| 競走馬系統 |
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| 父系 |
| ファミリーナンバー |
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01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44-51 (52-74・101-104) A1-37 (A38-39・a40-79) B1-26 C1-35 (c36-72) Ar1-2 P1-2 Ur1 (サラ系) |
サラブレッドの血統、特にファミリーナンバーの概念においてヴィントナー・メア('Vintner Mare、1670年代?)の牝系(母系)子孫のことを9号族(Family 9)という。19世紀中ごろまでは4%程度の勢力しかもっていなかったが、19世紀後半以降勢力を増し続けており、1920年頃に4号族を逆転。現在1号族に次ぐ10%強の勢力を持つ[1]。
アイルランドのエメライン・ヒルらは、ベイボルトン・メアの子孫(9-b, 9-c)とメイドオブマッサムの子孫(9-e, 9-h, 9-f, 9-g)との間でmtDNAが一致しないことを報告している[2][3]。前者はレディージョセフィン(ナスルーラ等)を出しており、9号族の主要な系統の1つを形成しているが、実は12号族と同じハプロタイプ、D1系統であるという。一方、メイドオブマッサムの子孫はA1である。A系統はアラブ種などに多く見られ、イギリス在来馬にはあまり見られないハプロタイプである[4]。
代表馬はそれぞれ
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18世紀の牝馬クラブメア(Crab Mare)を祖とする分枝で、この牝系からイギリスダービー馬が4頭、ケンタッキーダービー馬を1頭出している。日本での代表的な末裔に、東京優駿などに優勝したタニノギムレットがいる。
特にクラブメアから20代先に出たムムタズマハルの牝系が有名で、マームード・ナスルーラ・ロイヤルチャージャーといった名種牡馬もここを出身としている。ただし、この牝系には血統の一部に不明瞭な部分が存在する。
またムムタズマハルの牝系以外にも、アメリカ合衆国に輸入された牝馬の末裔にはリアルディライト・アリダーの2頭のアメリカ殿堂馬などが出ている。
この9-c分枝にはヤングサーピーターメア(Young Sir Peter Mare)およびその子孫も含まれるが、ジェネラルスタッドブックによると、その血統が捏造されていた疑いがあるとされる。同書において、ヤングサーピーターメアの血統については以下のように記されている。(以下、ジェネラルスタッドブック第1巻354ページより一部引用)
"YOUNG SIR PETER MARE (son of Doge) MARE, Her dam by Engineer - Wilson's Arabian - Hutton's Spot - Mogul - Crab - B Bolton - Curwen Barb - Spot - White-legged Lowther Barb - Vintner Mare
1797 ch c Quilter, by Standard Mr. Baker 1798 b c by Overton (cut) Sir F Boynton 1799 ch c Garnerin, or Garnera, by Restless Mr. Byndloss 1800 b f Spitfire, by Beningbrough Mr. Flint
(引用ここまで)
これはヤングサーピーターメアが、ヴィントナーメア(9号族の祖)から11代目、クラブメア(9-c分枝の祖)から5代目にあたる馬であり、4頭の産駒を出したことを証明した記述である。同書ではこの記述に添えて、ヤングサーピーターメア産駒の馬主でもあったベイカーとバトラーという人物らによって血統が捏造されたと付記した。それによれば、ベイカーおよび生産者のパーシバルという人物は同馬の産駒を半血馬として申告し、半血馬用の競走で勝ち星を挙げたとある。
このヤングサーピーターメアの産駒とされる牝馬・スピットファイアの牝系からは優れた競走馬が多く出ており、ブルース・ロウとカジミエシュ・ボビンスキーらが考案したファミリーナンバーの概念に合致することが望まれ、現在ではヤングサーピーターメアは「9-c分枝のもうひとつの祖」として扱われている。また、ヤングサーピーターメアの父も後にサーピーターペレット(Sir Peter Pellet)が正しいとされ、さらにそのサーピーターペレットも後にミルフィールド(Milfield)と呼ぶことが適切と考えられるようになったことから、この牝系分枝の祖の名前はミルフィールドメア(Milfield Mare)が正しいと考えられる。
この牝系からはムムタズマハルが出ており、そこから先もまた大牝系が形成されている。
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