星めぐりの歌

ウィキペディアから、無料の百科事典

「星めぐりの歌」(ほしめぐりのうた)は、宮沢賢治の作詞・作曲による歌[1]。賢治の著作『双子の星』にて歌詞が用いられるほか、『銀河鉄道の夜』にも「星めぐりの口笛」として登場する。また、『よだかの星』では、よだかがオリオンの星や大熊星をめぐるという歌詞に似たストーリーが展開される。下の歌詞は一番のみ。

楽譜は一時的に使用不能です。

概要

歌に登場する「あかいめだまのさそり」とはさそり座の心臓アンタレス、「あをいめだまの小いぬ」とはこいぬ座のプロキオンであり、「へびのとぐろ」とはへび座のことである[注釈 1][2]。また「小熊のひたいのうへは そらのめぐりのめあて」とは北極星のことを指していると思われるが、北極星は本来こぐま座の尾の先の星である[2]。アンタレスを「めだま」と表現するなど、星座の一般的な解釈とは異なる部分もあるが[2]、歌詞は夜の天空の幻想的なイメージに満ちている。

主旋律は親しみやすい五音音階で構成されており[3]、BGMや様々な派生作品中のテーマ曲に採用されている。

2020年東京オリンピックの閉会式で、大竹しのぶと杉並児童合唱団が歌唱したことでも知られる[4]。

作者の宮沢は1933年に死去しており、日本ではパブリックドメインとなっている。

本曲が使用・編用された主な作品

他人による作曲

賢治の歌詞を用いて新たに曲を付けたものがいくつか発表されており、丸山亜季、鈴木輝昭、瑞木薫、ZABADAK(「双子の星」のタイトルで)などによる「星めぐりの歌」が出版されている。

脚注

注釈

  1. ↑ 逆S字が特徴のりゅう座とされることもある[要出典]。

出典

  1. ↑ 宮沢賢治の世界(国立音楽大学附属図書館 2010年)( 2026年6月16日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  2. 1 2 3 草下英明『宮沢賢治と星』甲文社、1953年、142-143頁。NDLJP:1341809/79
  3. ↑ 中村節也「賢治作品にみる音楽的特徴について」『宮沢賢治研究annual』第3巻、宮沢賢治学会イーハトーブセンター、1993年、175頁。NDLJP:4426425/93
  4. ↑ “宮沢賢治「星めぐりの歌」でフィナーレ 東京五輪閉会式”. 河北新報オンラインニュース (2021年8月9日). 2022年9月23日閲覧。
  5. ↑ 『新花巻駅の発車メロディを変更します』(pdf)(プレスリリース)東日本旅客鉄道盛岡支社、2023年2月17日。2023年2月17日閲覧。

関連項目

外部リンク