| 桜Trick | |
|---|---|
| ジャンル | 4コマ漫画、学園、百合、日常系[1]、ラブコメ |
| 漫画 | |
| 作者 | タチ |
| 出版社 | 芳文社 |
| 掲載誌 | まんがタイムきららミラク |
| レーベル | まんがタイムKRコミックス |
| 発表号 | 2011年Vol.1 - 2017年10月号 |
| 巻数 | 全8巻 |
| 話数 | 全72話 |
| アニメ | |
| 原作 | タチ |
| 監督 | 石倉賢一 |
| シリーズ構成 | 石倉賢一 |
| キャラクターデザイン | 坂井久太 |
| 音楽 | 中西亮輔 |
| アニメーション制作 | スタジオディーン |
| 製作 | TBSテレビ、桜Trick製作委員会 |
| 放送局 | TBSテレビほか |
| 放送期間 | 2014年1月10日 - 3月28日 |
| 話数 | 全12話 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | 漫画・アニメ |
| ポータル | 漫画・アニメ |
『桜Trick』(さくらトリック)は、タチによる日本の4コマ漫画作品。芳文社の『まんがタイムきららミラク』Vol.1[2] から2017年10月号まで連載された。
2013年8月号において、テレビアニメ化が発表され[3]、2014年1月から3月まで放送された。
ほぼ全ての話において、最低1回以上のキスシーンが描かれているのが特徴。作者が描いた「女の子同士がキスをする同人作品」を見たきららの編集者から声をかけられ「そういう要素のある作品を」と言われて描いたのがこの作品とのこと。ただし「毎話キスを」とまでは言われていなかったという[4]。
主人公・高山春香と園田優は、美里西高等学校第62期生として入学する。しかしそこは3年後に東高等学校と合併し廃校となることが決まっていた。そしてクラスメイトの野田コトネ・南しずく・池野楓・飯塚ゆずと友達になる。
優が大好きな春香は、優が他の生徒とさっそく仲良くしている様子を見て嫉妬してしまう。春香は自分だけが優の「特別」な友達でありたいと願っていた。それに対して優が「他の子たちとは絶対にしないことをしよう」と提案する。それに対して春香が答えた他の友達とはしない「特別」なこととは「キス」だった…。
そんな中、2人はしずくとコトネがキスをしているのを見かける。そんな4人を不審に思う楓だったが、ゆずは4人を普通の友達だとみなし、楓から呆れられる。
その後優の姉で美里西高校生徒会長の園田美月は春香と優の関係に疑問を抱く。偶然2人のキスを目撃してしまった美月は2人をたしなめるが、自分の本当の気持ちに気づき、自身の卒業式で春香に告白する。
年度が変わり、春香たち6人は2年生になる。生徒会長には春香たちとともに美月らの送別会を開いた乙川澄が就任したが、先行きへの不安から、春香に時々「お姉ちゃん」になってもらうように頼む。一方、前年度の生徒会副会長で現在美月と同じ大学に通っている坂井理奈が優の家を訪ね、優に美月との関係について相談する。
その後夏休みになり、理奈が帰ってくるが、理奈は春香と美月の関係に疑いを抱く。しかし理奈は、美月が春香の誕生日である8月25日を美月と理奈の友達記念日であると認識していたことを知り、疑っていた自分を後悔する。一方、優は春香の様子が変であることを察し、春香が何か隠し事をしているのではないかと疑う。
冬になり、澄は学校での思い出を作るためイベントを開く。そして3学期になり、澄らの卒業が近づき、春香たちは3年生を送るイベントを開く。澄は春香の卒業後、自分と同居することを提案するが春香はその提案を断り、代わりに自分のリボンを澄に渡すのだった。
そして3年生になった6人。春香は、生徒会書記の神坂るなからとある相談を受ける。るなは、春香と優がキスをしているところを目撃しており、自分も同じく生徒会会計の滑川玲に対して密かに想いを抱いていることから、春香に「キスの先輩」として相談を持ち掛けたのだ。話の流れの中で、るなは春香と優は「キス友」のようなものだと語る。そのことを優にも話す春香だったが、優はどこか浮かない表情をする。そんな中、コトネが突然優の家に押しかけてくる。曰く「優の家にしばらく居候させてほしい」とのことで、優は(家族次第ではあるものの)それを快諾。一時的に優と共に暮らすこととなった。そしてコトネは優に自分には森島空という婚約者がいることを告げる。
時は流れ、修学旅行の時期。東京に到着した面々が出会ったのは、コトネと瓜二つの姉である野田鳴子であった。しずくは、姉の鳴子に対し「コトネを自分に欲しい」と要求する。しずくは、コトネが空の下に行くことを恐れており、その思いを姉妹に告白した。その思いはコトネも同じ。鳴子は「今のままでは現状維持なのでダメ、今の状態からさらに前に進むこと」をアドバイスとして伝えた。
季節は進み夏。高校生活最後の夏休みも残りわずかとなり、優が春香の家に遊びに来ることに。そんな中、またしてもコトネが(今度はしずくも連れて)春香の家にやってきて、また優の家に泊めてもらえないかと頼み込む。コトネは、春香たちとの話の中から、空がゆずにも手を回したり6人の後をつけてきていたことに気付き、しずくと共に駆け落ちすることを決意。春香はコトネとしずくと離れ離れになることを防ぐべく、ある人物に相談する。その人物とは、高校を卒業後都会の大学に進学し、かつ空と関係を持たない澄であった。
澄の計らいもあり、コトネと空の婚約問題も無事解決。そして卒業が近づく。以前の会話の内容から優が調理師専門学校への進学を決めていたことを知った春香は、自分の希望進路(大学進学)を変えてまで優と共にいようとする。そんな春香の行動に違和感を覚えた優は、春香に対し「安心できるところに留まりたい、変化が怖いだけ」「自分たちの関係がただの『キス友』で終わりたくない」「友達ではなく、恋人になりたい」ことを伝える。優の本当の気持ちを聞き、動揺する春香。そこに澄がやってきて、相談に乗ってもらうことに。話の中で、澄は優が春香のことを好きなのは「自分のために頑張ってくれる、変わっていく春香の姿」が好きだからと伝えた。「優が自分のことを変えてくれた」と思い込んでいた春香は自らの過ちに気付き、今度こそ逃げないことを決意。翌朝優を呼び出し、前夜断られたキスを交わす。こうして2人は晴れて恋人同士となった。
卒業式(兼廃校式)の季節がやってくる。式典をこっそり抜け出し、自分たちがこれまでキスをしてきた場所を巡る春香と優。最後にたどり着いたのは、2人が初めてキスをしたあの空き教室。あの日、この場所から始まった「他の子たちとは絶対にしないこと」...。最後に2人は「友達同士のキス」ではなく「恋人同士のキス」を交わすのだった。
以下、プロフィールはアニメ公式ガイドブック[5]に記載された情報に基づく。
| 巻数 | タイトル | 初版発行日付(発売日[9]) | ISBN |
|---|---|---|---|
| 1 | 桜Trick 1 | 2012年9月11日(8月27日) | 978-4-8322-4187-9 |
| 2 | 桜Trick 2 | 2013年3月14日(2月27日) | 978-4-8322-4268-5 |
| 3 | 桜Trick 3 | 2013年11月10日(10月26日) | 978-4-8322-4360-6 |
| 4 | 桜Trick 4 | 2014年3月14日(2月27日) | 978-4-8322-4410-8 |
| 5 | 桜Trick 5 | 2015年1月9日(2014年12月25日) | 978-4-8322-4507-5 |
| 6 | 桜Trick 6 | 2015年11月11日(10月27日) | 978-4-8322-4627-0 |
| 7 | 桜Trick 7 | 2016年11月11日(10月27日) | 978-4-8322-4756-7 |
| 8 | 桜Trick 8 | 2017年10月12日(9月27日) | 978-4-8322-4873-1 |
2014年1月から3月にかけてTBSほかにて放送された。全12話。原作の第1巻から第3巻までの内容がベースとなっている。
「まんがタイムきららミラク」連載作品のアニメ化は本作が初となる。
本作では話数カウントが「Trick〇」と表記される。基本的に、A・Bパートそれぞれ1本ずつの計2本のエピソードが1話としてまとめられている[注 3]。
| 原作 | タチ |
|---|---|
| 監督・シリーズ構成 | 石倉賢一 |
| キャラクターデザイン | 坂井久太 |
| プロップデザイン | 小坂知 |
| 美術監督 | 田山修 |
| 色彩設計 | わたなべひろし |
| 撮影監督 | 浜尾繁光 |
| 編集 | 松原理恵 |
| 音響監督 | 飯田里樹 |
| 音楽 | 中西亮輔 |
| 音楽プロデューサー | 髙取昌史 |
| 音楽制作 | ポニーキャニオン |
| プロデューサー |
|
| アニメーション制作 | スタジオディーン |
| 製作協力 |
|
| 製作 |
|
本作の企画は、キャラクターデザイナーの坂井久太が本作を強く推薦したことから始まった[13]。監督の石倉賢一は、スタジオディーンのプロデューサーである浦崎宣光からオファーを受けて参加した[13]。石倉が監督に選ばれたのは、監督選びの最中に「ちょっとエッチなところもある作品だし石倉さんがいいのでは」との推薦があったからだという[13]。石倉は原作を読んで「日常系からさらに一歩踏み込み、実際のキスシーンを描く新しさ」に魅力を感じたと語っている[13]。
監督の石倉は、シリーズ構成も兼任している[14]。構成を担当する理由について、石倉は「結局、監督が最も原作を深く読み込むことになるため、他の脚本家に解釈を任せるよりも、自分で物語を最初から組み立てた方が効率的だ」と語った[14]。
石倉は脚本の発注にあたって、テンポを重視し、話を詰め込むよう指示を出した[14]。この指示は、シナリオが短いために尺が伸び、映像が間延びしてしまうのを防ぐためのものであった[14]。
本作の演出について、石倉は特にキスシーンの表現に難しさを感じたと振り返っている[14]。演技指導ではキャラクターの呼吸や息づかいに重点を置き、「チュッ」という単純な音ではなく、リアルな演技を追求した[13]。また映像面では、話数ごとに描写方法を工夫し変化をつけるなど、細部にまでこだわった[14]。石倉は本作のキスシーンを「この部分をナシにしてはこの作品をアニメにする意味がないほど重要な要素」と位置づけ、たとえ似たアングルであってもカットを使い回さず、すべて新規に描き起こしたという[14]。
本作の演出には、レイアウトや背景美術、色彩設計、キャラクターの記号化などにシャフト作品との共通点が見られる[14]が、この点について石倉は「特に意識していないが、シャフトでの経験[注 4]で身についた癖が自然と出てしまった」と述べている[14]。4コマ漫画のテンポを保ちながら原作を忠実に映像化しようとした結果、シャフト作品に似た演出になったという[14]。カット割りでは、テンポ感とコミカルさが重視されている[14]。キャラクターの記号化は、動作の説明が続くことで間延びするのを防ぎ、テンポを向上させるための工夫として採用されている[14]。
原作者のタチが太腿フェチであることを踏まえて、本作ではフェティッシュな描写をより強調して描いている[14]。その一例として石倉は「胸の揺れ方」を挙げている[14]。動作に伴った自然な揺れを徹底しており、誇張やギャグ的な要素は排除しているという。音響面でも、揺れに合わせたコミカルな効果音は使わず、衣擦れの音のみが使用されている[14]。
キャスティングにおいては、声優の総合的な演技力に加え、キャラクター間の組み合わせや雰囲気が重視された[13]。石倉はオーディションでキスシーンの息づかいを含む演技テストを実施し、リアルで感情豊かな演技を求めた[13]。演技指導では、キャラクターの呼吸や動作を細かく意識させることで、リアルな演技を引き出すことが目指された[13]。また、感情描写においても刺々しさを排除し、キャラクター同士の優しさや繊細さを表現することに力を入れた[13]。
| 話数 | サブタイトル[注 6] | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Trick1 | 桜色のはじまり | 武田浩介 | 石倉賢一 | 村田尚樹 |
| 坂井久太 | 2014年 1月10日 |
| やきそばとベランダと女の子 | |||||||
| Trick2 | もうひとつの桜色 | 山田花名 | 田所修 | 森義博 |
|
| 1月17日 |
| 放課後はハリーちゃんと♡ | |||||||
| Trick3 | 会長はお姉ちゃん | 谷村大四郎 | 南康宏 | 久保太郎 |
| 1月24日 | |
| プール掃除でお約束 | |||||||
| Trick4 | すっぱい大作戦? | 山田花名 | 阿部達也 | 木村延景 |
| 1月31日 | |
| もしかして肝試し!? | |||||||
| Trick5 | お姉ちゃんとお茶しよう! | 武田浩介 | 伊藤真朱 |
| 2月7日 | ||
| 魔女とリンゴとお姉ちゃんと | |||||||
| Trick6 | 文化祭だよ☆お泊まりです♡ | 谷村大四郎 | 小俣真一 | 村田尚樹 |
| 2月14日 | |
| 文化祭だよ☆本番です! | |||||||
| Trick7 | 水着でサービス☆ポロリもあるよ♡ | 武田浩介 | 名村英敏 | 南康宏 |
| 2月21日 | |
| 優ちゃんとお買い物♡ | |||||||
| Trick8 | 桜色のウエディング | しみやすくろね | 中野英明 |
| 2月28日 | ||
| 桜色なクリスマス | |||||||
| Trick9 | 年末デビューのS・B・J・K | 谷村大四郎 | 宮尾佳和 |
|
| 3月7日 | |
| 続・すっぱい大作戦!? | |||||||
| ゆずちゃん風になる! | |||||||
| Trick10 | 雪の日と思い出と衝撃 | 山田花名 |
| 小野田雄亮 |
| 3月14日 | |
| 体育倉庫でお約束 | |||||||
| 笑って♡理奈ちゃん | |||||||
| Trick11 | 会長はスミスミなのじゃ! | 武田浩介 | 木村延景 |
| 3月21日 | ||
| 桜色の真実 | |||||||
| Trick12 | プリンと美月の決意 | 谷村大四郎 | 小俣真一 |
|
| 3月28日 | |
| 桜Trick | |||||||
| 放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 関東広域圏 | TBSテレビ | 2014年1月10日 - 3月28日 | 金曜 1:58 - 2:28(木曜深夜) | TBS系列 | 製作局 |
| 近畿広域圏 | 毎日放送 | 2014年1月14日 - 4月1日 | 火曜 3:25 - 3:55(月曜深夜) | ||
| 中京広域圏 | 中部日本放送[注 7] | 2014年1月17日 - 4月4日 | 金曜 3:13 - 3:43(木曜深夜) | ||
| 日本全域 | TBSチャンネル1 | 2014年1月18日 - 4月5日 | 土曜 22:30 - 23:00 | CS放送 | |
| BS-TBS | 2014年1月19日 - 4月6日 | 日曜 1:30 - 2:00 | BS放送 | ||
| ニコニコ生放送 | 2014年1月21日 - 4月8日 | 火曜 23:30 - 24:00 | ネット配信 | ||
| ニコニコチャンネル | 2014年1月22日 - 4月9日 | 水曜 0:00 更新 | |||
| バンダイチャンネル | 水曜 12:00 更新 |
| 巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | |
|---|---|---|---|---|
| BD | DVD | |||
| 1 | 2014年3月19日 | 第1話 - 第2話 | PCXE-50361 | PCBE-54491 |
| 2 | 2014年4月16日 | 第3話 - 第4話 | PCXE-50362 | PCBE-54492 |
| 3 | 2014年5月21日 | 第5話 - 第6話 | PCXE-50363 | PCBE-54493 |
| 4 | 2014年6月18日 | 第7話 - 第8話 | PCXE-50364 | PCBE-54494 |
| 5 | 2014年7月16日 | 第9話 - 第10話 | PCXE-50365 | PCBE-54495 |
| 6 | 2014年8月20日 | 第11話 - 第12話 | PCXE-50366 | PCBE-54496 |
| BOX[注 8] | 2016年3月16日 | 第1話 - 第12話 | PCXE-50585 | - |
| 発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2014年1月29日 | Won(*3*)Chu KissMe!/Kiss(and)Love | PCCG-70202 |
収録曲
|
オリコン最高22位、登場回数10回 |
| 2014年2月26日 | 桜Trick SAKURA♪SONG 01 | PCCG-70203 |
収録曲
|
オリコン最高81位 |
| 桜Trick SAKURA♪SONG 02 | PCCG-70204 |
収録曲
|
オリコン最高89位 | |
| 桜Trick SAKURA♪SONG 03 | PCCG-70205 |
収録曲
|
オリコン最高92位 | |
| 2014年3月19日 | 桜Trick オリジナルサウンドトラック | PCCG-01391 |
収録曲
|
オリコン圏外 |
| 2014年4月9日 | 桜Trick SAKURA♪SONG ALBUM SAKURA*SAKU -桜*作- | PCCG-01392 |
収録曲
|
オリコン最高69位 |
| 2014年8月16日 | 桜Trick オリジナルサウンドトラック more | SCCG-00004 |
収録曲
|
オリコン圏外 |
『「コト×しず」のおはモニコ生!』のタイトルで、2013年12月23日から2014年5月7日までニコニコ生放送にて放送されていたインターネット番組。全5回。毎月1回、21:00 - 22:00配信。
出演者
| TBS 金曜1:58 - 2:28(木曜深夜) | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
桜Trick
|
僕らはみんな河合荘
※2:16 - 2:46 |
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