012年の韓国人女性政策研究院の調査によると韓国では国際結婚した10組中の夫婦のうち4組が5年以内に破局している[29]。

(KOSIS 1993〜2025) 韓国で国際結婚した日本人の累計

日本人妻:33,574組 日本人夫:51,848組

  • 夫が韓国人、妻が外国人
出身国 2024 2023 2022 2021 2020 2019 2018 2017 2016 2015 2014
 ベトナム 5,017 4,923 3,319 1,319 3,136 6,712 6,338 5,364 5,377 4,651 4,743
中華人民共和国の旗 中国 2,604 2,668 2,282 2,426 2,524 3,649 3,671 3,880 4,198 4,545 5,485
タイ王国の旗 タイ 2,143 2,017 1,932 1,589 1,735 2,050 1,560 1,017 720 543 439
日本の旗 日本 1,176 840 599 723 758 903 987 843 838 1,030 1,345
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 628 558 600 457 432 597 567 541 570 577 636
フィリピンの旗 フィリピン 605 629 509 260 367 816 852 842 864 1,006 1,130
カンボジアの旗 カンボジア 363 388 422 137 275 432 455 480 466 524 564
ロシアの旗 ロシア 318 325 295 356 275 305 234 171 125 110 94
中華民国の旗 台湾 186 230 200 254 196 286 267 260 224 233 230
モンゴルの旗 モンゴル 192 194 165 170 154 195 197 174 170 145 145
ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン 171 189 172 165 133 285 276 236 232 224 255
カナダの旗 カナダ 155 148 153 154 159 185 188 195 201 188 204
ラオスの旗 ラオス 299 163 110 48 65 116 86 51 92 82 56
モロッコの旗 モロッコ 109 97 69 52 55 73 58 23 12 13 13
カザフスタンの旗 カザフスタン 106 99 113 109 79 92 60 49 40 21 19
インドネシアの旗 インドネシア 98 77 82 70 51 97 88 58 65 110 126
トルコの旗 トルコ 93 70 - - - - - - - - -
イギリスの旗 イギリス 92 58 60 37 39 51 36 31 29 22 27
オーストラリアの旗 オーストラリア 87 85 64 27 47 80 95 81 76 96 95
フランスの旗 フランス 75 57 51 60 43 51 38 29 20 28 15
その他の国 1,107 895 862 616 611 716 536 459 410 425 365
合計 15,624 14,710 12,007 8,985 11,100 17,687 16,608 14,869 14,822 14,677 16,152
  • 妻が韓国人、夫が外国人
出身国 2024 2023 2022 2021 2020 2019 2018 2017 2016 2015 2014
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 1,479 1,386 1,380 1,276 1,101 1,468 1,439 1,392 1,377 1,612 1,748
中華人民共和国の旗 中国 905 921 750 777 942 1,407 1,489 1,523 1,463 1,434 1,579
カナダの旗 カナダ 303 281 310 223 257 363 402 436 398 465 481
オーストラリアの旗 オーストラリア 164 158 151 77 82 178 189 203 197 254 249
イギリスの旗 イギリス 162 156 166 112 146 190 184 185 186 196 207
日本の旗 日本 147 143 125 140 135 265 313 311 381 808 1,176
フランスの旗 フランス 85 80 70 86 93 123 124 126 138 177 174
ドイツの旗 ドイツ 83 78 65 65 54 95 100 88 92 130 148
中華民国の旗 台湾 70 72 61 69 104 117 133 117 109 141 120
ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン 49 53 55 45 39 37 37 25 26 17 18
ニュージーランドの旗 ニュージーランド 63 47 69 52 48 59 72 88 80 80 103
フィリピンの旗 フィリピン 58 45 58 49 46 64 80 80 36 40 38
トルコの旗 トルコ 24 33 9 - - - - - - - -
イタリアの旗 イタリア 32 30 29 16 22 34 38 40 36 49 64
その他の国 1,511 1,524 1,361 1,130 1,145 1,556 1,490 1,352 1,249 1,194 1,059
合計 5,135 5,007 4,659 4,117 4,241 5,956 6,090 5,966 5,769 6,597 7,164

台湾での国際結婚

2020年時点で台湾には約56万人の外国人配偶者がいる[38]。国際結婚では2012年から東南アジア出身者の割合が上昇し続け2017年には中国大陸出身者を超えた[39]。台湾人と結婚している外国人は2018年時点でベトナム人が102,375人で57%、次いでインドネシア人29,671人で16%と二か国で73%を超える[40]

アメリカ合衆国での国際結婚

国際結婚に関し、アメリカ国籍の有無にかかわらず、異人種との結婚(英語版)(白人と有色人種の結婚のみ)が1947年まで全州で禁止されていた。禁止法撤廃は州によって異なるが、1967年に全廃された。特に南部諸州では禁止法の廃止が最も遅かった。

関連項目

脚注

注釈

  1. ↑ ただし、来日後の小泉節子との結婚前、アメリカで離婚歴がある。

出典

  1. ↑ 広辞苑第6版
  2. ↑ “小池 未来 (Miku Koike) - 婚姻成立に関する本国法の配分的適用と一方的・双方的要件の基準 : 同志社大学国際関係私法研究会 - 論文 - researchmap”. researchmap.jp. 2024年9月4日閲覧。
  3. 1 2 3 4 5 6 7 8 “e-Gov 法令検索”. laws.e-gov.go.jp. 2024年9月4日閲覧。
  4. 1 2 “国際結婚後の名字(苗字)はどうなる?行政書士が解説します!”. 大阪・東京のビザ申請,帰化申請は行政書士法人第一綜合事務所 (2024年4月18日). 2024年9月4日閲覧。
  5. ↑ “法務省:選択的夫婦別氏制度(いわゆる選択的夫婦別姓制度)について”. www.moj.go.jp. 2024年9月4日閲覧。
  6. ↑ 外国人との婚姻による氏の変更届 大阪市 2023.6.20
  7. 1 2 3 4 小山騰「明治前期国際結婚の研究 : 国籍事項を中心に」『近代日本研究』第11巻、慶應義塾福澤研究センター、1994年、121-173頁、CRID 1050001338949786368、ISSN 0911-4181。
  8. ↑ 小山騰『国際結婚第一号 : 明治人たちの雑婚事始』講談社〈講談社選書メチエ ; 63〉、1995年。ISBN 4062580632。全国書誌番号:96032305。
    「フリームの重婚」p21-23
  9. ↑ ユキコ・アーウィン『フランクリンの果実』文藝春秋, 1988, p21
  10. ↑ 日本放送協会 (2022年1月12日). “知られざる外国人抑留 英国人の日記出版「日本が好きだったのに」 | NHK”. NHK首都圏ナビ. 2022年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月2日閲覧。
  11. 1 2 “「日本人女性」が遭遇した奇怪で詐欺のような「国際結婚」の悲劇について”. デイリー新潮 (2020年9月19日). 2026年2月27日閲覧。
  12. ↑ “戦後間もない頃に、新たな未来を目指して米国へ旅立った日本人「戦争花嫁」の生き方 | 戦争花嫁を母に持つジャーナリストにインタビュー”. クーリエ・ジャポン (2023年1月3日). 2024年9月2日閲覧。
  13. ↑ “私は風に吹かれたタンポポの種だった 豪州に渡ったある日本人女性:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年7月5日). 2024年9月2日閲覧。
  14. ↑ 産経新聞 (2018年8月28日). “「戦争花嫁」たちの戦い 偏見と差別に苦しみながらの戦後73年(1/3ページ)”. 産経新聞:産経ニュース. 2024年9月2日閲覧。
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外部リンク