東京真中

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東京真中
出身地 日本の旗 日本
ジャンル ボカロ、J-POP
職業 ボカロP、ソングライター、音楽プロデューサー、クリエイティブ・ディレクター
活動期間 2024年 -
公式サイト https://blue066769.studio.site/
東京真中
YouTube
チャンネル 東京真中
活動期間 2024年5月 -
登録者数 25.2万人
総再生回数 約1億2,671万回
使用言語 日本語
チャンネル登録者数・総再生回数は
2026年10月17日時点。
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東京真中(トーキョーマナカ[1]、10月26日[2] - )は、日本のボカロP、ソングライター[3]、音楽プロデューサー、クリエイティブ・ディレクター[4]。作詞・作曲・編曲・ミックス・マスタリングや、ロゴ・アートワークのデザインを全て自らで手掛けている[5]。代表曲は「ドゥーマー」や「ブレインロット」など。

来歴

音楽活動のきっかけ

友人からBUMP OF CHICKENを薦められて積極的に音楽を聴き始め、メンバーの藤原基央に憧れて[6]小学生の頃にギターを始める[7]。中学校の軽音楽部ではBUMP OF CHICKENのほか、ASIAN KUNG-FU GENERATIONなどをコピーし、当時の先輩の卒業をきっかけに記念として初めて曲を作る[6]。その曲は結果的にお蔵入りとなったものの、「拙くても自分で曲は作れる」と気づき作詞作曲に興味を持つ[6]。以降、自身の音楽の主な楽しみ方が、弾くことや歌うことよりも聴くことや作ることの方向に向かう[6]。

本格的に音楽活動を始めたときに出会った人の、インディー・フォークなどのさまざまな音楽を探求しつつJ-POPシーンでも活躍するスタイルに憧れる[7]。「好き」だけで音楽で生きていけるほど甘くないことに気づき、彼のような挑戦を望んで東京真中としての活動に踏み切る[6]。

東京真中として

2024年5月頃に「人知れぬ夜を音楽に」をコンセプトに活動開始[5]。初投稿楽曲は「海へ行こうよ」[7]。その後の2作目の「ハイパーメルト」は学生時代に聴いていたロックバンドを参考にし、ラジオのCM曲として書き下ろした3作目の「ナイトグロウ」はモダンなJ-POPを参考にするなど[7]、自身にとってのポップスとリスナーにとってのポップスのすり合わせを繰り返す[8]。4作目の「電解遊泳」は佐藤乃子が、5作目の「十二月病」はwagatakiが共同アレンジで参加するなど、他クリエイターの助けも借りながら作品を積み重ねる[7]。

6作目の「パラノイア」は、こっちのけんとの「はいよろこんで」やAdoの「うっせぇわ」のような、社会に対する鬱憤や欲求不満をテーマにした曲を作ろうと思ったことを制作のきっかけとしている[7]。それまでに実験したことを音楽だけでなく映像を含めて表現した作品であり、グローバルなポップスやサビでのストリングスを取り入れたほか、調声やふたつによるミュージック・ビデオ(MV)でも他との差別化を図った[7]。

7作目の「レムニスケート」は東京真中の活動1周年のタイミングに発表され、1年経って「胸を張ってボカロPと言える」と思い、ボーカルに初音ミクを使用した[7]。

次作の「快啖ノススメ」は、ゲーム『ゼンレスゾーンゼロ』のキャラクターをモチーフに制作され、ゲストボーカルとしてはしメロと9Lanaを招いた[7]。まご山つく蔵からの誘いをきっかけに共同で制作を始め、「Y2Kのフォーマットを令和のサウンドでやってみる」ことをコンセプトとした[7]。デジタルディストリビューションサービス「FRIENDSHIP.」における2025年の年間ランキングにおいて1位を獲得した[9]。

「ドゥーマー」以後

2025年8月に「ドゥーマー」をリリース[10]。ボカコレ2025夏にてYamaha Sound Crossing Shibuya賞を受賞したほか、ルーキーランキングにて3位を記録[11]。2026年4月時点でのミュージックビデオの再生回数は800万回を超えている[12]。

2026年2月25日に「ブレインロット」をデジタルリリースする。ミュージック・ビデオは公開からわずか1週間程度で200万回再生を突破。「Spotify Japan急上昇チャート」にて9位にランクイン。ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20では首位を獲得[10][1][13]。ボカコレ2026冬ではTOP100部門2位を獲得した[14]。2026年8月時点でのミュージックビデオの再生回数は3000万回を超えている[15]。

2026年8月26日に「フォーモ」のミュージックビデオが公開され、同日配信リリース[15]。8月20日から24日まで開催された「The VOCALOID Collection 〜2026 Summer〜」のTOP100ランキングにおいて4位を記録し、「ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20」では首位を獲得した[16]。制作においてはクリエイティブディレクターとして企画も担当した[15]。

音楽性

  • 楽曲「ハイパーメルト」では、ミッドウェスト・エモ(英語版)やマスロック系のバンドであるアメリカンフットボールや、エモ・リバイバル(英語版)と呼ばれるTTNG(英語版)、Algernon Cadwallader(英語版)、Into It. Over It.(英語版)など自身の好きなバンドサウンドをJ-POPとして、どのように昇華するかを考えて作曲している[11]。
  • 好きな音楽ジャンルとして、ハウスやエレクトロニカ、インディー・ポップ、ファンク、90年代のハードコア・パンク、ゴスペル、ポップ・パンク、フューチャーポップ(例としてPlus-Tech Squeeze Boxなど)、ポスト・クラシカルなどを挙げている。K-POPも聴いていることを語っている[11]。
  • 自身の音楽ルーツはボン・イヴェールあたりのインディー・フォークであり、アコースティック・ギターなどの生音と電子音の絶妙な組み合わせから生まれる、発明的な音楽に惹かれたと語っている[11]。
  • 自身としては初である、ボカコレにて上位を記録した楽曲「ドゥーマー」は元々ボカコレ向けに作詞作曲された楽曲ではなく、時期がたまたま重なったことからエントリーされた。歌詞や歌メロは日本的な広がりを意識し、サウンドは海外重視で作られた。ポピュラリティを保持しつつ、自身の好きなサウンドやオリジナリティを組み合わせたらどうなるかという実験的な楽曲であったと語っている。また、K-POPの影響などを受けている[11]。
  • 作曲の際には、まず始めにテーマやぶた、物語を考え、そこに登場する主人公の気持ちを歌にするという手法をとっている。この手法は「東京真中」名義を始めた段階から使っており、BUMP OF CHICKENの影響を受けている。この手法を用いる際に音色や雰囲気が「夜」っぽくなることが多く、理由として「夜の方がエモい」「夜に音楽を聴いて救われた経験がある」ことを語っている[11]。
  • J-POPの中で特に影響を受けたアーティストとして、Adoの「唱」を作曲・編曲したGigaとTeddyLoid、星街すいせいの「ビビデバ」を手掛けたツミキなどを挙げており、東京真中としての活動を始めた5年後にはこのポジションにいたいと目標にしていた[7]。自身の活動経験をボーカロイドによって拡張するという点においては、原口沙輔にも大きく影響を受けている[7]。
  • ボーカロイドを用いた曲を中心としているのは、人前で歌うのが苦手で、ライブをせずに時間を製作にあてたいと思ったこと[7]、作った曲を届けるためには歌があったほうがインストよりもいいと思ったことを理由としている[6]。ニコニコ動画には当初はあまり触れていなかったが、音楽性の研究を好んでいたため楽曲にどのような傾向があるかを調べた[17]。その中には影響を受け、現在の自身の音楽性の礎となっているものもある[8]。
  • 「快啖ノススメ」で初めてゲストボーカルを起用した理由について、ボカロPとして活動しつつJ-POPでも活躍したいという想いがあることなどを挙げている[7]。

音楽以外の活動

  • 音楽だけでなく映像やビジュアルまで制作に携わるようになったのは、活動の中でイラストレーターやアニメーターとの直接のやり取りが増え、クリエイターが持つオリジナリティを面白いと思い始めてからである[8]。「楽曲でオリジナリティを出せるんだったら、MVだってオリジナリティを出していいんじゃないか」と思い、「パラノイア」からはクリエイターと作品会議をするようになった[8]。その後、曲の企画の段階から映像監督と打ち合わせ、決めたコンセプトに合わせてそれぞれが役割分担をすることも増えた[7]。
  • 本人曰く、自身の感覚として「言ってしまえば音楽も一つの作品を作るパーツでしかない」[7]。また、ミュージックビデオのアイデアの出し方などでは、学生時代に芸術系の学校でアートやデザインを学んだことの影響が出ているという[7]。

人物

  • 人に対しては明るい性格であるが人見知りな部分もあり、自身の内面的な部分が音楽に出ていると語っている[6]。友人には「普段は明るいのになんであんなに歌詞は哲学的なの?」と驚かれたという[6]。
  • 昔から一人の夜が好きである[7]。音楽を聴いたり、ゲームをしたりすることによって、何かを自分の頭に取り込むことを好んでいたためである[7]。また、幼少期は両親の仲が悪く、聞こえる怒鳴り声を音楽でかき消す時が多かったことも理由として挙げており、自身が音楽に「救われてきた」ことから、同じような境遇の誰かを救いたいという思いが根幹にあるという[7]。
  • 活動名は、自身が使用しているハンドルネームが「真中」であったものの、エゴサーチをした際に見つけやすくすること、「東京ばな奈」のように語呂が良いことなどから「東京」を付け「東京真中」としたという[7]。また、J-POPが世界化し、活動名にある「東京」が自身のブランディングになり得ると考えたことも「東京」を付けた理由の一つである[7]。
  • 特に影響を受けたアニメとして、『よふかしのうた』、『オッドタクシー』、『STEINS;GATE』を挙げており、さまざまなカルチャーから世界観の影響を受けている[7]。

評価

ソングライターである井上拓は「ドゥーマー」に対して、「中毒性がすごい。ドロップ(英語版)と呼んでいいのか分からないが、メインのリードの音色が気持ちよくて最高」「ああいうテンション感で中毒性を演出するのは結構難しい」と評価した[11]。

ディスコグラフィ

出典:[3]

楽曲一覧

2024年

  • 海へ行こうよ(5月1日)
  • ハイパーメルト(5月15日)
  • ナイトグロウ(7月24日)
  • 電海遊泳(9月4日)
  • 十二月病(11月20日)

2025年

  • パラノイア(1月1日)
  • レムニスケート(5月28日)
  • 快啖ノススメ(8月6日)- はしメロ、9Lanaがゲストボーカルで参加
  • ドゥーマー(8月27日)

2026年

  • ムーンライト(2月11日)
  • ブレインロット(2月25日)
  • ポッペンキュート(8月5日)
  • フォーモ(8月26日)

コンピレーションアルバム

  • wagataki『透明の瞬き』(2025年4月27日)
  • 『0401 - The Best Days of 重音テト 2026』- 「ドゥーマー」(2026年2月11日)[18]

楽曲提供

その他

  • まかろり『ゆきがふる』(動画提供)

出演

脚注

  1. 1 2 “ボカロP 東京真中「ブレインロット」MVが1000万再生突破 重音テトがリミナルスペースで踊る”. KAI-YOU | POP is Here . (2026年4月8日). 2026年5月7日閲覧。
  2. ↑ @tokyomanaka「Xユーザーの東京真中さん: 2025年10月26日 20:07のポスト」2025年10月26日。X(旧Twitter)より2026年10月21日閲覧。
  3. 1 2 3 4 “東京真中 Official Site”. First project. 2026年9月1日閲覧。
  4. ↑ “東京真中、現代の自己肯定ポップソング「ポッペンキュート」を配信リリース”. BARKS (2026年8月4日). 2026年9月16日閲覧。
  5. 1 2 “東京真中”. FRIENDSHIP.. 2026年5月7日閲覧。
  6. 1 2 3 4 5 6 7 8 風間 2026, p. 160.
  7. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 金子厚武 (2026年2月26日). “【MAP OF FRIENDSHIP.】Vol.06 東京真中”. SENSA. ヒップランドミュージックコーポレーション. 2026年9月16日閲覧。
  8. 1 2 3 4 風間 2026, p. 161.
  9. ↑ “FRIENDSHIP.、2025年を再生数で振り返るイヤーランキングTOP50を公開、1位に輝いた東京真中によるコメントあり”. OTOTOY. オトトイ (2025年12月26日). 2026年9月14日閲覧。
  10. 1 2 “気鋭のボカロP・東京真中、最新曲「ブレインロット」のMVが公開わずか1週間で200万再生突破”. DIGLE MAGAZINE. CotoLab. (2026年3月5日). 2026年9月16日閲覧。
  11. 1 2 3 4 5 6 7 “東京真中×TAKU INOUE対談 夜が似合う二人のプロデューサーが語り合う“ボカロとクラブミュージックの接点””. Real Sound|リアルサウンド テック (2026年3月9日). 2026年5月7日閲覧。
  12. ↑ “【Future of Music】2026年の「日本代表」25組を発表 Rolling Stone誌グローバル連動企画”. ローリングストーンジャパン. CEミュージッククリエイティブ (2026年3月24日). 2026年9月16日閲覧。
  13. ↑ “【ビルボード】“ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20”、東京真中が「ブレインロット」で自身初の首位 【ボカコレ】参加曲が多数登場”. Billboard JAPAN (2026年2月25日). 2026年5月7日閲覧。
  14. ↑ “華乃×東京真中 対談:「トキメキ詐欺」の軸となったギャルマインド、『Echoes Baa』を経たシンガーとしての学び”. Real Sound|リアルサウンド (2026年4月20日). 2026年5月7日閲覧。
  15. 1 2 3 “東京真中、新曲「フォーモ」MV公開 総勢30名超が参加した映像に”. DIGLE MAGAZINE. CotoLab. (2026年8月26日). 2026年9月17日閲覧。
  16. ↑ “【ビルボード】“ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20”、東京真中「フォーモ」首位デビュー 【ボカコレ】参加曲が多数登場”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2026年8月26日). 2026年9月1日閲覧。
  17. ↑ 風間 2026, pp. 160–161.
  18. ↑ “重音テトのコンピアルバム全収録内容発表、DJイベントに吉田夜世も出演決定”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2026年1月23日). 2026年9月16日閲覧。
  19. ↑ “はしメロ、アニメ『バーテックスフォース』EDテーマを担当”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2026年9月13日). 2026年10月21日閲覧。

参考文献

外部リンク