美丘
著者 石田衣良
発行日 2006年10月31日
発行元 角川書店
ジャンル 恋愛小説
国 日本の旗 日本
言語 日本語
形態 単行本
ページ数 291
コード ISBN 4-04-873718-X
ウィキポータル 文学
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『美丘』(みおか)は日本の男性小説家である石田衣良による小説作品、およびそれを原作としたテレビドラマ。『野性時代』2004年12月号から2006年2月号まで連載され、2006年10月に角川書店より刊行された。

難病を発症した女子大生・美丘と、彼女に恋をした太一の13か月間の恋の物語。太一の視点から描いた回想録という形式を取っている。

あらすじ

暖かな11月の月曜日。授業をすっぽかし学校の校庭で寝ていた太一たちは、突然フェンスをよじ登り今にも飛び降りようとする女性を目撃し、止めようとする。しかし彼女に死ぬ気はなく、違う世界を見たいためにフェンスを越えたのだった。

「峰岸美丘」と名乗る彼女は、自由奔放に振舞い、太一たちのグループを翻弄する。その姿に次第に太一は心を惹かれ、やがて付き合うようになる。しかし、恋人として初体験をしたその日、彼女から思いもよらぬ事実を告げられる。

主な登場人物

峰岸 美丘(みねぎし みおか)
本作のヒロイン。明知大学二年生。文学を専攻している。「思ったことは必ずやる」という鉄砲玉のような性格で、他の女から男を寝取ったり、絡んできた男を殴り倒すなど男勝りの性格。周りから何を言われても物怖じしない。
幼稚園の時に交通事故によって頭蓋骨を骨折する大怪我を負い、運ばれた病院で硬膜(ライオデュラ)の移植手術を行ったが、その際にクロイツフェルト・ヤコブ病に感染してしまう。そのことから「ありのままの自分で居続けること」「生きること」に執着し、病気に関することを極度に嫌う(ドイツ嫌い、神様の存在を信じないなど。特に手首を切ろうとした彼女の知り合いには怒りのあまりに手を上げた)。
発症後は徐々に記憶がなくなり、体が動かなくなる中で苦しみながらも自分の意思を通していく。
橋本 太一(はしもと たいち)
本作の主人公で語り部。経済学を専攻。本を読むことが好きでそのためか「話し上手」「恋愛には奥手」といったイメージを持たれている。他にはパンクロックを聴くことが趣味。
最初は麻理と付き合っていたものの、美丘に心惹かれるようになりやがて本格的に付き合う。そして美丘の病気のことを告げられた上で同棲を始め、発症後は心身ともに彼女の支えとなっていく。
美丘からは「わたしが生きていたことの証人になってほしい」と言われたほか、ある約束を交わしている。
北村 洋次(きたむら ようじ)
太一たちのグループ仲間。福島県出身。家は代々の造り酒屋。訛りが抜けない。落ち着きのある性格で仲間のまとめ役。常におっとりしているがそれ故に心配性な一面もある。
笠木 邦彦(かさぎ くにひこ)
同じく太一たちのグループ仲間。横浜出身。お調子者で女好き。グループ一のナンパ師でムードメーカー。
太一を含めた男三人は進学や就職といった学校の主流から外れた中で思い思いの学生生活を送っている。
五島 麻理(ごとう まり)
太一たちのグループ仲間。日本型の美人で才女である。感情をあまり出さない「氷の王女」。
太一と付き合っていたが、美丘に心変わりしたことにひどく傷つき、彼女を殴った。しかし仲間の前では平静を取り戻し、美丘に当たることもなく、二人が同棲を決めた時にも応援していた。ドラマでは穏やかな性格になっている。
東京生まれ、東京育ちのお嬢様で華がある。
佐々木 直美(ささき なおみ)
太一たちのグループ仲間。泣き虫でちょっとしたことで涙目になる。グループの会話内容を手帳にメモする癖があるため手帳を普段手放さない。
原作ではショートヘアだが、ドラマではショートヘアではない。

その他

テレビドラマ

美丘-君がいた日々-
ジャンル テレビドラマ
脚本 梅田みか
演出 猪股隆一
山下学美
佐久間紀佳
出演者 吉高由里子
林遣都
勝地涼
水沢エレナ
夕輝壽太
中村静香
寺脇康文(特別出演)
谷原章介
真矢みき
エンディング 福山雅治「蛍」
製作
プロデューサー 田中芳樹(チーフプロデューサー)
加藤正俊
小泉守
制作 日本テレビ
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2010年7月10日 - 9月18日
放送時間土曜日21:00 - 21:54
放送枠土曜ドラマ (日本テレビ)
放送分54分
回数10
公式サイト
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『美丘-君がいた日々-』(みおか きみがいたひび)のタイトルで、2010年7月10日から9月18日まで日本テレビ系の土曜ドラマ枠で、吉高由里子の主演で放送された。吉高は今作が連続ドラマ初主演となった。

キャスト

スタッフ

放送日程

各話放送日サブタイトル演出視聴率
第1話2010年7月10日私あとどれ位生きられますか? 命と恋…そして家族猪股隆一10.4%
第2話2010年7月17日命の期限…好きだけどさよなら8.8%
第3話2010年7月24日涙の約束…ずっとそばにいる!山下学美8.0%
第4話2010年7月31日発症…大切な記憶が消えていく佐久間紀佳9.5%
第5話2010年8月7日結婚…出産 私にはできないんだ猪股隆一10.4%
第6話2010年8月14日いらない命なんてないんだよ!山下学美8.9%
第7話2010年8月21日急変! 私が私でなくなっていく佐久間紀佳9.7%
第8話2010年9月4日体が動かない…最後の家族旅行猪股隆一10.2%
第9話2010年9月11日絶望…私の命を終わりにして!佐久間紀佳10.6%
最終話2010年9月18日最期の時 この命をありがとう猪股隆一10.5%
平均視聴率 9.7%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)

ドラマにおけるその他 

日本テレビ 土曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
怪物くん
(2010.4.17 - 2010.6.12)
美丘-君がいた日々-
(2010.7.10 - 2010.9.18)
Q10
(2010.10.16 - 2010.12.11)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ↑ “吉高由里子、イメージを気にしつつ天然系“小悪魔”炸裂”. ORICON NEWS (oricon ME). (2010年7月4日) 2020年6月28日閲覧。
  2. ↑ “吉高由里子、大島優子&林遣都の結婚を愛いっぱいに祝福"タラレバ娘"唯一の独身も「全然大丈夫だからねっ笑」”. ねとらば (深戸進路). (2021年7月30日) 2022年6月17日閲覧。
  3. ↑ “福山雅治、吉高由里子ドラマ『正義のセ』で主題歌 8年ぶりタッグ”. ORICON NEWS (oricon ME). (2018年3月16日) 2018年3月21日閲覧。
  4. ↑ “吉高由里子、「命懸けで身を削りながら教えてくれた」日本テレビ加藤正俊プロデューサー悼む”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ). (2022年8月4日) 2022年8月4日閲覧。

外部リンク


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