寒波(かんぱ、英: cold wave)とは、極または高緯度地方で冷却された空気が、中緯度や低緯度地方の広い範囲に流れ出すこと[1]。極(北極や南極)や高緯度地域から、気温が低い気塊が、中緯度や低緯度地域へと波のように押し寄せてくる現象。主に冬季に起きる[1]。北半球でも南半球でも起きる。
高緯度地域では冬季を中心とした寒候期の長い間、しばしば寒波に見舞われる。高緯度から中緯度へと緯度が低くなるに従い寒波に見舞われる期間は短くなり、寒波の温度も高くなる。だが中緯度地域が稀に強い寒波に見舞われると、その地域の住民が寒波に慣れておらずインフラや家庭の設備なども寒波対策を十分にしていない分、社会的な影響は大きくなる。
極地域では極気団の内部の気圧が不安定になることによって寒波に見舞われるために高緯度地域に比べて頻度は低く、もともと気温が低いため寒波による気温の低下はそれほど著しいものではない。
夏季でも、高緯度地域では稀に寒波に見舞われることがあるが、低緯度地域では夏の寒波は見られない。
寒気が南下する際には暖かい空気との境界に寒帯前線ができ、一緒に移動してくる。寒帯前線の付近には低気圧が発生しやすく、発達も著しい。低気圧の発達は局地的に気圧差を拡大させるためより一層強い寒気を引き込み、寒波も強いものとなる。
寒波による影響は低温によるもの、強風によるもの、大雪や着氷によるものに大別される。
規模の大きい寒波を「大寒波」などと呼ぶ。また、12月25日前後に発生するものを「クリスマス寒波」と呼ぶことがある。
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