岡上

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岡上
町丁・大字
梨子ノ木特別緑地保全地区
北緯35度34分40秒 東経139度28分47秒 / 北緯35.577722度 東経139.479728度 / 35.577722; 139.479728
国 日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 川崎市
行政区 麻生区
人口情報(2024年(令和6年)12月31日現在[1])
 人口 6,609 人
 世帯数 3,495 世帯
面積([2])
  1.449541254 km²
人口密度 4559.37 人/km²
設置日 1939年(昭和14年)
郵便番号 215-0027[3]
市外局番 044(川崎MA)[4]
ナンバープレート 川崎
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神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
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岡上(おかがみ)は神奈川県川崎市麻生区の町名[5]。現行行政地名は岡上および岡上1丁目から岡上6丁目。住居表示は、岡上(大字)が未実施区域、岡上1丁目から岡上6丁目が実施済区域[6]。郵便番号は215-0027[3]。

地理

面積は1.45 km²[2]。川崎市麻生区の飛地で、南側を横浜市青葉区に、三方を東京都町田市に挟まれている。北側には鶴見川が流れる。周辺は1970年代から1980年代に宅地化が進んだが、岡上は大部分が市街化調整区域と農業振興地域に指定されたため、現在でも農村的風景が残っている。

これまで全域が地番区域だったが、2021年(令和3年)11月22日より市街化区域において住居表示が実施され、対象地域の新町名は岡上1丁目 - 6丁目となった。一方で市街化調整区域ではこれまで通り地番表示のままである[7]。

河川

字・小字

岡上では2024年現在も旧来の字名が存在する地域があり、住所表記として正式に使用されているものも存在する[8]。一方、2021年に市街化区域において住居表示が実施された際に、いくつかの字名は住所表記として使用されなくなった[7]。

川内(かわうち)
1丁目全域、川内橋(真光寺川)周辺。
開戸(かいと)[9]
2丁目北東側、岡上開戸公園周辺。
栗畑(くりはたけ)[10]
2丁目南側、岡上栗畑公園周辺。
阿部ノ原
2丁目西側、岡上廃寺跡付近。阿部原(あべっぱら)と呼ばれている標高54mほどの台地がある[11]。
宝殿(ほうでん)
2丁目北西側及び3丁目東側に跨り、宝殿橋(真光寺川)の南側に位置する。
関
3丁目西側。
川井田下
4丁目全域及び3丁目西側の一部。新川井田橋(鶴見川)や川井田人道橋(鶴見川)などの名称にも用いられる。
川井田(かわいだ)
5丁目北側、岡上川井田公園周辺。町田市金井ヶ丘(旧金井町)で使われていた小字「川井田」とともに広範囲に跨る地名。
杉山下
5丁目南側及び6丁目北側に跨る。
杉山
6丁目南側。
自正寺・自正寺谷戸
地番区域(市街化調整区域)の北側。川崎市の特別緑地保全地区に指定されている[12]。
小塚
地番区域(市街化調整区域)の西側。川崎市の特別緑地保全地区に指定されている[12]。
梨子ノ木
地番区域(市街化調整区域)の南西側。川崎市の特別緑地保全地区に指定されている[12]。
せいの堂
地番区域(市街化調整区域)の北東側。
丸山
地番区域(市街化調整区域)の東側。川崎市の特別緑地保全地区に指定されている[12]。
池の谷戸
地番区域(市街化調整区域)の東側。
天神谷戸
地番区域(市街化調整区域)の中部。

地価

住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、岡上6丁目4-11の地点で14万円/m²[13]となっている。

歴史

旧都筑郡岡上村。古くは「おかのぼり」とも称した。南側で同郡田奈村(現:横浜市青葉区)に接してはいたが、多摩丘陵に位置し細い峠道しかなく、むしろ東京府南多摩郡鶴川村(現:町田市)を挟んですぐ近くにある都筑郡柿生村(現:川崎市麻生区)との結びつきが強かった。

1889年(明治22年)4月1日の町村制施行により、単独で村制を施行。柿生村と町村組合を結成していた。1939年(昭和14年)に都筑郡が横浜市へ合併される動きがあった際、岡上村は柿生村とともに川崎市への合併を選び、川崎市の飛地となった。1972年(昭和47年)に川崎市が政令指定都市に指定された際は多摩区に属していたが、1982年(昭和57年)に多摩区が分区されたことで以降は麻生区に属している。

世帯数と人口

2024年(令和6年)12月31日現在(川崎市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。

大字・丁目世帯数人口
岡上 231世帯 489人
岡上1丁目 800世帯 1,421人
岡上2丁目 553世帯 1,264人
岡上3丁目 477世帯 917人
岡上4丁目 420世帯 740人
岡上5丁目 665世帯 1,116人
岡上6丁目 349世帯 662人
計 3,495世帯 6,609人

人口の変遷

国勢調査による人口の推移。

人口推移
年 人口
1995年(平成7年)[14]
5,827
2000年(平成12年)[15]
6,388
2005年(平成17年)[16]
6,596
2010年(平成22年)[17]
6,909
2015年(平成27年)[18]
6,717
2020年(令和2年)[19]
6,678

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
年 世帯数
1995年(平成7年)[14]
2,456
2000年(平成12年)[15]
2,786
2005年(平成17年)[16]
3,080
2010年(平成22年)[17]
3,256
2015年(平成27年)[18]
3,204
2020年(令和2年)[19]
3,292

教育

岡上に在住する中学生のうち、公立中学校へ通う者は川崎市立柿生中学校へ小田急線を利用して電車通学している。

1966年(昭和41年)に川崎市立柿生小学校岡上分校が廃校になった後、1987年(昭和62年)に川崎市立岡上小学校が開校するまでは、小学生も小田急線を利用して柿生小学校本校まで電車通学していた。ただし同じ岡上でも三輪町寄りの地域に在住する小学生は、当時徒歩で30分ほどかけて柿生小学校本校へ通学していた。

学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[20][21]。

大字・町丁番地小学校中学校
岡上全域川崎市立岡上小学校川崎市立柿生中学校
岡上1丁目全域
岡上2丁目全域
岡上3丁目全域
岡上4丁目全域
岡上5丁目全域
岡上6丁目全域

事業所

2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[22]。

大字・丁目事業所数従業員数
岡上 91事業所 700人

事業者数の変遷

経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
年 事業者数
2016年(平成28年)[23]
72
2021年(令和3年)[22]
91

従業員数の変遷

経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
年 従業員数
2016年(平成28年)[23]
400
2021年(令和3年)[22]
700

施設

和光大学正面入口 - この付近は岡上で、後方校舎は町田市となる

町内にコンビニやスーパーなどは存在せず、店舗は個人経営の商店や飲食店などが営業する程度である。

交通

鉄道

西側の町田市との市境を縫うように小田急小田原線が通過しているが、町域内には鉄道駅がなく、鶴川駅は岡上のすぐ北側にある[28]。

路線バス

神奈川中央交通、小田急バス(いずれも鶴川駅発着)、東急バス(日体大発着)の路線が市境付近で運行されており、一部は岡上駐在所付近にある岡上バス停を通る。かつては横浜市営バスも南側の市境付近で運行されていたが、前述の東急バスとの共同運行解消に伴う路線移譲によって撤退している。川崎市域ではあるものの、川崎市に編入された当時から川崎市バスによる路線運行は行われていない。

2020年には隣接する町田市と鶴川駅南口アクセス道路整備に関する協定を締結しており、鶴川駅南口広場とアクセス道路が完成した際には鶴川駅北口発着の路線バスの一部が南口発着に変更されたうえで、岡上3丁目西側から南側にかけて乗り入れを計画している[29]。

2016年と2017年には、麻生区岡上西地区運行実験として鶴川駅付近と町内西部を結ぶ乗合タクシー(コミュニティ交通)の運行実験が行われた[30]。

道路

その他

日本郵便

郵便局の集配局は麻生郵便局[31]。町内には郵便局・ゆうちょ銀行ATMともに存在しない。

警察

町内の警察の管轄区域は以下の通りである[32]。

大字・丁目番・番地等警察署交番・駐在所
岡上全域麻生警察署岡上駐在所
岡上1丁目全域
岡上2丁目全域
岡上3丁目全域
岡上4丁目全域
岡上5丁目全域
岡上6丁目全域

電話

川崎MA(市外局番:044)に属する。なお、町田市三輪町及び三輪緑山も川崎MAに属するため、市内通話扱いとなる。

脚注

  1. 1 2 “令和6年町丁別世帯数・人口 12月末日現在” (xls). 川崎市 (2025年1月24日). 2025年1月25日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
  2. 1 2 “町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)の数値」令和2年国勢調査)” (XLS). 川崎市 (2024年1月25日). 2024年3月20日閲覧。 “町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)」の数値)”
  3. 1 2 “岡上の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
  4. ↑ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ↑ 『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』、p.203。
  6. ↑ “区別町名一覧表(麻生区)”. 川崎市 (2014年10月20日). 2021年12月12日閲覧。
  7. 1 2 “令和3年度の住居表示実施地区(岡上地区)”. 川崎市 (2021年11月22日). 2021年12月18日閲覧。
  8. ↑ “令和元年度第1回川崎市住居表示懇談会 配布資料”. 川崎市 (2019年7月25日). 2024年11月18日閲覧。
  9. ↑ “柿生文化”. 柿生郷土史料館 (2014年12月1日). 2024年11月18日閲覧。
  10. ↑ “地名が教える地形の歴史”. 川崎市. 2024年11月18日閲覧。
  11. ↑ “岡上廃寺跡”. 川崎市. 2024年11月18日閲覧。
  12. 1 2 3 4 “事業:特別緑地保全地区の指定”. 川崎市. 2024年11月18日閲覧。
  13. ↑ “不動産情報ライブラリ 国土交通省地価公示(標準地) 川崎麻生-7”. 国土交通省. 2024年4月10日閲覧。
  14. 1 2 “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  15. 1 2 “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  16. 1 2 “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  17. 1 2 “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  18. 1 2 “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  19. 1 2 “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  20. ↑ “麻生区の小学校(町丁名順)”. 川崎市 (2023年4月4日). 2023年5月1日閲覧。
  21. ↑ “麻生区の中学校(町丁名順)”. 川崎市 (2023年4月4日). 2023年5月1日閲覧。
  22. 1 2 3 “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  23. 1 2 “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  24. ↑ Stage Up No.195公益財団法人 川崎市生涯学習財団
  25. ↑ お問い合わせ先一覧 和光大学
  26. ↑ 岡上神社 (おかがみじんじゃ) 神奈川県神社庁
  27. 1 2 3 4 岡上神社(おかがみじんじゃ) あさおの観光、川崎・麻生観光協会、2022年1月6日閲覧。
  28. ↑ “柿がつくった飛び地、川崎市麻生区の岡上地区/神奈川”. カナロコ 神奈川新聞. 神奈川新聞社. 2020年12月8日閲覧。
  29. ↑ “鶴川駅周辺街づくりニュース 第1号”. 町田市. 2022年2月13日閲覧。
  30. ↑ “麻生区岡上西地区のコミュニティ交通運行実験について”. 川崎市. 2021年12月4日閲覧。
  31. ↑ “郵便番号簿PDF(2024年度版) 表紙等付属資料” (PDF). 日本郵便. 2025年2月2日閲覧。 “郵便番号データダウンロード 郵便番号簿PDF(2024年度版)”
  32. ↑ “交番案内/麻生警察署/神奈川県警察”. 神奈川県警察. 2024年3月20日閲覧。

参考文献

  • 『川崎の町名』日本地名研究所 編、川崎市、1995年。 
  • 『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店、1984年。 
  • 『川崎地名辞典(下)』日本地名研究所 編、川崎市、2004年。 

関連項目

  • 岡上村 - 川崎市への編入前に、同一区域に存在した自治体。
  • 柿生村 - 岡上村と町村組合を結成。行政的な結びつきが強かった。

外部リンク